第10話 8:00 p.m.-9:00 p.m.
脚本/Robert Cochran、Manny Coto、Evan Katz
監督/Milan Cheylov
【前回までのあらすじ】
ジャックの身柄の引き渡しには大統領の署名が必要だとされた
マークは自らがヘラー大統領のサインをしてしまう。ロシア副
大臣から早く約束を履行せよとの連絡を受け、マークが署名を
偽造したこともばれていた。ジャックは引き続きクロエに捜査
協力を要求するがマーゴットは亡くなったことで私はもうここ
までだと語ると、エイドリアンと合流する。彼は自分にチャンス
を暮れたクロエにありがとうと語る。
ケイトの元夫・アダムのデータを復元しているヤツを何とかし
ないと、繋がりがばれるぞと言われたスティーブは殺し屋を
差し向けてジョーダンを殺そうとするが、ジョーダンも最後の
意地でその工作員を殺害する。ケイトはスティーブにジョーダン
の居たいがカムデンにあるバイク修理店で殺されて発見された
が死んでいるのは二人だと報告。その遺体が雇った男ならば、
いずれ捜査の手が伸びるとしてスティーブはエイドリアンに
安全な逃走手段の用意を頼む。代わりに書き換え装置を持って
こいと言われる。国防総省の分析官が装置を検査する。これは
全ての武器や兵器に無制限にアクセスできるものだと判明。
その直後にスティーブは彼を殺すと装置を盗んでCIA支部から
逃走する。スティーブはCIA本部から死亡していた人物はスティ
ーブの元部下だと聞いて急いでスティーブを追いかけるが裏口
から逃走する。
【ストーリー】
ジャックはケイトにジョーダン殺しの黒幕がスティーブだと
電話で語る。殺し屋はスティーブと同じユニットで働いていた
工作員で彼の手下だったという。現在書き換え装置を奪って
逃げたこと。あの装置は複数の兵器装置にアクセス出来るもの
で他国の兵器も同様に扱えるという。戦術チームを送ってくれ
と語る。
一方逃走したスティーブはリバプール駅に来るようエイドリアン
から言われていた。ブツと引き替えに車を逝かせること。国外に逃
がす手はずも整えているという。クロエはそれを聞いていた為に
エイドリアンは説明する。これから書き換え装置を取り戻すと
いうと、イェーツの装置なのかと問う。あれはオレのモノだという
エイドリアンはイェーツは部分的に関わり設計したのはオレだという。
しかしヤツが盗んで無人機仕様に書き換えてしまったこと。テロリ
ストに売って私腹を肥やそうとしたのだという。装置のそれ以上の
価値にも目をくれずに・・と語ると、価値とは何かと問うクロエ。
罪もない人を何百人も殺すだけの装置でしょというと、エイドリアン
は人命を救えるのだという。ファイアウォールの脆弱性につけ込んで
世界中の兵器システムに潜入し、その情報を全ての国が共有すれば
良いのだという。敵対国にも乗っ取られかねない兵器システムに
どんな価値があるか?と問うとクロエも「あまりない」ことを認める。
キーを一押しすればハイテク戦争は時代遅れになるのだという。
装置はCIAに保管されているのではないかというと、もう持ち出されて
いるとしスティーブから受け取るという。彼とは仕事をしていたの
だとし、彼の情報をオレの仲介で中国の諜報員に売っていたのだ
という。組織の運用には金がかかるとし中国は金づるで、使われる
フリをしていたとのこと。「この世界を救うため」「モリスや
プレスコットのため」だと言われ、おれを信じてくれと言われる。
CIAのギャビン・レオナルドはジャックに対してケイトの指示で連絡
していることを語る。防犯カメラはスティーブが遮断していて
現在使えないこと。ジャックは衛星でオレの居場所を特定して
応援を寄越すよう告げる。ジャックはスティーブを発見すると軽く
撃ち合いになる。
リパプール・ストリート駅。
スティーブはエイドリアンと電話しながらスティーブは指定された
場所からパスポートなどを受け取る。装置を穴から入れろと言われ
それを入れると、エイドリアンはそれを何食わぬ顔で受け取ると、
クロエと共に駅の中へと向かう。スティーブは車はどうしたのか
とするが時既に遅くジャックやバックアップメンバーによって囲まれ
逮捕されるのだった。
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■スティーブは逃走する
スティーブがジョーダンを殺した暗殺者を派遣したことをジャック
は掴んでそれをケイトに話す。ジャックはCIA支局から逃げ出した
彼を追うのに忙しかったのだろうけど、もう少し早くに外部と連絡
を取れば良いのに・・・この状況だと下手をすればまたジャック
に火の粉が降り注ぎそうなことも考えられた。
ジャックならばすぐに逮捕するか射殺する事が出来るだろうとか
思っていたけど、流石にCIAの支局長になるくらいの人なので
逃げるのも上手い。
■エリックが念願の昇格
スティーブが逃走したことで現在最上位スタッフのエリックが指揮を
取ることになった。でも実質的に指揮を執っているのはジャック
って感じだけどね。
最優先は装置の奪還だとして、ジョーダンのシステムに入り、どんな
作業をして何を調べていたのかを聞いていくことになる。
■エイドリアンとクロエ
クロエがこの一件に関わりそうになる中で、色々と最悪の結末も
想像される。エイドリアンの単独の構想なのかと思っていたけど、
エイドリアンがこれまで作っていたチームの面々は彼の作戦に
は賛同しているようだった。
スティーブからエイドリアンは書き換え装置を奪うが、逃走経路
は用意していなかったということで、結局リバプールストリート駅
で逮捕された。
クロエとエイドリアンが列車に乗って逃げるのをジャックは目撃。
列車に乗れば目的地は明らかなので捕まえられるだろうとか
思っていたけど、逃走経路はきちんと考えていた様だ。
■スティーブとジョーダンの死
この二人の間にはどんな因果関係が存在するのか。
ジョーダンが調べていたものをギャビンに調べてもらうと、
なんと情報を盗んだ罪をアダムになすりつけるような構図が
有った。ジョーダンも調べていたけど、ギャビンの分析官として
の能力も侮れない。一瞬にして判明させた(笑)
■大統領政府周り
オードリーと大統領は乾杯しつつ、エアフォースワンに乗って帰国
しようとしていたところで、またしても事件が発生した事を知る。
一方マークはロシア人にジャックを引き渡す為に、緊急事態にも
関わらずそれを知らないマークはロシア人にジャックの居場所を
知らせるためにコードを教えることになる。
嘘をつくために嘘を重ねるというたとえがあるけど、自分の罪を
回避しようとして、ドツボにハマッているマークの姿が有るな。
オードリーとマークは二人で会話する。
オードリーはマークに大統領の隠密作戦の件で言い過ぎたことを
謝罪する中で、
「互いの気持ちをハッキリさせたい」とされると、オードリーは
「私は結婚の誓いを立てた。それを守るつもりでいる。」
それはまるで形式的な言葉に義務感のようだということで、誰が
聞いてもそう思える。
ジャックの存在はそれだけマークの心の中にも大きく残っている様だ。
■クロエは一度は逃げようとする
エイドリアンのしていることに共感できない彼女としては抜けだそう
とするがあっさりと見つかってしまった。
やろうとしていることは全世界に武器をばらまく作戦であり、やって
いることは滅茶苦茶だと語る。
しかし観念してついていった結果、そこではなんとハッカー集団は
全員殺されているというむごい結果に・・。
そこに居たのはかつてアメリカで中国大使館の警備を務めていた
チェンたちだった。
因みにチェンが登場したのは「24」のS6。
■チェンが行おうとしていること
なんとアメリカの原子力潜水艦・マサチューセッツの信号を乗っ取り
自らの国の中国空母・瀋陽を沈没させようとしているのだから
凄い。
チェンによって撃たれたエイドリアンは最後になってクロエに
対して、モリスやプレスコットが殺害されたと考えていたことは
陰謀ではなく、被害妄想であり、実際には単なる事故だったことを
語っていた。それを既にエイドリアンは掴んでいても話せなかった
のはそれだけクロエを好きでいたからだった訳だけど、なんだか
全方位的にアメリカのセキュリティが狙われているな。
今回は止める止めないのスパンもなくあっさりと発射されてしまったね。
■使用された曲
・24 Theme
Written by Sean Callery
■出演者
ジャック・バウアー (Kiefer Sutherland) アメリカ人、
ケイト・モーガン (Yvonne Strahovski) CIAロンドン支局
マーク・ブードロー (Tate Donovan) 大統領首席補佐官
クロエ・オブライエン (Mary Lynn Rajskub) 反逆
ジェームズ・ヘラー (William Devane) 大統領、認知症
エリック・リッター (Gbenga Akinnagbe) CIAロンドン支局
ジョーダン・リード (Giles Matthey) CIAロンドン支局・ヒゲ
エイドリアン・クロス (Michael Wincott) ハッカー・リーダー
スティーブ・ナバロ (Benjamin Bratt) CIAロンドン支局・支局長
オードリー・ブードロー (Kim Raver) マークの妻、ヘラーの娘
ロン・クラーク (Ross McCall) 大統領府、マークの部下
アナトル・ストルナビッチ (Stanley Townsend) ロシア副大臣
ギャビン・レナード (Adam Sinclair) CIA、ジョーダンの様子見
キャロライン・フォウルズ (Miranda Raison) 首相の補佐官
アラステア・デービズ (Stephen Fry) イギリス首相
ジェームズ・ハーマン (Alex Lanipekun) 殺し屋?
マリアナ (Christina Chong) CIA捜査官
チェン・ズィー (Tzi Ma) 中国総領事館で警備責任者
ショウ (Philip Winchester) Colonel
— (Jonathan Chan-Pensley) Cheng’s Thug
— (Jozef Aoki) Cheng’s Thug
シェル (Mandeep Dhillon) ハッカー・女性
ピート (Charles Furness) ハッカー・帽子
ストッシュ (James Allenby-Kirk) ハッカー
— (William Ellis) Russian Aide
— (Dan Li) Chinese Tech
レイ (Geoffrey Lumb) TAC Agent
— (Nicholas Maude) CIA Medic
— (Nathanjohn Carter) CIA Agent
マクコール (Ian Porter) Submarine Captain
— (Richard Sherwood) Submarine Sonar Tech
— (Greg Canestrari) Submarine XO Cohenno
— (Gary Fannin) Submarine OOD Pham
— (Ingo Raudkivi) Russian Armed Leader
— (Arkie Reece) Polygraph Techician
フラー (Alexis Rodney) 捜査官
— (Michael Rouse) CIA Guard
— (Cynthia Garbutt) CIA Agent
— (Stephen Parker) CIA Agent
— (James Rumell) CIA Agent
— (Paul Biddiss) Secret Service Agent
— (Jorge Leon Martinez) Secret Service Agent
— (Alexandra Doyle) オープンセルのハッカー
— (Melissa Galloway) Passenger
— (David Georgiou) Hacker
— (Glen Stanway) 運転手
— (Jon Wennington) Presidential staff