第12話 少女たちの居場所 House and Home
監督/Martha Mitchell 脚本/Joanna Johnson、Thomas Higgins
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【前回までのあらすじ】
キャリーが少年院を出て行く際にダフニは嫉妬心から彼女を
殴る。ドラッグを所持していたケルシーはドラッグを買ったのは
キャリーからだとして疑われるが、マリアナが売ったものだった。
両親の結婚式の日、ブランドンとキャリーはキスするがその姿
をジュードに見られる。ジュードはキャリーに対して台無しだ
として、キャリーの行動は僕も巻き添えになるのだという。キャ
リーは家出するがワイアットと連絡を取り、ステフとリーナが
迎えに行く。それでもキャリーはそこから逃走してしまう。
キャリーはバスの終着駅に合ったコンビニ店で無銭飲食をして
捕まる。
【ストーリー】
保護観察官のエド・クレイグと面接する。更生施設は2回目だね
とし、前回の時には里親の車をバッドで傷つけて入ったこと。弟
が里親に殴られたからだという。弟は大事か?と問われる。
今の里親は好きだと言っていたそうだが何の変化が有ったのか
と問う。養子にすると言ったが私はもう16歳で、必要はないと
いう。保護局の世話にならず自立するという。でも警察に世話
になっているとし、君はまだ子供だとして大人の保護が必要だと
いう。保護局か里親か。フォスター家はダメだというと、私は
他の里親の家出も更生施設でも構わないので弟は養子にして
もらって欲しいという。ママたちに伝えてというと、君を手放せ
というのか?と。
フォスター家の食事。
ステフは来週から仕事に復帰することを報告する。マイクもまた
2、3日中に復帰するとのこと。マリアナはステフに対して恐くない
のかとしてデスク仕事にしてもらったらどうかという。
警察は危険な仕事ではないというステフ。どんな仕事にも多少の
リスクはあるでしょと。キャリーはどうなるのかと問うと明日
裁判官が決定を下すという。保護観察の期間を延ばすか、更生施設
に入るか。施設に入ればまた殴られるかも知れないという。
僕たちも法廷にいくべきではないかというブランドン。キャリーは
家族には来ないでと言っているという。裁判官を説得すればなんとか
なるのではないかとするが、問題はこの家での暮らしをキャリーが
望んでいるのかだという。家出したのだという。ブランドンは
理由が有ったのだというが、ジュードはその理由は話してはいけない
とジュスチャーするが、僕がキスしたからだというブランドン。
リーナとステフはブランドンを呼びだすと、詳しく話をする。
結婚式の日にキスしたこと。まさかこんなになるとは・・養子の子
と付き合おうとしたのかとして言葉にならないという。ここが
キケンだから家出をしたのかとリーナ。養子の話が取り消しに
なると心配しジュードの為に消えたのだという。保護局に知られ
たら二人共連れて行かれるのだという。ステフは忠告したでしょ
というが、それでも好きなんだというブランドン。
家族に手を出したという訳なのかとして、ヘスースら子供たちも
ブランドンと話合う。彼女もその気だったというブランドン。
僕はヤツとしたこととは違うとしてリアムのことを引き合いに出す
が、同じことだと言われる。ブランドンは数日前まで一時的に
預かるってことだったからだとすると、それなら何故養子になる
ことに賛成したのかというマリアナ。家族が迷惑していることは
分かるという。ヘスースならば気持ちは分かってくれるだろうと
すると、話が違うという。何で話したのかとすると、理由が分かれ
ば連れ戻すだろうと語る。
ステフとリーナは二人は毎日一緒に暮らしていたのに、気が付かな
かったとしてショック。リーナは思春期の子は衝動的なことを
するものだという。ジュードは二人に対して黙って居てゴメン
と語る。気持ちは変わっていないとしあなたを養子にするという。
しかしキャリーをなんとかしないといけないという。
裁判。
更生施設を出て9週間で家出。保護観察中に万引きしたとして
判事から言い分は?と問われる。キャリーの里親がこの場で話がした
いと言っているという。キャリーはウチに来て私たちと3人の
子供たちと馴染んでいたというリーナ。彼女は心を開いて学校にも
慣れて決まりも守っていたこと。私たちを信じて養子縁組を了解し
たという。そんな彼女に二度目のチャンスを与えて上げたいという。
ですが今すぐには彼女を引き取れないというステフ。
マリアナは一人でランチを取ると、チェイスという最上級生が声を
かけてくる。昨年演劇のポスター貼りを手伝ってくれただろうと
し、次の講演でもスタッフを募集しているのだという。放課後説明
会をするので来てくれないかと誘う。
ブランドンとタリアは「ガラスの動物園」のセリフの読み合わせを
していた。そんな中ブランドンはタリアに対して別れようと語る。
寄りを戻すべきではなったと語る。何故なのかと問うと、ブランドン
は君の事は好きで大切な人だけど愛していないという。今度は
正直に話して欲しいとし、キャリーが原因なのかと問う。
それを認めてくれないと私もまた一人で悩むことになるのだという。
キャリーだとすると、タリアはブランドンに対してあなたは傷つく
わよと忠告する。
演劇部はチェイスのお陰で、部員が集まっていた。
しかし実際演劇を舞台で演じるのは4人だけでその殆どは裏方。
男子は少ないが女子は即戦力になるという。ザックはマリアナに
興味を持ち声を掛ける。
ザックは照明係をしているが、これまでスポーツの為に留年して
いたことを語るが、スポーツは自分には向いていなかったという。
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結婚式の日にブランドンとキャリーはキスしたことでそれを
ジュードに見られる。ジュードからキャリーは自分勝手な行動
だと非難され、僕まで巻き込まれると言われると、キャリーは
ブランドンから離れる為にワイアットと同行していこうとする
がすぐに捕まる。しかも無銭飲食で捕まったことで、保護観察官
の面接し裁判官たちと協議した結果、児童養護施設のガールズユナ
イテットと呼ばれる定員7名の小規模施設に入れられることになる。
そこは鉄格子もなくいつでも自分の意思で出て行く事は出来る
が、信頼を裏切れば更生施設か監視の厳しいホームに入れられる
ことになると聞かされる。施設には更生施設でキャリーをボコ
ったダフニの姿が有った。そこに集められた7人は犯歴を見ると
もの凄く、キャリーは圧倒されるが、色んな人物がいることが
分かる。
キャリーの件、どうなるか難しい判断が求められたけれど、
取りあえず少年院や更生施設に戻されることがなかったことだけ
は良かったね。
ブランドンの軽率な行動によって抑えていた気持ちが盛り上がって
しまった格好だけど、気持ちは素直なものだし、そもそも未成年
の付き合い自体は推奨されている訳でもない状況の中、ブランドン
たちのそれとは何処が違うのかということが当面のこのドラマの
問題・課題になっていきそうだ。
大抵長男的役割を果たしている人物は軽率な行動は取らないもの
なのに、ブランドンってホント軽率。
今までブランドンを好感を持ってみていたけれど、このエピソード
を見ると正直、陰鬱としている感じはなんかジメーっとしていて
思った程に爽やかイケメンじゃなかったかって感じもするし、
結局問題は把握しつつも心は止められないという感じで、まだまだ
問題を認識しつつも軽率な行動を起こした結果、問題が起きそうで
恐いところがある。二人の付き合いが秘密のまま進行して
いくという状況自体が二人の心に燃焼促進剤となって火をつける
ところも出てきそうだ。
マリアナの件では彼女の欠点が現れた感じのエピソードかな。
誰かを求める気持ちが強いのか、声を掛けられたチェイスにあっさり
と利用されるとも知らずに都合の良い女性になり下がっている。
ケルシーという危ない友達もいて、マリアナがチェイスとの関係を
求めて行く中で、色々とケルシーが陥れて来そうな予感もするし、
そもそもチェイスそのものが如何にもきな臭い。
そんなに人を呼べるほどにイケメンなのか?ってことはさておき、
献身的に彼に尽くす女性が多い事には驚く。
マリアナとケルシーが衣装係になって服を買いに行ったけど、ケル
シーから帽子を万引きさせられる格好となり、そこでも結局正しい
行動を取れずに流れに便乗した結果と成った。
ヘスースは向精神薬の副作用と心拍上昇。
注意欠陥、多動性障害の子の気を沈める為に効果的な薬だけど、
ヘスースは薬ではなく行動療法で治したいと考えている様子。
スポーツで発散すれば良いとしてマイクの提案でレスリングを
習うことになるけど、早速ヘスースの前にエマという可愛い子が
現れてしまった。レクシと”約束”はしなかったけど、ヘスースの
テンションの高さからすると、躁状態の彼がエマとの関係を進めて
いくことは考えられないのかな。
エマ役のAmanda Leightonは「跳べ!ロックガールズ~メダルへの誓い」
のシーズン4でウェンディ役で登場したけど、スポーツ少女役が
多いな。
http://itawind.web.fc2.com/kaigai/t/toberockgirls.htm
さて問題はキャリーが送られた養護施設だ。
周りを見ると自分以上の問題視だらけって感じだけど、取りあえず
調整役のリタ役のRosie O’Donnellさん、貫禄があるので大丈夫な
感じはするけど、施設の子たちはどれだけ静かにしていられるか
だよね。キャリーのことを少年院時代の1話の時に殴り飛ばした
ダフニなんかもいて、彼女武装強盗とか凄い犯歴の持ち主だなって
感じでキャリーが太刀打ちできるのか不安だけど、キャリーも
負けずに相手が謝罪してきた事に対して許さないようなことを
口にしていたし、ここでは全ての行動には結果と責任を求められる
ということをたたき込まれていきそうだけど、フォスター家に人数
と施設の人数は構成こそ違うけど同じような感じだし、色々と
対比するところが出てくるのかも。
初回での問題は、ニコールというトランスジェンダーの女性と
衝突してしまうものだった。偶発的なものだったけど、どちらも
本当のことを言わず、この場合どちらが悪いと言えるのかな。
幸いキャリーの周りには、ゲイは人は沢山いるのでそういう人に
寄り添えそうな感じ。
最後にブランドンが逢いにいってしまったけど、この行動もまた
結果と責任が求められていきそうで実にリスクある行動のように
思える。更生施設を突き止めたブランドンは角度を変えると
完全にストーカーみたくなってる。
■キーワード
・
■使用された曲
・In the Arms by Lucy Schwartz
・Casualty by Kopecky Family Band
・Turning the Tide by Stigma
・Too Many Lies by The Futures League
・We Are Broken by This, the Silent War
・Rule the World by Anabel Englund
・Shadow Love by Anabel Englund
・We Are Broken by This, the Silent War
・Paint the City In Lights – Single by The CO
ステファニー・アダムス・フォスター (Teri Polo) 警察官、”ステフ”、ゲイ
マリアナ・アダムス・フォスター (Cierra Ramirez) 双子
ヘスース・アダムス・フォスター (Jake T. Austin) 双子
ブランドン・フォスター (David Lambert) ステフとマイクの息子
マイク・フォスター (Danny Nucci) 警察官
リーナ・アダムス (Sherri Saum) アンカービーチスクール副校長
ジュード・ジェイコブ (Hayden Byerly) 弟
キャリー・ジェイコブ (Maia Mitchell) 姉、更正施設
ワイアット (Alex Saxon) 生徒、キャリーと似て課題が書けない
レクシ・リベラ (Bianca A. Santos) ヘスースと仲良くなる生徒
タリア・バンクス (Madisen Beaty) 元ブランドンの彼女、嫉妬心
リタ・ヘンドリックス (Rosie O’Donnell) “ガールドユナイテッド”
エド・クレイグ (Cyrus Farmer) 保護観察官
ケルシー (Anne Winters) 手癖の悪い生徒
エマ (Amanda Leighton) レスリングの生徒
チェイス・ディロン (Garrett Clayton) 演劇部
ザック (Julian de la Celle) 演劇部
ダフニ・キーン (Daffany McGaray Clark) 17歳、ギャング・薬物・武装強盗・脅迫
ベッカ (Annamarie Kenoyer) 16歳、ドラッグの使用と売買、売春、脅迫
キアラ (Cherinda Kincherlow) 15歳、11歳の時に最初にレンガを投げた
ギャビー (Hayley Kiyoko) 15歳、高く侵入、窃盗、ネット虐め
コール(ニコール) (Tom Phelan) 15歳、盗み、売春、トランスジェンダー
カーメン・クルーズ (Alicia Sixtos) 17歳、陸軍に入りたい、ギャング、薬、誘拐
スピアース (Michael Patrick McGill) レスリングのコーチ
— (Rolando Boyce) Security Guard
— (Elayn J. Taylor) 判事
— (Michael Sun Lee) Bailiff
ミシェル (Angela Elayne Gibbs) “ガールドユナイテッド”施設長
— (Coryn Mabalot) 少女