第11話(24) 沈黙の記憶 The Cut-Out Man
監督/Wayne Rose 脚本/Keoni Waxman、Richard Beattie
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サラは、本部にしている船(Pacific Fellowfin)で、作戦で
外に出ている仲間たちからの応答が来るまで、SIU時代に襲撃
された時のことを思い出していた。サラの元にケインからの
連絡が入る。サラは心配していたとすると、今そちらに向かって
いると語る。ジョニーはリンチを追っていて、彼は仲間に合流
したようだという。シムズからは負傷したので一度本部に戻る
いう。エディのことをノックアウトしたと語る。
そんな中、サラの居る船に侵入者の存在が有った。
2人の人物がいて、サラはなんとか男性をKOさせるが、2人目の
女性の刺客が襲ってくる。なんとか攻撃を凌ぎつつ反撃して
いると、ケインが戻ってくる。彼は一度はKOした男に対して
攻撃を加えて、サラも女性の刺客を倒す。ケインは一緒にアナ
を連れて来るとサラに彼女を紹介する。彼女はロシア連邦保安庁
αチームに所属しているアナだという。手伝ってもらおうとして
いること。扱いづらい核兵器を扱うことになるので、彼女の様な
対テロ特殊部隊は必要であり、互いに必要な存在であることを語る。
ケインはジョニーとシムズはどうしているか?とサラに問うと、
ジョニーはカステロと共にリンチを追い、リンチは仲間と合流
したようだと語る。計画の修正が必要だなというケイン。
しかし何故船が襲われたのかというアナ。恐らくケインが生きて
いるとは思わず、私の事も始末しようとして来たのだろうと語る。
サラはアナがデッド・ドロップでスタンガンで負傷させられた傷の
手当てをすると語る。
そんな中シムズも戻ってくるが、戻って早々に倒れる。
肩口に傷を受けているが、アナは彼の傷口に触れると、ただの
刺し傷だという。サラは手当をするとして、強烈な消毒を振り掛
ける。泣いても良いのよと語るが、シムズはアフガンにいた
時にはこんなのは傷に入らなかったと語る。
リンチは爆弾を持って逃げたのだと語るシムズ。
ジョニーが現在リンチを追っていること。そんな中、一緒に追って
いると思っていたカステロも船に戻ってくる。
カステロはアナの姿を見て、見た顔だとし、工作員なのかと問う。
フリーで活動するならば連絡してくれというカステロ。
カステロはもっと銃器が必要だとすると、ケインは必要なだけ
持っていくよう告げ、準備が整うまでジョニーと共にリンチ
の監視を頼むという。
シムズに対して何が有ったのかと尋ねると、ジョニーはリンチを
追いオレはエディを追ったこと。エディを屋上で倒した後に、
回り道をして室内を調べるとそこでシリアル番号のプレートを
見つけたという。リンチは爆弾を持っているが、中身を調べた
結果、この番号が外れている事を知る。
シムズはその後外で待ち受けていた黒人の傭兵と対決した際に、
ナイフで刺されて危うく命を落としそうになったが、なんとか
倒したという。この番号が手元にある限り、リンチは爆弾を
使えない可能性が高いのではないかとしてアナに手渡すと、それが
何なのか分かるかと問う。面版だというと、誰かがそれを外す
為に銃で爆弾を撃ったのだろうという。
襲って来たのはプライスの組織だというカステロ。しかしどうやった
に2つの兵器を国内へ持ち込むことなんて出来るのか。
ケインはゴーストが兵器を買おうとしてハッサンを介したこと。
彼はタジキスタンとの繋がりがあるからで、手はずを整えて誰にも
知られず核をアメリカに運ぶ方法を知っていたのだという。
そして連絡係に接触していたこと。ダルコ・カルジックや、ラッキー
トニー、Mr.GやViking Moon号だとし、その手助けがあって持ち込んだ
のだという。一度そのルートで運べるかを試し、Viking Moon号で
ハッサンに核を送らせたのだという。フィンチはその流れを掴み、
Viking Moon号からはもう一隻の小型ボートが出ていることを
口にしていたのだという。後はゴーストは支払いをするだけだという。
サリーム・アブードが登場し、ダイヤでゴーストの核の支払いを
したこと。サリームは飛行場に行く前に闇銀行に立ち寄っていた形跡
が有ったこと。サリームがハッサンに核の代金をダイヤで払い、
ゴーストは簡単に爆弾を手に入れたという。サラが見かけたのは
二度目の支払いの時だろうと。駐車場でサラを撃ったのはリンチだ
という。同時にマーカスを買収していたとし、ゴーストはリンチ
もダイヤで買収していたのだという。
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ケインたちはエディとリンチが接触して、2発目の核爆弾の回収
を試みる。シムズがエディとの戦いで何とか倒すが、その後
黒人の傭兵との戦いによって肩口をナイフで刺されて傷ついて
いた。ジョニーがリンチの同行を追って調べる中、本部にいた
サラは何者かが送って来た二人の傭兵によって襲われかける。
サラはなんとかして攻撃を交わしている中で、ケインが戻り事なきを
得る。ケインが一緒に連れてきたのはロシアの工作員だった為に
チームは違和感を覚えるが、彼女はロシア連邦保安庁のαチーム
のアナであり、ケインにとって時に敵になり、時に味方になる
という。全員が傷つきながらも本部に戻る中、取りあえず核兵器
やゴーストの存在を含めて、これまでの流れを整理していくことに
なる。
なんだか総集編みたいな流れで、最終話かその直前感的雰囲気が
流れていた。回想シーンが多く、これまで何の為に敵が次々と
代わる代わるやってきては、ケインらチームのことを襲って来た
のか。視聴者が混乱しているであろう事情を含めて、取りあえず
シナリオを整理させる為にも、こういう構成として描かれたのかも
知れない。
似たようなことを重複して語っているので、そんな
細かいことの説明よりも、もう少しまとめて簡潔に描いて欲しかった。
色々と説明はしているけど、その証言を裏づける証拠は正直乏しい
ものがあり、それが一番妥当じゃないかという元で会話が進んで
いる印象も有る。
ただそれぞれ襲った来たものたちがどういう役割を持っていたのか、
どういう所に登場して、シナリオに関わってきていたのかについて
の説明が有ったので、取りあえず詳しく見ている人には、良い形
で物語が繋がったのかな。
核爆弾が色んなところでぞんざいに扱われすぎているのでかなり
違和感が有るのだけど、それだけぞんざいに扱えるのもモルニア
とかいうセーフティなシステムのお陰なのか。
核爆弾の装置に銃弾を当てたのはジョニーみたいなことを言って
いたけど、相当ヤバいことしているのに、みんなケロっとしている
んだよね。腐っても核爆弾であり、プルトニウムですよってことで。
正直細かいことはどうでも良い気になっているのであんまり
興味はなかったのだけど、サラを狙撃した人物が誰なのかとメイソン
を射殺した人物、そしてSIUを襲った意味ということだけは知って
置きたい情報だったので、その辺が描かれたのは良かったのかも。
大体一通り、チーム内でも大怪我を負う人たちが出たね。
サラにしても今回のシムズにしてもアナにしても、傷つく姿。
主人公のケインだけは一度過去にSIUが襲われた際に防弾チョッキの
上から撃たれたくらいだったけどね。
シムズとジョニーは互いに無事を確かめ合いホッとしている姿が
有ってなんとなくほのぼの。彼らが裏切っていなければ良いなとか
思っているけど・・・
結局マーカスとかリンチはゴーストによって買収されていたこと。
カステロが語っていたけど、CIAの組織体系に問題が有り、トップ
は複数人いて、縦割りでそれぞれのチームが独立する形で動いて
しまっているので、監視する機構が存在しないのが問題なのかも
知れないね。
マーカスは情報や指示をする振りして、ケインたちを誘導していた。
目的は核爆弾をアメリカに持ち込む流れに関して、その痕跡の中に
CIAが関与していることを消させようとして関係者を殺させていた
であろうことが浮かんでくる。
リンチがエディに起爆装置のコードを渡したことが最後のパズルの
ピース。最初のピースは、SIUへの襲撃だったこと。SIUを襲えば
ケインがゴーストを追うハズで、それを見越していたことが挙げら
れる。
デッドドロップに核爆弾を置いてきたことでアナがちょっぴり
疑われるシーンが有ったり、色々とチームの中でも怪しい人物は
いるよな感じはしてくる。カステロだって繰り返し傭兵を送ってきて
いるのはプライスの組織だとしていたけど、どういう人物なのか
いまいちピンと来ていない。
ケインはマーカスのことを心の底から悪人ではないとしていて、
アイツがマダムを殺した時には、何かに必死に勝とうとしていた
ことが語られていた。
関係者が全員死ねば彼のようなヤツは次のレベルを目指して
いくようなことを語るけど、取りあえず、ゴーストとかアイドランが
何なのかを知りたいね。残すところその辺のことだけだな。
イライジャ・ケイン (Steven Seagal) 隊長
サラ・モントゴメリー (Sarah Lind) 東部から来た刑事、シアトル警察
ジョニー・ガルシア (Jesse Hutch) 捜査官
シムズ (Lochlyn Munro) 捜査官
マーカス・ミッチェル (Adrian Holmes) CIA工作員
ジェシカ・フィンチ (Tanaya Beatty) ハッカー
カステロ (Ty Olsson) ケインの仲間
エディ・ゴーゴル (Zak Santiago) 情報屋
アナ・ゼメンコ (Emilie Ullerup) ロシア人・工作員
リチャード・リンチ (Rick Ravanello) SADM