LAW & ORDER : 性犯罪特捜班 (SVU) シーズン6 第12話 本当の自分 Identity

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第12話 本当の自分 Identity

脚本/Lisa Marie Petersen、Dawn DeNoon
監督/Rick Wallace

【ストーリー】

二人の男性はカーナビで二次会の場所へとやってくるが、落書
きが多い物騒な地域に停車した為に、女性の言うことが信用
出来なかった。2時半だしもう帰ろうという友人に、お前は
女々しいから尻込みばかりしているなと。そんな中、突然遺体
が上から落下して車に直撃する。

SVUと鑑識が現場へとやってくる。
目撃者は病院行きで、目の前に人が落ちたと証言していると
語る。オリビアとエリオットは現場を見て窓が無いので屋上か
ら落ちたのだろうという。ズボンが下がっている事を告げると
オリビアは娼婦ともめ事でも有ったのかという。メリンダは忘れ
ものがあるとして、2千ドルの札束が現場に落ちていたこと。
また出血の状態から生きたまま転落しているという。
被害者のIDを調べるとルイス・ベガ(25歳)。住所はこの近くだ
がスラム街の人間が高級時計やダイヤをしていることに違和感を
覚える。さらにSCAと書かれたペンダントをぶら下げていた。
女性とセックスしていて誤って落ちたものなのかというエリオ
ット。しかしメリンダは良い関係ではなさそうだとして、
被害者のペニスに歯形がついているという。

フィンはクズの素性を調べたと語ると、マンチは少しは死者を
敬えと語る。フィンはでも前科者だとして麻薬所持、暴行、
強盗の前科が有り、馬券場を襲って服役していること。2千ドル
が有ったがあれは暗い金だというオリビア。SCAという頭文字
の子はいるのかというクレイゲンに対して、フィンはギャング
の名前だと語る。女を使っておびき出して突き落としたのかと
問うクレイゲンだが連中はこんなやり方はしないという。
マンチは彼はレイプ魔だとして、通報記録を見直していたら、
クラウディアという18歳の被害者がいるという。しかし彼女は
途中で起訴を取り下げているとのこと。自ら制裁を加えたもの
なのか。

1月6日(木)・ネティーズ青果市場。
フィンとマンチはクラウディアから話を聞きに行く。ルイス
の件だとして、昨日殺されたことを語る。君はSCAのメンバー
なんだろうと問うとメンバーではないという。入会テストに
合格しなかったとし、サイコロの目次第よという。フィンは
マンチに何人のメンバーと寝るかだと通訳する。彼女は11が
出たとし、私は3人目でギブアップしたが、ルイスは4番目だ
ったこと。帰り道に彼に襲われたが死にたくないので起訴は
しなかったという。被害者は大勢いる事を語る。

オリビアとエリオットは他の2人の被害者だとする女性に声を
かける。しかし彼女たちはネイルにSCAと書かれていたことから
メンバーになっている事を知る。私たちは守られているという
少女たち。麻薬や売春を強要されるのでしょというオリビアに
対して家よりはマシだという少女たちはまだ16歳だった。
ルイスに襲われたことは?と尋ねると、顔も出さないとしご褒美
でもない限りはと語る。犯人もレイプ被害者だとして、ルイス
の手下に狙われている事を告げると、あなたと友達を守る為に
話して欲しいと語る。しかし友達ではないとして耳の悪い
ホームレスの女性だという。美人なのでルイスが狙っていた
とし、彼女は屋上で寝るのだという。

1月6日(木)・聖アン、ホームレス避難所
シスター・ペグがここで働いていた。この街のホームレスは7
万人いるので記憶がないという。耳が不自由な人だとして、
該当する人物はいないかと問う。SCAに命を狙われていることを
語りメンバーから襲われ身を守る為に恐らく殺したのだろう
ことを語ると、ペグはケイティを探すという。私が手話の通訳
をするとして同行する。
ケイティとベティが一緒にゴミあさりをしているとしてペグ
はオリビアとエリオットに説明する。アッパーイーストはゴミ
の宝庫なのだという。ルイスの写真を見せて話を聞きたいと
すると、ベティはカートを引いてそそくさと逃げる。
ケイティは昨日は屋上ではなく駅で寝たので知らないとすると、
エリオットは察しが良いなという。死んでるのを見ただけだと
いう彼女。事件解決の為に協力してくれないかと頼むと、私で
はないという。しかしSCAは君を狙っているとし、署にいる方が
安全だとして来てくれないかと頼む。しかし逃走してしまう。
ペグは私が説得して連れて行くので追いかけないでと語る。
オリビアはエリオットにベティの方に話を聞こうと語る。

カートを引いていくベティに声をかける。
ケイティとはどうやって意思疎通を図るのかと尋ねると、読唇
と筆談だという。ルイスのことについて何か知っているかと
問うと、ルイスに紙袋を50ドルで売るのだという。オリビアと
エリオットは私たちがそれを買い取るとして、ポケットから
二人は有り金を全て(オリビア・38ドル、エリオット・24ドル所持)
を出して62ドルでその袋を買うと語る。
中には公共料金の領収書やカードの控えなど何百枚も入っていた。
IDを盗む為にゴミ集めをしていたのだろうとし、ルイスの下請け
をしているのかと問うと他のホームレスも同様だという。
紙の回収先はどこなのかと尋ねる。

FBIは家宅捜索はSCAのアジトをガサ入れする。
カード偽装機も有り、昨年だけで500億ドルの被害が出ている
犯罪だという。どうせ禁固6ヶ月だろというと、RICO(組織犯罪法)
が適用されることを語るエリオット。先日被害者として話を
聞いた二人組の16歳の少女たちもここで働いていた。

1月7日(金)・ハノーバー校
1月10日(月)・スタントン家
1月11日(火)・西79丁目
1月13日(木)・プレストン・ブレア医師の部屋
——————————————————–

■今回の事件

深夜のスラム地域でズボンが下がったままの男性・ルイス・
ベガ(25歳)が屋上から落下して駐車中の車に衝突した事件。
SCAというネックレスをしていることと、ペニスに歯形が
付いているということで、その情報を元に調べていくことに
なる。

ルイスは極悪人でレイプ魔ではないかと疑われる。彼はギャング
のSCAに属していて、入会テストする為に女性はサイコロを
使って何人のメンバーと寝られるのかということを行って
いるようだ。

そんなルイスを殺害したのは、耳の聞こえないケイティではな
いかという噂が流れて、彼女を捜すことになる。

■今回は実話を元にした作品だった。

今回のエピソードは実話を元にした作品だった。
「ブレンダと呼ばれた少年」「デイヴィッド・ライマー」と
いうワードで検索すれば今回の元ネタはずらりと出てくる。

あまりに内容が奇異な話なので、これが本当に現実に起きた
ものなのかって感じで驚くべきものが有ったけど、ネタとして
はある程度想像出来なくもなかった。実は女装しているだけで、
双子の女性は男性だろうなと思っていたのだけど、男性器を
切り取って女性化させようとしているところまでは気がつかな
かった。

■またしてもホアンではなくレベッカが精神鑑定

ここ最近ホアンではなく、レベッカが精神鑑定に関わってくる
ことが多いね。

また今回はシーズンを順を追ってみている人ならばおなじみだけ
ど、元々はシスターで町の娼婦やジャンキー、ホームレスを立ち
直らせる為に支援しているペグが5回目の登場。
娼婦たちとの信頼関係の為にSVUとは情報を共有出来ないことも
多いけど、最近は結構積極的に情報を流している。

■ギャング・SCA

ギャングたちは売春のドラッグとお約束のことをしているけど
彼らは他にゴミなどからIDやカード偽造をして金を稼いでいる
ことが判明する。
彼らに組織犯罪法(RICO)が適用されることを口にしていたけど、
結局彼らはどの程度の刑期を求刑されるんだろうね。
相当大きな事件だと思うけど・・

■第2の殺人

ケイティかせ避難所で殺害されたことを署に駆け込んできた
ペグから話を聞く。部屋を出た隙に男が入り込んできて
喉を裂かれたという。

声帯を裂いているのは「黙れというメッセージね」(オリビ)
「的外れ」(メリンダ)
「筋違いだ」(エリオット)

喋る事の出来ないホームレスの女性の喉を切るという的外れな
犯行は、その後の事件の流れの「的外れ」な治療の流れを
示唆していくことになる。

■証拠が指し示すもの

歯形がついていたということは当然DNAが採れる。
染色体異常がないか遺伝子を調べたというメリンダは、人間の
染色体は23組で最後の組で性別が決まるとしていた。Y染色体が
検出されたことからルイスの相手は男性だということになる。

ケイティを殺害したのはヘクターだということをペグは見て
いた為にあっさりと逮捕。
そんなヘクターの取り調べで、喋られないケイティが犯人を
指し示したのは、”落書きのこと”。ケイティの寝床にしている
場所は落書きの聖地で、中央にはSYKと書かれた落書きが
書かれていた。
フィンとエリオットの二人でその落書きを調べにいくという
珍しいコンビだったけど、元々ルイスはケイティを目当てに
していたが、そこで別の獲物を見つけたのではないかという推察
をする。それがSKYという人物だということ。

落書きに精通している捜査官はB22B(Born To Be Bad)を見て、
名門私立高校の生徒のサインだとしていた。危険なところに
落書きすることが流行しているということで、アメリカでは
extreme sportsなんかが流行しているけど、SNSツールなんか
のせいでより危険なことをして目立ちたい好奇心を満たそう
とする輩が多いね。

■SKYとSYKO

書いたのはハノーバー校の生徒。
ローガン・スタントンという男性が元々はサイコという意味で
書いたけど、もう落書きは辞めたという。
アリバイを尋ねると、家に居たことを語る。
彼が無理矢理ルイスにされたとなれば、正当防衛が該当する。
しかしレベッカは取り調べの問題を指摘して、未成年者の
取り調べには弁護士や親の同席が必要なこと。クレイゲンは
取りあえず自供させてから呼ぶとしていたけど、レベッカは
それに対して、情緒不安定な少年から自供を取るのかとして
憤怒していた。

■ローガンの双子の妹・リンジー

リンジーは兄が部屋に居たことを証言する。
しかし家族の証言では信用出来ず、DNA検査を申し出ると家族も
快諾。
しかし既にローガンのDNAが歯形から採取されている為に、ロー
ガン逮捕は既成事実化していた。

「彼はレイプ魔を殺したのよ。襲われた後遺症が残っている」
というレベッカに対して
「捜査に協力する義務がかる」
というオリビアの態度が意外とレイプ被害者に対して厳しく
感じたのは気のせいだろうか。レイプの被害と殺人では比べよう
もないけど、エリオットもまた「売れ入れることが彼の為」と
して同性愛の可能性についても、この件では配慮無く流れが
進もうとしていた。

「二人を逢わせてあげて」としても「捜査の妨げになる」とし
てオリビアは突っぱねていたけど、既に口裏合わせは出来て
いるハズでしょという言葉で言いくるめられていた。

■ノバク検事補登場

殺人罪か正当防衛か。過剰な防衛は過失致死になるという言葉
が最初の台詞だった。

レベッカは必死になってこの件では違和感があることを唱えて
いた。生まれた時の医療記録に不審な点があること。しかし
検事としても令状を取るには正当な理由が必要だとして、
オリジナルの記録を入手して欲しいと語る。双子にはセラピスト
がついていて、レベッカの関与を禁じているが、そのセラピスト
はセックス専門だという。二人の仲が良すぎることをきっかけ
に同性愛から今度は近親相姦疑惑へと変貌していく。

■造語で会話する双子

双子の神秘性はうたわれているけど、造語する程の仲というのは
凄いな。エリオットは自分の娘たちも造語を使っていたことを
語っていたけど、オリビアは英語以外の会話は禁止だと駐めて
いた。

■怪しいブレア医師

ブレア医師は、やたらとこの捜査を止めようとしている流れが
有った。
色々と話を聞いているウチにリンジーは尿道感染症・膀胱感染症
でなんども入退院を繰り返しているという。
また経口避妊薬の服用をしているとか、セックスセラピーを
受けていることなど疑問を次々と投げかけた。
レベッカが越権行為だが母親のカルテを入手したら、双子は
どちらも男児だったことを語るけど、それ以前にシッターや
関係者が色々と話している訳だし、レベッカが守秘義務違反で
医療評議会に訴えるとされたけど、正義の為に真実を話して
いく。

実際には割礼の時に男性器を誤って多くの部分を切ってしまった
ということ。
そんな性器を持っていればいじめられるとして、男性ではなく
女性として育てようというその思考がある意味ぶっ飛んでいて
凄すぎる気がする。

ジェンダーに関しては未だになかなか理解されないものも有る
けど古くからアメリカのドラマ内では、見た目通りの性別を
感じていないものに電気ショックで治療させようとしたり、
軍隊に入って根性を入れれば性別は元通りになるみたいな、
日本のスポーツ界に於ける根性論的解決の流れなんかを見たこと
があるけど、敬虔な信者である程にそういうところでの葛藤が
複雑になってしまうところが有るんだろうね。

■性別

育て方が性自認を決める事への証明だとして一貫して、医師の
ブレアは女性環境を整えれば、リンジーは女性の気持ちを持つ
と思っている様子。本当の名前はルーカスだった。
医者にも問題があるけど、割礼にも問題があるし、両親の対応
にも問題がある。気がつくと、ルイスの死など正直どうでも
良くなっている内容だったな。

恐るべきはブレアの狂信的な主張だったし、両親もその考えに
賛同しているところがあるところか。割礼しているということは
宗教観念を持っていそうだけど、それに失敗したことで、
性別の変更に対する大義を持ってしまったのか。

■双子の捜査

双子とはいえ男女性別が違うウチにはDNA検査で割り出せるもの
なのかな。
男性2人ということで、ブレア医師が殺害されたけれど、どちら
が犯人なのかは分からなくなってしまった。

一人の男児としてのアイデンティティを殺した故の因果応報的
流れだったのかな。

■使用された曲

■出演者

エリオット・ステイブラー (Christopher Meloni) 刑事
オリビア・ベンソン (Mariska Hargitay) 刑事
ドナルド・クレイゲン (Dann Florek) 主任警部
ジョン・マンチ (Richard Belzer) 刑事
? (Steven Zirnkilton) Opening Announcer (voice)
オダフィン・チュツォーラ (Ice-T) “フィン” 刑事
メリンダ・ワーナー (Tamara Tunie) 鑑識
ジョージ・ホアン (BD Wong) FBIにも精通する精神科医

ケイシー・ノバク (Diane Neal) A.D.A 検事補

Dr.レベッカ・ヘンドリックス (Mary Stuart Masterson) 精神科医
Dr.プレストン・プレア (Peter Firth) セックスセラピー
ローガン・スタントン / リンジー・スタントン (Reiley

McClendon) 双子
Mrs.スタントン (Hillary B. Smith) 母
Mr.スタントン (John Bolger) 父
シスター・ペグ (Charlayne Woodard) ホームレス支援
クラウディア・ヘルナンデス (Denise Ramirez) ルイスの被害者18歳
ヘクター・ラミレス (Michael Ray Escamilla) SCA、ケイティ殺し
ジェリー・デルヴェチオ (Ron Scott)
— (Ana Maria Andricain) Housekeeper
ケイティ (Regan Thompson) 耳が不自由
カルメン (Alessandra Ramos) SCA、被害者
タイニー (Cheryse Nicol Pickens)
ベティ (Marilyn Dobrin) ケイティの友、ホームレス
マクロスキー (William Paulson) 捜査官
— (Tami Mansfield) 子供の世話人
— (Amy Kim Waschke) 子供の世話人
— (Sandra Caldwell) 子供の世話人
ハーブ (Robert Patrick Brink)
メルヴィン (Vince Cupone)
ラミレス (Donnetta Lavinia Grays) 捜査官
— (Kent Cassella) 制服警官
ネイス・ベガ () 25歳、SCA

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