24 リブ・アナザー・デイ 24:Live Another DAY シーズン9 第9話 7:00 p.m.-8:00 p.m.

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第9話 7:00 p.m.-8:00 p.m.

脚本/Evan Katz
Manny Coto
監督/Milan Cheylov

【前回までのあらすじ】

スティーブの元にエイドリアンから電話。ジョーダンがデータ
を調べていた為のもので、オレが売っているデータはあんたが流
しているとバレるぞと語る。大統領は無人機バンガードとの交信
が途絶えた事を告げ、その無人機からはミサイルが次々とイギ
リスの街に発射される。マーゴットに乗っ取られたこと。彼女
は大統領に投降すれば攻撃はしないと約束するという。
ジャックは他に方法があるハズだとするが大統領から自分は認知
症と診断されている事を告げ、君が私の立場でも同じ決断をする
だろうと語る。大統領とジャックはシークレットサービスの目
をかいくぐって宿舎から抜け出す中、マークはオードリーに
その件を気づかれる。マークのことは二度と信じないというが、
マークはヘラー大統領を誰よりも尊敬していたとし、最後の務め
を言い付かったのだという。断腸の思いだったこと。でも頼まれ
たらまた同じ事をするという。マーゴットの要求はウェンブリー
スタジアムの中央に午後7時までに来るということだった。
イアンは無人機の映像から、本当に大統領が来たことに驚く。
マーゴットは私がロックオンのスイッチを押すというと、標的
を破壊する。

【ストーリー】

ウェンブリースタジアムで爆発が起きたとテレビでは報道される。
アラステアはオードリーに対してお父さんは勇猛果敢な方で
大事な友人だった事を語り、自らの命を犠牲にした勇気を我が国
は決して忘れないという。オードリーはマークを見るとその部屋
から出て行ってしまう。後はマーゴットが約束を守れば良いが
という。

CIA支部でもこのニュースをテレビで見て居た。
何故誰もいないスタジアムに爆破したのかと問うエリックに
対してケイトはある人物がいたのだという。アメリカ大統領だ
と。マーゴットの要求に応じて投降したのだという。スティーブ
はシークレットサービスが居るのでそんなことが出来るのかと
問うとジャックが宿舎から密かに連れ出したのだという。
イギリス海軍がドーパ海峡で爆発が有ったとし2度、小型機が
墜落した様だという。マーゴットは大統領との約束を守ったの
だとし、残る無人機は一機だけだという。

イアンはマーゴットに最後の一機を破壊しても本当に良いのか
と問うと大統領は約束を守ったので実行するよう告げる。
マフムードが天国から母さんを見て居るというイアンに対して
私たちみんなことを見て居るという。彼は家族を大切にして生きる
意味を教えてくれたという。信じて今日まで何とかやってきた
こと。彼にも今日という日を見せたかったという。
しかしイアンは無人機搭載カメラを見て何か変だと語る。
これは複製映像だとして繰り返し同じ映像が流れていること。
回線に侵入されているかも知れないとし大統領は生きて居ると
語る。マーゴットは一機を確保してと語る。

ジャックと大統領は逃走する中、マーゴットは私を殺したと思って
いるのか?成功したのかと問う。5機が墜落したので最後の一機が
海に向かっているので大丈夫だろうという。しかしクロエは突然一
機が陸地に戻っている事を告げると気づかれたのだという。無人機
の映像をイギリス空軍に送るよう告げる。
マーゴットの居場所は特定できそうかと問うと、書き換え装置の信号
を追跡しているがロンドン東部の何処かとしか分かっていないという
クロエ。それを聞いた大統領は私を差し出せば良かったのだとし、
気持ちの整理はついていたという。ジャックは残りは一機だけだ
とし、その前にマーゴットを探すと告げる。ジャックは大統領に
この件は任せて車に乗って安全なところにいて欲しいという。ベルチ
ェックが迎えに来る中、電話はさせないよう告げる。
しかし大統領は車に乗ると連絡を取りたいのでベルチェックに電話
を貸すよう告げる。私はアメリカ合衆国大統領だとするが、ベルチェ
ックは、オレはアメリカ人でもなければここはイギリスだと語る。

ヘリコプターに乗るジャックはケイトに連絡してコバーン大将に
この通話を繋いでくれと語る。交信が大統領陣営の元に通じる
ようになると、大統領は生きて居ることをジャックは語る。
オードリーに対して今まで大統領と一緒に居たがマーゴットに
信じ込ませる為だという。ただ無人機5機は墜落したが、残る一機
を墜落させる前に見破られてしまったという。デービス首相は
その一機は止められないのかと問うと、その無人機の映像をクロエが
そちらにも送るとし、なんとか迎撃できないかと告げる。事態の収拾
まで大統領は護衛していることをジャックは語ると人手が居ると
語る。イーストエンドにケイトとエリックを向かわせるというCIA
のスティーブ。またジャックは分析官をクロエのサポートに付け
てくれと語る。
オードリーはジャックにありがとうと語る。
——————————————————–

■今回の事件

・ウェンブリースタジアムで大統領は本当に殺されてしまったのか。
・アル・ハラジによるテロの解決
・次なる事件への布石

■大統領は生きて居た

大統領が殺されるハズはないと思っていたので、どういうトリックを
使ったのか。そのトリックは整合性の観点から見ても無理のない
ところで働いているのかということが焦点として当てられた。
ドラマでは定番の「監視カメラ映像を繰り返し再生する」
というシーンを持って殺されたように見せかけたけど、このドラマ
では少し切迫感を演出する為に時間と距離と行動の中に、どんな
英知を働かせても無理があるような展開が用意されすぎている感じが
する。

映像トリックの件でもタイムラグなく無人機が捉えた映像をすり替え
た感じだけど、一度録画して再生させる為に繋げるという行動には
相当数の時間がかかるわけで、どうみてもそれを行う時間が今回は
なかった。もう少し捜査官・分析官が居れば別なんだけどね。

■マーゴットの息子・イアン

この人も結構ITスキルに優れているところがあるので、正直ナビード
が居なくても無人機の操縦は出来たのではないかという感じ。
あの一瞬で映像トリックを見破った流れは如何にもドラマならでは
の感じで、相当注意深く見守っていないと難しい気がするし、
この状況でそこまで詳しい鑑定する余裕はあるのだろうか。

一度は大統領を爆死させたとしてマーゴットは満足感を得ていた。
そのお陰で無人機一機を除いて全て墜落させていたが、嘘だと気がつ
いて無人機を急旋回させる。

イアンは信号を追跡されているので急いで逃げようとするが、マーゴ
ットとしては既に死を覚悟して最後まで復讐のために身を捧げようと
していた。イアンだけが逃げるのかと思ったけど、正直逃げられる
ハズもないんだけどね。

■違和感のあるマーゴットの行動

ドラマなので仕方がないけどターゲットをわざわざウォータールー駅
に設定したという辺り違和感が有る。別に近くにある都市を狙っても
十分に復讐という意味では果たせるのに、このドラマでは被害を
出させないという前提でドラマを制作しているのでその為の時間を稼いで
いるようにしか思えない。

■マーゴットの居場所を知る為に・・

クロエだけでは基地局をしぼるのが限界でまたしてもエイドリアンの
力を借りることになった。現在彼が開発しているシステムは
ナブスター衛星を直接乗っ取りGPS信号を攪乱するものだという。
これを使えばピンポイントで分かるとしてそれを使った結果、ダルス
トンのオフィス、タンデルハウスだと判明する。しかし現場には多数
のノイズ信号があるために電源を落としてそれらの電波を遮断して
クリアな状態にする必要があるために、現地で動いているケイトや
エリックに破壊するよう命じる。
建物では相当な警備との交戦があったけど、ケイトとエリックが手榴弾
を使って配電盤を破壊。
無人機を操作するパソコンだけはバックアップ電源で動いていたので
それでも止められない。

マーゴットたちは5階にいることが分かり、ジャックは屋上にヘリコプ
ターを止めてそこから映画「ダイハード」のブルース・ウィリスばり
にロープを垂らして上手いこと窓側から潜入。
潜入直後にイアンを窓から突き落とした後には、今度はマーゴット
を殺さずに、無人機から発射されたミサイルが着地点が目標地に着弾
しないことを見せてから窓から突き落とす。生きて返さず処刑する
ような形で墜落させるところなど、ちょっとぞっとする描写だけど、
まぁそれだけのことをしてきたってところでしょうか。

■新たな流れ

一連の事件解決に於いてイギリス首相は大統領に感謝していたけど、
元々はアメリカの無人機が乗っ取られたことが原因であり、しかも
その無人機からは一体イギリス領土内に何発弾が撃ち込まれたのか
と思わず小一時間って感じ。それなのに感謝するなんてなんてイギリス
は心が広いのだろうか。しかも同盟国とはいえCIAという組織が他国で
公に捜査を行う事への違和感があるし・・。

大統領がベルチェックに感謝していたり、オードリーがジャックに
感謝を示すという流れはなかなか良かったかな。

まだ9話の段階なので他にも問題がなければドラマは続かない。
助かったと喜ぶだけではドラマも続かないしね。
二つの気になる要素として、マークが大統領の署名を偽造して
ジャックをロシアに引き渡そうとしている流れ。
そしてスティーブとエイドリアンが装置を巡り画策しているところか。

■使用された曲

・24 Theme
Written by Sean Callery

■出演者

ジャック・バウアー (Kiefer Sutherland) アメリカ人、
ケイト・モーガン (Yvonne Strahovski) CIAロンドン支局
マーク・ブードロー (Tate Donovan) 大統領首席補佐官
クロエ・オブライエン (Mary Lynn Rajskub) 反逆
ジェームズ・ヘラー (William Devane) 大統領、認知症
エリック・リッター (Gbenga Akinnagbe) CIAロンドン支局
ジョーダン・リード (Giles Matthey) CIAロンドン支局・ヒゲ
エイドリアン・クロス (Michael Wincott) ハッカー・リーダー
スティーブ・ナバロ (Benjamin Bratt) CIAロンドン支局・支局長
オードリー・ブードロー (Kim Raver) マークの妻、ヘラーの娘
マーゴット・アル・ハラジ (Michelle Fairley) 大統領を狙う
ロン・クラーク (Ross McCall) 大統領府、マークの部下
イアン・アル・ハラジ (Liam Garrigan) マーゴットの息子

アナトル・ストルナビッチ (Stanley Townsend) ロシア副大臣
ギャビン・レナード (Adam Sinclair) CIA、ジョーダンの様子見
ケヴィン・コルデロ (Alec Newman) 海兵隊・大尉
キャロライン・フォウルズ (Miranda Raison) 首相の補佐官
アラステア・デービズ (Stephen Fry) イギリス首相
ジェームズ・ハーマン (Alex Lanipekun) 秘密工作員・殺し屋
マリアナ (Christina Chong) CIA捜査官

マーロウ (Mark Dexter) CIA本部、ジャックが指紋を調べてもらう
シェル (Mandeep Dhillon) ハッカー・女性
ピート (Charles Furness) ハッカー・帽子
ストッシュ (James Allenby-Kirk) ハッカー
— (Alexandra Doyle) オープンセルのハッカー
— (Fraser James) CIA Guard
— (Nathanjohn Carter) CIA Agent
— (Tia Demir) CIA Agent
— (Cynthia Garbutt) CIA Agent
— (Stephen Parker) CIA Agent
— (James Rumell) CIA Agent
— (Aaron McCusker) DOD Tech
ケン (James Puddephatt) 鑑識
— (Abubakar Salim) Secret Service Agent
— (Louis Tamone) Secret Service Agent
— (Mark Baxter) Secret Service Agent
フィジル (Daniel Singh) 情報屋
ベルチェック (Branko Tomovic) ジャックの仲間
— (Adil Akram) Commuter
— (Joelle Koissi) Commuter
— (Shina Shihoko Nagai) Commuter
本人出演 (Kay Burley)
— (Melissa Galloway) Passenger
— (Bunmi Hazzan) 警察署
— (Jorge Leon Martinez) US Secret Service
— (Tyrone Love) Armed Policeman
— (Jon Wennington) Presidential staff

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