ポリティカル・アニマルズ Political Animals 第1話 エレインの決意 Pilot

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March 18, 2014
第1話 エレインの決意 Pilot

監督/Greg Berlanti 脚本/Greg Berlanti
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報道のアンドレア・ミッチェムは元ファーストレディで現イリ
ノイ州知事で合衆国大統領候補のエレイン・バリッシュ・ハモ
ンドのことを報道する。この日シカゴで演説することになって
いた。彼女のことをマスコミたちは、男女同権主義のリベラル
派、日和見主義の隠れ保守派、冷徹な野心家、優しくてチャー
ミング・・・中傷など様々なことをかき立てていた。しかし民主党
共和党、男女問わず彼女の業績は認めないと行けないと報道
する。

大統領予備選挙。
会場にはエレインとバドの息子のダグラスと恋人のアン、
双子の兄で同性愛者のトーマス(T.J)、この半年間、色んな
言動で物議を醸し出していた元大統領のバドはガルセッティ
上院議員を容赦なく批判していた。そしてテーマソングと共に
妻であり候補のエレインが現れると大歓声が上がる。

エレインはみんなの前で発言する。予備選は激戦だったこと。
ここに集まってくれた若い女性たちにも意義のある戦いだった
として例え民主党の指名は勝ち取れなかったが多くの勝利は
認めたのだと語る。負けたからと言っても諦めず、いつか
あなたたちの誰かが大統領になって欲しいとして、女性の応援者
に対してメッセージを残す。残念ながら選挙はガルセッティ側
が勝利しエレインは先ほど彼に祝福の電話を入れたことを語る。

マーガレットやバドは楽屋に戻ると、エレインを落としたこと
に対して民主党批判をぶつけていた。あんなイタリア野郎(ガル
セッティ)で本戦を勝てると本気で思っているのかという。
彼はマスコミを手なずけることが上手かったとし、エレインは
息子のダグラスと選挙を戦えたことを良かったと語る。
エレインはバドと二人きりにさせて欲しいとしてみんなを楽屋から
外に出すと、バドに対してあなたがナルシストだということは知
っていたがこの選挙はあなたに関係ない事だとして、選挙戦
はまるで偽善者のオリンピックのようで嫌いだと語る。
私がもっともイヤなのはウソをつくことだとし、バドもガルセッティ
も嘘付きだという。バドは俺が大統領を辞めた時には支持率は
84%有ったとし、ダラスで殺害されたケネディ以来の存在だと
言われていることを主張。マイケル・コルレオーネ野郎(ガルセッ
ティ)には俺の後押しがないので絶対に勝てないと語るバド。
しかしエレインは敵対していたガルセッティを支えていくことを
決めたのであり、力になる振りくらい貴方には出来ないのかと
責める。俺は最高のポストを務めたとし、俺以外には41人しか
いないという。俺は屈辱を受けないとし、与える方だと告げると、
エレインは今夜はスプリングフィールドに帰る事を告げ、
フォーシーズンズに泊まってと語る。バドに対して全国委員会
では余計なことを言わないでと告げると、貴方と離婚すること
を語る。

ワシントンD.C・・・2年後。
スーザン・バーグは合衆国国務長官のエレインの取材を行う。
スーザンの興味は32年連れ添った夫のバドと離婚を求めたのが
予備選の夜だったことだった。以前より夫は浮気していたにも
関わらず別れずにいたが、予備選の夜に離婚したことは政治絡み
ではないかとされていたのである。
スーザンが夫婦の浮気記事を書いて20代でピューリッツァー賞
を授賞した人物であり、バリッシュ家ではスーザンのことを
嫌っていた。副大統領の座を蹴って国務長官を希望したという
のも本当のことなのかと問う。
現在のバドは離婚して以降政治活動ではパッとせず、テレビ女優
のエヴァ・フローレスと付き合うようになりより不名誉な
扱いをされていた。バドはエリオットに対してもう一冊本を出す
とするが、売れないことは必至だったことも有り、今は止める
ことを語る。
バドとエヴァの出会いはそんなエリオットと喫茶店で会話して
いた時のことだった。「ハワイ・メディカル」というドラマ
に出演している女優が同じ店にいたことがきっかけだった。
バドはエリオットを介してエヴァと一緒に飲むと彼女もバドの
ステータスを気に入り近づいてくる。トムに車を回してもらい
ホテルに二人でしけ込んだのだった。

エレインはバドとは離婚以来遭っていないことをスーザンに
語る。スーザンはエレインの息子の婚約披露宴のパーティーを
迎えるエレインに一週間の取材をする目的で近づいたが、エレイン
は本来の目的がなんなのかを気にする。スーザンはダグラスでは
ないもう一人の息子が依存症であることを告げ、去年の12月の
ある夜に関する情報を持っている事を語る。記者としては良い
ネタなのに一週間の取材を求める本当の狙いは一体何なのかと
問うと真実を求めているのだという。何故あの日に離婚したのか
ということ。あれだけ耐えていたのに結果的に別れたことに悔やんで
いないのかと問う。
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現在国務長官エレインは、2年前に元アメリカ大統領(第42代)
の夫のバドの支援の元、大統領選に立候補したが、対立候補の
ガルセッティに予備選で敗れ、その後ガルセッティに協力して
今の地位に就く。バドは結婚して間もない頃から女性スキャンダル
が絶えず、今まで政治家である彼を支える為に浮気に目をつむり
我慢してきたが、落選を機会に離婚を決意。ずっとエレインの
ことを取材してきたジャーナリストのスーザンは、エレインの
批判記事・コラム・書籍を書きながらも、彼女の事を尊敬して
おり、何故あのタイミングで夫と離婚したのかを追求していく。

ホワイトハウスでの顛末を描いたドラマ「ザ・ホワイトハウス」
みたいなものを想定していたけど、どちらかというと
「グッド・ワイフ」のアリシアがそのまんま政治の世界に身を
投じたような人物設定が有った。アリシアの夫のピーターも
このドラマ同様にイリノイ州の知事選を出ている設定だったよね。
設定的にはクリントン家がモデルになったような感じみたいだけど、
時代設定こそ違うもののケネディ家のことを取り上げたドラマ
「ケネディ家の人びと」みたいなシナリオ構成だった。

政治の世界に女性の大統領を・・・という事で、男性社会に
飛び込む女性像を描いていくものなのか。
主人公のエレインはとても聡明で弁の立つ人物だけど、政治家
に最も必要な、政治的駆け引きを知らなすぎて馬鹿正直過ぎるとこ
ろがあり、相手の策略を見抜くことが出来ないとする心細さが
有る。その直線的な姿を見ると、寧ろ男性っぽい性格なのでは
ないかとも思うが、固い性格なのはロースクールを首席で卒業
しているというところから来ているのか。「自分の信念に従って
行動するだけでは足りない。その信念で他の人を動かすこと」だ
というバドの方が今の所賢さを発揮している。

今回ジャーナリストの立場からエレインと共に平行的に
描かれていくことになりそうなスーザンという人物。
エレインの元夫のバドやスーザンの恋人・アレックスなどと同様に
良いように、そんな男性たちに振り回される姿が有り、その影には
常に異性の存在が含まれている。

政治とスキャンダルを意識しすぎているのか、ちょっぴり異性との
関係がクローズアップされすぎていて、ドラマの中では
女優エヴァ・フローレスが出演しているドラマ「ハワイ・メディ
カル」の医師たちがセックスしすぎるとして皮肉られているけど
このドラマ自体がそれを意識しすぎている感じもしてくる。

ドラマでは色々と問題は山積している。
政治的駆け引きというのがテーマとして存在しており、そういう
世界に耐える強さというものがクローズアップされているけど、
それに耐えることの出来ない人たちの姿も同時に描かれている。
(T.Jはゲイで薬物依存、ダニエルの婚約者のアンは摂食障害)
一見耐えている姿を見せている強い女性エレインの中でも、
強さの源として存在するのは「人生最高の瞬間の全てを抱き合わ
せても」それはホンの一瞬でしかないこと。でも次の素晴らしい
瞬間を味わう為には進み続けることしかないからだ」として
スーザンの心をまたしても掴むエレインの姿が有った。

そんなドラマ故に女性同士が食いつぶされていく状況というのは
悲しい出来事であり、エレインとスーザンが互いの利害の為に
衝突する姿は悲しいところが有ったけど、徐々にスーザンの人物像
が明らかにされるウチに、エレインと似たように信念を持つ人間
であることが判明し、エレインの良きパートナーになりそうな
ところが有る形での終わり方は今後を期待させるものだった。
当然男性を利用して出世に利用するジョージアの姿も有る。

男性側のいい訳も面白い様語られ、男性は女性が関係を持つこと
に利害が一致しているかのようなことを語っていたり、
デスクのアレックスに至っては、彼女が見ているのはエレインばかり
でボクとの関係をまるで見てくれていないとするものが有った。
仕事と恋愛(家庭)のバランスというのは難しいものがあるね。
死にかけたメディアが発行部数を増やすためにスキャンダルにも手を
染めなければならない現実が有ったりして、デスクとしての立場も
また難しいのだろうけど、そんな最低の上司の言葉にも一理ある(笑)
と思わせるのは男性側立場から見ているからなんだろうね。

息子の一人ダグラスの婚約パーティーという時にイランでジャーナ
リストが不当に拘束され処罰されそうになっている。
T.J(トーマス・ジェームス・ハモンド)はかつて12月22日の夜23:15に
アーロン・リードという偽名でERに運ばれたが、自殺未遂を図って
おり、そのタイミングで事実が公にされてしまった。

メンツを気にしている現大統領に代わってイランの国連大使に
会う為奔走したり、バドを使って解決を図ろうとするところなど
最後になってエレインらしさが出てきたのかなという感じもする。

言葉だけでなくどう実行出来るのか。まさにドラマの中のバドの
主張じゃないけど指導力を発揮出来るのかどうかだね。

■その他

・T.J役のSebastian Stan。

「Once Upon a Time」ではマッドハッター、ジェファーソン役。
「ゴシップ・ガール」ではカーター・ベイゼン役。

・フレッド・コリアー役のDylan Baker

「グッド・ワイフ」のコリン・スウィーニー役。
「ダメージ」のジェリー・ブーアマン役。

・バリー・ハリス役のRoger Bart

「リベンジ」のメイソン・トレッドウェル役。
「デスパレートな妻たち」のジョージ・ウィリアムズ役。

・Shining Light by Annie Lennox
・Nobody’s Baby by Sharon Jones & The Dap-Kings
・I’ll Take You There by The Staple Singers
・The Cascades by Scott Joplin
・I’ll Never Smile Again by Tommy Dorsey and His Orchestra, Frank

Sinatra & The Pied Pipers

エレイン・バリッシュ (Sigourney Weaver) バドの元妻・国務長官
スーザン・バーグ (Carla Gugino) ジャーナリスト
ダグラス・ハモンド (James Wolk) エレインの補佐、息子・次男
T.J.ハモンド (Sebastian Stan) エレインとバドの息子、長男・ゲイ
アン・オガミ (Brittany Ishibashi) ダグラスの婚約者、摂食障害?
マーガレット・バリッシュ (Ellen Burstyn) エレインの母
バド・ハモンド (Ciaran Hinds) 元アメリカ大統領
フレッド・コリアー (Dylan Baker) 副大統領
アレックス・デービーズ (Dan Futterman) ワシントングローブ誌デスク
ポール・ガルセッティ (Adrian Pasdar) アメリカ大統領
バリー・ハリス (Roger Bart) 大統領の首席補佐官
ジョージア・ギボンズ (Meghann Fahy) ジャーナリスト、ゴシップ系
— (LaMonica Garrett) Agent Clark
ビル (Brent Jennings)
ビクター・ポルチョフ (Igor Jijikine) ロシア外相
アミール・ジョブラニ (Marshall Manesh) イラアの国連大使
アリス (Kristine Nielsen) エレインの秘書
ポーリーン・サムソン (Linda Powell) 国家安全アドバイザー
エヴァ・フローレス (Lucila Sola) テレビ女優、バドと付き合い
— (Clifton Davis) Reporter
— (David Margulies)
ジャマール・カバッチ (Dean Alai) テヘランのジャーナリスト
ディラン (Collin Baja) T.Jと寝る男、ゲイ
— (Diane Bakos) Female Newscaster
ベアトリス・オガミ (Sonnie Brown) アンの母
— (Rebeka Choudhury) Female Supporter
— (Amanda Dieli) Female Speech Writer
— (D’Arcy Fellona) Buxom Blonde Prostitute
本人出演 (Craig Ferguson) コメディ報道
オマール (Stephen Hill) T.Jと一緒にドラッグ
サム (R.J. Kelly) シークレットサービス
— (Nikitas Menotiades) Department Deputy
本人出演 (Andrea Mitchell) 報道
— (Yasuhito Miyazono) Japanese Ambassador
— (Arash Mokhtar) Iranian Military Officer
ラス (Griffin Newman) ジャーナリスト
ロザンナ・セラジ (Nazanin Nour)
ラリー・オガミ (Keenan Shimizu) アンの父
マーティン (David Volin) シェフ
— (Harlie Wintermyer) Little Girl
— (Mark Zimmerman) Book Agent
— (Shawn Gonzalez) Washington Globe Employee
— (Jade Ingiosi) Sorority Girl
— (Gary J. Spatola) Newsroom Reporter
— (Natalie Caruso) Pedestrian
— (Curtis K Case) Political Supporter
— (Melissa Chadwick) Political Supporter
— (Alan Davis) Washington Globe Intern
— (Onika Day) Street Hooker
— (Justin Fortmeier) Agent
— (John Jillard Sr.) Cameraman
— (Benjamin Kerr) Chauffeur
— (Michael J. Kraycik) Cameraman
— (Billy Lee) Patron / Fan
— (Antonio E. Moreno) State Aid
— (Kevin B. Mulligan) Political Aide
— (Robert Paziora) Rally Participant
— (Elizabeth Rodriguez) Elaine Barrish Supporter
— (Robert Sassi) Campaign Supporter
— (Gene Streeper) Political Aide
— (Aleksandra Svetlichnaya) Ex-Girlfriend of POTUS
— (Barbara Tutolo) Political Supporter
— (Christopher Weite) Barrish Supporter / Club Bartender
— (Matthew Justin Williamson) Campaign Supporter

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