バーン・ノーティス 消されたスパイ Burn Notice シーズン5 第16話 敵との距離 Depth Perception

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第16話 敵との距離 Depth Perception

脚本/Peter Lalayanis、Ryan Johnson
監督/Craig Siebels
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【前回までのあらすじ】
ピアースからマイケルは事情聴取を受ける。あなたは首になった
スパイを集めた組織に利用され、それを壊滅させたが、貴方
の中ではその組織は存在していると思うか?「いいえ」と。
アンソンが現れると、マイケルは何者なのかと問い詰める。
君は自分を首にした組織を少年でたたきつぶそうとした、私が
育てた組織だという。フィーに罪を着せたのは君を私の工作員
にする為だという。フィーはあんなヤツの言う事は聞かなくて
も良いとするが、こっちも弱みを掴まない限りは従うしかない
という。アンソンはマイケルのことは全部知っているという。
5年前マデリンのセラピストの変わりに引き受けたこと。腹を
立てるのであれば私ではなく父親だろうという。君のお父さん
からも色々と話してもらったという。
サムはヤツはあのアンテナを使って電話しているという。
その電話から辿って通話相手を探るとそこにはベニーの姿が
有った。ベニーはマデリンの恋人だった。マイケルはマデリンに
話すとこれまでのベニーとのことは嘘だったのかとして、
自分の目で確かめるという。ベニーとアンソンが会話している
のを電話機を盗聴していたマイケルとマデリン。そこで初めて
ベニーが内通していた事を知る。しかしその直後ベニーは
アンソンから送られた小包爆弾によって死亡する。

【ストーリー】

『潜入中のスパイが死んだ時苦しむのは騙されていた人たちだ』
死を悼む気持ちも複雑のマデリン。
マイケルはマデリンの様子を見にやってくる。葬式には行けなか
った事を謝罪する。マデリンはマイケルに対して複雑な心情を
吐露する。スパイが居なくなって喜ぶべきことなのに、無理だと
いう。誰よりも私の事を分かってくれた人で運命の相手だと思って
いたこと。しかしマイケルは気が有ったのは運命ではないと語る。
6年前にママのセラピストが長期休暇を取ったことが有るが、
あの時変わりに来たセラピストがアンソンだったという。
ママからオレの家庭環境を聞き出していたのだとし、首にする為の
準備をしていたのだという。ベニーを雇いママと意気投合出来る
様に必要な情報を与えられていたのだという。全てはオレの動きを
監視する為だと。いつからその事を知っていたのかと問われ、
マイケルはアンソンと初めて逢った時だと語る。ママを傷つけたく
なかったのだとすると、マデリンは激怒し、今すぐに出て行きなさい
と語る。

ジェシーとフィーはマイケルがアンソンと逢う為にビルの屋上から
援護していた。フィーはライフルのスコープを見ながらいつでも
アンソンに向けて発砲出来る状態だった。ジェシーはフィーに
引き金から指をハズしておくべきだと語る。ベニーが殺されたのだ
からマイケルも危険だとするが、ジェシーはマイケルには何もしない
とし、まだマイケルのことを使う気だろうと語り、今は援護に集中
するのだと語る。

アンソンの元にやってくるマイケル。
色々と大変だったなと声を掛けられるマイケル。
ベニーが死んだのはマイケルが彼を利用しようとしたからだとして、
私を責めるなという。今回はマイケルにやってもらうことは、
“金”だという。君のお陰でケイマン諸島の口座が当局にマークされ
ていること。その金を別の口座に移すのだとし、直接行ってくる
のだという。マイケルはCIAは追跡されているのでいけないとすると
君の友達に頼めば良いと言われる。マイケルはいつまでも従うつもり
はないとし終わりは有るのだろうなと語る。すると今月末には
全て終わっているハズだとし、それまでは逆らうなと言われる。

茶店に居るマイケルとフィーの元にサムがやってくると、ママ
さんは強い人なので乗り越えられるという。サムはケイマン諸島
のことを調べていたらネタを掴んだ事を告げ、ヤツを逮捕出来る
という。フィーは警察ではダメだとし、私の人生を台無しにしたい
のかと問うと、サムはオレが言っているのはFBIだと語る。
アンソンの金の件を先ずはなんとかしないといけないとし、
フィーとジェシーに島に行ってくれと語るマイケル。

『ケイマン諸島は人口僅か6万人。甘い税法のお陰で、世界第5位
の金融センターになっている。ここの銀行業務は普通とは違い、
利便性は悪いが、匿名性と安全性の高さは保障されている。』

フィーとジェシーは銀行の前で怪しい銀行員・ジョージ・アンダー
スの姿を見つける。アンソンのファイルではアイツの客は怪しい
人物ばかりだという。さっさと済まそうというフィー。ヤバイ口座
から2億ドルを移すこと。先ずはランチに誘うだけだというフィー。
アンダースに接触する二人。父が亡くなる前にかなりの大金を移す必要
があると語り近づく。父の会社の役員が帳簿を調べる前に2億ドル
の財産を移すのだという。それならば明日のランチの時にその口座
の情報を持って来てくれというアンダース。

『社会的地位のあるスパイを捕まえるなら警察では力不足。
この手の捜査は確実な情報源と絶対の秘密主義で進めなければ
ならない。』

サムはFBI捜査官のハリスに接触すると副長官に面接させてくれと
頼む。紹介はするが巻き込まれるのはゴメンだという。
そんな中サムの元に若いお嬢さんが来ているとしてバーテンダーに
言われる。なんとそこに居たのはボコタでお世話になった
ベアトリスだった。どうしてマイアミにいるのかと問うサムに
対して、私は命を狙われているのだという。私が書いた記事の中
に何か不都合が有ったようだと語る。
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マイケルはなんとかしてアンソンとの関係を逆転しようとして
弱点を探そうとするがなかなか見つけられずにいた。
そんな状況の中で、マデリンの恋人までもがマイケルを操る
為のコマとして利用され殺害されていたことを知り、マデリン
は激怒する。アンソンの望みは、ケイマン諸島にある当局に
監視されている2億ドルの口座を移動させること。
一方サムの元には、かつてコロンビアのボコタで出会った
ベアトリスがマイアミにやってきて助けを求める。
記者として活動していたベアトリアはコロンビアとロシアの石油
協定の記事を掲載した途端に命が狙われ始めたということで、
誰が彼女を狙っているのかを探っていくことになる。

シーズン5は、映画「バーン・ノーティス: サム・アックス最後の
ミッション」が製作・放送されたことも有るので、時々ネタとして
この映画のキャラクターが登場する。サムがコロンビアのことを
口にするのは先ず、この映画のネタだと思って間違い無い。
http://itawind.web.fc2.com/kaigai/burnnotice/burnnotice_samaxe.htm

正直映画版は面白く無かったのだけど、ドラマと兼ね合いがある
限りは見ている方が断然面白くなるし、言葉や台詞に裏打ちされた
事実を知りたいものとしては見ざるを得ないところもある(笑)

ベアトリア役のIlza Rosarioは、とても可愛らしい人で、
ネットで画像検索などをしてみると印象は一転してセクシービーム
満開の人だけど、もっと彼女の活躍を見ていたいと思わせるもの
が有る。
この流れの解決に、毒を以て毒を制すとばかりに、最も頭を下げたく
ないアンソンに分析を頼むという辺りは酷な感じだったけど、
アンソンがベアトリスを助ける流れを通して、少なからずアンソン
の人となりというのが分かって肩入れ出来るところが出てくるの
ではないかと思わせつつ、実際にはより憎たらしさが増した感じが
しないでもない。
ただ以前語っていた時には何気にスルーしていたのだけど、
マイケルの父親もアンソンと関係が有ったのかなと思わせる様な
発言が有り、その辺の真意は気になるところ。
6年前からマイケルに目を付けていたとなると随分とマイケルの
スキルをかっていたんだなと思わせるけど、よくよく考えると
このドラマが始まる当初から、首になったスパイであるマイケルが
居る訳で、もうそのくらいの年月は経過しているのかな。

ただマイケルの父親の件は、暴力亭主だったということと、
クラシックカーに乗っていたということくらいしか印象にないの
だけど、それ以外の別の顔が有ったのかな。
いつどうやって亡くなったのかとか正直よく覚えて居ないのだけど
そういう設定って出てきたのだっけか?

マイケルの仕事を手伝う変わりにアンソンが要求したのは、
こちらが質問することに何でも答えるという約束だった。
これまでアンソンはマイケルの家族をカウンセリングしている
訳だけど、マイケル自身のことに関しては、報告書でしか
知らないような一面が有る為に、こんなことをしようとしたの
でしょうかね。

事件にはロシアのFSBが関与してきたりしたので流れはよく
分からなかったけどね。

またケイマン諸島の流れに関しては、完全にキャラを持て余した
フィーとジェシーにミッションを与える為に描かれた感じが
するのだけど、ケイマン諸島って名前はよく聞くけど、どんな所
なのか興味が有ったので、意外と興味深く見ることが出来た。
解決の仕方に関しては正直、安っぽいところが有ったけどね。
銀行員を脅しただけで金を動かせるのであれば、マフィアとか
テロリストが誰でも似たような手を使っていると思うんだよね。

■使用された曲

・Let’s Roll
Written by Richard Wolf and John Czornyj

マイケル・ウェスティン (Jeffrey Donovan) スパイ
フィオナ・グレナン (Gabrielle Anwar) 元・彼女”フィー”、武器商人
サム・アックス (Bruce Campbell) 元相棒
マデリン・ウェスティン (Sharon Gless) マイケル母
ジェシー・ポーター (Coby Bell) 民間の警備員

ピアース (Lauren Stamile) CIA捜査官
アンソン・フラートン (Jere Burns) 声・国防情報局勤務の精神科医

イワン・バスコフ (Mark Ivanir) ロシア連邦・連邦保安庁 FSB
ジョージ・アンダース (Simon Kassianides) ケイマン諸島銀行家
ベアトリス (Ilza Rosario) サムの旧友
オスカー・マーコフ (Chris Marks) Maintenance Man
ハリス (Marc Macaulay) FBI捜査官
イリーナ (Ana Layevska) ダイバンインダストリーズ受付嬢
— (Eric Aragon) バーテンダー
ニセのオスカー (Jim Ferraro) 運転手
— (Aniela McGuinness) ウェイトレス
— (Olga Bespalenko) 秘書
— (Sally Born) 看護師
— (Christina Rodriguez) FBI捜査官

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