BONES 骨は語る シーズン8 第16話 危険なパーティー The Friend in Need

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第16話 危険なパーティー The Friend in Need

脚本/Dean Lopata
監督/Jeffrey Walker
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レジーは川辺で見つけたというスーツケースを持って質屋を
訪れる。売った金でサンドイッチを食べたいので買ってくれ
というが、そんな汚いケースは買い取れないという。中に
何かが入って居るかもしれないぞというレジーは無理矢理ケー
スをこじ開けるとその中からは遺体が押し込まれて発見される。

ブースはこの日、新聞に掲載されているワードパズルをして
いた。ブースの手は止まり考え込んでいると後ろからブレナン
がパズルを見て次々と答えを話していってしまう。オレのパズル
だとするが、新聞は私の名義で契約しているというブレナン。
それならばやってみれば良いとしてパズルを渡すと次々と解いて
いく。面白く無いブースだが、ブレナンは「ギリアン」の後ろ
の単語が分からないという。ブースはここぞとばかりにギリアン島
だという。ハリウッドに有るとし、人口は7人で頭の良い教授が
一人いて君ほど知識をひけらかすようなことはしないが、ココナツ
から核爆弾を作るヤツだという。君は誰よりも賢い気で居ると
すると実際に賢いわというブレナン。そんなブレナンに対して電話
が鳴り、ジェファソニアンのラボに遺体が運ばれたとの知らせだ
った。ブレナンは出かける前に気を悪くしたならばごめんなさい
と言いつつ、あなたには難しすぎてもパズルを楽しんでいたんだ
という。そんな彼女に君にジンジャーもメアリー・アンもハウエル
夫妻もブローブトロッターズが島にいたことを知らないだろうと
語り、今度地図で調べて見ろと語る。

ラボにはフィン、カム、ホッジンズが遺体を調べていた。
随分と遺体が痛みが有るという。橋の上から落とされて水路から
川へと流されたのだろうと。ブレナンがやってくると下顎骨と下顎
枝が交差する顎角点の角度が90度だから被害者は男性だという。
ホッジンズはオキアミと植物プランクトンから遺体が捨てられた
地点が分かるだろうという。
そんな中ミシェルが遠くの大学で寂しいだろうというホッジンズ。
ブレナンはセックスせず欲求不満ではないかと問うと、種の保存の
ために男性は激しい性衝動を持っているという。カムはフィンの
彼は私の娘なんだからそんな話は辞めてというが、性に対する
禁欲的価値感は秘密主義を促すのよとし、時には逸脱行為も・・と
語る。そんな中遺体の骨折は殆ど死後のものだと分かる。
頭蓋底の蝶後頭軟骨結合が完全に癒合していないので10代半ばだ
というフィン。犯人がバラバラにしてスーツケースに詰めたもの
なのかというホッジンズ。ブレナンは犯人だなんてまだ死因も
特定していないとすると、カムは自らスーツケースに入って
橋から落ちる人なんて居ないと語る。しかし「ジャッカス」の
マネをして失敗したのかもというホッジンズ。

スイーツとブースは遺体の件で遺族に報告に行く。
理解のある心理学者と非情なFBI捜査官という設定で行くのかと
問うと、いつも通りで良いというブース。何故遺体が確定した
のかと問うと歯科記録で2週間前に失踪したマーティン・マニコン
(15歳)だと確定したのだというブース。

マーティンの母の元へ。
息子は2週間前から行方不明だという母。
室内には近所で家族づきあいをしているドローレス・マーティン
と娘のキャットがいた。マニー(マーティン)は死んだのかと問うと
遺体が確認された事を語る。質問をさせて欲しいというブース。
マニーは危険なことをするタイプかと問うと母はそれを否定する。
恨んでいたものはいたのかと問うとドローレスは独りでいるのが
好きな子だったという。マニーと最後に逢ったのはいつかと問うと
母親は夜に働いていた為に何日もすれ違うことが有ったという。
パーティーに行った日が最後だという。キャットは彼は嫌がった
けど、いかないと友達が出来ないとして誘ったのだという。
そんな中ブースの元にカムから電話で遺体から高濃度のケタミンが
検出されたと告げる。スペシャルKと呼ばれるものだった。
その事に母親は気が付いていないのかも知れないこと。
マニーの最近の写真を貸して欲しいと頼む。
スイーツは娘さんにホットラインの名刺を渡したらどうかとして
自分の名刺も同時に渡す。しかしドローレスはウチは心理学は
信じていないという。友達と家族が支えなんだと語る。
しかしスイーツはキャットが何かを知っていると感じて居た。

フィンは金を下ろそうとしていると、突然ミシェルが会いに来る。
帰ると言えばカムのところに泊まらなければならなくなるとし、
そうなるとフィンと会えないという。今週末はハメを外そうと
し、嫌ならばカムのところに泊まるが・・という。

一方スイーツとブースはマニーの部屋を見せてもらう。
メモリーカードとハードディスク、そして携帯電話が多数有った。
キャットはマニーは母親にあんまり部屋に入れたがらなかった
事を語る。キャットによるとマニーはパソコンや携帯の修理をして
居たのだという。スイーツは携帯の限度額を操作したであろうこと
を掴む。彼は頭がとても良かったというキャット。
酒やドラッグは売っていなかったのかと問うがそれを否定し、彼は
ゲームが好きだったという。しかし大金がベッドに隠して有るのを
見つけてしまう。

アンジェラに携帯を調べてもらうが、使い捨てケータイだった。
メモリーカードも解読中だという。ドラッグの取引に携帯が
使われていたのではないかと考える。しかしカムは被害者が
売人だとは思えないとし、成績優秀で懲罰記録もない子だという。
裏の顔が有ったのかも知れないというアンジェラだが、私ならば
ミシェルの隠し事には気が付くという。10代の行動は昔から
変わらないものだというアンジェラに対して、マイケルが成長
すればアンジェラにも分かるという。携帯の一つはマニーのもの
で受信記録は母親だけだという。メールは大半はキャットからの
ものだが内容を見るとマニーは好意を寄せているが、キャットは
やんわりと断ろうとしている事を知る。他のメールには逢う場所
と時間とランダムな数字だけだという。
そんな中ニック・パバネッティという、パバネッティ&サンズ社の
息子とメールでやりとりしている形跡があるとのことだった。
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ホームレスが川辺で手にしたスーツケース内には15歳の少年・
マーティン(マニー)・マニコンの遺体が入って居た。母子家庭
で暮らしていた二人だが、隣人のマーティンとは同じ母子家庭
ということも有り、家族として友人として絆を深めて協力して
暮らしていたことが分かる。生前のマニーのことを聞くと、
一人で居るのが大好きな子で、頭が良かったという。幼なじみ
のキャットは友達を作らせようとしてパーティーに連れて行った
とするが、そのパーティーの翌日に殺されていたことが分かる。
当時のパーティーでの映像から情報を集める中、マニーからは
ケタミンが検出され、彼の部屋のベッドからは大金が見つかって
いた。彼は薬の売人をしていたものなのか・・・。

今回の研修生はフィンだった。
被害者がティーンエイジャーだったことも有り、ドラマの中では
同じ世代にいるカムの娘のミシェルとフィンのことにも言及される。
捜査している内に、ティーンエイジャーのすることを前にして、
自分達にも身に覚えのあるラボのスタッフたちとしては、ただただ
自分の身内の人が、ハメをハズしすぎて今回のように事件に
巻き込まれないことを信じて祈るというだけなのだろう。

信頼関係の問題はとても複雑で難しいものがある。
疑いの目を向ければ途端に信用を失う訳で、かといっても危ない
ことに手を出す前には言及せずには居られない。

若者文化の一つとしてアメリカでは特にパーティーとドラッグと
アルコールとセックスとレイプの問題は外せないものがあり、
特にはドラッグに関しては、銃社会のアメリカの中ではそれと
同じくして恐いものがあるね。

今回はシーズン8の中ではシナリオとしては完成度が比較的高い
ものが有った。ここのところブレナンの人物像がホルモンの関係
なのか色々と変わったりしていたけど、また元のブレナンが戻って
来た感じ。ブレナンは遠慮無く持論を展開して、フと気が付くと
周りが引くような発言をしているくらいの方が、彼女らしさを
感じる。ティーンエイジャーの性欲、性生活についてフィンの
ことを言及する際に、カムはミシェルと付き合っているフィンとの
ことに関して言及されることに嫌がっていたけれど、ブレナンが
淡々と語る姿も彼女らしい。
至る所でブレナンが「私は優秀」ということをアピールして
回るような格好だったし、冒頭ではブースとの間で、雑学的・博学的
な対決の構図になり、ある一定の分野に於いてはブースに部が有る
がやはりブレナンの博識ぶりには勝てない部分も多い。ただ
人間にとって何が必要なのか、人間との繋がりや駆け引き、相手の
心理を読むという行動心理学に関してはブースの方が、長けている
部分も有るということで、一見するとブレナンがブースを振り回して
いるようにも思えるが、ブレナンの当たり前の対応に対して、
「ギリガン島」などに見る発言を通して、ちょっとした感じで
彼女をからかうようなところを見ると、微笑ましくも感じる。
ただブレナンは今回、そんな心理学の分野に於いても言及して、
スイーツの本を風呂の中で読んでいることを指摘していたけど、
理解しようと努力しているところは有りそうだね。

ティーンエイジャーにはティーンエイジャーにしか分からない世界
も有るのだろうし、親とはいえ一度は誰もが通って来た道。
その通る道は人それぞれで、若者たちが写真を投稿・共有する
ヒップスタショットサイトで殺される前の晩のパーティーを見た
時にはブレナンが突然「高校を思い出して笑い出す」けど、
笑いのツボが違うというのはお約束で、私はあの時「アルコールが
筋肉の協調運動に及ぼす影響を研究した」と語る姿が有った。

カムの10代の頃のことを聞かれて「私がやったことを娘がやったと
思いたくない」としていたし、ブレナンはフィンに対して
「あなたは過去多くの誤った判断をしてきた経験があるでしょう」
と指摘して、行動心理が分かるのではないかみたいな言い方を
されていたね。

過剰に心配して見守っている人がストーカーに見えてしまうという
あたりは切ないものが有るし、マニーが自分のことを好きだと
知ったキャットは別の人に目を向けさせようと思って参加させた
ハズのパーティーで彼を失い、そして自分もレイプをされていたと
いう辺りは切ない。親にも当然相談出来ないだろうなと思ったら
既に相談していて、それでも尚、犯人が捕まらないこと。そして
パーティーでの振る舞いを見れば、寧ろ娘・キャットの方が男性
を誘っている尻軽に見えるとして、それをなきものにしようとして
いるあたりが切ないものが有ったな。

ミシェルとカムの間に挟まれているフィンはとても気の毒な
存在だ。というよりもカムは自分も実習生のバジリと付き合って
いるという手前、人間関係が複雑になることは必至という状態で
有る。
嘘や秘密を持たないことが誠実であり求められているものだと
する流れと、知らなくても良いことも有るというティーンエイジャー
ならではの世界の中での話だったことも有るし、対応としては
難しいものがあった。
カムはフィンの誠実さに理解を示して、上手い事ミシェルの前で
娘に一定のバツの悪さを味わわせつつも、最後にはやはり嘘は
つけないとばかりにミシェルに真相を話した。ミシェルがフィンに
対する怒りがどうなるかと思ったけど、「愛を言い訳に人をないが
しろにしたらダメだ」とカムが語る姿が有った。

また秘密の関係という意味ではスイーツとキャットの関係という
のも興味深く写る。報告の義務が有るのだとして、守秘義務がある
と思ってたからこそ全てを話したキャットを裏切る形になって
しまったけれど、結果としてはスイーツのとった行動の正しさが
勝っていた。ただこの流れもスイーツの里親との関係に於ける過去
から来る経験則がものをいった感じで、人によっては関係を揺るがす
大変な事態になることも考えられるけどね。

事件はそう難しいものではなかった感じ。
パーティーの写真をアンジェラが時系列でつなぎ合わせたこと。
三本の骨折線が均等であり、死後に付着したこと。繊維痕を調べて
締められた時の破断強度を調べてラチェット式ベルトだとして、
事件関係者に運送業者がいることが判明。
最後の取り調べに於いて、レイプ事件は有罪に出来ないと言われた
からと言って、犯行を自供していくという行動事態が謎だったけど、
取りあえずブースの取調室に於ける心理戦で勝利を収めた図だった
様だ。

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■使用された曲

テンペランス・ブレナン (Emily Deschanel) “ボーンズ”、法人類学者
シーリー・ブース (David Boreanaz) FBI捜査官
アンジェラ・モンテネグロ (Michaela Conlin) 骨格から似顔絵
ジャック・ホッジンズ (T.J. Thyne) 知識が豊富、実家が金持ち
カミール・サローヤン (Tamara Taylor) スミソニアン責任者、”カム”
キャロリン・ジュリアン (Patricia Belcher) 検事
ランス・スイーツ (John Francis Daley) FBIの心理学博士

フィン・アバーナシー (Luke Kleintank) インターン
ミシェル・ウェルトン (Tiffany Hines) カムの娘・養女
ドローレス・マーティン (Ever Carradine) キャットの母
キャット・マーティン (Lizze Broadway) 15歳
ニック・パバネッティ (Nick Thurston) パバネッティ&サンズ社
ギャレット・サンダース (Aaron Jennings) キャットがパーティーで踊る
メアリー・マニコン (Victoria Gabrielle Platt) 母親
マニー・マニコン (Dejon LaQuake) 被害者
ハワード・ウトリー (Dale E. Turner) 質屋
レジー・トロッター (Steph DuVall) ホームレス

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