第1話(14) 沈黙の嵐 Vengeance Is Mine
監督/Keoni Waxman 脚本/Keoni Waxman
——————————————————–
ワシントン州シアトル。
発砲事件の通報が有り、容疑者は白人男性一名、警察官殺し
に関与している人物だろうという。相手は武装したヤツラ5人
でそのウチの一人ステファン・セドナオルは凄腕だという。
彼の組織はケインが殆ど殺したというが・・・
二人の巡回警官は通報の有った現場でフェンスに登る不審者
を見つける。手配のヤツなのかとすると、二人の警官は追いかけ
ようとする。しかしその二人は迎え撃ちとばかりに射殺されて
しまう。犯人はケインによって殺されたと思われていたステファン
だった。ステファンはケインから傷を負って相当重傷だった。
しかし復讐することを誓う。
ステファンは内通者に電話すると厄介なことになったとして
脱出ルートを用意して欲しいと語る。今夜中に出ないとヤバイ
ことになるとし、ケインはここを見つけるだろうとのこと。
すると誰かを迎えに行かせるという。ステファンは俺は全てを
知っているということを忘れるなと告げると、相手からはもう
一度ケインをおびき出してくれないかと問う。金は出すという
と俺は大金じゃないと動かないというステファン。報酬は
払うというが・・・
ジェリエットとラドナーの葬儀が行われる。
ジュリエットのバッジ番号1417。ラドナーのバッジ番号325。
9月21日殉職。牧師が言葉をかけると、弔銃隊が発砲する。
二人の遺体は土の中へと埋葬される。
メイソン、サラ、ケインはそんな二人の姿を見送っていた。
3人は他の弔問客が居なくなってもその場に留まっていた。
「敵が飢えていたら食べさせ、乾いていたら飲ませよ」
ケインは俺は俺のやり方で敵を撃つ事を語る。
ケインの元に突然2人組の男が現れると、ボスが待っていると
いう。銃を突きつけてくるがあっさりと二人を退治するケイン。
中にはCIA工作員のマーカスが居た為に何をしているのかとケイン。
マーカスは二人に俺の大切な友人だから敬意を払えと言ったのだと
いう。ケインは一体どういうつもりかとして、お互い尊重し逢う
のがルールだとし、無礼なことをしたら次は容赦なく殺すと語る。
マーカスは本来自分の本業は国内担当ではないし、ボディガード
なんて必要が無いが組織が五月蠅いこと。2人の件では残念だと
すると、マーカスは二人の敵を取りたいならば手伝うという。
郡保安局。
現場の証拠は全て東分署に送られたとしてグレイブスは語る。
担当はミラー刑事だという。ケインはなんでミラーなのかと
すると、グレイブスは二人でマイルズ・トゥールの事件に当たった
話は聞いているとすると、ケインはアイツのせいで誤認逮捕する
ところだったのだという。彼のチームはお前の未解決事件を
洗い直すことから始めたとし、ちゃんと捜査していることを語る。
ケインはこれ以上ボスや仲間を失いたくないとし、新メンバーを
集めるので資料を取り戻して欲しいという。襲った相手に関して
何も掴んでいない状況だとすると、ケインは彼らがニコライと
関係が有るのは間違いないと語る。
ニコライのことを徹底的に調べたらここ三ヶ月は独房に入って
いて、接触したのは弁護士のイーライ・コーエンだけだという。
ニコラスは怪しいがその状況ではあり得ないのではないかという
グレイブスに対して、独房に入っていてもしゃべり放題なのだという。
リーダーのステファンは生きているとし、彼はロシアとシリア人
のハーフで、ケインは以前にヤツを殺すという任務に就いていたが
逃げられた事を語る。グレイブスは彼は重傷を負っているハズで
州内の病院を調べたがいない事を告げ、死んでいるのではないか
という。ケインは私ならば彼をおびき出すことは出来るとするが
お前のチームは計画的に狙われたこと。標的となっているチーム
を捜査に加えられないという。今回は諦めろとグレイブスは語る。
——————————————————–
SIU本部は金で雇われた傭兵によって襲撃され、ラドナーと
ジュリエットは帰らぬ人となる。メイソンも失意を覚え、子供
が生まれたのを機にSIUを辞職してしまう。ケインはそんなメイ
ソンを止めることなく、生き延びたサラと共に一連の事件の真相
を掴もうとして捜査を開始するが、グレイブスによると東分署
のミラー班とFBIがこの一件を調査することになったとして、ケイン
は捜査からハズされてしまう。ケインのかつての仲間である
マーカスからCIA職員として、一部この流れを監視・把握していた
ことを聞き、仲間を失ったことへの弔意を示す中、出来る限り協力
するとしてケインに語る。マーカスらCIAが資金と物資の協力を
することを約束した為に、ケインは刑事の仕事を辞めて独自で
この一件を捜査していく。
日本ではシーズン2というくくりにはならなかったけど、本国では
シーズン2としての出発のようだ。
ジュリエット、ラドナー、メイソンが退出。
シーズン1から残ったのはサラとケインだけで、新たに
シムズ、ガルシア、フィンチ、マーカスと言った面々がチーム
に加わり捜査することになった。
ただ今回の1話を見た限りでは、新たなメンバーとしてはフィンチ
だけしか登場してこなかった。明日の放送では全員が揃うのだろう
か。
取りあえずケインは警察組織からは抜けて悪者退治をするということで、
ケインが暗殺集団のようになってしまうのか。
かつてケインは政府雇いで暗殺集団として世界中をまわっていたと
いうことを口にしていた事が有るけど、それをアメリカ国内で
活動するということで、警察との関連とかどうなるか気になる。
逆に狙われる立場になってもおかしくないと思うけど、その辺は
CIAがカバーしてくれるのだろうか?
ケインたちを襲った人物が何者なのか。
ニコラス・プーチン(ロシアの麻薬組織)とイーライ・コーエン(弁護士)、そしてステファン・
セドナオル(傭兵チーム)などの名前が出てきたけ
れど、どの人物も黒幕としては弱そうだ。そもそも警察組織に関して
誰が内部で情報を流しているのかも分からない。
ステファンがまだ生きているとかあり得ない度が高いものが有ったし、
シーズン1のラストで見た手榴弾は不発したのかってくらいにショボイ
爆発力でまるでダメージなし。
マイルズの動きがかなり怪しいけど、取りあえずシーズン1のラスト
で盗聴していたのはCIAの監視員だったということで間違いなく、
CIAの中でも何かその流れに一枚噛んでいそうな気もする。
ニコライが切り捨てられる形で殺されてしまった。
タバコのニコチン中毒だということで、殺される事は明らか。
「志村後ろ!!」というレベルで「タバコは毒だぞ!!」って感じの流れが
有り、ベタ過ぎるという感じがした。ニコチン濃度が高くヒ素の
3倍の毒性のあるニコチンで心肺停止を起こした様で、ケインに
よるとソビエト時代の手口だということで、やはりロシア系マフィア
の組織が絡んでいるのかな。
ステファン自体はケインがワシントン州のレントンのLINDA VISTA
モーテルで殺害した。彼が持っていた衛星電話から今後は黒幕を
調べていくことになる様子。
「ヤツはプロなので必ず罠を仕掛けている」としていたけど、大した罠
もなく、出入り口に手榴弾のトラップが有っただけ。これだけの
仕掛けで逃げられるとでも思ったのか。
ボスはニコライだとしていたけど、ステファンは情報を知らない
感じ。
キングカウンティに行くケインはキング郡刑務所のニコライと直接
逢うが、コーエン弁護士によって殺害された。その直前のやりとり
の中でカラジックのことを口にしていたので、新たにまた上層部
らしき人物の名が浮上したけど、結局警察内部のことを洩らして
いるのが誰かにはまるで触れていない。
そういえばトーマスがまた関わってきた。
その人は一体何なのだろうか。
純粋にジュリエットやラドナーの死に対して悼み感じて居るのかな。
ケインが殺したのではないかとしてサラは一瞬疑っている姿が
有ったけど、取りあえずはトーマスを逃がす為に仕組んだことの
ようだった。
イライジャ・ケイン (Steven Seagal) SIU(特別捜査隊)の隊長
サラ・モントゴメリー (Sarah Lind) 東部から来た刑事、シアトル警察
ジョニー・ガルシア (Jesse Hutch) 捜査官
シムズ (Lochlyn Munro) 捜査官
マーカス・ミッチェル (Adrian Holmes) CIA工作員
ジェシカ・フィンチ (Tanaya Beatty) ハッカー
— (Fraser Aitcheson) Well Dressed Thug
— (Paul Lazenby) Well Dressed Thug
— (Andre Tricoteux) Well Dressed Thug
— (Maja Aro) Bartender
— (Mike Ching) Chinese Thug
— (Bruce Crawford) Swat
メイ (Lily Gao) 警察スタッフ
トーマス (Ben Cotton) 情報屋