LAW & ORDER : 性犯罪特捜班 シーズン4 第3話 弱い者いじめ Vulnerable

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May 10, 2002
第3話 弱い者いじめ Vulnerable

脚本/Dawn DeNoon、Lisa Marie Petersen
監督/Juan Jose Campanella
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グロリア・パディラは寝ていると室内で物音が聞こえることを
知り隣で寝ていた夫・アルマンドにその事実を伝える。
アルマンドは銃を手にし、グロリアはバッドを持つ中で物音が
聞こえる方へと様子を見に行く。すると突然老女が出てきて、
イッチーなのか?と問われる。二人は一体彼女は誰なのかと
問う。

すぐに警察が呼び出される。
侵入者は認知症だが、窓から侵入しており、この場所を自宅
だと思い込んでいるようだという。誰も近隣の人たちも彼女の
ことを知るものはしなかった。
オリビアが老女から話を聞くと、彼女はイッチーに用事がある
のだという。オリビアは話を合わせてイッチーから事情を
聞いた事を告げ、彼女は貴方から話を聞くよう言っていたこと
を語る。すると老女は彼が酷いことをしたのだという。オリビア
はちょっと体の検査をさせて欲しいとし、服から胸を見ると
タバコの火を押しつけたヤケド痕が多数見つかる。

病院に運ぶ中、エリカ・オルセン医師から事情を聞くと、
彼女はアルツハイマーであり無理強いは禁物だという。ただ
入院は必要ないのでヤケド用に軟膏を出す事を告げ、この病院
では預かることは出来ないと言われる。
仕方なく警察署に連れて行くと、老女は突然サイフが無くなった
と言い出す。貴方が盗んだのだとして、オリビアたちを非難する。
オリビアは家にいて襲われたのかと問うと、寝室で眠っていたら
突然彼がガウンをまくし上げて入って来たのだとし、痛かった
のだという。体を離そうとして叩いたが動けなかったとのこと。
知っている人だという。一緒に住んでいる人で投資で金を
全部失って一緒に住んでいた人だと語る。毎晩ウィスキーを飲
んで居る男だというと、オリビアは力になるので名前を思い出
してと語るが・・・

取り調べのやりとりを聞いていたマンチは認知症になったら
俺は死ぬとクレイゲンやフィンに語る。フィンはマンチに
その意気だとからかう。クレイゲンは虐待連絡センターに身柄
を預けようと語る。また彼女は昔あのアパートに住んでいた
住民ではないかとして、マンチとフィンに調べる様告げる。

10月1日(火)・公文書保管所
職員によると1930年の国勢調査まで遡ることが出来るという。
秘密保持は平均寿命と同じで72年間でありそれまでは非公開
とのこと。女性は79歳だと突っ込むフィン。6番街のステイトン
ズ1A号室を調べると、ヒルダ・エルズワースと娘3人が住んで
いた形跡が有った。娘は当時リリス(11歳)、イザベル(10歳)、
ミリー(8歳)だった。生きていればそれぞれ83歳、82歳、80歳
だという。ミリーの元を尋ねると、姉二人は他界したとのこと。
リリスは1992年、イジー(イザベル)はガンで78年に死亡して
いるという。イッチーと聞いて誰か分かるかと問うと、イッチー
とベッチーの名前を聞くのは久しぶりだという。
ベッチーはイザベルの親友で近所に住んでいた女性だとし、
名前はベス・マッケンタイヤだという。時々夜中にやってきて
は窓から忍び込み、ベッドで泣いていたという。当時は分からな
かったが、彼女の叔父は”子供好き”であり、母は私たちを
彼には近づかないようにさせていたとのことだった。
老女はベスだということが判明する。

オリビアはベスの元にいくと、ベスは既にオリビアのことを忘れて
いた。今朝逢ったばかりだと語り、今朝話していた株で全財産を
失った人について改めて尋ねる。金を失ったのは叔父さんのことで
しょうと問うといつ頃金を失ったのかと問う。1929年の大恐慌の
時だと語ると、70年前の虐待のことだと分かる。しかしオリビアは
その件ではなく、胸にタバコを押しつけた人のことを知りたい
事を語る。

レイプ検査は陰性だと判明する。
ホアンは虐待のショックが彼女を子供の頃に戻したのだとろう
とし、当時の避難場所に逃げたのだろう事を語る。
しかし彼女の叔父は53年に5件のレイプ事件で逮捕され57年に
獄中死しているとマンチは語る。ホアンはプロファイルによると
犯人像は拷問好きでサディスト、若者か社会的地位の低い男だと
いう。そういう人は自分に自信がなく弱い人間を選ぶのだという。
そんな中フィンはベスがマディソンの老人ホームに小切手を
送っていると突き止める。

10月1日(火)・介護施設
介護施設の事務長補佐・ホープ・ギャレットから話を聞く。
施設から失踪した人物はいないか尋ねるが、そんな人はいない
ことを語る。ベスについて尋ねると、二週間前に退居されたことを
告げ、今は息子のジョーの自宅にいるのだろうと語る。

シャーマン家へいくと彼は仕事で不在だった。
管理人から話を聞くと、家賃は350ドルで母親が支払っていると
いう。同居後に続々商品が運ばれてくるようになったという。
室内を覗くと大型テレビ、カウチ、ソファ、棚など充実した
ものが揃っていた。逆にベスが住んでいると思われる部屋は
まるで独房状態で拘束具が有った。
ジョーが帰宅するとタバコは禁煙しているとのことだった。

取り調べ室で改めて話を聞く。
拘束具は夜に徘徊するので縛っているだけだという。タバコについ
ても吸わないし、母親に押しつけたりはいないと語る。出社して
いる時に母親はどうするのかと問うと、家政婦のマリア・サンチェス
が世話をしてきれているという。施設に入れた方が安全なのでは
ないかとするが、月に7千ドルもするのだとして冗談じゃないと
語る。
オリビアはなんとかして施設に戻せないのかとキャボットに
訴えるが、彼は法定後見人であり違法なことはしていないので
手を出せないという。何よりも虐待したという目撃者はいないの
だと。拘束にしても安全の為と言われたらそれまでだという。
遺棄罪で裁くことが出来るのではないかとすると、法律の拡大
解釈だと思われるのがオチだという。取りあえずベスの口座と
資産を凍結する措置をとるとのことだった。

10月2日(水)・シャーマンのオフィス
10月2日(水)・アンディの自宅
10月4日(金)・検視室
10月4日(金)・介護施設
10月7日(月)・第74法廷
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真夜中に突然見知らぬ人の家に上がり込んでいた老女のベス。
認知症が進行している為になかなか身元が判明しなかったが、
彼女の体からはタバコの火を押しつけられた様な痕が有り、
何者かによって虐待されている可能性があることを知る。
オリビアが何とか話を聞き出そうとすると、知っている人物に
よって襲われたことを告げ、一緒に住んでいる投資で全財産を
失った人物だということを聞いた為に、それを元に捜査を開始
していく。

SVUって虐待も性犯罪も同時に扱っていく部署なのかな。
一番最初にオリビアたちが駆けつけた時には、虐待されている
事実が分かっていない状況での登場だったので、イマイチ
立ち位置としては曖昧な感じは受ける。

認知症については、イマイチよく知らないのだけど、幼少期の
記憶は比較的覚えて居るものなのだろうか?
一番忘れたい虐待されていた時代の記憶が蘇えるということで、
ちょっぱりネタ的には「コールドケース」っぽさを滲ませつつ、
思い出した先に有ったのは、今の虐待を忘れるが為に過去の
虐待を思いだすという不幸の連鎖がなんとも言えないところが
有った。

息子と孫もまた「金・金・金」って感じだし、彼女の叔父もまた
金によって人生を振り回された人物だった。
捜査に於いては金の流れを追うことで足取りなりその人となりが
分かっていくという刑事ドラマでは定番の流れ。

マンチ&フィンが、認知症を巡る会話でブラックなやりとりが
有ったり、相変わらずゴミ探しなどの汚れ仕事担当など、
可愛そう過ぎるところがある。

認知症・高齢者の証言が周りに信用されないとする流れもまた
先日放送された日本のドラマ、倉本聰さん脚本の「おやじの背中」
の第三話の西田敏行さん役の人の様でちょっぴり切ないけど、
キャボットの言うとおり法廷では使えないよね。

オリビアは子供だけでなく老人に対する対応の仕方はとても
上手かった。彼女が話しかけたことで多くの情報を認知症の女性
から引き出したのも事実。

老人ホームで何が起きているのか。
ある黒人の老人は夜にKKK団が現れるんだと語る姿。
映画「ミシシッピー・バーニング」の中でも登場する白人至上主義
集団の事だけど、時々ドラマでも黒人を殺害する狂った猟奇犯が
これ模って構成している人物が出てくるね。

一人一人の話を聞いていくとウソのように聞こえるも、少しずつ
話を聞いていくウチに、殺されそうになっている事実が具現化
してくる。そして介護施設で起きた賠償訴訟の件を発端にして
次々と不可解な死が起きていて、老人の死の殆どが老衰扱いであり
意図的に殺されていたり、意図的にエピネフリンを投与し、助けた
姿を称賛されることで、信頼を得ようとする「ヒーローシンドローム」
に陥る人物による犯行が虐待事件とは別に存在していることが
発覚していく。

年は取りたくないとはいうけど、こういうのを見ると益々年を
とるのが恐くなりそうですね。

エリオット・ステイブラー (Christopher Meloni) 刑事
オリビア・ベンソン (Mariska Hargitay) 刑事
ドナルド・クレイゲン (Dann Florek) 主任警部
ジョン・マンチ (Richard Belzer) 刑事
— (Steven Zirnkilton) Opening Announcer (voice)
アレクサンドラ・キャボット (Stephanie March) A.D.A 検事補
オダフィン・チュツォーラ (Ice-T) “フィン” 刑事
メリンダ・ワーナー (Tamara Tunie) 鑑識
ジョージ・ホァン (BD Wong) FBIにも精通する精神科医

バート・トレバー (Daniel Sunjata) CSU Technician
エリザベス・ドネリー (Judith Light) 地方検事

ホープ・ギャレット (Mary Kay Place) 介護施設事務長補佐
ハル・シプリー (Andy Powers) 介護施設職員、アンディの知人
ミリー・エルズワース (Georgine Hall) 三女
マーク・セリマン (Tom O’Rourke) 判事
ウィルキンス (Sean Grennan)
— (Valerie Geffner)
ジョー・シャーマン (Jay Thomas) ベスの息子
ベス・シャーマン (Jane Powell) ベス・マッケンタイヤ、認知症
アンディ・シャーマン (Ryan Patrick Bachand) ジョーの息子
ロイス (Elaine Kussack)
Mr.レオナルド (Leo Leyden)
ダーレーン (Marilyn Raphael)
Mr.ジャクソン (Arthur French)
— (Lou Martini Jr.) Building Super
マリア・サンチェス (Natalie Toro) Housekeeper
ヘレン・ロイ (Patricia R. Floyd) LPN
— (Gary Cowling) Archivist
カレン・ゴンゴーラ (Juliet Adair Pritner) 捜査官
グロリア・パディラ (Rosalyn Coleman) ベッドで寝ている
アルマンド・パディラ (Robert Kelly) ベッドで寝ている
Mr.ハムリック (Robert Hock)
Dr.エリカ・オルセン (Magaly Colimon)
ジョーンズ (Angela Pierce) 看護師
ウェッツェル (Iris Flick) 看護師
— (Cristina L. Fadale) Secretary

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