May 19, 2013
第14話 来る日への覚悟 What Kind of Fool Do You Think I Am
監督/Jennifer Love Hewitt 脚本/Nikki Schiefelbein
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テキサスレンジャーとしての記章を受けたエバン。
カーライルによって虐待されていたストリッパーのニッキーの
ことをライリーはモンロー刑事の協力も有って助ける。
ライリーは母方の牧場に埋めたハズの顧客名簿(クライアント
リスト)が盗まれていることを知る。
ライリーは名簿が盗まれた事を知り眠れない夜を過ごす。
隣ではカイルがベッドで寝ているが彼女は一人起き出すと、
結婚式の時に撮影した映像を見ては涙する。ライリーはもしも
の時の為にビデオメッセージに子供達に向けてメッセージを
吹き込むとベッドに戻る。気が付くと朝6時の目覚ましの音で
目覚めるのだった。
ライリーは銀行・融資担当のカリーナを呼び出すと、借金の
返済と共に自宅の名義をカイルに変更する。カリーナは彼は
一度逃げ出した過去が有るので名義の変更は大丈夫かと問う。
仕事としてだけでなく友人として心配だというカリーナだが
ライリーは寧ろ家族を守る為にすることだと語る。
ライリーは影でタバコを吸ってストレスをなんとか押しとどめ
ようとしているとそこにカイルがやってくる。カイルはまた
タバコを吸い始めたのかと問うと、ライリーはその言葉にイラ
って来てつい嫌な口を叩いてしまう。ライリーは貴方のせい
ではないとして経営者として今大変な時だとして理解を求める。
するとカイルは高校のステフコーチから仕事をくれるという
連絡が来た子とを告げ、俺が求めていたのはコーチとしての
仕事だったのかも知れないと語る。
そんな中レイシーもやってくると、禁煙していたライリーが
またタバコを吸い出したことを心配する。一体何が有ったのか
と尋ねるがライリーは答えられなかった。レイシーは養子候補
の一人として選ばれた子とを告げ、これから直接生みの母親に
逢って面接する事を語る。まだ逢って居ないが決まりそうな
気がするのだという。今日はデイルが仕事で遅れそうなので
ライリーに同席してくれないかと頼むが、今日は行けないことを
語る。ライリーはレイシーに対して大金を手渡すと、私に何か
有ればカイルや子供達をお願いと語る。あくまで万が一の時
だとするが・・・
東ボーモント高校。
ライリーはいつものようにランニングしてストレスを解消する。
色々と過去に起きた出来事を想像する。
ライリーの元にエバンがやってくると、彼に特殊任務に関して
上手くいっているのかと問う。近いウチ逮捕するとして、ニュ
ースになるハズだと語る。エバンによるとまさかの相手だと告
げ、訓練しているので相手が例えどんな相手でも大丈夫だと語る。
エバンはライリーが居なければ今の自分はなかった子とを告げ、
感謝を示すのだった。
ボーモント警察。
カーライル逮捕に向けてテキサスレンジャーたちは一斉に
大規模に捜査を行うとして、レージャー部隊のリーダー・リース
は捜査官たちに告げる。財政面で調べているが、彼らの収入源
は売春と人身売買であり、2つの店にカメラを設置したことを
語る。その2つの店は”ワイルドナイト”と”バイオレットオーキ
ッド”だった。リースはエバンたちには”ワイルドナイト”の
捜査の方に加わって欲しいと語る。
そんな中、エバンの元にモンローがやってくる。
モンローは彼にニッキーとカーライルの写真を見せると、この
女性を見た事はないかと尋ねる。これはライリーの店の職員だ
と告げ、カーライルとは一旦縁を切ったがまた関係が戻った
ようだと語る。この写真は2、3日前に張り込みの際に撮影された
ものだという。ライリーに知らせないといけないというエバン
だがモンローは捜査中の案件なので知らせることは出来ないと
語る。問題を探れと言われる。
ハロルドバー。
ライリーはジョージアの元にいくと、顧客リストが無くなって
しまったことを語る。ジョージアはだから用心しろと言ったと
してライリーを責める。何とかしないと今の生活を失うことに
なるのだと告げると、多分カーライルの仕業だと語る。
ジョージアは、ライリーに対して「蛇を殺すチャンスは一度きり
だ、頭を切り落として潰しなさい」と語る。
カールアップ&ドライ。
レイシーの元に里子の母であるキムがやってくる。レイシーは
夫のデイルはトラック運転手なので現在遅れている事を語る。
キムは妊娠したと分かると彼氏のビリーは逃げ出してしまった
ことを告げ、私一人では育てられない為に里子に出すのだと
告げる。キム自身が孤独に育った為に子供には同じ思いはさせ
たくないのだと聞かされる。
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州警察の性風俗に関する動きが活発になり、その捜査を主導して
いるのは”ザ・ラブ”でも常連客であるルブタン様こと、オーヴァ
ートン判事だと分かる。判事はライリーに対して活動に関して
くれぐれも注意するよう告げる中で、ライリーは自分たちを守る
命綱である顧客リストを何者かによって奪われた事を知る。
それ以降ライリーはいつでも捜査機関によって逮捕される可能性
がある事を知って、眠れない日を送ることになる。
これまでカイルに対する嫌悪感ばかりが目立ったけど、現在ライリー
に対する嫌悪感が目立って表れている。
ライリーの暴走っぷりに最早誰も止められないって感じ。
不安なのは分かるし家族を守りたい気持ちも分かるのだけど、
あれだけ迷惑をかけて来たエバンに対して、捜査状況がどうなって
いるのか教える様強引に迫る姿が有ったり、ジョージアからは経営権
を完全に譲り受けた状況なのに、貴方だけ抜け出すことは許さない
とばかりに迫るライリーの姿を見ると、早いところ逮捕されて
くれと小一時間な感じだった。
ただ正直売春・買春行為って現行犯以外でも捕まえることは可能
なのだろうか。未成年の援交に関しては、日本の報道でもよく
一年くらい前に出会い系で知り合った人物を逮捕したみたいな
報道を目にするけど、売春に関して、ライリーも今すぐ健全な
サービスに転嫁していけば、警察も何処まで追求出来るのかという
感じがする。
ニッキーがライリーを裏切っていたことがようやく発覚。
かつてライリーが命がけでモンロー刑事と共にカーライルの元
から助けたのに、まさに恩知らずな女だという感じ。
セリーナとニッキーが当初の印象からは全く正反対の人物像にな
っているところが面白いところだね。
ニッキー自身はカーライルから殺されると脅されていたと告げる
も、金目当てっぽい態度を見せていた部分も有る。
カーライルがニッキーに対して裏切り者だとして前回の展開の中
で彼女を捨てるシーンが有ったけど、あの時点で彼は彼女のトランク
の中から顧客リストを手にしていたということなのか。
巨悪であるカーライルの存在がある限り、ライリーとかニッキー
自身の悪というのが希薄化していることも確か。
ボーモント警察では、上司がシェルビーに対してエバンを見張る
よう語る流れもまた酷な状況だ。
シェルビーの中の警察官としての正義感を試されている感じもする
し、エバンの中でも警察官なのかかつて愛したライリーの為、家族
の為に警察としての誓いを破っていくのかどうかが試されることに
なる。
またレイシーの流れは唯一報われるものが有った。
里子に出そうとしているキムはまだ子育てするには幼すぎることや、
彼氏も逃げ出したことも有って育てることは出来ないと考えて、
レイシーを里親候補の一人として面会することになる。子供の親が
育ての親を決めていくというのも皮肉だと本人が語っていたけど、
まさか皮肉としか言いようがない。寧ろ育ての親のことを知って
しまうと、後々面倒なことになったりしないのか、その方が心配な
感じがする。自分が育てられる年齢に達した時に取り戻しに来る
みたいな展開になったりしないのかな。
デイルとレイシーの仲の良さと漫才コンビのような楽しさを見ると
ホント幸せそうだ。”ボン”、”ボン”語り会う二人の姿を見ると、
「CSI:NY」のダニーみたい。
キム役の女性が可愛らしかった。
一瞬、キム役には「跳べ!ロックガールズ ~メダルへの誓い」
で主演・ケイリーを演じたJosie Lorenかと思った。
またカイルはコーチ業を引き受けられると思って高校を訪れる
も、単なる雑用係だったことにショックを受ける。前科もの
が容易に職に就ける訳はないという感じだけど、ここは人間性が
試されるところなのかも。
そしてセリーナとデレクの関係も一歩先に進んだ感じ。
デレクは彼女に合い鍵を渡して共に生活していきたいみたいだけど
“ザ・ラブ”が閉店した後の関係性がどうなるのか気になるところ
だね。
■レンジャー・リース役のJoel Gretsch。
つい最近までこのブログでも取り上げられていた、「イーストエンドの魔女たち」
でビーチャム家の父親役を演じていたJoel Gretschが演じている。
■使用されている曲
・ Freight Train by Sarah Jackson-Holman
・Apologize by One Republic
・This Woman’s Work by Maxwell
・Motivation (feat. Lil Wayne) by Kelly Rowland
ライリー・パークス (Jennifer Love Hewitt) 二人の子持ち
ジョージア・カミングス (Loretta Devine) “The Rub”経営者
エバン・パークス (Colin Egglesfield) カイルの弟
リネット・モンゴメリー (Cybill Shepherd) ライリーの母
レイシー・ジーン (Rebecca Field) ライリーとリネットの友人
セリーナ・ラモス (Alicia Lagano) “The Rub”の従業員、ライリーの知人
カイル・パークス (Brian Hallisay) ライリーの夫、膝の怪我
テイラー・バーカルター (Elisabeth Rohm) 嫌みな女
トラヴィス・パークス (Tyler Champagne) ライリーの息子
ケイティ・パークス (Cassidy Guetersloh) ライリーの娘
ニッキー・シャノン (Laura-Leigh) 短大生、”The Rub”にバイト
デレク・マロイ (Rob Mayes) 医学療法士
デイル・ロックリン (Greg Grunberg) レイシーの彼
シェルビー・プリンス (T.V. Carpio) 警察学校
アレックス・トリンブル (Marco James) 警察学校
ハロルド・クレメンス (Michael Beach) バーのオーナー、ジョージアの彼
グレッグ・カーライル (Johnathon Schaech) ニッキーを脅している
オーバートン (Brian Howe) 判事、ルブタン様
カリーナ・レイク (Tammy Townsend) 銀行・融資担当
L.T.バーンズ (Andrew Borba) 警部補
キム (Hannah Marks) 里子に出す生みの親
リース (Joel Gretsch) Ranger Captain
モンロー (Leonard Roberts) 捜査官
ステフ (John Dennis Johnston) コーチ
ビリー (Garrett Clayton) キムの彼氏
— (Michael Bradley) Limousine Driver
— (Alexandra Amadio) Spa Girl