ニキータ / NIKITA シーズン3 第18話 告白 Broken Home

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第18話 告白 Broken Home

脚本/Terry Matalas、Travis Fickett 監督/John Badham
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【ストーリー】
ディヴィジョンではクーデターが起きて指揮権の交代が起きる。
マイケルは捕まる中、こんなマネして本当に全員が逃げ切れる
と思っているのかと問う。クリスはマイケルは独房に入れる。
全部アマンダの罠だとすると、ニキータも拉致されていた。
全部アレックスが計画だということを聞かされる。

司令室ではレイチェルはバーコフとソーニャを使って全員に
新しいIDと匿名口座に退職金を振り込んでいた。バーコフサンタ
からのプレゼント。全員に送金が済んだら封鎖を解除しておさら
ばだというクリスたち。ショーンはアレックスに対して早く止め
ないといけないとし。レイチェルから指揮権を奪って全員に
真実を話すべきだという。暗殺者に変えられた元犯罪者300人
を政府が逃す訳がないという。君が死期を取ればマイケルを解放
し秩序が回復出来るという。今逃げれば一生逃亡者になり、
決して自由にはなれないという。しかし今度は絶対に逃がすと
言ってアレックスは聞かなかった。追跡装置を切れば見つから
ないとするが、逃亡エージェントだって追跡装置は切られている
のだという。

レイチェルは全員が捕まらずに行くにはシャドーネットを止めない
と行けないという。世界中の主要捜査機関にアクセス出来る
もので世界中のどんな監視カメラにもアクセス出来るものだという。
このままにして言ったら私たちは追われ続けること。バーコフに
対してサーバー室に行ってもらい止めさせる様告げる。ソーニャ
はそれを止めようとするが、彼女には送金作業を続けるよう
レイチェルは指示する。用が済んだらバーコフを殺すことを告げる
レイチェルに対してアレックスは彼女らがやろうとしていることに
異議を唱えるが、進むしかないと言ったのはアレックスだという。
しかし殺す必要はないと訴える。

アマンダに自分だけ生き残ったという罪の意識をアレックスは
埋められたこと。それがアマンダで有りアレックスに全員解放に
させることを駆り立てているのだというニキータ。もと止められ
ないというアマンダ。ライアンが元気でマイケルが自由でニキータが
ディヴィジョンに居れば止める事が出来るかも知れないが、
そうなっていないこと。ニキータはアマンダに対してお喋りが
続くのであれば殺してくれという。私を殺したいのでしょとし、
これまでにチャンスは沢山有ったと指摘すると、貴方も同様だ
という。貴方だけでなく誰も殺したくないのだというニキータの
言葉を聞いて、アマンダはニキータ節が出たわねという。最後の
レックスの時間だとしてニキータのことを眠らせる。

シャドーネットを停止させるバーコフ。
クリスたちは監視するが正確にはシャドーネットは消せない
という。バーコフが生きている限りディヴィジョンは俺たちを
追い続けるのだという。そんなクリスたちは突然バーコフを殺害
しようとして銃を向けてくる。バーコフは人を殺したことは
有るのかとしてクリスに問うとないという。キツイ事だとして後悔
することになるという。そんなバーコフはクリスから銃を奪うと
監視しているエージェントを殺害してクリスを殴り飛ばす。
バーコフはこれでクリスマスは終わりだとしてプレゼントは
没収だとして再びセキュリティを閉じてしまう。

オーウェンはアマンダに電話するとディヴィジョンから脱出させ
てくれという。何か軍隊を送れば良いことだろうとするが、アマンダ
はサーバー室で非常用に設定すればエレベーターを動かせるように
なると語る。

ニキータはベッドに寝かされていた。
何をしたのかとアマンダに問うと、一時的に脳の視覚中枢の一部
を刺激しただけだという。これが南オセチアスペシャルなのか。
女の子の居る病室の幻覚を見せる気なのかと問うと実在の人物に
逢ってもらうという。精神神経科医のマジュー・コリンズ少佐と
その娘だという。時は1987年、狭い部屋、グリーンのドレッサー、
ピンクの壁、そしてベッド。壁には鏡があった。貴方はベッドの
上で寝ているという。ニキータはそんなアマンダが語る世界に
入れられていた。鏡を見ると自分とは別人の顔が見えていた。
マシューが彼女のことを呼びに来ると、ニキータのことをアマンダ
と呼ぶ。くたくたなので下で食事の準備をする様告げると
私がアマンダなのかというニキータ。
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アレックスは南オセチアでの一件を通して、助けられなかった
ことへの罪悪感から、せめてディヴィジョンの工作員たちを全員
自由にしてあげたいと考えて、レイチェルたちと共謀して、なん
とか、政府やディヴィジョンたちからの監視から解こうとする。
しかしアレックスの思惑とは別に、彼女たちはディヴィジョンを
占拠し力尽くでディヴィジョンから逃れる術を選択。
予想外のことにアレックスも驚く中、指揮を執っていたライアン
の代わりに先頭に立っていたマイケルを拘束。ニキータは別の
ミッションでオーウェンと行動を共にした中、裏切られてアマンダ
に引き渡されてしまう。アマンダはニキータに対して、アレックス
と同じように脳の視覚中枢に刺激を与えて、何かをやろうとして
いることを知る。それはニキータがアマンダにかけた言葉を
全て反証する為にアマンダの最後のレッスンでも有った。果たして
そのレッスンの中でニキータは何を学ぶのか。

色んなところでドッカンドッカン始まってますね。
正直前回の感想の中で語ったのが全てだと思うのだけど、ディヴィ
ジョンという組織の閉鎖に向けて、工作員たちを篩にかけたという
感じのするエピソードだった。
味方同士で潰し合うことの切なさは感じるけれど、牙を向いてくる
相手に対して、倒さなければならない状況を作って、処分してしま
えば、視聴者的にも心が痛まずに済むというところか。
しかし随分とスリム化した感じで、最終的に残っているのは10名
程度とか語っていたね。

前回同様にいくつかのパートに分かれてそれぞれのシナリオが構成
されていた。
共通しているのは、ニキータが唱えている理想論が如何に絵空事
なのかということを実感させると同時にアレックスにも同様のこと
をたたき込んだ感じのするエピソードだったこと。

アマンダのこれまでの人生を深く掘り下げるエピソードにも繋がって
いたので実に興味深い流れだったけど、何故彼女が脳とか神経科学
に精通しているのかどうかの理由付けとして描かれているのと同時
に彼女の性格的指向が何処から来たものなのかということの裏付け
的流れを描くものだった。

父親は軍人の中でも神経・精神科医を担当するマシュー・コリンズ少佐。
アマンダは過去にニキータから色々と問いかけられたことの答えを
過去の映像を見せることで、質問の答えを提示していくものが有った。
ジュネーブでニキータから「私(アマンダ)を作ったのは誰か?」と
いう問いかけられたこと。その始まりとしてアマンダ自身のことを
ニキータに追体験させることで、色々と理想と現実が見えてくる
ものが有り、楽しいものが有る。

「過去の苦労を見せても何の言い訳にもならない。結末だけ教えて」
というニキータに対してアマンダは終わり方はあなた次第だとして
どうするかは自分の判断で決めて欲しいとする、意味ありげな言葉
を投げかける。

アマンダがヘレンという人物と双子だったこと。
マシューの時代の研究は主にPTSDを重要視していて治療法を開発
していたという。脳の善悪を判断する部分を分けようとして、スイ
ッチを切り替えるようにして、スイッチを切れば心の傷を思い出さ
ずに済むようにしようとしていたこと。しかし軍が研究を止めた為に
に絶対の自信を持つマシューは自分の娘・ヘレンに酷い虐待をして
それを忘れさせる為の実験道具にしていたという。

ニキータはアマンダが妹を父の生け贄に差し出したと勘違いして
いるようだけど、アマンダはそれを否定。ヘレンはこれ以上苦しい
思いはしたくないとしてアマンダに助けられないのであれば、
殺して欲しいとして訴えていたこと。
ヘレンが感じて居たアマンダへの思い。僅か8分先に生まれたか
どうかの差が今の状況を生んでしまったことへの嫉妬心など、
ヘレンが向けた思いの矛先は実験を施す父親に対するものだけでは
なかったこと。

ニキータがアマンダに対して、「私を救えば他の一斉のものから
許されると思ったか?」という言葉を投げかけたことを引用され、
ニキータ自身が実際にはアレックスを救ったことで許された気に
なっているが本当の意味では人を救うことなど出来ていないと主張
する。


一方ディヴィジョン内はとても酷い状態だった。
上述したけど、130名も居るのでここらで一気に暗殺者として育て
られたエージェントたちの処分・粛正を体よく行ったみたいな
流れだったな。
バーコフがやたらと格好良い訳だけど、ディヴィジョン内で
チームニキータ側のメンバーとして動ける人物が少なかったからね。
ただバーコフは正直、フィールドエージェントではないので、
戦いとかになると、「Agents of S.H.I.E.L.D.」のスカイ並みに
心細くなってしまうところが有るんだよね。

マイケルを解放させたことでかなり力強いものが有っただろうし、
オーウェンはともかくショーンも居て、問題はこの混沌とした状況
の中、収拾の付かなくなったアレックスは何を思いどう行動する
のかだよね。殆ど何も出来ずに見守るしかなかった訳で、相変わらず
過去、父やラリサ、売春婦仲間を置き去りにしてしまったことに
罪悪感を覚え、更にはその罪悪感にもう一つここの傷を背負わせた
感じだけど、ラリサの件は取りあえず幻視なのでちょっとは救われる
のか。

現在映画「クリムゾン・タイド」状態なんだというバーコフ。
バーコフとソーニャがこれ程頼もしく思える所なんて滅多に見られ
ない感じもするし、アレックスの犯した行動によって愛する
ショーンまでも失ってしまった。アマンダの洗脳とはいえ、一部
彼女の中の罪悪感を刺激しただけで、上手い事コントロールされて
しまうところなど、人の弱さみたいなものを感じるところだね。

Dlifeからの公式発表で、8月から「ニキータ」シーズン4も継続放送
なので、どう処理されていくのか。

・アマンダの双子役ヘレンを演じたHaley Ramm

過去「iCarly / アイ・カーリー」の時に取り上げたので以下
のリンクより参照あれ。
http://itawind.web.fc2.com/kaigai/icarly/icarly214.htm

■使用された曲

・Goodbye By Apparat

■検索用キーワード

ニキータ・ミアーズ (Maggie Q) 暗殺者
マイケル・ビショップ (Shane West) ニキータの仲間
アレックス・ウディノフ (Lyndsy Fonseca) ニキータと精通、組織員
シーモア・バーコフ (Aaron Stanford) IT関係、ニキータらと手を組む
ヘレン・コリンズ “アマンダ” (Melinda Clarke) ディヴィジョンのトップ
ショーン・ピアース (Dillon Casey) オーバーサイト
ソーニャ (Lyndie Greenwood) ディヴィジョンの分析官
ライアン・フレッチャー (Noah Bean) 元CIA

オーウェン・エリオット (Devon Sawa) 元ガーディアン

ヘレン・コリンズ (Haley Ramm) アマンダの双子
マシュー・コリンズ (Christopher Heyerdahl) 少佐、アマンダの父
レイチェル (Jessica Camacho) ディヴィジョン
クリス (Chad Connell) ディヴィジョン
若い頃のアマンダ (Kendra Leigh Timmins)
— (Kevin Claydon) Guard
— (Mark Sparks) Guard
— (Lauren Horejda) Division Tech
— (Brianna Goldie) Division Tech Agent
— (Jake Michaels) Insurgent

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