December 12, 2006
第14話 局長の宿敵 Blowback
脚本/Christopher Silber
監督/Thomas J. Wright
——————————————————–
極東ダイヤモンドから出てくる男・ゴリアテを監視するものた
ちが居た。ゴリアテは尾行に気がつくと逃げるが二人の覆面の
人物によって捕まり注射を打たれ眠らされるとバンに乗せられ
る。その二人とはトニーとジヴァだった。
ゴリアテが気が付くとそこは飛行機の上だった。一体ここは
何処なのかと問うとトニーたちはテネリフェというカナリア諸島
の島だという。トニーとギブスはこれからカサブランカに立ち
寄り、リックスカフェでカクテルでも飲んで”君の瞳に乾杯”
をピアノで弾き、そしてワシントンに戻ろうと語る。全ては
イスラエルの友人の為だとし、私たちは”荷物”を運んでいるの
だという。トニーは武器商人のコードネームって何でダサイの
かと問う中、ジヴァが現れると、男に対して何故祖国を裏切った
のかと怒りを露わにする。しかしゴリアテは自分はハマスや
ヒズボラに武器は売らないと告げるが、売っているヤツに武器
を流している事を指摘する。ザイールに長居するのは危険だ
というジヴァは、貴方がザイールの陸軍にロケット弾を売った
が不良品を売られたとして怒っていることを語る。
ゴリアテはダイヤを渡すので見逃してくれと言うが、ダイヤは
既に無いだろうという。それならば良いことを知っているので
情報提供するという。CIAが喜ぶ情報だとし、助けてくれるのな
らば教えるという。アレスという海軍の衛星システム関連の情報
だと告げ、アレスとは巡航ミサイルに目標座標を指示するシステム
だという。イランや北朝鮮がそのシステムを手に入れたら、
ミサイルの行き先を変更するハズだという。そんなシステムは
容易に手に入れられるハズがないとするが、誰でも買えるのだ
という。その売人を知っているのだとし、その人物はチャールズ
ハーロウだという。パソコンにメールが届いたとのこと。
ギブスはその情報の真意を確かめる為に、ラボにいるアビーと
マクギーにゴリアテの家から押収したパソコンの中身を調べる
様告げる。未だにスクリーンセイバーのパスと止まっていると
いうアビー。島の名前もよく分からないというマクギーに対して
パラゴンだと告げ、パスワードはDelta71Zulu39k5だと語る。
確かにそのようなメールを確認する。
メール相手はサントリーニ島・エーゲ海の別荘を2千万ドルで
売りたがっているのだという。
チャールズについて調べると、現在68歳で、暗号化システムの
専門家で国防総省に3年前まで雇われており、退職していると
いう。3年前にアレスプロジェクトに参加していた。いわゆる
海軍極秘衛星誘導システムのプログラムで、アレスとはギリシャ
の軍神の名だと語る。現在は過去90日にチャールズがメール
した内容を調べていると報告する。
トニーはブレワと電話しているところをギブスに見られる。
ジヴァとマクギーはチャールズの自宅があるローズウッド通り
のノースウェスト205番地へ向かう。
メールを調べた結果確かにゴリアテの言うとおりアレスを欲し
がってするものがいた。その一人はトレント・コルト(37歳)で
FBIの武器商人のブラックリストに乗っている人物だという。
しかし5日前にその情報が掲載されたことが分かる。国際的ディ
ーラーで、トニーはその人物の写真を見ると局長に命令されて
空港で内偵調査していた人物だという事が分かる。
——————————————————–
ゴリアテと呼ばれるイスラエル系の武器商人が政府を裏切るよ
うなテロリスト側に武器を流していることを受けて、ジヴァらは
逮捕する。ゴリアテはザイール大統領に渡して処分しようとする
が、彼から取引を持ちかけられる。アメリカの海軍が3年前に
極秘に開発していたアレスという衛星誘導システムを開発者の
一人であるチャールズ・ハーロウが他の武器商人に2000万ドルで
売ろうとしているというのである。調べていくウチにその情報が
本当であると確認。更になんとそれを購入しようとしている人物
は局長達が動きをマークしていたグルヌイユである事を知る。
S4-3、S4-5、S4-10、S4-11、S-14と局長がトニーと共に追ってきた案件。
局長とグルヌイユとの間には何らかの屈辱的歴史がありそうだけ
ど、ネタばれになるかどうかは分からないけど、S5-14のタイトル
がそのまんま「ラ・グルヌイユの死」となっているので、この
シーズンでは問題は解決しないというところだろうか。
シーズン5と言うと、最終話は「ジェニーの戦い」ともなっている
ので、相当問題多き流れが有りそうでちょっと恐い感じがする
けどね。
トニーがギブスと局長の間で揺れ動いている様子は、ギブスが
復帰したS4-3の中でも揺れ動いている心情として局長に語る
姿が有ったので、トニーとしてもギブスにこの案件が話せなかった
ことはストレスに感じて居たのかも。
局長がギブスの上司であることは言うまでもないにしても、
トニーを直接育てたのはギブスであり、その辺はなかなか両者に
挟まれ難しいところだね。
ギブスとトニーがトイレで会話するシーンがなんとなく滑稽だった
し、ギブスが局長にクレームに行く際には、あんたがマルダリータの
旅に出ている間にも任務があったのよと言われると、流石のギブス
も言い返せない。
ルールに対してそれぞれの主張を言い合い、ギブスにとっては
ルール1が最優先されるべきものだと語っていた。
トニーが局長のオフィスを尋ねると、シンシアが局長のブラジャー
に安全ピンを付けている姿。一体何の視聴者サービス?って感じ
だったけど、局長のブラジャーのホックが壊れたようだ。
そんなことって有るんだね。
マクギーとジヴァがコンビを組むシーンが有った。
男性がネイルサロンに入るのを見て、アメリカ文化には随分と慣れて
来たけど、オヤジが爪の手入れをするのかと指摘されていた。
「僕は甘皮が荒れやすいんだ」というマクギーの繊細さがまた
ゲイっぽい感じけど。
ジヴァの運転ネタも健在。
当初彼女はナビ役をしていたけど、トニーとコンビを組んだ時に
は運転手をしていた。私は視野が広いのよとして運転しながら
助手席に座るトニーのタブレット端末見る姿。
画像をめくるウチに女性の写真が出てしまったけど、ついにジヴァ
に謎の女性の存在が見つかってしまったのか。
チャーリーの部屋からアレスを探す為にコンピューターを大量に
回収する。マクギーとかアビーにとっては宝の山のようだ。
話が弾んでいたけど、マクギーがギブスに報告する際に、PS3が
何かを知らないギブスに、ATARIとかCommodore 64とか語る姿は
笑えた。コンピュータを知らない人ならば古い機種の名前を
並び立てても知らないと思うぞ。
80年代にデュアルファイアワイヤーコネクタって有った?とするけど
その後、USBの勢力の方が圧倒してしまったね。
チャーリーが逃走した際に亡くなってしまったので、ダッキーが
イギリス人のチャーリーに化けてグルヌイユと接触することに
なる。
ケベック州南東部にあるシェルブルック空港。
顔認証でダッキーがあっさり別人だということがばれたのかな。
ダックだけに丸焼きにされると言ったのはマクギーだったか・・・
この流れに待ったをかけた流れはよく分からなかったけど、
一瞬彼らは潜入捜査をしている人物たちなのかと思った。
・Dominic KellyのCastle Walls
・Dominic KellyのCrazy Eyes
リロイ・ジェスロ・ギブス (Mark Harmon) 主任
アンソニー・ディノッゾ (Michael Weatherly) “トニー”
アビゲイル・シュート (Pauley Perrette) “アビー”コンピュータ
ドナルド・マラード (David McCallum) “ダッキー” 検視
ティモシー・マクギー (Sean Murray) コンピュータ
ジミー・パーマー (Brian Dietzen) ダッキーの新しい助手、検視
ジェニー・シェパード (Lauren Holly) NCIS Director
ジヴァ・ダヴィード (Cote de Pablo) モサド
ジャンヌ・ブノワ (Scottie Thompson) トニーの彼女、看護師
グルヌイユ (Armand Assante) 悪党、局長が追っている
イーライ・リサック (Assaf Cohen) “ゴリアテ”、イスラエル人武器商人
トレント・コート (David Dayan Fisher) 37歳、武器商人
マーティン・クイン (Corey Stoll) 先発隊
レジーナ・スミト (Sandra Hess) Regine Smidt
ニック・ハーリー (Jim Parrack) ジヴァの追走を邪魔する
マックス・フィリップス (David Batiste) ジヴァの追走を邪魔する
シンシア・サムナー (Stephanie Mello) 局長の秘書
チャールズ・ハーロウ (Fred Tate) 科学者
ローズ・オリアリー (Serena Scott Thomas) “ブラックローズ”、武器商人