March 31, 2013
第10話 無謀な仕返し What Part of No?
監督/John Whitesell 脚本/Michael Reisz
——————————————————–
ライリーの元にジョージアから結婚式でのブライズメイド用の
ドレスが届く。あまりに派手な黄色いドレスにこんなの着たく
ないとレイシーに愚痴るライリー。まるでイースターのヒヨコ
だという。そんな中夜勤明けのカイルがやってくる。
ライリーがドレスに愚痴を語るが、彼は君が着れば何でも輝く
と語る。カイルは子供たちは課外授業だから昼間は誰もいない
ので一緒に冒険をしないかと問う。それってデートなのかと
問うとサプライズで企画したものだと語る。
エバンとシェルビーはいよいよ警察官として配属が決定する中、
その前の休みの3日間をずっと二人でベッドの中で過ごしていた。
しかしシェルビーは突然出勤前にやるべきことがあるとして
家から出て行こうとすると、エバンは異変を敏感に察して
声を掛ける。シェルビーはあなたの事が好きすぎて恐いのだと
告げると、兄弟からは「隙を作るな」と言われているのだという。
貴方と居るとどうしても気が緩んでしまうという。エバンは
自分だって壁を作るタイプだし、厄介な兄貴も居るが久しぶり
に本気になれた相手がシェルビーだと語る。俺は恐れていない
事を語る。
— ザ・ラブ —
ニッキーは出社すると、セリーナは自分が所持していた初めて
のルイヴィトンのブランドバッグを持っていることに気が付く。
それは私のバッグだというセリーナに対して貴方がネットで
売ったのを買っただけだという。私も素敵なものが欲しいのだ
とすると、セリーナはデレクだけはダメだという。どうせニッキー
には落とせるハズもないとバカにする。
ライリーの元に客のベンがやってくる。
これからペニーという彼女と初デートをするが、”男の理論”
である性的欲求が邪魔になるのでここに来たのだという。
ペニーは特別な日ととして付き合いたいのだという。ライリー
はそれならば”手を貸してあげる”と語る。
ライリーの元にカイルが迎えに来ると二人は車で出かける。
ハイキングなのか?と問う中、取りあえず携帯は切っておくと
語る。するとカイルは馬を二頭借りており、これから牧場まで
乗馬しようと語る。
— カールアップ&ドライ —
リネットの指名客であるアイネズがやってくる。
アイネズはリネットがしてくれるいつものカラーで染めて欲しい
とするが対応するテイラーではよく分からなかった。
リネットに電話すると、彼女はそのカラーが何処に有るのかを
語る。しかしそれでもそのカラーの毛染めがない為に、ライリー
の家のシンクの下にある事を語る。レイシーがそれを取ってくる
と語る。
合い鍵を使ってレイシーはライリーの自宅を調べる中、誰かが
室内にいるような音を聞く。レイシーは用心深く物音のする
方向にいくと、男が出てきてレイシーを突き飛ばすと出て行く。
男は顔に傷の有る人物で、古いキャデラックに乗って立ち去って
しまう。レイシーは急いで911に電話する中、犯人ともみ合った
際の痛みで蹲ってしまうのだった。
——————————————————–
ライリーはカイルが仮出所したことによって、また少しずつ
家族としての形を戻して行く中で、再び事件が発生していく。
「ザ・ラブ」の利権を狙うもの、その店にある「クライアント・
リスト」を求めるもの、そしてカイルが抱えているヴァンダー
マイヤーとの確執など様々な問題が山積していた。果たして
それらが解決することは有るのか。
ライリーの家に入った犯人が一体何を目的として侵入してきた
のかということが取り上げられた。
どう見てもカイル絡みではなくライリー絡みの問題だけど、
ライリーもその事実をカイルには言えず、カイルに罪を背負わせて
いるという流れも有って、今回はかなりライリーというキャラク
ターに対する嫌悪感が見られたエピソードだった。
子供や家族を守る為には何でもすると言いたげなエピソードだけ
ど、自分のしていることで子供や家族を厳しい目に遭わせたと
したら本末転倒なものが有る。
なんといっても非情なのはようやく妊娠したレイシーが流産して
しまうことか。勿論それに至る過程に於いて、ライリーばかりの
責任に問うことは出来ないけど、ライリーの仕事が周りのものを
危険にさらしている感じは否めない。しかしそれでも仕事もなく
生活していく為にはどうしたら良いのかということを端的に
投げかけてくれる人生ドラマだ。
ザ・ラブに来るキャラクターも何で来るのかまるで分からない。
特別な人とのデートの前に性欲を抑える為にザ・ラブに来る
というところにこそ不誠実さを感じるし、最近特別客なのか
特別客ではないのか、なんだかまるでその棲み分けが出来ていな
いので、クライアントリストなんてものが必要なのかという感じ。
そもそも権力者がこの店に来る気配がないのに、クライアント
リストなんて必要が有るのだろうか。
レイシーが病院で見ているドラマ「兄弟との恋」は、まさに
ライリーを巡りエバンとカイルの問題を取り上げたような内容
だけど、特別面白い演出のようにも思えなかった。
ライリーの身勝手な行動に対してようやくエバンが目覚めてくれ
たというところはちょっぴり嬉しい。利用されていただけ・・・
まさにその通りだと思う。エバン自身から見限る必要があるのだ
と思うけど、それでも血の繋がった家族であることを考えれば
最後の段階では見捨てられないところは有りそうだね。
ブリクストン農場にリストを確認しにいくものの、その行動自体
が無意味で、案の上誰かに見張られてしまうというところは
相当マヌケに写る。
■使用されている曲
・Shoot Me Down by Vasco & Jerry Abbott
・Shame, Shame by Jessica Breanne & The Electric Hearts
・Let’s Stay Young by Jules Larson
・Is Your Love Big Enough? by Lianne La Havas
・Show & Tell by Sugar & The Hi Lows
・Breakdown by Alice Russell
ライリー・パークス (Jennifer Love Hewitt) 二人の子持ち
ジョージア・カミングス (Loretta Devine) “The Rub”経営者
エバン・パークス (Colin Egglesfield) カイルの弟
リネット・モンゴメリー (Cybill Shepherd) ライリーの母
レイシー・ジーン (Rebecca Field) ライリーとリネットの友人
セリーナ・ラモス (Alicia Lagano) “The Rub”の従業員、ライリーの知人
カイル・パークス (Brian Hallisay) ライリーの夫、膝の怪我
テイラー・バーカルター (Elisabeth Rohm) 嫌みな女
トラヴィス・パークス (Tyler Champagne) ライリーの息子
ケイティ・パークス (Cassidy Guetersloh) ライリーの娘
ニッキー・シャノン (Laura-Leigh) 短大生、”The Rub”にバイト
デレク・マロイ (Rob Mayes) 医学療法士
デイル・ロックリン (Greg Grunberg) レイシーの彼
シェルビー・プリンス (T.V. Carpio) 警察学校
アレックス・トリンブル (Marco James) 警察学校
ハロルド・クレメンス (Michael Beach) バーのオーナー、ジョージアの彼
ベン・ミラー (Adam Mayfield) 客、恋人と初デート
ショーン・フォスター (Graham Shiels) ライリーの家を襲う
ミック・ヴァンダーマイヤー (John Bishop) 悪徳建設業者社長
カサンドラ (Amber Hay) ドラマ、”兄弟の恋”のヒロイン
— (Dayna Stephens) Nurse
— (Alexandra Amadio) Spa Girl
Dr.ミューラー (Lina Pate) 医者
アイネズ (Victoria Hoffman) リネットの客
サイモン (Ryan Paevey) ドラマ、”兄弟の恋”
ザンダー (Michael Hudson) ドラマ、”兄弟の恋”