第5話 虚像の世界 The Sword’s Edge
脚本/Albert Kim 監督/Kenneth Fink
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【ストーリー】
マルコフは二人の工作員を人質に取る。二人も必要ないとして
一人を殺害すると、ニキータの命令なのか、それともマイケル
なのかと問う。局所攻撃隊なのか。ディヴィジョンは本当に
人を殺さなくなったのかと色々と問う中、新しく責任者になった
バカはディヴィジョンが何一つ分かっていないという。許しが
欲しいかと問うと相手を殺す。そんな中国民が待っていますと
呼びに来ると、マルコフは国民が集まる場所に顔を出す。
エズベキスタン共和国の新大統領・アレクシー・マルコフだった。
彼が顔を見せると国民はわき上がる。
ニュースでは先日休止したゼレンジャー前大統領の後を受けて、
異例の大抜擢だという。
アレックスはバーコフに彼はディヴィジョンなのかと問うと、
ディヴィジョンではエドワードと言っていたという。6年前に
エズベキスタンの人民自由党に潜り込んだとし、当時の最大野党
だったという。ニキータはどうするとエージェントが大統領にまで
なれるのかと問うと、少しの運と大いなる度胸だというマイケル。
自由党が政権を得たときには彼はNO.2の座にいたとし、NO.1を
消せば大統領になれる身だったという。
ライアンは逃亡エージェントが他国の元首なんて有ってはならない
ことだという。第一級の危険人物であり、核爆弾みたいなものだ
という。既に先遣隊を送ったが倒されたというマイケル。アウェイ
では勝てない事を告げると、来週にはマルコフはホワイトハウスに
くるのでそこを掴まえようという。しかし一国のリーダーがアメリカ
で死んだらマズイだろうとすると、拉致して替え玉とすり替える
のだというライアン。ディヴィジョンでも実行していたんだろう
と問うが、そんな時間はないとし、大統領に言って公演を伸ばして
もらうべきだという。しかし隠す必要はないのではないかという
ニキータ。ホワイトハウスにいく前に拉致する為に、作戦行動
の計画書を今日中に提出してくれというライアン。
バーコフは良いんじゃないかと告げると最近のデカフェも本物とは
区別が付きづらいと語る。替え玉くらい簡単だというバーコフ。
ニキータはライアンの元にいく。
一刻を争うことなんだというライアンに対して、ニキータは若に
心配毎があるのではないかという。今日だけのことではなく貴方
は最近おかしいと語る。バーコフとソーニャに言われたが、
アマンダはサリンが蒔かれる時刻を知っていたのだとし、誰か内部
でもらしたのかも知れない事を語る。ニキータはアレックスが
スパイに詳しいので調べてもらうという。逃亡エージェントは多い
ので先が思いやられると語る。
しかしバーコフはエージェントは何処にでも移動・アクセス出来る
のでみつけることは用意ではなかった。誰でも尋問していいという。
しかし僕以外の人物だというライアン。
そんなライアンは地下室を通ってホワイトハウスへと向かう。
シークレットサービスとしてダンフォースがガードしている
中、ライアンはいつか正面から入ってみたいものだという。
スペンサー大統領と面会する。
スペンサーはライアンに対して、先日ヘレク上院議員の集会で
物騒な事件が起きたのかと問う。その数日前に実験段階の爆発物
が盗まれていること。フォートグランヴィルからだという。
ライアンは徐々に成果を出しているというが、大統領魔職務は
この国を治めることで、今週はウズベキスタンの代表団を迎える
のだという。我が国に有効的な大統領が誕生したので闇の組織
にジャさせるようなことはしないよう告げる。
ダンフォースはディヴィジョン自身が問題なのではないかと語る
と、特殊部隊はいつでも出動できる状態だという。有事には
出動させるとし、命令が下れば数分後には君らの施設は一掃さ
せると語る。しかしそんなことをしたらディヴィジョンの存在
は隠せないとしてライアンは反論するが、今の所は命令を下す
気は無いとし、互いに共通認識を持ち優先順位をハッキリさせ
たいだけだという。ライアンは私に従うこと。出来ないので
あればダンフォースが”オモチャ”を取り上げると語る大統領。
今後ディヴィジョンの悪い噂を聞いたら消し去ると語る。
バーコフやマイケル、ニキータはどう拉致するかと語る。
ホワイトハウスには行かせられないこと。そしてホテルで拉致
出来たとして替え玉はどうするのかと。バーコフは科学の奇跡
で作るという。電気活性高分子を使い、電気を通すと形状が変わる
国防総省が負傷した兵士の人工筋肉風に開発したものがある
という。マスクを使って完璧なレプリカを作れるのだという。
それをマルコフと同じ背格好でロシア語が出来て、偽装任務の
経験の有ることが替え玉を行うというと、みんなマイケルのことを
目にする。マイケルはオレがやるよと語る。
バーコフは複製を作るには詳細な計測データが必要でレーザースキ
ャンをするには2時間は必要だという。ホテルから運び出すのは
難しい事を告げると、ニキータは自分から脱出してもらおうと語る。
ブレアリーホテルにマルコフ大統領は止まっていた。
見張りにはバシリーが居るが・・・
一方アレックスはソーニャにスパイ捜しをしているのかと問う。
アクセス量を調べているがパケットフィルターに異常は見られ
ないという。ハッキングされた形跡もない。トンネリングは?
と問うとアレックスに、シェアプログラムのことはバーコフに
言ったら初歩的すぎるといわれたという。しかしそんな中、内部
ファイアウォールに侵入者が居るとして古いサーバーにアクセス
していると語る。
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逃亡エージェントを追いかけている新ディヴィジョン。
その一人・アレクシー・マルコフは各国で潜入活動していた潜入
エージェントだが、潜伏先のウズベキスタンで、なんと
大統領になってしまい、容易には手を出せなくなる。スペンサー
政権としては、親アメリカ派だということも有りマルコフの就任
を歓迎する意向で、アメリカにも国賓として招かれることになる。
ウズベキスタンでなんとか事態の収拾を図ろうとしたが、先遣隊
はマルコフによって取り押さえられてしまい、アメリカ国内で
無い限りは手を出せないだろうという。しかしアメリカ国内で
外国の大統領を手にかけるワケにはいかず、難しい対応に迫られる
ことになる。
ライアンがディヴィジョン存続と政府側の間で揺れ動く様が
ちょっぴり気の毒な感じのエピソード。今後も政府側の要求と
ニキータらの要求に挟まれて胃の痛い思いで見守ることになる
のだろう。
時にニキータたちにとっては不審な感じにも見えるだろうし、
下手にニキータらエージェントを動揺させれば、今回のカールの
ようにして、アメリカ政府に対する敵意をむき出しにするの
かも知れない。
アマンダと内通者の件に関しては、今回はスカされた格好で、それに
該当しているのがカールなのかどうかはよく分からなかった。
ハッキングが起きたことと、クリーナーだった頃のオーウェンが恋人
のジュリアを殺したということで復讐に走る為の計画的な流れが
同一のものなのかよく分からなかったので、これで片付いた
と見るのはちょっと早急かなという気がするね。
ただソーニャはパケットの流れを見ている限りでは不審な流れは
ないということを語っていたみたいだし、その辺の事情がどうなって
いるのか。
更によく分からなかったのは、クリプトグラフってアマンダが奪って
いったものではなかったのだっけか?
元々ディヴィジョンの中にも存在しているものなのか。
それともオーウェンがディヴィジョンに持ち帰ったものだったの
だっけか。先週のエピソードなのにまるで覚えてない。あんまり
集中して見て無いな。
ディヴィジョンとホワイトハウスが地下道で繋がって居るという
胡散臭い設定が出てきてしまった。簡単に出入りできるとなると、
ディヴィジョンの存在そのものの怖さというものが急激に感じる。
政府がディヴィジョン存続に関する是非を問う流れが有るけど、
表だって居ない分、ディヴィジョンの存在というのは、今までは
都合の良い組織だったけど、今では寧ろ暴走しかねないものと
いう厄介なものとして見られてしまう。
今回のマルコフはパーシーを殺されたことにより、アメリカ政府
を恨み、アメリカ大統領の暗殺を密かに狙っているというところ
が有る。
政府に知られでもすれば、途端にディヴィジョンの存続の可否に
繋がるので、なかなか難しいものがあり、今のディヴィジョンと
過去のディヴィジョンの違いというものを誇示する為に、線引きする
流れというのは正直関係者以外にとってはなかなか難しいという
ところだろうね。
パーシーを崇拝していたものは、アメリカ政府に恨みを持つという
よりも、寧ろ新しい組織の形態を憎むものだと思う。
バーコフとニッキーのやりとりが面白かったね。
バーコフがニキータの声マネして自らを
「天才、流石バーコフ」(バーコフ)
「黙ってバーコフ」(ニキータ)
またオーウェンがカールの恨みを晴らす為に、敢えてナイフに刺さる
というのも凄いオチだった。オーウェンは記憶を失っているとは
言っているが、エージェントになって以降のことは覚えて居るのか。
忘れない様にして体にタトゥーを掘っているみたいだけど、
あの蝶のタトゥーはアレックスにも付いている。その意味は一体
何なのだろうか。シーズン1の1話の中でこの蝶の件をアマンダは
言及しているし、シーズン1の5話の中では今度はオーウェンが
蝶に固執していることが描かれている。果たして深い意味合いが
有ったりするのだろうか?
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ニキータ・ミアーズ (Maggie Q) 暗殺者
マイケル・ビショップ (Shane West) ニキータの仲間
アレックス・ウディノフ (Lyndsy Fonseca) ニキータと精通、組織員
シーモア・バーコフ (Aaron Stanford) IT関係、ニキータらと手を組む
ヘレン・コリンズ “アマンダ” (Melinda Clarke) ディヴィジョンのトップ
ショーン・ピアース (Dillon Casey) オーバーサイト
ソーニャ (Lyndie Greenwood) ディヴィジョンの分析官
ライアン・フレッチャー (Noah Bean) 元CIA
オーウェン・エリオット (Devon Sawa) 元ガーディアン
アレクシー・マルコフ (Jonathan Goad) 元エージェント、カザフスタン大統領
キャサリン・スペンサー (Michelle Nolden) アメリカ大統領
エヴァン・ダンフォース (Richard T. Jones) 司令官
カール (Damon Runyan) オーウェンを恨むエージェント
— (Sterling Jarvis) Secret Service Supervisor
— (Jee-Yun Lee) ENN Newscaster
— (Tim Campbell) Secret Service Agent
— (Mark Waters) Secret Service Agent
バシリー (Danijel Mandic) マーコフのボディガード
ジョン・シャクター (Jason Gray)
— (Geoff Scovell) 医者
ポールソン (Siavash Khavarnejad)