ダメージ Damages シーズン4 第9話 裏切りの応酬 There’s a Whole Slew of Ladies with Bad Things to Say About the Taliban

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第9話 裏切りの応酬 There’s a Whole Slew of Ladies with Bad Things to Say About the Taliban

脚本/Todd A. Kessler、Glenn Kessler、Daniel Zelman
監督/David Tuttman
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【前回までのあらすじ】
彼は一人息子で自分の娘を私に托して行方不明になったこと。
そのマイケルがキャサリンの監護権を求めて訴えてきたとパテ
ィはエレンに語る。ガリクソン記者にエレンはCIAの攻撃作戦に
従事中していたハイスター社のクリスを探して欲しいと語る。
エリクソンはクリスの件を迅速に処理するようバーカラスキー
に語るとカーターには勘づかれるなという。バーカウスキーは
タリバンが欧米人を殺すやり方でクリスを殺せば分からない
と告げる。
エリクソンの宣誓証言の際、彼にフランス人女性から手渡され
た子供の写真を見せてこの人を知っているかと問う。部下たち
が死亡した日、ボアマンはこの子を捉えるように指示していた
のだという。それを聞いたエリクソンはボアマンに逢うと、
最後の任務の目的はこの子だったのかと問う。重要な事実を
知っているのだという。ボアマンはその少年に対して母に何が
起きたのか本当の事を教えて欲しいと頼む。しかし少年は「お前
は悪魔だ」と語る。ボアマンはエリクソンの全ての証拠を提示
するとしてパティに取引を持ちかけてくる。

【ストーリー】
DD作戦。アフガニスタンでクリスはある小屋に入る為に遠くから
見張り有無について調べていた。レイバーンとフランクスや
ボアマンたちは小屋に入ると、ボアマンだけで小屋の中に入って
いく。しかしそこに居たのは将年だった。迎えに来ると言っていた
のに何処に行ったのかとボアマンは悔しがる。

公園でボアマンはパティと逢う。
事の始まりから話すというボアマン。
1980年代後半、CIAはソ連と戦うムジャヒディンの訓練をしていた
が、その支援に海兵隊が送られて来たこと。特殊部隊のリーダー
がエリクソンだったという。それでエリクソンとボアマンは親しく
なったという。あの男は使えると思ったこと。エリクソンは希有な
男で大義を信じていると。『ダストデビル作戦は?』と問うと、
アブグレイブでの虐待が発覚した後、俄にアメリカ軍がテロ容疑者
を扱うのは問題だとされた為にそれでエリクソンに白羽の矢が
立ったという。
ハイスター社はうってつけてエリクソンもやる気。彼が求めたのは
政府との契約が保証されていること。違法ラン務を行う事で会社を
危険にさらすからには確かな見返りを求めたのだという。契約が
更新され続けるように自分が手を回し続けていたこと。最初の頃は
タリバンとかアルカイダの小物を”強化尋問テクリック”(拷問)を
使っていたこと。無実の一般市民が網にかかることは有るのかと
問うパティにこういった仕事に100%はないという。『最後の任務
の事は?』と問うと、CIAはダストデビル作戦をとっくに終了
していたがエリクソンは英雄になろうとして独自にターゲットを
追い続けてその結果彼は利用価値はあるが信用出来ない男に
なったのだという。今や我々にも制御不能だという。だから
売る気になったのかというパティ。我々としても彼を引き取って
もらえると有りがたいというボアマン。『少年のことは?』と
問うと、それは誤解であり、彼は保護しているのだという。
ダストデビル作戦とは一切関係無いとし、政治亡命者だという。
アフガンに居たら危険なのでアメリカに連れてきたとのこと。
何者なのかと問うと、情報提供者が居たが、その情報提供者が
見返りとして彼女の息子を保護しているのだという。パティは
何故私と取引しようと思ったのかと問うと、あの子のことを
知られたからだという。追求されたら彼に危険が及ぶこと。エリ
クソンは渡すので少年には手を出すなということなのねという
とパティは筋は一応通っている事を語る。エリクソン帝国を
倒せるだけの材料を提供すると約束して立ち去る。

エレンとパティは少年のことについて語り合う。
年齢にして大体12歳だった。監禁場所は分かっているのでしょと
いうエレン。例のフランス女性が写真と一緒に住所もくれたと
いうパティ。捜査令状を出してもらうのは無理だというパティ。
ボアマンは政治的保護を求めているだけだと主張するだろうと語る。
フランス女の考えはどうなのかと問うとボアマンが少年を尋問して
いると思っていること。でもクリスの任務のターゲットとの関係
としては証拠がないという。宣誓証言でのエリクソンの反応を見た
でしょというと、クリスが知っていたかどうか分からないならば
少年と直接話すしかないという。

その頃アフガンではカーターがクリスのコンテナに行くが
そこに彼の姿がなかった。
クリスのことを連れて行く男たち。
カーターはクリスの件でエリクソンに連絡を入れる。エリクソン
は念のために移しただけの予防措置だとし、そこに記者が彷徨いて
いる事を語る。カーターは戯言だというと、始末すると決まった
のであればそれで良いが蚊帳の外に置かれるのは心外だという。
忠誠心を疑っているのか?と問うと、あなたに仕えて会社に尽くして
いるというカーター。それにこんな風に隠し事をされては任務
は出来ないと語る。カーターのことを守りたいのだとして理解
を求める中、カーターは誰が仕切っているのかと問う。バーカラス
キーだとすると、カーターは彼と話す許可を頂きたいと語ると、
エリクソンは至急状況説明するように伝えると語る。

マイケルとパティの間でキャサリンの監護権を巡る調停が行われる。
双方の主張を見た上で監護権争いを調停で解決するよう判事も
命じていること。形式ばらずに奇譚なく話合った方が良い解決
に繋がるだろうという調停人。双方の考えにどれ程の隔たりが
有るか聞きたいとしてパティから話を聞いていく。
パティは息子は自分の子を捨てたこと。私はその子を養子にした
のだとし、マイケルをキャサリンに逢わせる気は一切ないという。
それを聞いた調停人は相当隔たりがありそうだと語る。マイケルは
母とは何時の頃からか不仲で、何がきっかけでそうなったのかも
分からないという。でもその件とはキャサリンのことは無関係だ
という。娘を残して消えたことに理由が有るとすると、父になる
には早すぎたのだという。僕は過ちを起こしたが僕は自分自身が
好きではないという。でも母を責めるのは辞めたとし、母を敵視
することで僕は人生に目的を見出してきたと語る。
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エリクソン/民兵組織とボアマン/CIAの関係に少しずつ綻びが
生じてくる。ボアマンは恋人だと思っていたフランス人工作員
が自分を裏切り監禁していたアフガンの少年のことをパティに
情報として持ち込んだ為に、エリクソンのことを宣誓証言の時
にその証拠を突きつけて、ダストデビル作戦に於ける作戦内容と
同時に、少年が誰なのかを問う。しかしエリクソンはその少年が
誰なのかに於いては自分の関与しないものだった為に、ボアマン
が最終任務で行ったことは個人的理由であることを悟る。
ボアマンは最終任務で少年を拉致したことを認めるが、クリス
さえ亡くなれば、それを示す証拠は何一つなくなるのだとして、
エリクソンに処分を命じる。エリクソンはクリスの処分を現地の
責任者のバーカウスキーに語る中、ボアマンは保身のために
エリクソンらハイスターをパティたちに売る事を考えていた。

何だか分かったような分からない様な話だったな。

気になるのはやはりクリスのアフガンでの役割かも。
悪いのはエリクソンではなくボアマンであることが至るところ
で提示される中で、パティやエレンたちはハイスターの責任ばかり
を求めている姿が有る。
ただ今回のクリスの最終任務を見ていると、確かにアフガンに
於ける民間人を殺しては居るのだけど、3人の仲間に被害が及ぶ
映像が一度も描かれなかった。
これまでクリスと言うと必ず3人が被害者となるべくシーンが
断片的に描かれて、同じ映像を繰り返し流していたのだけど、
どの場面であのシーンに繋がっていくのか。

そして何よりもあのコンテナで殺害されたDDのペンダントを持って
血だらけになっている人物が誰なのかということか。
エレンの表情からするとクリスに見えなくも無いんだけどね。
エリクソンとエレンは取引したのに結局殺されたみたいな流れも
想定出来るし、殺されたと思いきや実際にはカーターとクリスが
手を組んで何者かの遺体をアメリカに運んだという流れが有るのか
も知れない。
アフガンに駐留していたカーターとバーカウスキーは、あのコンテナ
自身は持ち帰ってきたみたいだし、クリス自身は危険地域だとされる
ウェイガル地区に未だに現存しているような感じにも思える。
その辺の時系列がどうなっているのか。

ただご主人様の運命を悟っているかのようにして、グワーリ(犬)
が食事をせず元気が無くなっていたのは不吉に思う所。皮肉な事に
グワーリはボアマンのことを覚えて居る様子。

ボアマンが助けようとしたアフガンの女性は、ボアマンにとって
特別な女性で、情報提供者以上の関係が有ったのかどうか。
母子を助けようとしていたならば、何故子供からは「悪魔だ」と
呼ばれるのかどうか。あの小屋に踏み込んだ際に民間人らしき
人を殺害しているのでその事を指して悪魔の行為だとしているの
かな。

粘っていた子供もここに来て悪魔ボアマンが指の爪を抜こうとして
ペンチを持ち出したことから、恐れを成して涙した。
その後ボアマンは生まれて始めて何をして良いのか思いつかない
として子供の処理について語っているけれど、結局偽造した市民権を
得て、自分の子として育てていくのか。
この辺の子供の流れに於いては、パティとマイケルが争うキャサリン
の流れにも精通しているところが有るのか。

パティとマイケルの流れも容易には決着が付きそうにない。
そもそもマイケルの現在が何をしているのか良く分からないのだけど
まだ麻薬関係の流れが絡んでいたりするのかな。
ただマイケルの主張にも一理あると感じるのは、パティのマイケルに
対する育て方を見れば決してパティ自身も子育てに関しては、他人
にあれこれ言えるだけの人物ではないところがあるんだよね。
パンダのヌイグルミの件でも、赤ちゃんが飲み込んで窒息する可能性
が有ると指摘していたけど、寧ろ子供が触れるものに中国製の
オモチャを与えること自体が有る意味リスクが高いのかも。
アメリカでもこの時代、口に入れるものと赤ちゃんに与えるもの
だけは中国製は避けろと言われていたことが有る位、有害物質の
問題が取り上げられていたしね。

ハーンドンが20年以上情報をくれていたジュリアスの死に参った
様子がある。
逆に30年以上の付き合いのあるエリクソンとボアマンは簡単に利己的
理由で関係を決裂させようとしているところを見ると、なんとも
対象的に写る流れが有ったね。そしてクリスとカーターなんかも
長年の信頼関係で結ばれている。果たして本当に裏切って居るのか。

・When I Am Through With You by The VLA

パティ・ヒューズ (Glenn Close) 弁護士
エレン・パーソンズ (Rose Byrne) 検事

ジェリー・ボウマン (Dylan Baker) ハイスター警備会社
ハワード・T.エリックソン (John Goodman) ハイスター警備会社CEO
クリス・サンチェス (Chris Messina) ハイスターの元兵士、エレンの同級生
アンソニー・カーター (Derek Webster) ハイスター警備

ヴィクター・ハントリー (Tom Noonan) 元捜査官、探偵を依頼
マイケル・ヒューズ (Zachary Booth) パティの息子
キャサリン・ヒューズ (Kiley Liddell) パティの息子・マイケルの娘
キャサリン・ヒューズ (Brooke Liddell)
6歳のエリクソン (Stephen McGahan) 4男
9歳のエリクソン (Drew Beasley) 3男
13歳のエリクソン (Jesse Dean Montana) 次男・ジェイク
16歳のエリクソン (Brandon Thane Wilson) 長男

ビル・ハーンドン (Judd Hirsch) 元弁護士
ディーン・ガリクソン (Griffin Dunne) ニューヨークタイム誌記者
ショーン・エヴェレット (Bailey Chase) 弁護士、エレンの恋人
— (Ato Essandoh) Bomb Tech / 息子が13歳の誕生日
— (Aref Farraj III) Middle Eastern Boy / ボアマンが軟禁
バーカウスキー (Scott Johnsen) High Star Contractor
ロバート・オーウェン (Seth Barrish) “ボブ”、ボアマンと接触、国務省?
— (Douglas Taurel) Huntley’s Man
— (Daryl Edwards) Mediator
ビラル (Al Nazemian) アフガンの協力者
— (Demosthenes Chrysan) Afghan Man
— (Paul Beniamin) Afghan Man
— (Kennedy Moronta) Military Ops
ロバート・フランクス (Mark Tallman) 被害者
— (Sardor Sodikov) Afghan Henchman

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