LAW & ORDER : クリミナル・インテント 犯罪心理捜査班 シーズン7 第7話 ベストセラー Self-made

リンク広告 テスト




第7話 ベストセラー Self-made

脚本/Warren Leight、Jerome Hairston
監督/Ken Girotti

【ストーリー】

ブルックリンのスラム街。ドラッグの売人の家の中で白昼堂々
突然の銃声が聞こえる。外にいたギャングたちは警戒する中
中から出てきたのは自転車に乗った男性・ダンテ。二人のギャ
ングはそれを見て銃を構えていた。
キラの元に電話が鳴るとそんなことは出来ないとし、彼は友人
だと語る。そんなキラに対して上司のサイファーは大変な夜
だけど仕事を頼むとして彼女に資料を渡す。しかしペイジが
代わりに残業してくれるとして彼女から資料を受け取る。
ダンテはキラの自宅に大麻を隠す。
キラはステージ前に今から来るのかと問うと、Dのことは放って
置いてと語る。
ステージに立つと、司会者のTJからの紹介でブルックリンの自慢
だとしてキラ・ダンフォースの名が呼ばれる。今から朗読する
のは真実の話だとしてみんなの前で自分の書いた原稿を読むキラ。

朗読会が終わる中、キラに対して声をかけるメガネの男・ガレ
ス・セージは君の話は素晴らしかったとし、君の才能を買いた
いという。しかしキラはライオネルは未熟だと言っていると
いう。彼はエージェントではないとして、その作品を全部読ま
せて欲しいと語る。キラは出て行こうとすると、目の前に自転車
に乗った黒人のダンテが現れるが、セージは彼を追い払う。
その光景をペイジは見て居た。

インクにバイアグラを入れても立たない男だと高級レストラン
“パンテオン”で食事をするライオネルの元にキラから電話が
鳴る。その男は危険人物だとして早く別れてこっちに来るよう
告げる。そのテーブルにはTJや著名なものたちが集まっていた。

キラはそれも偽物なんでしょとして物を投げつける中、何者
かによって銃殺されるのだった。

地元警察のウィリスはエイムズに現状を伝える。
被害者はキラ・ダンフォース。鍵は壊されていないので押し込み
強盗かも知れないというが、ウィリスは経験不足のオレの推理
なんて不要かと告げる。しかし何故オタクらが捜査をするのか
と問うとエイムズはサイファー出版の社長の部下だったからだと
いう。ウィリスは被害者は大学生かと思ったとし、本の山と
チープな家具が並んでいること。キッチンの傍に銃が落ちて
いた。小口径の銃で撃たれて失血死ねというエイムズ。
ゴーレンは人工毛のエクステか何かが焦げたみたいだと語る。
手もヤケドしていてコイルの跡だとすると、電気コンロだろう
というエイムズ。彼女は恐らく顔を焼かれそうになり左手で
防御したのだという。それで手と髪の毛が焼けているという
ゴーレン。誰かが何かを聞き出すために拷問をしたのだろうと
し捜し物は見つかったようだという。緑色のヤニが付いている
とし、大麻樹脂だと語る。しかもかなりの上物だとしてゴーレン
はエイムズに臭いを嗅がせる。
黒人街のチンピラが彼女を使って都心で商売をしていたのか。
独り身の女の部屋は絶好のブツの隠し場所だというゴーレンに
彼女は独り身ではないという。スカーフェイス、男物のパーカー
があるとすると彼氏は何処にいるのかと。下に女性が来ている
としてエイムズたちを呼ぶウィリス捜査官。

外にいたのはサイファーだった。
キラの仕事はどうかと尋ねると、何でも一生懸命にしてくれた
子で毎朝いつでも一番に出社していたという。無断欠勤を心配
してきたのかと問うと、ペイジを寄越したので彼女が通報した
のだという。彼女に話を聞いて必ず犯人を捕まえてというと、
サイファーはサングラスをして高級車で立ち去る。

ペイジによるとキラは昨夜は世界の頂点にいたという。朗読会
で脚光を浴びていたが、キラは元々秘密の多い子だったという。
大麻の売人とか?と尋ねると、彼女はそんなことはしないと否定。
彼氏は居たのかと問うと居ないみたいだけど、先日ランチの時
に男友達と鉢合わせしていたという。私から自己紹介をしたら
Dトゥアと名乗ったという。大きめのジーンズとパーカーを着て
いたとし、”ブラックだった”という。それって肌が黒いという
ことなのかと問うゴーレンに対して、そういう意味ではなく、
如何にもストリート系というか、本人はアニメーターだとして
言っていたけどメッセンジャーに見えたのだという。

アニメ会社にいくと、チャドにDトゥアについて話を聞く。
本名は知らないとし、配達係だという。しかし彼はアニメーター
だと名乗っていたことを語ると、その道もあると言ったが
彼は遅刻が多いのだという。何故そんな人を雇っているのか。
悪い奴ではないし楽しいヤツだという。楽しそうな職場だと
すると、オモチャやピンボール台などが置かれていた。更に
マリファナの吸い殻があるとして指摘すると、この為に雇って
いたのかと問う。彼は殺人の容疑者だとして、住所を教えて
くれと語る。ポケベルの番号しかないのだという。

ダンテに対してギャングたちは銃を向けるが捜査官が近くに
いた為にギャングは静かに立ち去っていく。

署にはキラの母・アイダと兄のシェインが来ていた。
何故娘がこんなことになったのかと嘆く母に対して、キラの友人
を探しているという。Dという人物を知らないかと訪ねると、
シェインはダンテ・ヒースのことだろうと語る。高校時代の彼氏
で近所の団地に住んでいたという。ウチは一軒家だったとして、
母親が働いて購入したのだという。苦労して大学の学費を稼いだ
のかと問うと、奨学金でブリンマー大学に入ったという。キラ
は選ばれた子だったという。あの問題児とはとっくに縁を切っ
ていたとするが、シェインは妹はヤツの面倒を見ていたことを
語り、愛し合っていた事を語る。彼には犯罪歴があるのか
と問うと、暴行やドラッグはどうかと尋ねる。確かに売人だけ
ど彼は子供でマジにヤバイことはしないという。しかしエイムズ
は現在の彼はマジでヤバイ状況なのよと語る。それが分かって
逃げているのだというゴーレン。怯えた子供は大抵家に逃げる
とし、母の所だろうという。
二人は団地に向かう中、NYPDの車がやってくる。
ダンテがギャングに撃たれて母親が止血していたのだった。
——————————————————–

■今回の事件

作家志望で出版社に勤務していたキラ・ダンフォースが自宅で
殺害されて発見される。
違和感があることとして、サイファー出版社長の部下としてき
ちんと働いていたにも関わらず、治安の悪いブルツクリンに
住んでいたこと。
また現場にはエクステの形跡や大麻の形跡があることから、
二重生活をしていたのではないかという疑いを持つ。

■2つのドラマが交錯する

ダンテ・ヒースを中心とした大麻関連の物語と、今回の盗作
の件の流れのどちらが殺意あるものとして存在しているのか。
キラの不幸はダンテと付き合っていたことによって麻薬の事件
に巻き込まれたのではないかとする疑惑が有り、冒頭では
やたらと銃を持ったギャングの姿が町中に有ったり、怪しげな
行動・電話の流れが有るが、それぞれの行動が後のどの流れに
繋がっているのかが分からなくしてある辺りは、クリミナル・
インテントらしいところだ。

白黒色分けしていた感じで、突然ペイジという同僚の女性が
“ブラックだ”としてキラと一緒にいた人物のことを語った
かと思えば、朗読会の後にいた人物像に関して”額の後退した白人”
という言葉を使用していた。
そんな人物は編集者では殆どの人がそうだと言われていたけどね

また過去の暴動事件の実話を作品化した「白い光、黒い炎」
なども意図して白と黒を意識している。

才能ある黒人が白人によって搾取されている現実を描きたかった
のかな。

■人間関係

キラという名前からして、どうも自分は「DEATH NOTE」を
思い出すけど、このドラマと同様に素性の分からない人物像と
して描かれていたことが有ったよね。このドラマの彼女も
私生活は謎が多いとされていた。如何にも容疑者像を絞らせ
ない為にそんな味付けがして有ったのかも知れないけど、
分かってみると今回のエピソードは狭いフィールドでぐるぐる
廻っていた印象しかなく、真相が分かってもイマイチ面白くな
かった。

■出版業界も腹黒い人が多いね

音楽業界とか映画業界の裏話とかよくネタにされるけど、
このドラマは文壇界の裏側を扱った内容だった。とはいえ、
それほどドラマが深いとも思えず、盗作・盗用の問題などが
取り上げられ、そして自分の経験を元にした作品が全て他人
の経験から得た内容だと判明していく。

■アリバイ

今回のドラマではアリバイが重要な役割を占めていた。
キラが殺害されたのは木曜日の夜

キラが電話をかけた時に、関係者はそれぞれ何処に居て、誰と
居たのか。車にはGPSなども設置してあり、それらがアリバイと
して成立されるけれど、どうもこのドラマでは防犯カメラ映像
を見るシーンはなかったね。

ダンテはその頃、他の女と寝ていた事を告げ、TJとライオネル
は食事をしていたという。セージは当初は嘘をついていたけど
弁護士と同席して会話した時には、当時の様子はGPSに残って
いるとしていた。

■メディアを利用した売名行為

才能がない人は他人に寄生するか、意図的に騒ぎを起こして
は話題性を作ってそれに乗じて売るしかない。
ライオネルにしてもTJにしても、師弟関係だけど、どちらも
才能はなく、もう一人の弟子だとしているキラの作品を盗んで
いたことが判明。
ライオネルが突然サイン会で暴れ出した時には何かと思った
けど、単なる話題作りだったようす。
エイムズさんは利用されたとして嘆いていたけど、その後
ゴーレンがボクシングジムに行った際には、ゴーレンがTJを挑発
し「かかってこい!」としたにも関わらずまるで乗ってこなかった。
「周りにカメラがないと暴れないのね」とのことだけど、
刑事相手に流石にケンカする訳にも行かないだろうと小一時間。

■イマイチ意味が分からなかったこと

いよいよライオネルやTJのトリックが暴かれるという際に、
「崖っぷちの彼が更に追い込まれていたら?」というエイムズ
の質問に対して「屈辱に耐えられない男を何人も見てきた」
とゴーレンが語る。その後「あなたの師匠も・・」とエイムズ
が語っていたけど、そもそもゴーレンの師匠って誰のことなの?

その件でいらいらしていたのか分からないけど、ゴーレンが
ライオネルを問い詰める際には、キラと彼の文章を引き合いに
出して、「盗作者だ」として、「三文文士」だとしたり、ライ
オネルがそれに言い訳しようとした所で「反論するな!」と
激高するゴーレンの姿が有った。

■アメリカの不良少年

TJの新作のタイトルが「アメリカの不良少年」。
その中には少年院に入った時の様子が書かれていて、文章には
「生肉の臭いがしていた」と書かれている。それを聞いてロスが
「スポフォード刑務所の近くには精肉店がある」としていた
けど、なんでそんなことが分かるんだ?って感じの流れが有った。

■凶器の銃

キラが撃たれた銃弾。
ニュージャージーの友人に調べてもらったというゴーレン。
暴動で警察官を撃った銃だとしていたけれど、そういうのって
すぐに鑑識が調べて結果が一致するものではないのか。

■バレクさんはいずこへ?

今回のクレジットを見ると、かつてバレク捜査官役でこのドラマに登場
していたAnnabella Sciorraが弁護士役でクレジットされている。
ただどの弁護士のことを指しているのかイマイチよく分からなかった(+_+

■使用された曲

■出演者

ロバート・ゴーレン (Vincent D’Onofrio) 天才刑事、”ボビー”
アレクサンドラ・エイムズ (Kathryn Erbe) ゴーレンの右腕
ダニー・ロス (Eric Bogosian) 警部
マイク・ローガン (Chris Noth) 捜査官
ノーラ・ファラッチ (Alicia Witt) 捜査官
エリザベス・ロジャース (Leslie Hendrix) 検視
— (Steven Zirnkilton) Opening Announcer (voice)

ライオネル・シル (Peter Coyote) 小説家
TJ・ホーキング (Pablo Schreiber) シルの弟子、小説家
ガレス・セージ (Fisher Stevens) エージェント
ダンテ・ヒース (Al Thompson) “Dトゥア”、キラの元彼
アリアナ・サイファー (Barbara Walsh) サイファー出版社
シャロン・アダムス (Victoria Dillard) 被害を訴えた女性
アイダ・ダンフォース (Sharon Hope) キラの母
シェイン・ダンフォース (William Jackson Harper) キラの兄
キラ・ダンフォース (Shamika Cotton) サイファー出版秘書、文筆
ペイジ・アルドウィン (Amy Flanagan) サイファー出版秘書
ウィリス (Ron Simons) 捜査官
チャド (Zack Robidas) アニメ制作
Mrs.ヒース (Cherelle Cargill) “Dツアー”の母
エイモス (Derek Milman)
— (Marlon Morrison) Driver
コンスタンス (Patricia Cardello)
ティナ (Nikole Beckwith)
トム (Dustin Olson) セージのアシスタント
— (Turron Kofi Alleyne)
— (Gina Hernandez) 捜査官
— (Annabella Sciorra) 弁護士
Mrs.セイジ (Linda Fenton) Still Photography
— (Jeffrey Mowery) Literary Writer

スポンサーリンク
レンタグル大336

シェアする

フォローする

スポンサーリンク
レンタグル大336