第23話 レッド・ジョンの足跡 Red John’s Footsteps
脚本/Bruno Heller
監督/Chris Long
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サンアンジェロ・クロケット州立記念公園。
リグズビーとチョウは現場へとやってくる。よりによって
ここらで唯一の州立公園に死体を遺棄するからウチらが捜査す
ることになったとしてリグズビーは文句を語る。
遺体を見るとリグズビーは驚く。チョウは何か問題かと問うと
リグズビーは遺体を見ろとし、あの殺され方は・・と。
リズボンやヴァンペルト、ジェーンがやってくると、リグズビー
たちは現状を報告する。
被害者はエマ・プラスケット(19歳)。地元の子で通報を受けた
警察の知り逢い。両親と同居していて、兄と双子の姉・マヤが
いるがマヤは行方不明の状態だという。彼女たちの車は15km
北で乗り捨てられていたという。
捜査はリビングストンカウンティ郡のハーディー保安官が
指揮しているという。私たちの最優先は双子の姉の捜索だと
語る。ジェーンはリズボンに遺体を見てと語る。偶然じゃない
ヤツのしわざだと。ハーディーはどういうことなのかと問うと、
レッド・ジョンという殺人鬼の手口の犯行だとヴァンペルト
は説明する。足の爪にジェーンの妻の時と同じように血で塗って
いること。僕に捜査をさせたいのだという。リズボンはそれ
を否定するが、その時飛行機のエンジン音が聞こえると、空中に
はレッド・ジョンのトレードマークであるスマイルマークが
空中文字として浮かび上がる。
サンアンジェロ・プラスケット邸。
リズボンとジェーンとハーディーは三人で邸宅に向かう。
ハーディーは禁煙中でニコチンガムはまるでタイヤみたいだと語る。
プラスケット家は夫は建築家で妻は彫刻家をしていて、古くから
ここに住んでいるのだという。ハーディーはここに引っ越して来て
10年目なので新参者だと言われるという。
プラスケット家のドアを叩くと中から母・アーデン、父・ノアが
出てくる。マヤは見つかったのかと尋ねられるが捜査中としか
言えなかった。ジェーンは娘さんたちの部屋を見せて欲しいと頼む。
双子姉妹は一つの部屋を共用していた。両親は別々にしようとして
いたが本人達が一緒が良いとしていたのだという。
ノアはプロの意見として娘は死んでいると思うかと尋ねると、
リズボンは生きているものとして捜査するというが、ジェーンは
死んでいるだろう事を語る。望みはないというと正直な意見をどうも
という父。リズボンは無神経過ぎるというが、統計的には父親が
犯人だとし、ちょっと揺さぶってみただけだという。
この事件はレッド・ジョンの仕業だと語る。でも他の誰かが関わって
いるとし、それでないとマークを空には書かないという。
個人的に僕を罰する為に行ったことと同様に今回も個人的感情が
絡んでいるという。レッド・ジョンは直接か間接的に双子を知って
いるのだという。
サンアンジェロ・フォガティ空中文字。
ヴァンペルトがフォガティの元へ話を聞きに行く。
2時間前にスマイルマークを描いた人はと尋ねると、私だという。
サンフランシスコの会社からの注文で、R・ジェイソリューション
ズという会社からのもので、1250ドルをキャッシュで振り込んで
来たとのこと。会社の住所を教えて欲しいと語る。
ジェーンたちは両親から話を聞く。兄さん(ドレイク)は何処に
するのかと問うともうすぐここにやってくるという。双子たちに
彼氏はいたのかと問うと仲の良い友達ならばいるとし、彼は居ない
ハズだという。エマとマヤの仲が良すぎて男の子が入り込む
隙がないのだという。でも性格は違うでしょ?と告げると、
エマは暗いが気分屋で向こう見ず、マヤは明るいけど慎重で保守的
だと。何故分かるのかというノアに対して嘘をついてもムダだと
いうことを知って欲しいと語る。奥さんはあなたの言いなりに
なっていて酒に溺れたくも成りますよねと。ご主人は良い人
ぶっているが実は冷たいと語る。警察でも失礼だとするが、
娘たちは2、3ヶ月前からドラッグに手を出すようになり悪い仲間
と連むようになったという。息子・ドレイクの話ではエマが
怪しい男と付き合っていたという。話を聞いたらエマはきっぱり
と否定したとのこと。相手はメイス・ガスリーだとすると、ハーデ
ィーはチンピラだと語る。
ガスリー邸へ。
ハーディーは助手のデュークも同行させると、銃を撃ってくる
かもしれないので気を付けて欲しいとリズボンたちに忠告する。
ハーディーはノックしても反応がない為にドアから中に入ろうと
すると犬が吠えてくる。ガスリーはその間に裏口から飛び出すと
デュークを角材で殴って逃走する。
その頃チョウとリグズビーは、Rジェイソリューションズの
私書箱を探りにいく。韓国系の人物が経営している店で、
スイート121号という私書箱を使っていた。スイートとは単なる
郵便箱のことだとすると、箱を開けて欲しいと語るが令状がない
とダメだという。女主人は韓国系のチョウを見て独身なのか?と
尋ねると、次ぎに来た時に女性を紹介すると語る。
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クロケット州立記念公園で女性の遺体が発見される。
被害者はエマ・プラスケット(19歳)で双子のマヤも現在行方不明
だという。地元の子で通報を受けた保安官ハーディーの知り逢い
だった。エマの遺体を見た一同の中で、ジェーンの妻子が殺害
された事件を知るものたちは、今回の事件がレッドジョンによる
犯行なのかどうかを精査する。ジェーンは明らかにレッドジョン
による犯行で、この件では誰か手引きしたものが居るハズだと
して捜査を開始する。
シーズン1の最終話。
Dlifeでこのままシーズン2を放送してくれると思ったのに、
これで終わりか。まぁその内放送してくれそうだけど、来週が
ナンバーズ2の最終話を放送するということは、秋からこの枠は
ナンバーズ3の放送になるのかな。
ナンバーズは最終シーズンまでDVDを持っているので、個人的には
メンタリストの方を放送して欲しい。もうこのドラマもファイナル
シーズンまで放送していて、そこまでレッド・ジョンが捕まって
いないことは明らかになっている訳だしね。
比較的早い段階からハーディーが犯人の一人だということは
想像がついた。ニコチンガムのことを何の脈絡もなく突然口にして
いたし。
プラスケット家の事情の中に事件と関係するものが有るのか
どうか。ジェーンはこういう場合犯人が父親である可能性が高い
ことを口にしていたけど、確かに娘が失踪したという事実を
除いても、何処か歪な関係に有りそうな家族関係だったな。
突然後半になって盗聴器・盗撮装置が双子の家から発見された際
には、父親が突然空き巣被害に有ったことを口にしていたし、
そういうのはもっと早くに話しても良かったのではないかと思う。
ここの所、Dlifeのドラマスケジュールでドラマを見ている人は
犬がポイントとして出てくるところが多いよね。
今週の「コールドケース」もジェフリーズとリリーが訪れた
キャンピングカーの家では犬が襲ってきたし、その週に放送して
いた「CSI:科学捜査班」では警察犬が容疑犬なのかどうかで
犬が獰猛かどうかが疑われていた。
エマと付き合っていたとされるガスリー家でも、室内で飼われて
いる犬が凄い勢いで飛びかかってきたところは驚いたけど、
そんな犬を使って寧ろ逃げ出したガスリーを突き止めるシーンは
面白く出来ていた。このシーンは「CSI:科学捜査班」でも同様
に使われていた手法だったけどね。
現場での空中文字はR・ジェイ・ソリューションズという会社が
発注したもの。略するとRJソリューションズ。まさにレッド・ジョ
ンの頭文字と一緒。私書箱を調べる流れはチョウとリグズビーの
役割だったけど、チョウと同じ韓国系の私書箱サービス経営者の
女性が彼を見て姪っ子を紹介してくるところなど笑えた。
RJソリューションズの私書箱に入って居たのは封筒一通。
消印は12月28日でハティスバーグからのもので、宛先はロイ・
タリアフェロ。
「ロイへ、住所はソファーの後ろから見つかった名刺で知りました。
あなたに届く事を祈り手紙を描きます。万が一届いた時の為に
今でも愛していると伝えたい。酷い仕打ちをされたけどあなたが
戻ってくることを願っています。ロザリンドより愛を込めて。」
ハティスバーグに住んでいるロザリンドは2名だということで
目星をつけてロザリンド・ハーカーの元にいくと、彼女は盲目だ
った。室内にはなかなか入れてくれなかったけど、彼女は
まだ若そうだったけどどうやって暮らしていたのか。
彼女の部屋にはスマイルマークが有り、ロザリンドのことを愛して
いたというよりも隠れ家のようにしていたのだろうか?
目を見ることは出来ないが人を見る目があるという彼女によると
良い人だとしていたけど、クラシック好きで5ヶ月間付き合った
とのことなので室内を調べれば痕跡は残っていないのだろうか?
レッド・ジョンだと特徴として、
・身長は180cm。がっしりでも華奢でもなく、髪の毛はまっすぐ
で短い。声はソフトで手はゴツゴツ、松と釘と土の匂いがした
とのことで、バッハの曲が厳粛な所が良いとしていた。
今後の捜査で役に立つのだろうか。
ロイ(レッド・ジョン)とデュマールが一緒に来た事が有り、ヘビー
スモーカーな男性でタバコを買いに店に出た際にゾウのヌイグルミ
を購入したことから、そのヌイグルミ探しに出る。
ヌイグルミを購入した店には防犯カメラ(2008年11月27日)が有り
そこに写っていたのは案の上ハーディーだった。
ロイ・タリアフェロで検索しても何も出ない。
ミネッリがタリアフェロは「切れた鉄」の意味があり「カット・アイ
アン」で調べると、8ヶ月前にそんな会社の名前がスパローズピーク
農場を購入していた。クレジットカードで建築資材を購入していて、
松と釘と土だと判明。
ジェーンとリズボンは捜査の手順を巡りケンカした振りをして、
ジェーンはハーディーと共にスパローズピーク農場にいく。
案の上そこの農場の建物では地下室が作られていて、マヤが閉じ込め
られていることが分かる。
ハーディーはオーヴァル・タナーというレッド・ジョンの最初の
犯行の共犯者の息子・デュマールで、タナーは服役中に死んだの
だという。レッド・ジョンは父親の友達で、愛するマヤを彼は
プレゼントしてくれたのだという。
必死になってチョウとリグズビーが電話して、防犯カメラに写って
いた人物を知らせようとしていたけど、既にジェーンと
リズボンの中では既に事件の全容を掴んでいて、泳がしていた様子。
ケンカしていたのも演技だったけど、リズボンがジェーンとの
取り決めを破って侵入してきてしまったことで、レッド・ジョン
のおびき出しには失敗してしまった。
さてリグズビーとヴァンペルトの関係は進展せず。
進展すれば社内恋愛に規定に引っかかりチームから外れなければ
ならない状況の中、シーズン2では発展していくのかって感じで
しょうか。
■検索用キーワード
・The Well-Tempered Clavier
Composed by Johann Sebastian Bach
パトリック・ジェーン (Simon Baker) 犯罪コンサルタント、CBI
テレサ・リズボン (Robin Tunney) CBIの捜査チーム・上級捜査官
キンブル・チョウ (Tim Kang) CBI捜査官・元軍人
ウェイン・リグズビー (Owain Yeoman) 放火事件のエキスパート
グレース・ヴァンペルト (Amanda Righetti) CBIの新人捜査官
バージル・ミネッリ (Gregory Itzin) 署長
メイス・ガスリー (Michael William Freeman) エマが付き合っていた男
ハーディー (Michael Mosley) 保安官、禁煙 / デュマール
ノア・プラスケット (Geoff Pierson) 父親、建築家
アーデン・プラスケット (Kate Vernon) 母親、彫刻家、酒飲み
フランケル・フォガティ (Sally Ann Brooks) “フォガティ空中文字”
ドレイク・プラスケット (Jonathan Kells Phillips) マヤの兄
マヤ・プラスケット (Coco Walker) エマと双子
— (Christopher Darga) Store Keeper
— (Freda Foh Shen) Korean Store Owner
ロザリンド・ハーカー (Alicia Witt) 盲目、レッド・ジョンが知る
デューク (Ron Althoff) 保安官助手
エマ (Diana Cosma) マヤの双子、19歳
— (Ashli Cotton) Bystander
— (Von Ryan) Suspect
— (Travis Seaborn) Young Deputy