LAW & ORDER : 性犯罪特捜班 (SVU) 第3話 危険なセラピー Mother

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第3話 危険なセラピー Mother

脚本/Lisa Marie Petersen、Dawn DeNoon
監督/Ted Kotcheff

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【ストーリー】
2人の若者はこの界隈は相当ヤバイ地域だとしつつも、ドラッグ
を求めてやってくる。目の前に居た黒人でタトゥーの男に対して
エンリケか?と問うとソーホーのリカルドの紹介で来たという。
男(ハビエル・メディーナ”バッドアス”)は、20ドルを要求する。
オレは単なる見張り番で、エンリケは3番目の部屋に居るという。
すると室内で女性が気絶しているのを知る。男の一人は
ヤクの後じゃ立たないので今のウチに襲おうとしてズボンを
脱ごうとすると、突然警察が踏み込んでくる。これは罠だと
訴える男たち。気絶した女性は誰かに縛られていた。

すぐにオリビアとエリオットがやってくる。
誰かにテープで縛られていて注射器の跡はないという。頭を殴ら
れ気絶させられたのだろうと。二人が現場にいたことを聞き、
オリビアたちは何をしていたのかと問うと助けようとしたのだ
という。ペニスで助ける?とオリビアは怪訝な顔をする。
オリビアはこの女性は裁判所で見た事が有るとし、専門証人の
グレタ・ハインツ博士だという。レイプ犯を構成させると豪語
していた人物だというエリオット。

グレタは私法精神医学博士で、大学講師をしていた。
性犯罪の更生に尽力をしているという。しかしクレイゲンは
彼女の著書はくだらないと一蹴する。
現場にいた男性2人は”リサーチしていた”と言っているとのこと。
精神科医の方は薬物検査は陰性だとオリビアは報告する。
レイプ検査も精液はないが、外傷は有るとのこと。
マンチとフィンは小屋の見張り役を逮捕すると語ると、バッドアズ
を連れて来る。現場にいた二人は今のヤツに聞けば俺たちはレイプ
していないことは分かると語る。

バッドアズに話を聞く。
すると二人は確かに手入れの直前に来たので運が悪い奴だと語る。
お前は客を把握しているのだろうとし、お前には麻薬所持、麻薬販売
恐喝、犯罪幇助の罪が加算されるぞとしてオリビアたちは情報
を話すよう求める。手入れの30分前にあの女性・グレタは一人で
来たとし、奉仕活動の為だろうという。室内には入れたくなかった
が、中に急病人が居ると言われたのだという。
そんな中クレイゲンはオリビアたちにグレタ博士が目覚めたと語る。

9月15日(月)・聖イグナチオ病院
オリビアとエリオットは、グレタと付き添っていた夫のケネス
から話を聞く。犯人に心当たりは有るのかと問うが、当時のこと
は健忘症を起こしていて記憶がないという。最後の記憶を尋ねる
と、日曜日の夜のことで、22時に帰宅すると電話が鳴っていた
という。ケネスは妻の患者用の電話だったとし、妻はその後外出
したとのこと。ワシントンハイツの現場付近に住んでいる患者は
いるのかと問うが覚えて居ないという。患者のリストを見せて
欲しいとし、オリビアは危険人物は医師でも報告の義務がある
事を語る。しかしそんな患者は居ないという。そしてそんなことを
する人物も見当も付かないと語る。私の患者は無実だとするが、
エリオットは彼らは元々レイプ犯で決して無実ではないと語る。

グレタは非協力的だった。しかし彼女の夫は妻の仕事には否定
的な感じだったという。オリビアはキャシーが性犯罪者のセラピス
トになったらどうするかとエリオットに尋ねると、許さないこと
を告げ、セラピーとは裁判所の自己満足だと語る。

9月15日(月)・仮釈放局
マンチとフィンは話を聞きに行く。去年精神科医1人で50人の
患者を担当したという局長・パモウスキー。大半が刑務所に逆戻り
するという。ハインツの担当はと問うと24人だという。その
中でも怪しいのは誰かと問うと、ブルース・ホートンだという。
彼女に激怒してセラピーを拒否したという。彼女の治療法が変わ
っているのだという。

ブルースに話を聞きに行くオリビアとエリオット。
あの女はイカレているとし、オレを骨抜きにしようとしている
のだという。指をしゃぶれと言われたこと。オレを子供扱いして
ヌイグルミを渡してきたのだという。彼女をママと呼べと言わ
れたという。日曜日の夜のアリバイについて尋ねると、ここで
働いていたと語る。寧ろあの女性を調べろとし、あれは治療には
逆効果だという。治療のせいで自分の男らしさを確かめたくなった
という。

ホアンに尋ねると、グレタ博士は第一人者だという。親の虐待
と性犯罪を研究していて既に定説になっているという。
子供の頃のトラウマに触れさせて、性犯罪者を育て直す試みを
しているという。凶悪犯には改良の余地があるという。
最も効果的なのは逮捕することだろうというクレイゲン。
出所者の再犯を防ぐには対策が必要だというオリビア。民事拘禁
は?と問うと、出所したものを再び罰するようなものだという
マンチ。人権擁護団体が騒ぐと語る。ハインツ博士は拘禁の審査も
していたとし、先日一人退院させているという。しかもそれは
オールバニのレイプ魔・ベニー・ラルセイだというオリビア。不
起訴の被害者を含めると30人から40人を襲った人物で、”粘着テープ
のレイプ魔”と呼ばれていた。出所の日に精神病院に収容されたと
いうホアン。今は数ヶ月前に退院して社会復帰しているという。
何故ベニーなどが退院しているのかと問うと、博士が更生させた
のだという。

9月15日(月)・電機部品工場
9月16日(火)・ハインツの事務所
9月17日(水)・ハドソン法学大学院
9月17日(水)・メタドンクリニック
9月17日(水)・第38法廷
9月18日(木)・ライカーズ刑務所
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ドラッグの売買が行われるスラム地域で、「クスリ小屋」(クラ
ックハウス)と呼ばれる場所で女性が頭を殴られ気絶し、そして
手足をテープで縛られて発見される。
幸い命に別状はなく、性暴行を受けた形跡もなかったが、殴られ
たことによって短期記憶が失われる健忘症状が有り、誰に
襲われたのかどうか分からなかった。オリビアは女性の顔を見て
裁判所で見た事のある専門家証人のグレタ・ハインツ博士で、
レイプ犯を更生させようとして司法精神医学博士として尽力して
いる人だという。ホアンもその女性のことをよく知っていて、
彼女の治療法は確かに変わっているが、その道の第一人者で、
方法としては性犯罪者に対して、子供の頃の虐待のトラウマに
触れさせて性犯罪者を育て直す試みをしているのだというが・・・

このドラマ、FOX版で見ているのだけど、Dlifeも録画していたりする。
Dlife版は時間帯からして見ることが出来ないので仕方なく昔のDVDを
引っ張り出しているのだけど、Dlife版を見るとフォントの違いがなんとも
言えず「キリッ!!」っとした感じに見えるね。

限られている情報を元に推測な事象を断定化して捜査をしたり、
カウセリングのグレタにしても、患者の心の闇に関して、事情を
知らずに施術していくものだから、それぞれが少しずつ間違った
方向の元で動いていた感じがするエピソード。その僅かな思い違い
が、人の人生を狂わせるものが有るからこそ、その扱いには
気を付けるべきものがあるんだろうなという感じ。

根っ子となっている問題そのものが複雑な事情として存在している
ことも有り、ラスト辺りはサプライズの連発だったけど、
この手のケースのネタはアメリカの刑事ドラマを見ていると何度
か目にしているかも。「CSI」なんかでも、DNAからして兄弟かと
思わせて実は親子だと発覚したり、年齢から見ただけでは、
母親なのか娘なのか兄弟なのかが分からなくなるというものが有
って、複雑怪奇なところに繋がって居る。男性が金持ちで有る程に
女性との年の差の有る結婚事情なんかもあるみたいだしね。

犯罪者を身内に持つものに対して、その対応の違いの差が興味深い
ものとして描かれている。
ドラマとしては、血のつながりの有る兄弟と親子の対応の違いを
比較していることなのだろう。
当初グレタ博士を襲った犯人として浮上したのは、レイプ犯の
ベニーだった。ベニーには兄が居るが、兄は完全に弟のことを
見捨てている。勿論ベニーの兄には、3人の娘がいる事情もあるの
だろうけど、逆に兄はまともに生活しているのに何故ベニーは
おかしくなってしまったのか。

一方犯人として最終的に浮上するのはロバートだが、
そんな彼とクリスティーナの関係は、姉と弟かと思われたが、結果的
には親子関係だった。勿論犯罪の性質が違うので比較すること事態に
意味があるとは思えないけど、母親だからこそ息子を守る為に執拗に
行動を起こしたところを見ると、クリスティーナがこれまで警察に
語ってきた全てのセリフはどれも合点がいくことが多い。
「あの子は天才だ」とか「あの女医が唆した」etc…

昨日たまたま「デスパレートな妻たち」のジュリー役の
Andrea Lauren Bowenが出ていたけど、ジュリーが大学教授と関係
を持って妊娠した際には、母のブリーが自分の子として育てよう
とする姿が有ったよね。

今回は珍しく、オリビアとクレイゲンとマンチとホアンが
オープンカフェで、ベニーの退院の件で話合う姿が有り、この組み
合わせは斬新だなと思った。
キャボットに対してベニーの家宅捜索を申請すべきで、指輪を
離れたことで令状が取れるのではないかと問うも、既に彼は
刑期を終えて法的には一般市民であり、この手の扱いは矯正局では
なく精神衛生局だとして、法的にも縛りつけるのが難しいこと
が指摘されていた。

ベニーは酷いことをしたレイプ魔だけど、更生して社会で生きる
ことは出来ないのか。ギャンブル中毒だと嘘を付いてエイミーという
女性と付き合っていたけれど、彼が犯した犯罪を知るものならば
妄想だろうと語る姿がある。
事実を知ったエイミーの血の引く思いが、サササっと聞こえてきそ
うなシーンだったけどね。
窓から逃げたベニーのことを外に待ち受けるフィンとマンチが
取り押さえる。ワンパターンじゃないかとして手口を変えろとして
辟易している感じにも思えたけど(笑)
ただベニーの姿はまかりなりにもグレタ博士が言うように更生して
いる姿が有る。警察が常に追い込もうとすれば、結局また犯罪に
手を染めることになりジレンマとして存在している。

最近オリビアはエリオットとの会話の中で、キャシーのことを
引き合いに出すことも多いね。もしも彼女がセラピストなどして
いたらどうするか?みたいな問いかけをしていた。

グレタは限りなく黒に近い人物かと思ったけど、実際には成果を
出している人だなと思う。何よりももの凄く危険なところで
働いている人物なのに、患者の為に尽くす姿はある意味称賛に
値するかも。

シーズン5では、冒頭での捜査官たちの憤り感とは別に、ラストでは
全く別の感情を喚起させる流れとして帰着している。このドラマに
於いてもロバートのことを責めることは出来るのかという感じだし、
クリスティーナにしても、病院に入る必要は有りそうだけど、同情
するだけの余地は有る感じがしたな。

何よりも誰も死ななかったし、性犯罪が起きなかったところも
良かったかも。

医師としての守秘義務も良いけど、やはり誤解されるような療法
をするものに対しては、カウセリングの中で会話した内容は口外
せずとも、前もって治療法に関しては説明出来れば良いんだろうけ
どね。

オリビアさんのセリフも凄い。
冒頭ではグレタを襲おうとしていた二人の男に、”ペニスを使って
癒そうとしていた?”みたいな感じだったし、ラストでは”胸を使って
セックスセラピー?”と問う姿が有る。

粘着テープの指紋と目撃者の証言から一気にクリスティーナ犯行説
が浮上したけど、ちゃんと調べていればすぐに片付いた事件だった
ね(笑)

そういえばもの凄い気の強そうな民事担当検事補のベティーナが
出てきた。オリビアの服装に対して、「その服ヤボだわ」と語って
いく際には「何様!」って感じだったけど、その後のオリビアは
取調室に於いては一貫してノースリーブになっていた(笑)
やっぱ気にしていたのか。

同じ日に見た「私はラブリーガル」のシーズン4の1話の中でも
ニッキーがキム相手に服のことを指摘するけど、弁護士の中では
キムはオシャレ番長なのにそこ指摘するかみたいなところが有った
よなぁ。

■その他

・聖ヨハネ病院
・徘徊病 長時間にわたる統合失調症だ
・感情転移が生んだ架空の相手
・私のライフワークよ!
・感情の逆転移
・14歳で勘当されて以来母と遭っていない。私の恋人の事で勘当した。
・私が妊娠した。
・ネコがGPSのアンクレットを・・

エリオット・ステイブラー (Christopher Meloni) 刑事
オリビア・ベンソン (Mariska Hargitay) 刑事
ドナルド・クレイゲン (Dann Florek) 主任警部
ジョン・マンチ (Richard Belzer) 刑事
? (Steven Zirnkilton) Opening Announcer (voice)
アレクサンドラ・キャボット (Stephanie March) A.D.A 検事補
オダフィン・チュツォーラ (Ice-T) “フィン” 刑事
メリンダ・ワーナー (Tamara Tunie) 鑑識
ジョージ・ホアン (BD Wong) FBIにも精通する精神科医

ロバート・ローガン (Jon Abrahams) クリスティーナの弟?、大学生
クリスティーナ・ローガン (Sherri Parker Lee) ロバートの姉?、看護師
ベティーナ・アマドア (Marisol Nichols) 民事担当検事補
クレオ・コンラッド (Jill Marie Lawrence) ロバートの弁護士
Mr.ラルセイ (Jimmy Palumbo) ベニーの兄、測量士
ベニー・エドガー・ラルセイ (P.J. Marshall) “粘着テープのレイプ魔”
Dr.グレタ・ハインツ (Susanna Thompson) 司法精神医学博士、大学講師
ケネス・ハインツ (James Lurie) グレタの夫
エイミー・カー (Emily Loesser) 図書館員、ベニーの彼女
Dr.シェルドン (Patrick Husted)
ドミニク (Bill Thompson) 若者
ジョーダン (Daniel Zaitchik) 若者
ジェイ・パモウスキー (Michael Pemberton) 仮釈放局
ハビエル (Lord Jamar) “Bad Ass”、ドラッグ、見張り役
ナタリー・バカ (Barbara Sims) 精神科医
ルスマン (Joel Rooks) 判事
リード・リンチ (John Scherer) 施設
ケリ・プライス (Naomi Peters) ロバートの彼女
ブルース・ホートン (Neville Archambault) 魚屋、セラピーを拒否
— (James Biberi) 麻薬捜査官
— (Michael L. James) Narcotics Agent / 麻薬捜査官
— (Gian-Murray Gianino) 救命士
— (Bobby J. Brown) 制服警官
— (Jimmie Galaites) 患者
— (LaRue Stanley) 患者
— (Maxine Prescott) 患者
— (James Miles) 中毒患者

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