ARROW / アロー 第10話 憎しみの炎 Burned

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第10話 憎しみの炎 Burned

脚本/Moira Kirland、Ben Sokolowski 監督/Eagle Egilsson
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【前回までのあらすじ】
モイラはマルコムに対してこれ以上危害は加えないでと告げ
一度は了承したように思われたが、マルコムはエレベーターで
ウォルターの首に注射して彼を拉致する。
オリバーはディグルに対して、これまでリストのメンバーを
倒すときにいつもオレはお前は町を汚したと言っていたが、
今度はオレが責められる側だと語る。

【ストーリー】
スターリングシティでは火災が発生する。
消防隊のダニー・デラ・ヴェガは上はまだ火がそれ程回って
いないとして無線でレインズ隊長に伝える。そんな中、突然
一人の前が現れると、突然油をかけてダニーの事を焼死させる
のだった。

オリバーはマルコム/ダーク・アーチャーにボコボコにされて
ようやくキズが癒えて訓練を開始する。しかしいざテニスボー
ルを弓を射貫こうとすると的を外してしまう。
そんな中ディグルがやってくると、ウォルターの行方はFBIにも
インターポールにも手がかりがない事を語る。自ら身を隠した
ものなのか、それとも監禁されているのか。既に消息を断って
から6週間が経過していること、誘拐班からの連絡はなく、
身代金の要求もないことから考えると生きている可能性はない
だろう事を語る。オリバーもこの事は分かっているという。
ロシアンマフィアでさえも居所を掴めていかなかったのである。
ディグルはこれからどうするのかと問うと、もうベスト体重に
戻っている事を指摘し、手帳の名前のものたちを退治しなければ
いけない事を語る。まだ沢山の名前があるのだという。
しかしオリバーは悪党は逃げない事を告げ、今はウォルターが
居なくなって憔悴しきっている家族の元にいてあげたい事を語る。
家族がオレを必要としているのだという。

— リアン・ユー —
ヤオ・フェイは、ビリーに対して部下に飛行機が必要だと
伝えろと語る。しかしビリーは簡単にオレが捕まったと思った
のかと問うと、わざと捕まったのだとして部下はすぐ近くに
いるという。ヤオはオリバーに対して逃げろと指示する。
その直後ヤオの周りには覆面を被ったものたちがヤオに戦いを
挑む。その間にオリバーは逃げる。

— 現在 —
ジョアンナは法廷で起きた事をローレルに話していた。
そんな法律事務所に突然クエンティンたちがやってくる。
ローレルは何の用なのかと問うと、用事が有るのはジョアンナ
だと語る。お兄さんのダニーが勤務中に亡くなったのだという。

モイラは家族の写真を見ていた。
オリバーはそんな母の元にいくと、ビッグベリーバーガーで
食事を買って来たのでテアと三人でDVDを見ながら食べないか
と誘う。母は食欲がないとして遠慮する。気が変わったら
来て欲しいと告げる。
オリバーとテアは映画を見ようとして彼が作品を選ぶ。
オリバーはZach Galifianakisを見てザック・ガリフィアナキス
と読むのかとして、これを見ようと言うが、既にママと何度も
見たというテア。父と兄がいなくなった時にママは引きこもり
になった時に一緒に見たのだという。その時はどうやって
立ち直ったのかと問うと、ウォルターだという。有る日の朝、
ウォルターがイギリス風にやってきて突然着替えなさいと
言ってランチに行くぞと誘ったのだという。テアはこれは
誘拐ではなくCAと浮気してタヒチにでもしけ込んで今更恥ずかしく
て連絡できないかも知れないとし、きっと無事だよねと語る。

そんな中テレビではフード男のことで議論になっていた。
フード男は正義の味方であり、彼が街の治安を変えてくれたこと。
この4ヶ月の間、暴行、路上強盗は減少し、殺人事件は16%も
減ったのだという。フード男が抑止力になっているのだという。
しかし6週間姿を現さず、一体何処に行ったのか。テアはみんな
消えてしまうのねとして意気消沈する。

ローレルは帰宅するとトミーが待っていた。
トミーはローレルに要求したいことを紙に書いていた。
トミーはローレルと付き合う中、引き出しを一段オレ専用に
させてほしいと言いたかったのである。それを知ったローレルは
私たちはそこまでの関係ではないとして否定する。
そんな中ジョアンナがローレルの家にやってくると、頼みが
あるという。ダニーの死は事故死ではないと語り、兄は誰かに
殺されたのだという。ローレルはサラが死んだ時のことを覚えて
いるかと問うと、私もただの事故だと納得させる為に調べ尽くした
事を語る。しかしジョアンナは以前に事件で知り逢った検視官が
居るが事故の調査書を手に入れてもらったのだという。ダニーが
着ていた防火服にはテレビン油がかけられていたこと。
その油はあの工場には存在しないものだという。また消防士の
防火服は通常500度に耐えられる仕様だが、火事の温度は250度
にも達していなかったのに焼け死んだのだという。

ローレルは先週レオ・バーンズという消防士も同じような状況
で亡くなっていることを調べる。火災現場で焼け死んでいる
こと。その件を父に相談すると、消防保安官に話して欲しいと
語るが、消防署にも独自の捜査班が居るのだとして警察の出る
幕ではないのだと語る。
そんな中、CSU Techのケルトンがクエンティンに携帯を持って
くると、指紋はランスのものだけだったとし、部品は軍部仕様
のものだが、特定は不可能だという。ローレルは一体何なのかと
尋ねると、この携帯はフード野郎のものだという。
クエンティンはジョアンナの件はオレにはどうしようも出来ない
事を語る。
そんな中ローレルはその携帯に目を付けると、フード男に電話
し、助けて欲しいと語る。
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オリバーは自分と同じフードを被った謎のアローによって
打ちのめされたことで少なからず精神的ダメージを受けて居た。
キズが完全に癒えた6週間後、ディグルはそろそろまたリストの
メンバーの退治を始めるべきではないかとして提言するが、
オリバーは今は家族が大事だとして、復讐することを一時的
に中止する事を告げる。それはウォルターが6週間前に居なくな
ったことに起因していて、母親のモイラはまたしても自宅で
引きこもっている状況であり、テアも不安でいることを知った
からだった。
しかしそんな中でも事件は新たに発生していく。
火災が発生し、消防士をしているジョアンナの兄・ダニーが
現場で焼死してしまった格好だったが、その死は消火活動によって
亡くなったのではなく、何者かによって燃焼促進剤を塗られて
殺されていたことが判明していた。警察署としては消防署にも
独自の捜査機関があり容易には立ち入れないということで、
もどかしく感じる中、ローレルは父がアローと繋がる携帯を
持っていることを知って、それを使ってアローと接触していく。

前回フルボッコにされたオリバーの姿が有ったので、精神的に心配
するところも有ったりしたけど、それ以上にウォルターが誘拐
されてしまったところもまた気になるね。
自分の中ではウォルターのことを”身内感”をもって見ていないので
居なくなったらなったで仕方がないとか非情な思いで見つめているけど、
彼の中には正義感とか追求・探求心が有って、ロバートの死に
ついて探る姿も有るので、本来ならばもっと彼に感情移入していければ
良いんだけどね。

オリバーは自分以上に強い人物がいたことにショックを受けた
というよりも、ウォルターの件で意気消沈する家族の姿を見て
自分が殺された際に、家族がどう感じるのかということを気にして
いるようだ。

「守るべき人がいると人は強くなる」という主張があるけど、
今のオリバーは逆に守るべき人たちの心の弱さというものに懸念
を感じて居る様子。ただ勿論それを理由に強い相手と戦いたくない
意識を交わしている感じもしてくるけどね。

今回の島での出来事は、オリバーがどのようにして生きて来たのか
の一端に触れるエピソードだった。人生で初めて人を殺めた
瞬間だったりするのだろうか。オリバーがまだ修行も何もしていない
状態での戦いだったので、流石にあの流れで勝利するのは無理っぽい
と思ったけどね。今後は出来れば、地下室での修行シーン以上に
島でどのように修行していったのかを描いて欲しいな。

上述したことにも繋がるけど、ディグルから「死の恐怖を感じる
気持ちは分かる」として同情心を露わにされたけど、よくよく考えれば
オリバーって島ではもっと恐い目に有っている訳で、一人の男から
ボコボコにされたからと言っても屈する様な人物ではない感じがする。
そもそも先日のエピソードでもオリバーは島の中で敵に捕まった
ことが有ったけど、殺されるのを目の前にしてもヤオ・フェイたち
のことを決して口にするようなことはしなかったよね。

さて現実に起きているのは火災に乗じて復讐を図るかつての
消防士の仲間・リンズだった。
流石にオリバーがリンズとの戦いで負けるというのはあり得ない
ような気がするけど、前回からオリバーのことをダークヒーロー
としての絶対的存在として描かれなくなったね。
オリバーがリンズを殺さなかったことの理由の中には、ローレル
が父親に語っていたセリフが脳裏を過ぎったのかも知れない。

「君が父に言ったことを聞いた。私は人殺しでためらいなく殺す
のだろう」と。

愛している人にそんなことを言われたら確かに自分の信念が揺さぶ
られることは必至という感じがする。
しかしその反面、逆にフード男がヒーローだという世論なんかも
わき始めて新たに背中を押すシーンとして描かれている。

しかし今回はアローとローレルの距離感がまた近かったね。
資料を手渡されるシーンなんてよく気が付かれないものだって
感じがしたし、消防署から出て行く際に、すぐ近くに居るのに
電話を掛け合っているシーンが有った。
まるで「東京ラブストーリー」の赤名リカと永尾完治が電話の
まねごとをするシーンを彷彿とさせるけど(そうか?)、携帯の着信
が近くで鳴ったら不味くないか?とか思ってちょっとヒヤヒヤした。

それにしてもクエンティンめ。
娘を信じているとしつつも、おとりに使おうとしているようだ。
携帯を返す振りして、盗聴器を仕込んでいた。

またローレルがトミーと接近してしまうところもまた切ない。
「トミーが君の引き出しの守りが堅いと言っていたぞ」。
決して下着の引き出しが・・・と語る姿が笑えたけど、オリバー
としてはアローとしての活動を続けるので弱点となる彼女とか
作れないのかな。ローレルもオリバーに言われることにショック
とか感じて居たのだろうか。

■使用された曲

・Arrow End Theme
Composed by Blake Neely
・World on Fire by The Royal Concept

■検索用キーワード

オリバー・クイーン (Stephen Amell) スターリング・シティの億万長者
ダイナ”ローレル”・ランス (Katie Cassidy) 正義感溢れる弁護士
トミー・マーリン (Colin Donnell) オリバーの親友にして、悪友
ジョン・ディグル (David Ramsey) オリバーのボディガード。元軍人
テア・クイーン (Willa Holland) オリバーの妹”スピーディ”
モイラ・クイーン (Susanna Thompson) オリバーとテアの母親
クエンティン・ランス (Paul Blackthorne) スターリング・シティ警察の刑事
ウォルター・スティール (Colin Salmon) クイーン産業のCEO

ヤオ・フェイ (Byron Mann) 中国の囚人?
エドワード・フライヤーズ (Sebastian Dunn) 島の男
マルコム・マーリン (John Barrowman) モイラに接触??、トミーの父
ジョアンナ・デラ・ヴェガ (Annie Ilonzeh) 弁護士、ローレルの相棒
ビリー・ウィンターグリーン (Jeffrey C. Robinson) デスストローク

ガーフィールド・リンズ (Andrew Dunbar) Firefly
レイネス (Danny Nucci) 消防
Lt.デーブ・エレット (Fraser Corbett)
ネッド・フォスター (Michael Daingerfield) クイーン産業
ウェールシー・パットロン (Freda Perry)
— (Jeffrey C. Robinson) ベータユニット・兵士
— (Jacqueline Samuda) TV司会者
ダニー・デラ・ヴェガ (Ramon Terrell) 消防士、ジョアンナの兄
ケルトン (Lee Vincent) CSU Tech
エドワード・フライヤーズ (Sebastian Dunn) 島の男
— (Adiam Asrat) ニュースキャスター

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