第8話 6:00 p.m.-7:00 p.m.
脚本/Robert Cochran
監督/Jon Cassar
【前回までのあらすじ】
ナビードはシモーヌに対して証拠は床下に隠したので警察が来
たら君は最初から攻撃には反対していたというのだとし、無理
矢理監禁されていたというのだと言われる。シモーヌはヤスミ
ンとナビードの姉を助けようとしてロンドンから離れる様
忠告に行くが、警察に通報すると言われそれを止めようとして
争っているところを思わず刺してしまう。ヤスミンは家から
飛び出して逃げる中、追いかけたシモーヌはバスで轢かれて
重傷。しかしシモーヌはマーゴットに反対していたであろう
ことを知り何とか聞き出そうとするが、その動きを知った
マーゴットは無人機を使ってシモーヌを殺そうとしてミサイル
をバンバン発射してくる。スティーブはエイドリアンが流して
いた情報の供給源であのデータはあんたが不正していることが
バレるとして、それを暴こうとしているジョーダンを片付けろ
と言われる。マークはロシア副大臣からジャックの引き渡し
の件で大統領のサインを偽造した事を悟られ、それが知られた
ら反逆罪に問われるのではないかと言われる。マーゴットは
ヘラー大統領に対して投降すればこれ以上無人機で攻撃する
ことはしないと約束する。
【ストーリー】
シモーヌはCIAの医療施設に運ばれてくるが、ここに来る直前
に容体は悪化。医者によると硬膜外出血だとし、脳が腫れてい
るので脳圧を下げないといけないという。1、2時間はかかるだ
ろうとのこと。
マーゴットはイアンに対してヘラーから電話が有ったことを
語る。投降しても良いと連絡してきたこと。無人機を破壊する
ことが条件だという。イアンは大統領は要求に応じないと母が
言っていたとすると、ヤツが本当ならば無人機を破壊するのか
と問う。長年掛けた計画だろうと。マーゴットは大統領が約束
を守るならば私も守るという。
ジャックは大統領に呼ばれ大使館に居る中、ケイトから電話が
鳴る。シモーヌは昏睡状態であること。今は話す事も出来ない
とすると、無理にでも意識を取り戻させろとし、その後例え
死んでもだと語る。
スティーブと殺し屋のハーマンは電話でジョーダンは始末した
のか語り合う。銃弾は当たったがトドメは刺していないことを
告げると、確実に殺すよう指示される。ハーマンは血痕から
ジョーダンが近くにいるのが分かっていた。ジョーダンも携帯
で連絡しようとするが水没した為に携帯は壊れていた。
大統領はジャックに会うと、万策は尽きたことを語る。
ジャックはまだ方法はあるはずだとするが、ヘラーは楽観視で
きる材料はないだろうと語ると、ジャックに頼みたいことがある
という。数分前にマーゴットと会話したこと。ヘラーがマーゴ
ットの要求する場所にいけば無人機をドーバー海峡に落とす
ことを約束したという。これ以上無実の人の血は流したくない
ことを話したら、証明しろと言われたという。マーゴットの要求
は午後7時までにウェンブリースタジアムに来るということだった。
ジャックに当時のマーゴットとのやりとりを録画していたものを
見せる。ヘラーは彼女に「君も夫の魂に誓ってくれ」と語ると、
マーゴットはあなたの命と引き替えに無人機は破壊すると語る。
アメリカ大統領はテロリストと交渉はしないというジャック。
しかしこれは国の方針とは関係ないとし、私の辞表は提出した
のでこれは私個人の決断だという。他に方法があるハズだとし、
相手は約束を守らない可能性もあることに言及すると、寧ろ
約束を破れば嘘つきの偽善者として彼女は問われるだろうと語る。
ジャックは時間が有る限り協力は出来ないとするが、ヘラーは
自分は認知症だと診断されたとし、半年前に一年で知り合いの
顔も分からなくなるとされたのだという。しかしジャックは
これはあなただけの問題ではないとするが、それは百も承知だ
として、それでもこれ以上罪なき人間が犠牲になるのは防がない
といけないと語る。この状況ならば君も同じ決断を出すはずだ
と語る。
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■いよいよ追い詰められた人たち
・大統領はマーゴットらテロリストに追い詰められる。
・スティーブの汚職に関して、ジョーダンは殺し屋を差し向け
られて追い込まれる。
・ロシア関係で、首席補佐官のマークは署名偽造したことで
追い詰められる。
・スティーブもまたジョーダンの追跡から追い詰められる。
■大統領の流れ
万策が完全に尽きた訳ではないんだけどね。
マーゴットの家の床下にあったナビードが残したシモーヌを
無罪に導く証拠の品。何があるのかと思ったらシステムに
侵入できるようなソフトウェアみたいだったね。
それをジョーダンに分析してもらいたいところだけど、
スティーブによって刺客を差し向けられて、完全にピンチの
状況だった。
今回のジャックはマークと共謀し、誰にも気がつかれずに
大使館からヘラーを連れ出すこと。
マークとジャックと大統領の隠密行動なので、いざとなると
マークが全ての責任をジャックに擦り付ける為のシチュエー
ションが整ったなと思ったけど、ロンも事実を知っているし、
後にオードリーも知ることになった。
それにしてもイギリスの都心部の建物は構造的に庭が無いので
ドアをあけると直接一般道に出ててしまうところが有るよね。
帽子を被った大統領が街の喧噪の中に埋もれていく光景は
不思議な感じだったね。
■シモーヌからマーゴットの居場所を聞く
正直居場所を言ったのかよく分からなかったけど(笑)
ケイトがハンプトンブロードモアに戦術チームを送るよう指示
を出していたことから、一応話は聞けたということなのか。
「24」のシーズン6とか7辺りでもシモーヌのような状況の人物
から無理矢理起こして話を聞くシーンが有ったよなぁ。
そう考えるとこのドラマも至る所ワンパターンで、各事象を
組み合わせているだけに過ぎない感じ。
あの屋敷の床下のCDだけで、本当に一連の流れを止められるの
か。肝心のクロエがまた場末のバー兼ネットカフェみたいな
ところにいるので、どうなることか。
■ジャックはヘリコプターでウェンブリースタジアムへ
サッカー好きには知らない人が居ない、日本の国立競技場の
ようなところ。
そこの上空を旋回した後に近くに着陸。
ジャックの制止もむなしく、ヘラーは一人中心へと歩いて行く。
無人機からのカメラでヘラーだと確認されて、マーゴット本人
が爆弾発射に手を伸ばして最後に着弾したことを確認する。
イギリス人に取ってヘラーが死んだことよりもウェンブリー
スタジアムを壊されたことの方が怒りそう(笑)
■エイドリアムとクロエ
エイドリアンは取りあえず次の拠点を見つけたとしてクロエ
に連絡してきた。互いにオープンセルとして行ってきた事への
理念に変わりはないとしているけれど、今のクロエは寧ろ
ジャックを助けることを最優先にしている。
エイドリアンもまたマークと同様にジャックに嫉妬しそうだ。
■本当に無人機をドーバー海峡に墜落させる?
マーゴットは約束したけど、これまでに犠牲を払ったものに
とっては、そう簡単に無人機を手放すだろうかと思わない
訳ではないのだけど、この計画の一連の流れを見ると、
あんまりマーゴット側の人物の中に彼女以上に狂信的な人が
居ないんだよね。イアンは寧ろ止める方の立場だった感じだ
けど、ウェンブリースタジアムを壊したことでの破壊への快感
と、処刑されるであろう未来を考えると、寧ろマーゴットの
命令を無視して攻撃していく可能性は排除できないか。
■立つんだジョーダン
ジョーダンと殺し屋の対決。
ジョーダンは一連の流れに於いてなんでケイトに電話しない
んだと小一時間な感じ。一番信頼出来そうな人じゃないかと。
スティーブに電話して、彼しか知らない場所に差し向けられた
男の子とを倒そうとする。しかしジョーダンは元々デスクワーク
の事なのか、銃の扱いにも慣れて居なさそうだ。
しかしそれでももみ合う際にナイフで刺されたものの、逆に銃弾
で相手を撃つことも出来た。
■使用された曲
・24 Theme
Written by Sean Callery
■出演者
ジャック・バウアー (Kiefer Sutherland) アメリカ人、
ケイト・モーガン (Yvonne Strahovski) CIAロンドン支局
マーク・ブードロー (Tate Donovan) 大統領首席補佐官
クロエ・オブライエン (Mary Lynn Rajskub) 反逆
ジェームズ・ヘラー (William Devane) 大統領、認知症
エリック・リッター (Gbenga Akinnagbe) CIAロンドン支局
ジョーダン・リード (Giles Matthey) CIAロンドン支局・ヒゲ
エイドリアン・クロス (Michael Wincott) ハッカー・リーダー
スティーブ・ナバロ (Benjamin Bratt) CIAロンドン支局・支局長
オードリー・ブードロー (Kim Raver) マークの妻、ヘラーの娘
マーゴット・アル・ハラジ (Michelle Fairley) 大統領を狙う
クリス・タナー (John Boyega) 中尉、無人機操作
コバート (Colin Salmon) 海兵隊・大将
ロン・クラーク (Ross McCall) 大統領府、マークの部下
シモーヌ・アル・ハラジ (Emily Berrington) マーゴットの娘
イアン・アル・ハラジ (Liam Garrigan) マーゴットの息子
ギャビン・レナード (Adam Sinclair) CIA、ジョーダンの様子見
ジェームズ・ハーマン (Alex Lanipekun) 殺し屋??
ハーウェル (Julian Kostov) シークレットサービス
ウィリアムズ (Hywel Simons) 捜査官
— (Martin McDougall) Lead Agent
フィジル (Daniel Singh)
— (Rhashan Stone) CIA Doctor
— (Morris Minelli) CIA Medic
— (James L. Muller) CIA Agent
— (Jay E Brown) アメリカ人捜査官
— (Alexandra Doyle) オープンセルのハッカー
— (Zee Omar) Press Photographer
— (Jon Wennington) Presidential staff