Dr.HOUSE ドクター・ハウス シーズン8 第4話 CEOの決断 Risky Business

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第4話 CEOの決断 Risky Business

脚本/Seth Hoffman
監督/Sanford Bookstaver
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落ち葉が地面に多く降り積もる中、バートン家の邸宅には
「中国移転反対」「アメリカの雇用を守れ」「裏切り者バート
ン」と言ったプラカード、メッセージカードで敷地内は
荒らされていた。CEOのサド・バートンとその娘のアインスリー
はその光景を目にする。アインスリーはいい加減警察に通報
したらどうかというが、サドは寧ろ抗議を楽しんでいる様で、
最近の抗議はとても凝っていて目を見張るものがあるという。
持病の関節リウマチがあるのだから、片付けはロドリゴに任せて
という。今の状況を終わらせる方法も有るとし、さっき投資家
と連絡したことを語る。ここにも残れるのだとし、内の会社に
尽くしてくれている従業員も残れるのだという。120年の稼業を
他人の手に渡すのか・・。そんな中、サドの様子が変なこと
に気が付く。父もすぐに病院に連れて行ってくれと語る。

ハウスは双眼鏡を持ってモニタを見ていた。
パクはハウスに対して、運ばれて来た患者のサドは最近中国に
よく行っているので日本脳炎ではないかという。ハウスは
馬鹿な診断をする前にワクチンの接種記録を調べろという。
パクは中心性網膜症ではないかと問い、タイプA型人間には
よく起こるという。眼底検査は正常だというハウスは、
パクに対してメールを読ませろという。お前のボスが全職員に
送ったメールを読めないだろうと。
そこには脳外科医アンドリュースのメールが有った。
「先月私は糖衣かの従業員との間である出来事が起こりました。
審問会の最中の為に詳細は話せないこと。セクハラ研修を
終えたことをお知らせします。今回の件で不快な思いをさせた
方には心からお詫びします」と書かれていた。それを見ると
ハウスは、お前は確実に首になると語る。誤解して殴ったこと
は誤っているというが、噂ではパクの脳動静脈奇形塞栓症の成功
をねぎらって尻を叩いたのだろうと語る。しかしパクは尻を
掴んだのだという。ハウスはだからこそ研修をして同情が集まる
が、暴力を奮うお前は反省せず印象が悪くなっていることを
語る。結局仇となって首だろうというと、パクは首にならない
方に100ドル賭けるという。後悔することになるぞというと、
賭けは成立したということでハウスはパクに握手する。
お前は首だと語る。パクは審問会の後に首になるかどうかの
賭けだと告げると、もちろんその賭けにも乗るよというハウス
は100ドルの貸しだと語る。
そんな中アダムスがやってくるが、ハウスは遅刻だぞと語る。
パールのイヤリングに膝丈のワンピースを着ていることは
朝帰りという感じではないなという。アダムスは面接に行って
着たのだという。
アダムスに患者の診断を求めると、ハウスがまた金持ちの
サド・バートンを担当していることを知り、金持ちしか助けない
のかと問う。利用出来るものは利用するたちだとし、メリットが
有るから助けるのだという。チームの立て直しの為に金が必要
だということ。

アダムスはアトロピン中毒ではないかという。従業員の恨みを
買っているので飲まされたのかも知れないという。しかし瞳孔
は正常だという。パクは甲状腺中毒症はどうか?と問うと、
ハウスはそれならばPTUとTLCを飲ませてくると語る。

後頭葉が興奮して偏頭痛が生じているのだろうというハウス。
しかし頭痛はないというサド。痛みのない偏頭痛も有るというと
不思議の国のアリス症候群だという。薬で治療出来るが、白
ウサギみたいに遅れるかもという。感謝しているのであれば
チームを助けて欲しいというハウスはチームに予算が無いのだと
いう。するとアインズリーもまたウチの会社も苦しいのだとし、
海外移転を避ける為に経費を切り詰めているのだと語る。
中国に行く前に症状が出て良かったという。ハウスは中国語を
使って、「精神疾患は向こうでは差別されるから」と語る。
ここでは治せると思われている病気でも中国ではタブーだという。
大事な商談が破談になりかねないと語る。ハウスは精神疾患に
特化した病院に入れるよう手配することが出来るというが、
サドは取りあえずここで治療したい事を語る。

ハウスはパクとアダムスに対して二人とも雇ってやるという。
チェイスとタウブのことを二人も気に入るハズだが、ちっこい方
の前ではナチスのネタは控えろよと語る。患者は賢い商売人
だとし、企業は無くすのではなく移転するのだという。それを
悪いことだと思うのは不合理な愛国者だという。パクは愛国心を
抱くのは自然で有り自分を守ることでもあるという。ハウスは
それならばイランの女は国を愛していれば安全なのかと
問う。愛国心なんて土地に対する忠誠心に過ぎないと語り、文化
の事になると政権が何百回その土地を征服しようが変わらない
という。土地に勝るものはないという。ハウスは二人がハンバーガー
を食べていた為に、このバーガーはイザベル女王の名の下でオレの
ものにするとして食べようとする。アダムスは私は病気ですよと
告げると、ハウスは食べるのをやめてパクのハンバーガーを
掴む。私のが彼女に移ったんですというパクだった。
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ハウスの元にはアメリカ国内の事業を精算して、中国に会社を
移転しようとしているバートンフード社のCEOのサド・バートン
が運ばれてくる。彼は視界が小さく見えてしまうという症状を
患っていた。なんとか金持ちから寄付金を得て、チームを再結成
したいと考えるハウスは、それとなく診断料と称して小切手を
受け取るが、フォアマンからは小切手は受け取れないとしてハウス
の目の前で破る。
そんな中、ハウスの現在のチームであるパクは、相変わらず
脳外科医の上司・アンドリュースとの間でセクハラ、暴力問題で
揺れており、審問会が開かれることになっていた。
またもう一人の戦力であるアダムスは、ハウスに正式に雇われて
いるワケでもないのに勝手にスケジュールを管理され、遅刻して
来た理由に関して、ハウスから色々と詮索されていく。

審問会では明らかにパクが圧倒的正当性を以て勝ち取れるのかな
と思ったけど、パクが勝つ方に100ドル賭けるといったことで
ハウスの闘争心に火が付いてしまい、パクが負ける方に100ドル賭け
るという流れが出来たことで不透明感が出てしまった。ただパクを
首にしたところで、ハウスにとっては100ドル以外に何の利益もな
いし、ハウスがどういう行動を取ってパクを陥れていくのか。
ウィルソンが無関心を装ったけど、彼がハウスをコントロール
するべくして、逆にパクが負けるという方向に賭けていくのだろう
なということも想像出来るものが有った。

怒りが一つのテーマにもなっていたのか。
殴ったということは怒りの感情を制御出来ないということで、
アンガーマネージメントの研修を受ける必要があるとのこと。
セクハラした教授はセクハラ研修を受けたにもかかわらず、
パクはそれを受けて居ないということ。またパクは研修医であり
教授はベテランだということも有るし、民族的な関係上、マイノリティ
であるパクが切り捨てられる可能性というのは有るんだろうね。

相変わらずハウスのオフィスは整形外科医の隣。
コンサルしている際に、ギブスを切る電気カッターの音が鳴り響いた
りするところは先週も有ったけど、LED電球を使って相手を疑似的に
酔わせて吐かせたりするところなど、そんなことが出来るものなの
かという感じがする。
ハウスは仮釈放の身であり、相手の整形外科医のモーガンも一歩も
引かずに対峙してくる辺りはなかなか面白かった。
最後は憤り感をぶつけるようにして、いよいよハウス・刑務所リターン
かと思わせたけど、彼のオフィスで見た患者のレントゲンが解決の
為のヒントとなったようだ。

アダムスの流れは、単なる遅刻しただけじゃないかと思ったけど、
ハウスはホントストーカーレベルのしつこさ(笑)
面接だという説をハウスは一蹴した後、葬式説や恋人の浮気説など
を語っていく。
更にアダムスから20万ドル借りようとしていたけど、彼女の実家が
金持ちだということは、1話の時にちょっぴり言及された気はする
のだけど、金を貸してと言われてそう簡単に貸すことが出来る関係
でもない。

アダムスとパクのプレゼントの流れも前回興味深く描かれたけど、
今回はパクからの願いで、審問会での人物証明書を書いて援軍を
求めていた。知り遭ったばかりであなたのことは余り知らない
と言われていた。

コンサルを行う場所もいつも奇抜なところが多いけれど、今回は
フォアマンのオフィス(笑)。フォアマンから追い出される中で
「何者だ名を名乗れ!」とハウスのハイテンションぶりも面白い。
フォアマンの尻を掴んだハウスは、こいつがオレを殴ったら
それが自然の反応だとし、証明出来るだろうとしてパクに対して
有利ではなく不利な方向に持っていこうとするハウス。
ハウスはフォアマンが怒らずにいるのを見て「お前の自制心は超人
なみだ。筋肉も・・・」と語る。

因みにアダムスは夫が浮気したので離婚の手続きの為に弁護士と
遭っていたようだ。一年近く別居していたとのこと。
ただ怒りが残っているかどうかという際に、ハウスは最後に
彼女にバットを持たせてオフィスを滅茶苦茶にさせて怒りからの
解放を行っていた。

しかし株価のネタはイマイチ分かりづらかったな。

■今回の患者

・サド・バートン

患者は小視症で運ばれて来たが、喀血、頻脈、呼吸困難へと病状が
変化していく。

今回はアジア色のネタが多く、患者の会社を中国に移動させようと
していた為のものかも知れないけど、患者が日本脳炎だと疑って
みたり、また金剛組という578年創業の日本の建設業者のことを
引き合いに出していた。

中心性網膜症なのか、アトロピン中毒なのか。
従業員の恨みを買って毒を飲まされたのかも知れないというアダムス。
また甲状腺中毒症を唱えたのはパクだった。

検査していると血を吐き出す。
血管造影では左肺下葉に出血があった。過粘稠度症候群なのか。
血球数とタンパク質は正常。凝固因子として第5因子ライデン変異
を疑うアダムスと、骨髄異型症候群を疑うアダムス。

患者に活性化プロテインCを与え、第5因子ライデン変異か骨髄異型症
候群の確定をしていく。
しかし点滴していると痒みを訴える。

患者の妻ろロビンは4ヶ月前、非ホジキンリンパ腫で亡くなっている
こと。これ事態が誤診でHTLV1によるウイルス感染によるリンパ腫であり
妻との性交渉で感染したのではないかというアダムス。
放射線治療をしろというハウス。

そんな中心臓発作が発生。
心筋の壁運動異常を調べろとし、エコーで確定するのだという。
しかしエコー中に発作で中止。冠状動脈は正常だったという。
パクは配管が正常ならば電気を調べるべきだとしてEP検査を提案。

ハウスはアンドリュースの元に連れて行くと、パクとアンドリュース
に気まずい対面をさせる。
ハウスはアンドリュースの前で、こいつの前で背中を向けると危険
だぞ!と語る辺り、流石ハウスって感じ。
正常圧水頭症なのか、自律神経失調症なのか。
ティルト検査をするべきだというパク。もしも正常圧水頭症ならば
その検査をすれば昏睡になる恐れがあるというアンドリュース。
パクとアンドリュースの意見が割れる中、ハウスは
「ケンカを売っているならば解剖学的に見て不利だぞ」とパクに
語っていた。
パクはハウスは度胸があるかどうかを見極めているだけだとして、
ティルト検査をすることになる。

審問会の有るパクの変わりにアダムスが検査をするが昏睡状態に
陥った。
それを知りハウスは審問会に怒鳴り込んでその事実を告げて
パクを今すぐ首にすべきだと語る。

しかし実際にはハウスも正常圧水頭症とは思っていなかった。
共通認識として”アンドリュースはバカ”というものを持っていた。

ハウスは閃き血漿交換をすれば一時間で目を覚ますという。
Y時型をした抗体の複合体のせい血管を詰まらせていたものだと
いうことが分かる。血液がドロドロだったということだけど、
そんなこと簡単に分からないのかな。

■その他

■使用された曲

・Morning Has Broken
Performed by Cat Stevens

グレゴリー・ハウス (Hugh Laurie) 偏屈な医者
エリック・フォアマン (Omar Epps) 黒人、ハウスにイジメられ
ジェームズ・ウィルソン (Robert Sean Leonard) 腫瘍科、ハウスの親友
チ・パク (Charlyne Yi) 脳外科医、ボスを殴る
ジェシカ・アダムス (Odette Annable) ジョンズホプキンスで研修した医師
— (Bobbin Bergstrom) Nurse

サド・バートン (Michael Nouri) バートンフード社、CEO
アインズリー・バートン (Alexie Gilmore) サドの娘
Dr.マーク・アンドリュース (Ben Lemon) 脳神経外科医、セクハラ
Dr.モーガン (Jade Carter) 整形外科医
サイモン (Jun Hee Lee) チャンとエン、有名な双子という患者

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