第1話 ゆるぎない絆 Ha’i’ole(Unbreakable)
脚本/Peter M. Lenkov
Paul Zbyszewski
監督/Steve Boyum
【ストーリー】
ファイブオーの活躍のお陰で検挙率があがったという話をして
いる中知事の目の前で秘書が車に仕掛けられた爆弾によって
殺されてしまう。知事に話をしに行くとスティーブは知事が
何かを隠していることを知る。改めて証拠をそろえて知事の
元を尋ねると、ローラを殺したのは自分だと認める。しかし
その直後ウォーがスティーブをスタンガンで眠らせ、知事の
事を射殺。その銃をスティーブに持たせて逃走するウォー。
スティーブは逮捕される。
1週間後・国立太平洋記念墓地。
知事の葬式に際して、チンはホノルル警察として出席する中
参列者の中にウォーがいることを目にする。
オアフ島ハラワ刑務所。
スティーブに面会するダニー。ネクタイがない事を指摘すると
ファイブオーが解散になり、失業中だとしドレスコードがない
事を語る。ウォーの手がかりは何も無いと語る。レイチェルは
どうしたのかと問うが・・・。
ここの暮らしもシールドの訓練に比べたらと語る。副知事が
お前の裁判を早めると聞いたとし、犯罪を一切許せない所を
見せつけたい意図があるのだろうという。知事殺しで俺を有罪に
するのが最優先だろうと。チンも刑務所にやってくる。チンも
ウォーが知事をやったのだろうとすると、ダニーは昇進おめで
とう、復帰とは利口だと語る。
スティーブは一時的に刑務所の内庭に出される。
そこに現れたのはなんと以前捕まえたヴィクター・ヘスだった。
ヘスはスティーブと格闘の末にドライバーで脇腹を刺す。
しかしヘスはスティーブに対してなにやら耳打ちをする。
ファイブオー本部。
ジョーホワイトがやってくる。ジョンからチンの噂は聞いている
とし、ジョンとは一緒に任務をしたという。恩返しをしないと
いけないという。ダニーはチンに何をしていたのかとして、友達
をガンガンぶち込んでいたのかと嫌みを言う。チンは仕方がな
かった事を告げ、スティーブは銃を持って知事の遺体の傍に
いたので逮捕したのだという。後ろにはSWATもいたこと。
警察に逃げたのではなくスティーブの為で、一般人でいるよりも
警察の方が動きが得られると思ったからだという。
スティーブが手に持っていた銃が知事を殺した凶器と断定され、
ウォーは知事を撃った後にすぐにスティーブに銃を持たせたの
で服からは硝煙反応も出ていること。撃っていないことを証明
しないといけないのだという。カメラはスティーブが侵入する
時に切っているので使えないという。スタンガンを首に当てた
跡が有るだろうとすると、あの跡は問題にならないとし、
一人で公邸に入り警備ともみ合った際に出来たと言われたら
否定できないという。ホワイトはウォーに関する資料を持つ人
はと尋ねると、ジェナ・ケイというCIAが持っているとし、マハ
ロイン17号室にいる事を語る。私が行くと伝えてくれという
ホワイト。コノは現在停職中でかなり堪えているということ。
連中はバッジを取り上げたいのだという。
そんな中ダニーに電話が鳴る。
刑務所でスティーブが刺されたということで、刺したヘスに
会いに行くダニー。ヘスを問い詰めると、俺はアイツを助けよう
としたのだと語り、急所を外して下腹を刺したのは逃亡のチャ
ンスを作る為だという。殺せと言ったのはウォーだというと、
それならば何故知事を殺したときにスティーブを殺さなかった
のかと問う。知事殺しを着せる為だろうというヘス。なんで
ウォーの命令に背いたのかと問うと、俺は冷血だがバカでは
ないとし、ウォーは今の取引が終われば姿を消すし、その際
災いの元は片付ける筈で、俺は殺されるのだという。
その頃スティーブは救急車から逃走していた。
コノも捜査本部にやってくると現在ウォーを探していることを
語る。チンはウィル・リンならば知っているかも知れないとし
ウィルはウォーの手下で葬儀の際にサイフを落としたのだという。
コノはすぐに身元を調べて携帯を追跡・監視すると語る。
警察より先にスティーブを見つけようと語る。
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■シーズン2のスタートです
アメリカでは2011年09月19日から始まり2012年05月14日に終わ
った全23話のエピソード。
ウォーによって知事が殺され、ウォーによって気絶させられた
スティーブが知事殺しの容疑をかけられている。
コノは警察の押収した金を奪ったとして内部調査部からの検査
を受けて停職状態。
チンはファイブオーを辞めてホノルル警察で活躍している。
そんなシーズン1からの流れを引き継いだシーズン2の初回。
■今回の事件
スティーブの知事殺しの嫌疑を晴らさなければならないという
ことで、気むずかしい状況を予想される。
更に知事が発足したファイブオーが閉店ガラガラ~状態なので
それを再開させる為にはどのように手回ししていけば良いのか。
コノの停職問題も気になるところだし、シーズン1からずっと
続いているスティーブの父親が捜査していたことの全容も解いて
いかねばならない。そして何よりも黒幕であろうウォーを
捕まえることが出来るのか。
■逃走したスティーブが頼った人
マックスの元を尋ねていた。マックスは頼りにしてくれて嬉しい
事を告げるが、ニュースを見ていないので現状はイマイチ把握
していない感じだった。
ダニーたちが駆けつける中、刑務所を脱走し警察官を殴った
ことに気は確かなのかとして、いつものダニー節でスティーブ
をまくし立てていた。
ダニーが一方的に責める際にマックスが割り込みして口を挟む
と、「カーミット黙ってろ!」と語るダニーの台詞がちょっと
笑えた。緑の服着ているし、マシオカさん丸顔で可愛い顔して
いるのでそう見えなくもない(笑)<-って失礼な!
ホワイトから会って欲しいという電話が逢った際にも
ダニーはホワイトをマスター・ヨーダ扱いして「テレパシーを
送ったのならば別だが、何の情報もない」ことを指摘。
「ヨーダはテレパシーの能力はないよ」と地味に突っ込んでいる
マックスだったね。
■ジョー・ホワイト
何故突然彼がやってきたのかはよく分からないけど、シーズン2
の特別ゲストなのか。教え子のスティーブが逮捕されたことで
か助けたいとする思惑があったのか。
スティーブの父親とは34年の付き合いみたい。
君の父親が涙しているのは二度しか見たことがないとして、
妻が死んだ時と君を本土にやった時だという。
ホワイトは生き字引の如く、太平洋戦争を知っている人物の一人で、
勲章を見ただけで誰のものなのかが分かっていた様子。
ヒデキモコトの勲章で日本軍のパイロットで真珠湾攻撃で
もらったものを君の父に渡したのだという。
ヒデキは戦争の後に得た大金で、島に移住して一生この土地を
キレイにすることが個人的償いだと思ったという。
スティーブの祖父が死んだアリゾナ号の追悼式典に参列した
ジョンにモコトが近づいてきて謝罪をしてきたのだという。
その後二人は友人二里、モコトはジョンを雇っていたこと。
しかし地元の警察と政治の腐敗ぶりに憤慨していたことで、
ジョンには秘密捜査を頼んだのだという。その過程で知事と
ウォーとの繋がりを発見していた。その証拠はモロカイに隠した
としているとし、家族と離れたのは家族を守る為の行動だった
とのこと。
■工具箱に入っていた鍵
知事室のアンティークの鍵とはまた別の鍵が入っていたのか(笑)
モロカイ空港のロッカーの鍵だということで調べると中には
SDカードが入っていた。再生すると知事の書斎が盗撮されて
居ることが判明。スティーブの父親がカメラを設置したようで、
そのカメラが未だに稼働しているという驚くべきバッテリー
の長さだけど、時計に仕込まれていたカメラの中には案の定
カメラは設置してあり、そこにはウォーが知事を撃ったことが
写されていたが顔までは写っていなかったということで逮捕には
居たらず。それでもスティーブが殺したことではないことが
判明する。
■デニング副知事
知事公邸に踏み込んだ際にデニング副知事はよく捜査を許して
くれたな。後々最後の段階になって知事とウォーとジャック
が一緒に写る映像が見つかるけれど、ジャック本人が盗撮機器
を設置しているのだから彼が犯人とは流石にあり得ないんだよね。
スティーブはされでも
「ウォーに言われた。家族の過去をほじくり返せば嫌なものが
出る」と。
■裏切りのユダならぬ・・ジェナ
まぁなんとなくうさんくさい人って認識はあったけど、CIAの
分析官だという経歴自体本当なのかきちんと調べたのかな。
■レイチェル、再び・・
まぁニュージャージーに戻るとこのドラマに於けるダニーが
抜けなければならなくなるので、こういう形を取ったのか。
結局レイチェルの妊娠はスタンの子だということで間違いない
のか?なんだか意味は分からないけど、そういうことらしい。
落ち込んでしまうダニー。
■コノも暫くお休み
悲しいけど、コノの容疑は晴れていない。
ただ金は使っていないし、証拠は目撃証言だけだからね。
燃え残った金に関して、そこからどういう証拠が出るのか。
そもそも整合性を合わせた金を見たらどう説明していくこと
になるのだろうか。
■バイヤー
放射性爆弾の材料が入っていたということで国土安全保障省に
告げる。
その過程でダニーたちはウォーが乗ったであろうクルーザー
を追いかけて、コノが一人でこの男性と対峙する姿が有る。
最後はホワイトが助けてくれたけどね。
■使用された曲
・Hawaii Five-0 Main Title Theme by Brian Tyler
・Gimme Love by The Vines
■出演者
スティーヴ・マクギャレット (Alex O’Loughlin) 元シールズ部隊
ダニー・”ダノ”・ウィリアムズ (Scott Caan) 刑事
チン・ホー・ケリー (Daniel Dae Kim) ホノルル警察の元刑事
コノ・カラカウア (Grace Park) チン・ホー・ケリーの従姉妹
Dr.マックス・バーグマン (Masi Oka) 鑑識
ジェナ・カイ (Larisa Oleynik) CIA・中央情報局
カマコナ (Taylor Wily) 友達、かき氷
ジャック・マクギャレット (William Sadler) スティーブの父
ヴィクター・ヘス (James Marsters) 囚人
— (Erik Passoja) Warden
ウォー・ファット (Mark Dacascos) 悪人
デニング (Richard T. Jones) 副知事
ジョー・ホワイト (Terry O’Quinn) スティーブの上官
— (Melvin Andres) Sheriff
クルト・ハウフ (Jay Freis) バイヤー
— (Egan Inoue) Wo Fat Body Guard
本人出演 (The Honolulu Boys Choir)
ヒデキ・モコト (Allan Okubo) 勲章について知っている
— (Spam Laupola) Yard Guard
ウィル・リン (Jomar Miranda) ウォーの手下、サイフを落とす
チャン (Keo Woolford) 捜査官
パット・ジェームズ (Jean Smart) 州知事