第2話(2) 敵からの贈りもの Payback
脚本/Joseph Mallozzi、Paul Mullie
監督/Bruce McDonald、Brad Turner
【ストーリー】
カーラから荷物はブリーフケースで女性が接触してくると
言う。あなたの呼び名はスミスということになっていると。
空港前で車で待っていると突然男性が入って来てフランクのこと
をハイヤー運転手に間違う。ホテル・サン・ルイに連れて行っ
てくれという。フランクはオレは運転手ではないというが
金を手渡されると、カーラに到着まで3分の時間があることを
聞くと仕方なく彼をもの凄い運転でホテルまで届ける。
再び空港に戻ると、女性から届け先はホテル・サン・ルイス
だと言われる。
ホテル・コンコルド・ベルリンに居るフランク。
そんな彼にディーターから電話が鳴る。車は昨日返す予定
だろうとするとフランクは明日の夜には返すという。現在
ベルリンにいるのだという。新車に搭載したソフトはもう
使えることを語る。
フランクはホテルにいると、セルゲイとジミーが同じホテル
にはいた。ジミーはアデラインという女性と一緒に泊まって
いたが、仕事があるとして女性を置いてセルゲイの元に行く。
ジミーはセルゲイが直々に来るとは光栄だとすると、ジミー
に仕事を頼むようになって2年だが全て順調で大方満足している
という。大方とは?とたがねると、ジュネーブの件での失態
のことだという。あれは向こうが撃ってきたのだとすると、それ
でもセルビア人を死なせたとし、不必要な注目を浴びることに
なったという。お前を使うなというものもいるんだとし、もう
問題は起こすなと語る。500万ドル分の純粋なヘロインを運び
金の運び屋に渡せという。相手はアウディしか乗らないイギリス
人だという。それを聞いてジミーはフランクのことだなと察する。
アデラインはさっき居た人は誰なのかと問う。良い車に乗って
いたとしアウディだったとのこと。運び屋はフランクかと
するとセルゲイが雇った人物だという。
セルゲイはアデラインにフランクとの過去を語る。
6年前にフランクとオレは特殊部隊にいたこと。イギリス女王の軍
を守っていたが、その後俺たちは仲間と人を救助する仕事を始め
たという。チームが行くのはいつも治安が悪くて危険で誰も近づか
ない所ばかり。そこから人を救出する相手はジャーナリストや
政治家だった。
そんなある仕事の時、ある倉庫で明日の真夜中にピックアップ
するというフランク。ラヴォンは何者なのかと問うと、国では
軍のリーダーに狙われている人物。金を出すのはフランス人だと
すると政治家か・・・と。俺たちはいつも通り国境を越えさせる
だけだという。嫌ならば抜けても良いとするが、お前を一人で
危険なところに行かすかとして仲間達は団結する。
しかし場所はへんぴな場所だった。何か引っかかると誰もが
語る。潜伏中の治安当局に追われてるので気に入らないかも知
れないが相手は良い人間だという。今のウチに寝とくよう告げ、
フランクはヴァンを調達してくるという。簡単な仕事だとして
倉庫に入ってじいさんを助けてトルコに送るだけだという。
現場で安全確認をしたらバンを乗り入れるというフランク。
ジミーが人物を回収し、デイヴは中でカバーして最後に出る
のだという。嫌な予感がすると言うと、荷物とアイツらが心配
だという。警察にバレたらヴァンには戻らないといけないと
いう。
廃屋のビルの中には人気もまるでなかった。
相手は車椅子の人間で倉庫の真ん中に座って待っていた。
デヴォンに扉を開けてくるよう命じる中、車椅子のクライアント
を見ると死んでいた。
「コイツは罠だ。」
と叫ぶ。それと同時に治安当局はフランクたちに銃口を向けて
発砲してくる。
二階をカバーしていたマイルズにデイヴはどうした
のかと問うと、撃たれたという。撤退だとし、フランクは車を
倉庫に乗り入れてみんなが戻るのを待つ。フランクは二階から
ライトで何か光るのを目撃していた。
室内は激しい銃撃戦で、ジミーだけが乗り遅れてしまう。
ジミーに早く乗れとしてフランクは叫ぶが銃弾が激しく、
どうしてもいけなかった。フランクは時間切れだと告げると、
出て行く。ジミーは置いていかないでくれと訴えるが、残念な
がら彼だけが当局によって拘束される結果と鳴った。
見捨てられたんだと。オレは長いこと臭い飯を食ったのにアイツ
は大手を振って街を歩いている。世界の支配者気取りだとして
ジミーは激怒。アデラインはどういるつもりなのかと問うと
今度はオレが優位につけて金儲けのついでに復讐するという。
■感想
今回はフランクが何故ドライビングテクに優れていて、格闘術に
も長けているのかということが描かれた感じのエピソード。
お遊びのシーンは冒頭でハイヤーと間違ってフランクの車に
乗り込んできた男。やたらとドリフトしたりトライビングテク
を見せつけた行動を取っていたけど、結局3分で本当に要求され
たホテル・サンルイに届けることが出来たのだろうか?
最初の依頼も何故か同じホテルへの届け物。偽名を使わせる意味
も分からなかったけど・・。
突然場面は変わって現場はホテル・コンコルド・ベルリン
名前はありがちだけど、フランスとドイツを行き来している
フランクにとっては、それを象徴するようなホテルの名前だ(笑)
しかし意外と見て居るとホテルの名前が多く出てくるなぁと。
今回のおっぱい犠牲者は、アデライン。
ジミーもおしり犠牲者。
ジミーはフランクと組んでいた過去が有り、当時のエピソード
の回想シーンを織り交ぜつつ、今回のエピソードに復讐という
形で織り交ぜた感じだったけど、その流れも合ってかフランク
が依頼を受けたのはセルゲイからなのか誰なのかよく分からな
かった。セルゲイは麻薬を売る立場の人間で、相手の運び屋と
してのフランクから金を受け取ることが出来ずに、金も麻薬も
ジミーの計画で奪いとり、そしてフランクに罪を押しつけた
という感じかな。
過去のシーンに於いては、ジミー、マイルズ、デイヴ、デヴォ
ン、フランクたちは、既に今行っている運び人のような救出
活動的なことを行っていた様子。その過程でジミーだけを
助ける事が出来ずにフランクはより多くの仲間・人命を助ける
為にジミーを見捨てたという流れが有る。
復讐と称しても、結局殺せずにいる事情を考えると気分も複雑。
デヴォンはジミーのすることに不満を持っていた感じで、フラ
ンクは今でも仲間だと思っている。
「見捨てただろう、兄弟同然だったオレを・・・」
デヴォンが仲裁に入る形で一度は助かったけれど、今度はセル
ゲイの命令によってディミトリーたちが狙うのはジミーとなった。
改めてそこでジミーを助けることで兄弟としての絆を取り戻した
感じ。
最後にセルゲイをタイホしたのはベルギー警察の人なのかな。
ジュリエットという女性。一話の中でもフランクのことを
見て居たけれど・・・
■使用された曲
・Working Man
Arrangements by Jamie Forsyth
・Transporter to Babylone by ADN Systems
・Alarm fur Cobra II Theme
Written by Reinhard Scheuregger
Published by i2i
フランク・マーティン (Chris Vance) 運び人
カーラ・ヴァレリ (Andrea Osvart) フランクに指示する
タルコニ (Francois Berleand) 警部、フランクの仲良し
ジュリエット・デュボス (Delphine Channac) フランクを追う女
ディーター・ハウスマン (Charly Hubner) 車のメカニック
セルゲイ・ザブロフ (Mark Ivanir) ジミーのボス
ジミー・リーヴス (Daniel Fathers) 元フランクの仲間
ケーガン (J.P. Manoux)
チェリッセ (Emily Coutts)
ディミトリ (Danijel Mandic) セルゲイの部下
アントン (Ishan Morris) ジミーの作戦に手を貸した
デイヴ (Chris Violette) マイルズに裏切られて殺される
— (Jamie Spilchuk) Smarmy Guy
— (Jamila Fleming) フライト・アテンダント
マイルズ (Andrew Hinkson) フランクの仲間、裏切り
— (Kurt Kelly) Signature Voice
— (Alex Ozerov) Punk
サム (Darryl Pring) バーテンダー、ジミーの居場所を知る
アデライン (Marina Tseva) ジミーの女・おっぱい
デヴォン (Wes Williams) フランクの仲間