ニキータ / NIKITA シーズン2 第20話 シャドー・ウォーカー Shadow Walker

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March 16, 2012
第20話 シャドー・ウォーカー Shadow Walker

脚本/Kristen Reidel 監督/Nick Copus
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スイス・チューリッヒ。
アレックスはある銀行へとやってくる。
支店長のソーミュールはアレックスが来たことを受けて特別
待遇で接待する。プラシバシー保護には最優先で当たっている
ことを説明する支店長。アレックスはロシアの銀行に大金を
預けているがあの国の金融システムは信用出来ないとして主要
銀行を変えようとしていることを考えていると語る。
そんな中覆面を被った二人組の銀行強盗がやってくる。
その二人とはマイケルとニキータだった。支店長はすぐに緊急
警報を鳴らすと、警察に連絡が回るよう措置をする。バーコフ
はすぐに警察が来るので急いで処理しようと語る。
アレックスは支店長がニキータたちによって連れ去られたのを
見ると、目の前の銀行システムに無線機を設置し、バーコフが
ハッキング出来る様整える。バーコフは遠隔地からファイル
をコピーする中、警察がやってくると、ニキータたちには退避
するよう指示。アレックスにもコピーが終わったことを告げ
今すぐにそこから出るよう告げる。
銀行の外に出たニキータはマイケルに対して、「悪党から世界
を救う計画がダメならば銀行強盗にでもなろうか」と告げる。
マイケルに対してロビンフッドになってくれというと、タイツ
は履かないよと語る。

銀行のコンピュータにアクセスした理由は、この銀行から
かつてアレックスがパーシーの金を送金させたことのある銀行
だった為だった。パーシーの海外資金を管理する謎の名義人を
突き止める為にバーコフを調べると、イアン・ダマスカスという
投資家だと判明する。

その頃イアンの元にはパーシーから電話が鳴る。
今まで組織が大規模な改革を行っていた事を告げ、セキュリティ
を見直す必要があるのだという。数ヶ月前にかつての仲間に
機密情報を漏らすハメになったのだとし、最近脅威になった奴ら
は攻撃をしてくるハズで、最も標的とされるのは私の海外資金
口座だろうという。

一方アレックスはあの時パーシーによって言いように操られていた
ことも有ってパーシーを自由にしていたことに罪悪感を覚えて
いた。ニキータは責任を感じる必要はないとして、これから
パーシーを破産させてディヴィジョンは廃業に追い込もうと告げる。
その為には金回りの良い悪党を装ってイアンに接近する必要が
ある事を告げ、その為の資金として2千万ドルが必要だという。
バーコフはそんな金何処に有るのかと問うと、ニキータはバーコフ
のことをジーーっと見つめる。バーコフは自分の金を目当てにして
居る事を知って「全力で断る!!」と告げるが、ニキータは貴方の
夢は全力で革命を援助することでしょと問われる。これが一番の
方法だと言うと、バーコフはそれならば二番目の方法を採用して
くれと告げ、2千万ドルは僕にとって全財産だと語る。ニキータは
あくまで借りるだけだと告げるが、「バーコフ銀行は閉店だ」と
語る。これは自分にとってはセーフティネットのようなもので
君たちよりも優先されるものだと語る。アレックスは大金を持って
いるが、資金を用意するには2、3日はかかるという。明日逢う
手はずになっているのでそれではダメだというニキータはパーシー
の金を奪えば全て貴方の金になるのだと語る。するとバーコフは
金を出す条件として自分も現場に連れて行って欲しいと語る。
金は自分の目の届くところに置いておきたいという。しかしニキータ
は前回ボロボロになったことを告げ、二度とあんな目に遭わせたく
ない事を告げるが、バーコフは自分が投資家役となると語る。

イアンの豪邸にいくニキータとバーコフ(偽名:モーリス・ミト
ニック)。
マイケルとアレックスは外の車で待機していた。
張り込みしている間にマイケルはアレックスと会話する。
アレックスはここでみんなと居るのがホントに楽しい事を告げる
と、マイケルは母親と過ごすという選択はないのかと問う。
しかしアレックスはみんなと共に戦いたいのだという。マイケル
は俺たちに何か隠していないかと問うと、ショーンとの関係に
ついて尋ねる。

一方バーコフとニキータはイアンに逢うと無記名証券を現金に
換金したいを事を告げる。するとイアンは自分の提携者は特殊
な証券を扱っているので換金出来る事を語る。スキャナーを
通せば5分で現金化出来るという。

一方アレックスはマイケルに対して私生活を詮索するのは
ニキータの役目ではないのかと問う。スパイを頼まれたのかと
問う。アレックスとショーンの間には何もないと報告してと
いう彼女。しかし実際にはマイケルとニキータのような絆という
ものを見つけられるかどうかは分からないが、ショーンとの
間で探す価値があるかもしれない事を語る。
そんな中イアンの邸宅に一台の車が入っていく。
マイケルはニキータに対して無線でその事実を告げる。

イアンの元に金を受け取りにやってきたベロニカとローン。
7千万ドルを用意したというイアンだが、3千万ドル足りない
というベロニカ。
一方バーコフはイアンが居なくなった後のパソコンを使って
パーシーの口座にアクセルするが一銭も入って居ないことを
知る。
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ニキータたちはディヴィジョンを潰す為にもパーシーの海外
口座の流れを捉えて、その金を押収することで実質ディヴィジ
ョンの動きを封じようとする。かつてパーシーがアレックス
を利用して海外口座の金を動かした時に使用した口座情報を
元に、パーシーの金を管財している人物を特定し、パーシーの
口座から金を盗もうとするが・・・

バーコフが主人公だったエピソード。
これまでニキータ、マイケル、アレックスのそれぞれのキャラクター
が主人公となり、彼らにとって一番大切なものは何かということを
戦いを通して描いてきた格好だったけど、今回はその流れを
バーコフに突きつけた格好で、バーコフにとって一番大切なもの
は何かということを今一度考える機会を与えたものだった。

バーコフにとっての大切なものは、「金」とハッカーとしての
証しである「シャドーウォーカー」の称号。ニキータたちとの
関係に於いてはそれらよりも下位に当たる要素として主張して
いたけれど、展開を通して、”やっぱり僕にはニッキーたちが大切だ”
ということを実感させていくものだった。

それと同時に今回はアレックスにとっても今の彼女にとって
一番大切なものとは何かを突きつけていた。
前回のエピソードの中で、ショーンの母親の葬式のシーンで
アレックスが付き添い、彼女が自然と彼と手を繋ぐ場面が象徴
的に描かれたけど、母親との関係以上にショーンが大切であり
そしてニキータたちと戦うことの必要性・重要性も唱えていた。

ニキータにとって今回のバーコフとの共同作業はある意味、
バーコフの決意を改めて知りたいとする意図も有ったのかも
知れない。

さすがのバーコフもネットに接続されていないパソコンからの
ハッキング作業は出来ない様子。接続する為には人が直接その
パソコンに接続させる必要が有り、今回はスイスの銀行と投資家
のイアンの元を尋ねた格好だった。

バーコフにとってニキータとはどんな存在なのか。
自分のせいでニキータの母親代わりの女性・カーラを銃殺した
こと。そして今回はその時のトラウマが発端で、ニキータを
狙う敵に対して銃口を向けるが発砲することが出来ずに、
ニキータを傷つけることになる。
マイケルたちのように暗殺者としての訓練を受けていないバーコフ
にとって銃を使って人を撃つことが難しいというのは改めて
感じるところ。今までにもディヴィジョンの中でモニターを
通して人の生き死になど何度も目にしているハズなのに、いざ
自分が実行犯となることへの違和感というのを感じて居た様だ。
「NCIS」のエピソードの中でも、マクギーだかアビーが初めて
銃で人を撃った際に思い悩むシーンが有った気がする。ジヴァが
引き合いに出されていたけど、彼女は捜査官ではなく暗殺者と
しての訓練を受けているのだとして、その違いをギブスが説く
シーンが有った。

バーコフが居ないとパソコンでの解析作業が立ちゆかないことへの
不便さを感じる流れが有り、改めてバーコフの偉大さも感じる
ところだった。
ディヴィジョンのパーシーが現金輸送車を3台に分けて金を
運ぼうとした際に、「衛星画像から見て、バンパーから地面まで
の距離を測ると積み荷の重さが分かる・・・という映画(「ミニミニ
大作戦」)を見たわ」というアレックスの主張が可愛い者があったけ
ど、それを実際にバーコフがしてみせるという辺りの展開がまた
憎らしいものが有った。

「俺のパソコンのパピルスフォントになっているじゃないか!」と
アレックスに文句を言ったり、「貴方はただのパソコンオタクで
はないとし、貴方のイヤフォンから聞こえるつまらないジョーク
が時に頼りになる」と語るニキータの姿が有ったりして、
良い関係を築いて見せたけど、ニキータはバーコフの金を結果と
して奪ってしまった格好なのに、一度もバーコフに謝罪する
シーンがなかったというのはちょっと違和感が有った。というか、
ニキータが常に上目線でバーコフに語る姿を見て、何様だという
気持ちの方が強かったなぁ。
まぁ確かにバーコフの金はFBIから盗んだものかも知れないけどね。

それにしても「金」は大切ではないとはいえ、軍資金が無ければ
ディヴィジョンにしてもニキータにしても行動は起こせないよね。


・イアン役のCarlo Rotaは「24」のクロエの旦那役を演じている。

ニキータ・ミアーズ (Maggie Q) 暗殺者
マイケル・ビショップ (Shane West) ニキータの仲間
アレックス・ウディノフ (Lyndsy Fonseca) ニキータと精通、組織員
シーモア・バーコフ (Aaron Stanford) IT関係、ニキータらと手を組む
ヘレン・コリンズ “アマンダ” (Melinda Clarke) ディヴィジョンのトップ
パーシヴァル・ローズ “パーシー” (Xander Berkeley) 組織のドン
ショーン・ピアース (Dillon Casey) オーバーサイト
ソーニャ (Lyndie Greenwood) ディヴィジョンの分析官
ローン (Rob Stewart) ディヴィジョンのクリーナー

マデリーン・ピアース (Alberta Watson) 上院議員、シューンの母、O.S
パトリック・ミラー (William deVry) フランスのガーディアン

フィリップ・ジョーンズ (David S. Lee) “紳士”
イアン・ダマスカス (Carlo Rota) パーシーの海外口座の管理
マニオン (Shane Daly) 保安官
ベロニカ・ホワイト (Emma Campbell) パーシーの部下
ニコラス・サミューレ (Ivan Sherry)
— (Shamus Fynes) Damascus Guard
— (Kristian Bruun) Lead Officer
— (Aaron Hale) Dumbfounded Teenager
ビル (Killian Gray) ディヴィジョン
— (Helene Cardona) Spanish Operative (voice)

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