第7話 真実を求めて (Accept)
脚本/Carol Barbee、Kyle Harimoto
監督/Matt Earl Beesley
【ストーリー】
オアフ島フォード島。
男のことを警察官が追いかける。
その頃朝一番のツアーだとして戦艦ミズーリ号を案内する
エド・マッケイの姿があった。ミズーリ号について知っている
ことは?とツアー客に尋ねると、日本が降伏文書に調印して
大戦が終わったのだという。この戦艦は世界中で戦ったが
92年以降引退しパールハーバーで余生を送っているという。
“ヘイズグレー&アンダーウェー”、船員の言葉で任務開始だと。
警察から逃走した男性はそんなツアー客を人質に取る。
俺は妻のノリーンを殺していないという。
公安省と知事の連絡係のローラ・ヒルズはファイブオーのメン
バーに会う。容疑者はネイビーシールズのグラハム・ウィルソン。
勲章も沢山受けたが何名かの人質を取って立てこもっている
とスティーブたちに説明する。自分に手を出したら人質を
殺すと言っていること。妻を殺した犯人を見つけと要求して
いるという。妻とは今朝殺されていたノリーン・ウィルソンで、
グラハムは4時間で真犯人を検挙しろと言っているという。容疑者
は本人で殺害現場で凶器を持っていたのだという。しかし
ローラは優先すべきは人質の救出だとし、スワットではなく
少佐は以前シールズに居たので上手く事態を収めるだろうと
知事からの連ら気だという。今スワットを送ればシールズは
接近戦の訓練を受けているので多数の死傷者を出すとし、
協力して欲しいならば俺のやり方でやらせてもらうというスティ
ーブ。
ダニーはスティーブにどうやって悪党の目を欺いて近づくのか
と問うと、見られて乗船出来るのかという。警戒しているのは
陸だけで海の方は見ていないという。泳いで潜入するという
スティーブは前にも似たようなことをやったことがあるという。
スティーブはSWATはそのまま維持してちゃんと妻殺しを捜査
していると言えば良い事を語る。
チンは関係者への聞き込みの結果、グラハムの家で悲鳴が聞こえ
警察が駆けつけるとグラハムが凶器を持っていて逮捕しようと
したら逃げたという。ソファーの下に7歳の娘・リリーが隠れて
いたというコノ。保護したけど何もしゃべらないという。
コノはリリーと会って話をしてくれと告げると、女性だからとい
う訳ではなく新人が行く者だからだと告げる。
スティーブは泳いで戦艦に登場すると船の地図を広げて人質が
良そうな場所を調べる。すると突然エド・マッケイという老人
が居た。元海兵一等掌帆兵曹で引退軍人だという。今は戦艦内
をツアーガイドしているとのこと。銃声がして大混乱になり
殆どは避難させたが何人かが捕まってしまったという。7人が
確認されているとし、上級士官室の方だという。スティーブは
エドに隠れていてくれというが、俺がついて行くとし、人質は
俺の客だし一日5回は艦内を尾上区しているので見取り図なんか
よりも熟知しているという。それならば指示に従ってもらう
というスティーブ。
Child Welfare Services。
施設の人にコノは誰がリリーの面倒を見るのかと問うと、グラ
ハムの姉・スーザンがオクラホマから今夜到着するという。母方
の親戚は居ないとのこと。リリーは母のことは何も言わないの
だという。
コノはリリーに声をかけると、かき氷を食べに行かないかと語る。
低血糖症だとして人質の一人が訴えると、客の一人がピーナツ
のお菓子を差し出す。グラハムは一言も喋るなと語る。
フォード島ウィルソン邸。
家具はめちゃくちゃで壁には血痕・・抵抗したのだろうと。
派手にやったとし、相手が奥さんの旦那だとするとシールズなのだか
ら普通ならば一ひねりではないかというチン。愛憎だなという
ダニーはコインの表と裏だとし、痴情沙汰だという。夫婦喧嘩
する間に夫が熱くなって懲らしめるくらいの気持ちがエスカレ
ートしたのではないかという。ダニーはチンに中国語は出来るか
と問うとウォンリーという店の注文書が出てくる。ここの点心
は島一番だよというチン。また机の中からロシア語で書かれた
ノートが出てくる。チンは何でロシア語だと分かるのかと問う
とRの文字が逆だとし、本土であった事件でもロシア人マフィア
が他のギャングの縄張りを荒らして自分が検挙したという。
マスコミは”ボルシチ検挙”と名付けて俺が新聞に掲載されたと
いう。ただ名前が間違っていたとのことだった。
ノートは被害者のものなのか。また貸金庫の鍵がノートの中から
発見される。
スティーブはダニーに電話する。現在グラハムの前にいること。
グラハムは武装し、人質は7人だという。グラハムは情緒不安定
だとすると、人質として立てこもればそうなるのも当然じゃない
かというダニー。しかしシールズは感情をコントロール出来る
ものだとして精神的問題があるのかもしれないと語る。
ダニーはチンに薬の棚を調べてくれと語る。ダニーは手書きの
ノートにロシア語が書かれていたことを語り、また貸金庫の鍵が
出てきた事を語る。ダニーは俺が居なくて寂しいだろと
告げる中、チンはグラハムの薬だなには薬が一杯だとし、
睡眠薬とリチウム、クロナゼパム(向精神薬)があるという。
PTSDの治療に使われるものだろうとし、処方はDr.クレスタだと
書かれているが3週間前に処方されているのに薬が減っていない
事を語る。そんな中、エドは物音を立てた為に見つかってしまう。
エドを逃がしてスティーブはトイレを探していたら迷ったとして
グラハムの前に現れる。
マカラパ海軍病院。
クレスタからグラハムの治療のことを尋ねると、グラハムのチーム
がイラクで待ち伏せされ銃撃戦で子供が巻き込まれて全滅した
ことがあるという。そのトラウマでおかしくなっていたこと。
だんだんと酷くなの家でも暴れるようになってMPが入ったことも
あるという。症状は良くなっていたが後退したとし、薬のせいで
判断力が鈍るとして飲まなくなっていたという。ブラックアウト
状態だった可能性があり、解離性障害の症状を見せることが
有るのだという。興奮したり恐怖を感じると激高したり暴行した
りするが、終わると何をしたのか覚えていないのだと語る。
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■容疑者はネイビーシールズ
ミズーリ号に人質をとって立てこもったのは、妻・ノリーン
殺害容疑にかけられたグラハム・ウィルソン。
彼のネイビーシールズの一員だが、スティーブも過去所属して
いた過去が有るために、、その繋がりでなんとか容疑者を説得
しようとする。
しかしまずは接近するための方法として海側から艦内へと
近づくというもの。
ダニーはいつもの調子でイカレてるを連発していたけれど、
相手が軍人だというと、流石に対処が難しいね。
■グラハムは無実を訴える
色々と事情を聞こうとして接近する。
彼は情緒不安定だとするやりとりの中で、ダニーは籠城して
いるからではないか?としていたり、スティーブはシールズなら
感情をコントロール出来るとしていたけど、君たち何か忘れて
いやしないのかっで感じで、彼は妻を殺害されているのだから
それが情緒不安定の原因になってもおかしくはないのだ。
容疑者として見ていた為にその事は一切触れていなかったけど、
その情緒不安定さは妻が生きていた時から起きていたもので、
本当に彼が殺害してしまったものなのか。
■PTSD
判断力が鈍るので薬を飲むのを拒否していたみたいだけど、
グラハムはこんな状態でも出兵させられていたのか?
それとも日常生活に於いてもそんな判断力が鈍るのをいやがって
いたのか。
PTSDに陥っているのは一体誰なのかと考えると、一番気の毒な
のは、ロシア人でDV夫の元から逃げてきたノリーンなのかでは
ないか。グラハムまでおかしくなっている訳だしね。
■コノが子供の心を開く
ありがちな流れだけど、こういう場合女性が接した方がやはり
話しやすいものがあるのだろうか?決して女性差別じゃないみたい
な雰囲気が合ったけどね。
カマコナの店でかき氷を食べる。
グレープ味のかき氷で舌を紫にする。
前回のエピソードでダニーがカクテルのブルーハワイを飲んで
舌が青くなったと嘆いていたシーンとは対照的だ。
■スティーブがグラハムの心を開く
鬼教官のホワイト特捜長にしごかれた時の話は二人にとっては
共通するものが有ったらしい。
その流れから妻とのなれそめを尋ねると、6年前に休暇でドイツ
行った際にクラブで働いていたのが彼女だったという。娘もいた
けど一緒に移住して三ヶ月後に結婚したとのこと。
リリーの父は生まれる前に死んだと話していたというが・・・
しかしスティーブの心理作戦に乗ったと感じて彼をトイレに
閉じ込めた。
■ロシア語のノート、貸金庫の鍵
ノートはただの日記だったようで、元々彼女はイリーナ
という名のロシア人だった様だ。ファーストハワイアン銀行の
貸金庫にはパスポートが入っていた。
1979年ロシア人、旧名イリーナ・タラソヴァ。
スパイ説も考えられたけれど、実際には夫から家庭内暴行を
受けていた様だ。
■スティーブの祖父
今回知り合ったエドからスティーブの話を聞くことになった。
スティーブ・マクギャレットという名前に聞き覚えがあった
というもので、パールハーバーに駐屯していた際に、アリゾナ号
に乗っていたこと。伝令係をしていたが、1941年12月7日に
エド自身はフォートシャフターの陸軍に伝言を伝えに行った
時に爆発したとのこと。アリゾナメモリアルを通る度に彼を
思い出すという。真の英雄だったとのことだけど、武勇伝に
関してはいまいち抽象的な表現しかなかったので何をしたのか
よく分からなかった。
■犯人はイリーナの夫
まだ離婚が成立していないのによく結婚出来たなとか、
よく移住できたなって感じがするけど、イェゴール・チュバイ
も愛した妻を殺してまでハワイまでわざわざ娘を取り返しに
来たというのか?彼ならば別の人生を選べるだろうに、殺人を
犯してまでモスクワから来たというのが理解出来ない。
ダニーたちが車を運転して飛行場に行くと、飛び立とうとする
飛行機の前に立ちふさがっていた。電話で飛び立つのを防ぐこと
は出来なかったのか。個人のチャーター機なので難しかった
のか。
■携帯電話は便利だ
改めて思うけど、イリーナが殺害された凶器についてナイフ
をグラハムが持っていた。乾いた血に指紋が付着していた為に
その指紋をパウダーを使って鮮明化させて、写真で送る。
CSIではその場で指紋を調べる携帯装置が有るけど、携帯で
写真を送れるようになって捜査も便利になったね。
■使用された曲
・Hawaii Five-0 Main Title Theme by Brian Tyler
・I Write My Name by Keith Richards
・Higher Ground by Red Hot Chili Peppers
・Unborn Planet by Farflung
・Hey Soul Sister by Train
・Hawai’i ’78 Introduction by Israel Kamakawiwo’ole
■出演者
スティーヴ・マクギャレット (Alex O’Loughlin) 元シールズ部隊
ダニー・”ダノ”・ウィリアムズ (Scott Caan) 刑事
チン・ホー・ケリー (Daniel Dae Kim) ホノルル警察の元刑事
コノ・カラカウア (Grace Park) チン・ホー・ケリーの従姉妹
カマコナ (Taylor Wily) 太った店主、署員と仲良し
エド・マッケイ (Robert Loggia) Boatswain’s Mate
ローラ・ヒルズ (Kelly Hu) 公安省、知事の連絡係
リリー・ウィルソン (Mackenzie Foy) グラハムの娘、7歳
— (Louis Lombardi) Buddy / 人質、犯人と格闘
グラハム・ウィルソン (Adam Beach) Special Warfare Operator
ステファニー (Jennie Lee Sine) 病気の人質
ナターシャ (Tiffany Robison)
Dr.スーザン・クレスコ (Kim Gennaula) マカラパ海軍病院医師
イェゴール・チュバイ (Massimo Galluzzo) スイス銀行バイスプレジデント
— (Michael Trisler) 警察官
— (Eric Elizaga) Clark
— (Chris Candella) Hostage
— (Shaun Phillip Cantwell) Crime Scene Unit