[E] ワンス・アポン・ア・タイム Once Upon A Time シーズン3 第22話 我が家と呼べる場所 There’s No Place Like Home

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第22話 我が家と呼べる場所 There’s No Place Like Home

監督/Ralph Hemecker 脚本/Edward Kitsis
Adam Horowitz

【前回までのあらすじ】

ゼリーナが居なくなったことで平和が戻ったかに思われたストーリー
ブック。しかしエマは開いてしまった炎の扉の中に吸い込まれてしま
い、フックも仕方なく彼女に付いていく。付いた先は魔法の森。
エマは両親の出会いを邪魔してしまったとしてルンペルに助けを
求める。時間の扉をもう一度開ける研究ならオレでも出来ると言う
が、それには過去を元通りにする為にも白雪に結婚指輪を盗ませなけ
ればなせないという。しかしいざ盗むがエマはレジーナに見つかり
捕まってしまう。

【ストーリー】

2001年・ポートランド。
メガネ姿のエマはニールと約束の場所で待っていた。奢りだというから
来たのだとし、バーとかレストランに行くのかと思ったという。そんな
ニールはもっと良いところに連れて行くとすると、施錠された鍵を
開けようとする。「鍵の基本はタンブラーだ」というと、鍵を開ける
と敷地内に入る。そしてブレーカーのスイッチに入れると何とそこは
遊園地で貸し切りの状態だった。
二人で乗り物に乗る中、エマは突然あんたの物語はと尋ねる。面白い
言い方だというニール。オレの物語は悲惨な状況から抜け出したせいで
余計に悲惨になったという。ヤバイ家庭環境なのかというエマに対して
いつもではなく前は幸せだったという。しかし戻れないのはオヤジの
せいだとすると、酷いヤツなのかという。元は違ったが変わってしまった
のだという。そこから全てがおかしくなったとし、その前はウチにいる
と安心出来たという。ウチってそういう門だろうと。ウチを出ても
その気持ちだけは忘れられない。懐かしくて・・というニール。

— 昔(魔法の森) —
エマは牢屋に閉じ込められると、隣の牢にも先客が居た。
私の名前はレイアだとすると、あなたの名前はと尋ねる。すると
ここでは名乗れないという彼女。女王は私が誰か知らないが家族を
守る為には隠し通さないといけないのだという。アイツは悪魔だね
と言うと、エマは来る前にパクってきたパンを女性(マリオン)に
渡す。私はあなたを村で見て女王から助けたかったというエマ。
あなたは何故捕まったのか尋ねると、白雪の居場所を知っているから
だとし、でも女王には知らせなかったという。白雪を守る為に自分を
犠牲にしたのかと問うと、彼女は無実だという。いつまでここに
居なければならないのかとするとあと一晩だけだという。ここに居る者
は明日になると処刑されるのだというマリオン。

白雪は森の中でデビッドが仕掛けた罠に引っかかり捕まる。
君が何処に居ようと必ず見つけられるというデビッド。女を捕まる時は
いつもこうして罠を仕掛けるのかという白雪。泥棒を捕まえる時は
そうだというと、ホント、チャーミングな王子だという。君を下ろす
訳にはいかないというと、白雪が指名手配されている張り紙を見せる。
君は突き出すつもりはないが盗んだ指輪を返してくれという。私は
宝石には興味がないとすると君には似合わないだろうという。私は
指輪を持っていないという。
そんな中フック(チャールズ王子)がやってくると白雪は指輪を持って
いないことをチャーミングに語る。今アレを持っているのはオレの
お姫さまだとし取り戻すのに力を貸して欲しいという。何処に居るのか
と問われると女王の城だという。白雪はあそこなら私に任せて欲しい
とし、前に住んでいたところだという。私ならば入れ込めるというと
下ろしてくれたら姫と指輪を探すという。そして私は二度とチャーミング
な顔を見なくて済むという。

移動中、君の似顔絵は森中に貼られていると語るデビッド。それは
何なのかとして白雪が隠し持っているものに興味を示す。宝石には
興味がないのだろうとすると、デビッドは白雪から取り上げる。
それは武器だとして気をつけて扱ってという。妖精の粉であり、
しかもターマフェアリーのものだという。これを使えばどんな恐ろしい
相手でもかんんに潰せる姿に変えられるという白雪。特別な人の為に
取ってあるというと女王にかけるのかと問われる。ビラにかかれた嫌疑
は阿蘇なのだとし、でも私を殺そうとしているのだという。だから
私は国を出る為に宝石をあなたから盗もうとしたこと。海賊船で逃げる
為だという。レジーナは何でそんなに怒っているのかと問うと、私が
彼女の人生を台無しにしたからだという。

フックは到着したぞと語る。衛兵を交わすためには助けがいるという
白雪はここに居てくれという。侵入は夜だとし、助けを呼んでくる
という。

フックとチャーミングは二人で会話する。
結婚は楽しみかと問うとミダス王の娘が相手だぞとし楽しみに決まって
いるだろうと。フックは詮索する気は無いが自分の意思で結婚する気は
なさそうだと語る。愛する人としたかったというチャーミング。この
縁組みは愛と言うよりも商売上の取引で国同士の結婚だという。苦境に
立つと真実の愛ほど存在しないんじゃないかと思うという。オレも前に
そう思ったがある女性と出会って全てが変わったという。あの姫のこと
なのかと問うと彼女の為ならば何でも出来るというフック。色々と複雑
なんだとし、家族が・・というとボクも父のせいで生きていくのが難し
くなったというチャーミング。彼女の親もオレを認めるかどうか・・
というフックに対して君が娘を救うために頑張っているのを知れば認め
ない訳がないという。「それを覚えていてくれ」とフックは語る。

そんな中赤ずきんが白雪の友達だとしてやってくる。

■今回のシナリオの構成

・ストーリーブルックから時間の扉を通って魔法の森に迷い込んで
しまったエマとフック。その世界で本来出会うべき両親のメアリーと
デビッドの出会いを邪魔してしまった為に、未来に影響が出てしまう
可能性が有り、なんとかして軌道修正を図り、エマはフックは
二人が出会うべくして出会うように画策していく。

■感想

シーズン3のファイナルエピソードということも有り、これまでして
きた事への一定の解決と同時に、次なるシーズンに向けた前振り的な
布石を置くべき重要なシナリオ。
前回にも書いたけれど、このシーズンでは二つの大きなエピソードで
ある「ネバーランドのピーターパン」と「オズの魔法使いの西の魔女」
をベースにした流れが有った。

共通する敵の為に、レジーナとかゴールドなどがストーリーブルック
の住民として一丸となって戦うことで、平和が訪れたけれど、その甲斐
も有って安心して見て居られた反面、少々物足りなさを感じたのも
事実だった。

そしてまた不穏な動きとして、レジーナのエマへの怒りへと繋げて
言ったし、最後になって、「HEROES」のトレイシー・ストラウスの
様な水のオバケ、「ターミネーター2」に於けるRobert Patrickが
演じた液体金属T-1000型のターミネーターのような人物を浮かび上が
って来た。
シーズン4は「アナと雪の女王」がベースになるのか。

・Christie Laing

最後にエマが連れてきた人物が誰なのか。
Christie Laing演じる女性は、現代社会に於けるメアリーとデビッド
の子供の名前と同様に最後までその名前を出し渋っている流れが
有った。

「アロー / Arrow」でのジョンの義妹のカーリー役のChristie Laing
さんがここではどんな役なのか。

■魔法の森の世界

二話だけで解決するには少々展開が複雑な様相を呈してきたようにも
見えたけれど、上手いこと解決したもんだね。
今回のエピソードの中で難儀を極めると思っていたのは、エマ
たちが現代の世界に戻ってくる流れをどのようにして進めていくのか
ということ。ルンペルは確かに出来ない事はないとはしていたけれど
それでもまだ完成はしていないみたいな感じだったよね。

時間旅行という意味では魔法の豆とかマッドハッターの帽子なんか
が過去にあったけど、ルンペルが最後にエマに渡したステッキ
って何だったのだろう。

■白雪と赤ずきん

まさかここに来て赤ずきんが出てくるとは思わなかった。
変身したルビーは「もののけ姫」の犬神様状態。
「イーストエンドの魔女たち」のウェンディならば猫に変化した
後には身にまとう着物が無かったりしたけれど、
ルビーの狼としての変身が解ける時には、どんなエロイシーンが
待っているんだとちょっぴり期待しつつ、狼に赤ずきんをかけた
瞬間に服を着て現れるルビーの姿が有り、肌見せはなかった。
変わりに登場したブルーフェアリー様は相変わらず過去の世界の衣装
がエロい(笑)
テントウ虫になった白雪をブルーフェアリーはあっさりと光の魔法
で解いていた。前にもこのドラマの中でテントウ虫が出たシーン
って無かったっけ?

■白雪と悪い女王

白雪は悪い女王に対峙する為に、妖精の粉/ダークフェアリー版を
持っていた。悪い女王は白雪の攻撃を見通しておりあっさりと
攻撃を防いでしまった。

火炙りの刑にされる直前に白雪は上手いこと自らに妖精の粉/ダーク
フェアリー版を振り掛けてテントウ虫になり逃げることになった。

エマは城から抜け出した後にも自分が消えていない現実を知り、
メアリーが生きて居るであろう事を知る。それがまさかのテントウ虫。
そしてその存在に気がついたのがデビッドというのもまた意外と
言えば意外か。人の話は覚えておくものだね。

■トロール橋の決戦

シーズン1の3話の中で同様の戦いがあり、形は違えどようやくこの
場面になって、本来あるべきシナリオとの整合性が図られた格好だった。
トロール橋には行かねばならないこと。そしてそこでメアリーが
デビッドを助けることで、愛の種が生まれること。
フローチャートが少し変わったけど、上手いこと本筋の流れに繋げて
いくね。そして二人の愛が芽生えるシーンを娘であるエマが目に
していくというところがまた凄いシーンだった。
http://itawind.web.fc2.com/kaigai/o/OnceUponATime103.htm

使い果たした妖精の粉だけど、トロールはバカだからということで
砂を妖精の粉に見立ててトロールを脅したメアリーは機転がよく利く
ね。

■帰るべき場所

色んな世界を通してエマが一番安心出来る場所は何処なのかを探して
歩き、改めて彼女にとっての家・故郷は何処なのかということを
感じさせる。姿形が同じであっても、歴史や記憶が違えば、
まるで別人であって、過去に出会ったメアリーとデビッドとの間には
家族としての暖かさも感じなかった。

■その他

鍵の基本はタンブラー

2001年にポートランドでニールから教わった鍵の開け方が、過去の
世界に於いても役に立った。エマは牢獄の鍵をその教え通り開ける
姿が有り、白雪の城の牢獄から逃げていく。

希望を持て

家族は私が死んだと思っているハズだとして、ショックを受けていた
マリアンにかけた言葉。

全ての行動には結果が伴う

過去に白雪はレジーナの人生をぶちこわしてしまった。
コーラがダニエルとの結婚を止める気だと知らなかったという
白雪はまだ子供だったのだとしてレジーナに語る姿が有った。
物事の基本も知らない子供・・

そして今度はエマの正義感から牢獄にいた人物が誰だか分からず
現代の世界に連れてきた結果、ロビンの妻であるマリオンである
事を知る。またしても幸せを取り上げられたレジーナ。しかも
メアリーの娘のエマであり、ヘンリーの母親としての座を奪い合う
身の立場故に難しい状態にある。

正義の声に従う

エマは名も分からない女性を未来に連れて帰ろうとする。
フックはそれに反対して、魔法の森にどんな予期せぬ結果をもたらすか。
将来殺人鬼になる子を産み出すかもしれないし、または酔っぱらって
馬でドワーフたちに突っ込んで6人だけにしちまうかも知れないと
語っていた。この時点でフックはマリアンが誰なのか理解していた
のだろうか?

エマたちが信用ではないのももちろんのこと、マリアンにとっても
彼女たちは信用出来ない人物だとして疑っていた。
木の枝で頭をゴツンとして誘拐していくところを見て、「海賊の素質
があるな」
とフック大喜びの構図(笑)

ルンペルは記憶を失う前に未来を知りたい

「Back to the Future」のドクも未来が変わるので絶対に未来の
ことは話すなとしていた。ドクは死ぬ事が分かっていた為に、マーティ
はその事を知らせたかったのだ。しかし話を聞かない事を知り手紙
に残して未来へと戻る。すると結局ドクは誘惑に負けてその手紙
を読んでしまっていた。

ルンペルはそんな未来を知りつつも記憶を消すクスリを飲んでいる光景
があり、案外潔い人だなって感じだった。

メアリーとデビッドの子供の名前

微妙なグラニーの店にいる人たちの席順なんかも気になるし、
前回にも指摘したけど、どの人物がストーリーブルックの中で生き
残っているのかも気になっているので、そこに集まる人たちの顔ぶれ
はちょっとした興味深さが詰まっていた。
子供の名前は、”ニール”だった。

昨日見た「ホワイト・カラー」でもピーターとエリザベスは男児に
ニールという名前を付けていなかったか。

kiss kiss kiss

またこのタイトルを使ってしまった。
現代の世界では幸せを象徴するようにして、収まるべき所に収まった
ように思えた。メアリーはデビッド、エマが選んだのは自分の為に
ジョリー・ロジャー号を手放したフックにキスをした。
ゴールドはベルと結婚。参列したのはアーチーとベルの父親のモー・
フレンチだった。そしてロビンとレジーナとローランドが三人で
歩く光景を見ると、もうヘンリーを奪い合うことはなくなるのではない
かと思わせるところも有ったが、最後にレジーナだけが幸せから
あぶり出される格好となる。

本も戻った、魔法も戻った、救世主も戻った

本の中にはエマ自身もヒーローとして記される流れが有った様子。
魔法を取り戻したことで現代の世界に戻る事は出来たし、
救世主としての自覚も戻ったのではないか。

しかし一体あの水オバケは何処から連れてきてしまったのか。
白雪はデビッドの水筒の水を持ってくるとしていたけれど、何か関係
が有るのか。

■出演者

メアリー・マーガレット・ブランチャード (Ginnifer Goodwin) 白雪姫
エマ・スワン (Jennifer Morrison) ヘンリー母、メアリーの娘
レジーナ・ミルズ (Lana Parrilla) 悪い女王、コーラの娘
デビッド・ノーラン (Josh Dallas) チャーミング王子、メアリーの彼
ヘンリー・ミルズ (Jared Gilmore) エマの息子。レジーナの養子
Mr.ゴールド (Robert Carlyle) ルンペルシュティルツキン、質屋
キリアン・ジョーンズ (Colin O’Donoghue) フック船長

ベル・フレンチ (Emilie de Ravin) レイシー
ニール・キャシディ (Michael Raymond-James) ベルファイア
— (Sean Maguire) ロビン・フット
ルビー・ルーカス (Meghan Ory) 赤ずきん

— (Sarah Bolger) オーロラ姫
グラニー (Beverley Elliott) お婆さん
アーチー・ホッパー (Raphael Sbarge)
修道院長 (Keegan Connor Tracy) ブルーフェアリー
ローランド (Raphael Alejandro) ロビンの息子
— (Mik Byskov) 黒騎士
— (Mark Gibbon) Head Troll
モー・フレンチ (Eric Keenleyside) ベルの父
マリアン (Christie Laing) ロビンの元妻

*** 白雪姫を助けるドワーフ
— (Mike Coleman) ハッピー
ウォルター (Faustino Di Bauda) スリーピー
— (David-Paul Grove) ドク
— (Jeffrey Kaiser) ドーピー
トム・クラーク (Gabe Khouth) スニージー 、雑貨店
— (Mig Macario) バッシュフル
リロイ (Lee Arenberg) グランピー、何でも屋

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