第19話 絶望の先に Self-Destruct
脚本/Kristen Reidel 監督/Nick Copus
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【ストーリー】
ライアンが何とか回復する。ライアンが昏睡状態に合った際
に何が起きたのかを司令室にいき目にする。マイケルはコア
システムは無事で電力も空調もセキュリティも無事だという。
基幹回線を復旧中で通信システムも数時間で動くという。
バーコフとソーニャが何人かを説いてサーバー内部の修理を
させたがシャドーネットは壊れて使えないとのこと。バーコフ
は復旧にどのくらいかかるか分からないとのこと。
14人が残ったが8人が死んだこと。ショーンも亡くなってしまっ
たことを語る。またオーウェンがブラックボックスを奪って
アマンダと組ん売る気だという。何を企んでいるのか分からない
という。厳密にはオーウェンではなくサムだが、アマンダは
サムの記憶を奪いオーウェンを作っていたこと。そしてまた
元のサムに戻ったことで共謀者となったという。
アレックスはどうしたのかと問うと身を隠している事を告げ、
ショーンが死んだ後、みんなと逃げたという。ニキータはライアン
にアレックスを責めないでくれとし、アマンダの心理操作がした
ことだという。仲間が危険だという意識を植え付けて全員を
救わずには居られなかったのだという。みんなが逃げたことで
落ち着いていたが、目的を達成したことでアマンダの魔法が解けた
ようだという。しかしショーンが死んだことは想定外だったようで、
自分のせいで愛する人を失いアレックスは打ちのめされていると
いうマイケル。
アレックスはスラム街を一人彷徨っていた。
ニキータはアレックスを探さないといけないとし、私だってあの椅子
に座らされて何をされたのか分からないのだという。ニキータに
対して医務室で検査したらどうかと問うが、南オセチアから戻って
アレックスを徹底的に調べたが以上はなかったという。ニキータ
は私はまだ私のままだとすると、私一人でアレックスを探しに
いくという。みんなはアマンダとオーウェン、そしてブラックボッ
クスの行方を追って欲しいという。アレックスは恐らく4年前に
彼女を見つけた場所にいるハズだという。ライアンは僕は撃たれた
のだぞとしてニキータに語ると、あなたは私たちと違って幻想を
見ていないとし、その気持ちは分からないとして彼女が私を
撃つ事はないと語る。
心配しないで欲しいとすると今日まで避けてきた話合いをする
だけだという。
ニノは薬物を客に売っていた。
アレックスに対して見かけない顔だなとすると、何処でここの
ことを知ったのかと問う。警察にでも聞いたのかとして疑う中、
私は警察ではないとして何も持っていないことを提示する。
薬物を購入するとニノは今ならば二階の奧の部屋が空いている
事を語る。ドラッグハウスでみんな建物内でラリっている姿が
合った。奧の部屋には二人の男が居てニノも合流して三人の男に
アレックスは囲まれる。
バーコフとソーニャ。ソーニャはバーコフに逃げようと言った
時に何処に行こうとしたのかと問う。具体的逃亡計画を立てては
いなかったのかと問うと、次に出る時は逃げる必要がないと思った
のだという。新しいIDと大金を手にして生活をやり直せると思って
いたこと。オレはバカでおめでたいヤツだとし、セカンドチャンス
が与えられることを信じていたなんて・・と語る。ニキータは私
たちの為に戦ってくれたとしだから信じて居られたのだというソーニャ。
ニキータはバカな連中にバカなことをさせるのが得意だからなと語る。
ヤク中の女がニノを殺したとして騒ぎを聞くニキータ。
ニノは何でもくれてやるとしてアレックスに言うがニノの携帯
を奪い他の根城を吐けと言ったという。大ばくちを打つつもり
だろうと。
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アレックスの罪悪感につけ込んだアマンダによって”全員を助ける”
べき思想を埋め込まれたアレックスはディヴィジョンに於ける
諜報員たちが政府によって殺されるのをこのまま見ていられないと
感じて反乱を起こすが、レベッカがやるように反旗を翻して、
ディヴィジョンの主導権を握り、仲間を犠牲にしてまで助けようと
までは考えていなかったことも有り、ショックを受ける。特に
これまでアレックスのことを考えて行動を取ってくれていたショーン
がアレックスのせいで亡くなった事を受けて、彼女は傷心する中、
一人・何処かへ消えてしまう。ニキータはアレックスが自殺ミッシ
ョンと称して自爆覚悟で目の前にいる組織”サウスサイダー”の
ことを殲滅させようとしているのではないかと考えて助けにいく。
その頃ライアンたちはディヴィジョンをどうするかで考えていた。
逃亡エージェントは今では308人に達するとして政府に見つかれば
一瞬にしてここが火の海になること。崩壊は時間の問題だとして、
上手い事ディヴィジョンが崩壊して全滅したように見せられないか
としてライアンはここを自らで爆破して殲滅させようと考える。
しかしマイケルたちは反対し、ブラックボックスを取り戻すことが
先決であり、残った6人だけでもミッションは継続できることを
告げる。
ここ数話進行していたディヴィジョンのスリム化の形が究極の
形態になったというところか。
結局残ったのは6名(ニキータ・マイケル・ライアン・バーコフ・
アレックス・ソーニャ)ということで、小回りで運営していく
ことになる。問題となってくるのが、政府との連携に際して今後
問題は出てこないのかということと、洗脳されているアレックスとか
ニキータが意外なところで、トラウマのように発症して都合良く
仲間を崩壊に導くような行動を取らないのかというところなのか
も。
取りあえずアレックスを何とか呼び戻す為にはどんなことが必要
なのかということが今回の流れであり、今までのニキータ節
同様にあれだけディヴィジョン内で罪を犯したアレックスを説いて
戻らせて、罪悪感に罪悪感を重ねた状態の彼女を正常にまた
仲間の一部として受け入れられるのかというところかな。
6年前のエピソードがここに来てフラッシュバックの形で描かれた。
当時ニキータもまた仲間を犠牲にして、本来自らが自殺ミッション
と称して任務をこなすハズだったのに、別人が急遽それをすること
になったことで自分が生き延びて罪悪感を覚えていたことが有った。
その時の気持ちを通して、アレックスにも読み聞かせる形で幻想の
世界から現実に引き戻すきっかけにしようとした様子。
また今回は強制的に働かされている売春婦たちを助けることで
アレックスにとっては一つの達成感を得られる流れが有り、売春婦
たちが屈強な悪い男たち相手に立ち向かったことをきっかけと
して、上手い事ニキータたちの士気にも繋げていく流れを作った。
ライアンは自己犠牲の下で、この施設を残っていたロケット弾に
よって誤爆してしまったように見せかけて自分だけ政府に捕まる
ような流れを作ろうとしていた。
ディヴィジョンを少数精鋭で立ち上げるとしても、なんと言っても
今のディヴィジョンでは世界中のカメラを追うことの出来るシャド
ーネットが存在しないというのか不利な状況だ。人件費は上手く
スリム化出来たけど、人員を削減出来たのもまたシャドーネット
などのシステムが上手く機能していたからで、その辺のことが
クリアにされない限りはなかなか捜査は難しそうだ。しかしかつて
のシーズンでは、パーシーを倒した時のように、少数精鋭で
立ち向かっていった流れが有るので、バーコフとソーニャのテック班
とニキータとアレックスとマイケルの実行犯、そして司令官の
ライアンが居れば十分なのかな。
普通の手続きをして出て行ったエージェントは悪さをするハズは
ないというのは同意かな。308人いるエージェントの中でも、
問題はこれまでターゲットにしていた20人の非正規で逃亡した
エージェントの行方だ。
そして問題となるのはブラックボックスのこと。
みんな自分達エージェントの名前が公になることで恐れていた
けれど、元々このブラックボックスというのはパーシーがアメリカ
の政府組織に対抗する為の自己防衛の為に作ったものなので、
寧ろ公にされて困るのでディヴィジョンの諜報員というよりも
アメリカ政府だと思う。
マイケルはベラルーシの大統領を殺し、替え玉を据えたこと(S2-6)。
ニキータは国連総会で北朝鮮の閣僚を暗殺する手引きをしたこと
が引き合いに出されていたね。
まぁそんなこと以上にもっと外交的問題になりそうな情報がつまって
いそうな気がするけど・・
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ニキータ・ミアーズ (Maggie Q) 暗殺者
マイケル・ビショップ (Shane West) ニキータの仲間
アレックス・ウディノフ (Lyndsy Fonseca) ニキータと精通、組織員
シーモア・バーコフ (Aaron Stanford) IT関係、ニキータらと手を組む
ヘレン・コリンズ “アマンダ” (Melinda Clarke) ディヴィジョンのトップ
ソーニャ (Lyndie Greenwood) ディヴィジョンの分析官
ライアン・フレッチャー (Noah Bean) 元CIA
サム・マシューズ (Devon Sawa) 元オーウェン
キャサリーン・スペンサー (Michelle Nolden) 大統領
ルビー (Hannah Anderson) 売春婦
ニノ (Joseph Pierre) 麻薬の売人
フラー (Peter Michael Dillon) 汚職捜査官
— (David Amito) Accountant
— (Shauna Bradley) Female Recruit
— (Dwain Murphy) Male Recruit
バイアー (Billy Oliver) 捜査官
ルカ (Greg Hovanessian) アレックスが両替してと。
ポーラ (Marni Van Dyk) ディヴィジョンのエージェント
— (Quinn Martin) Head Thug
— (Krista Marchand) Female Junkie
— (Scott Neil) Dealer
— (Brianna Goldie) Division Tech Agent