第3話 1:00 p.m.-2:00 p.m.
脚本/Sang Kyu Kim、Patrick Somerville
監督/Adam Kane
【前回までのあらすじ】
タナーはアメリカ無人機が乗ったられたとしてアフガンの
軍隊に避難指示を出すが間に合わなかった。タナーは無罪を
唱えフライトキーを調べて欲しいという。ジャックはクロエ
の元にいくと彼女はオープンセルというハッカー集団に属して
いて、そんな彼らから捜査協力を頼む。一週間前に傍受したのは
ヘラー大統領の暗殺計画が今日実行されるというもので、
場所はこの土地ロンドンだという。聞き取れた唯一の名は
デレク・イェーツだと。ヘラー大統領の下に我が軍の無人機が
味方を攻撃したとし、そのウチ二人は英国将校だったという。
議会で説明させてもらえるように要請するというが、怒号を
浴びるだけだとしてマイクは反対する。ジャックがロンドンにいる
ことをCIAロンドン支部から報告が有ったマイクはオードリー
の傍にいて3年間かけてようやく彼女を再起させたことを告げ、
ジャックの名前を彼女には聞かせられないとして隠密行動を
指示する。ケイトは私ならばジャックを連れ戻せるとして
スティーブに直訴する。ジャックはケイトを捕まえると、
君たちは筋違いの行動を取っているとし、自分は大統領への
攻撃を阻止しようとしていることを語る。イェーツを追いか
ける中ジャックはようやく追い詰めるが、ケイトたちが邪魔を
して逃がしてしまう。
【ストーリー】
イェーツと謎のブロンド女性の二人がバッシャーたちの元から
逃げる。クロエは交通監視カメラ映像から、ボクソールグリ
フィンという喫茶店に二人が入って10分も経過していないと
いうことを掴んでいた。ジャックは店内に入るとそれらしい
人物が居ないか探る。トイレでイェーツが亡くなっているのを
目にする。争った形跡がないことからプロが殺害したのだろう
としてクロエに報告。クロエは店の裏口には防犯カメラが設置
されていないと語る。表から出た様子はないとのこと。
ジャックは裏口から出てみるとゴミ箱にはブロンドのウィッグ
が捨ててある事が分かる。女性は変装していた事を告げ、
イェーツが持っていたスーツケースを頼りに女性を捜すしか
ないという。近くに地下鉄の駅・ケニントン駅があるが何か分
からないかとすると、6分前に駅に下りている事が分かる。
ノーザンラインの電車で北上しているのだろうとし、隣の駅は
ウォータールー駅だという。
ウエストイーリング公営団地でジャックらと鉢合わせしたCIAの
ケイトはバッシャーらギャングの中でもドニーに対してこの男
が何のために来たのかとしてジャックのことを尋ねる。イェーツ
を探していた事を語るがリーバーのバッシャーは話すなと語る。
ケイトは彼がリーダーだと知りイェーツのことを尋ねる。
そんな中スティーブからエリックの元に連絡が入り、団地で
銃撃戦があったという知らせが入ったのでもうすぐロンドン警察
がそこに到着する事を語る。外交上我が国の捜査官がいるのは
まずいことだとして急いでその場から離れろと指示する。
スティーブはケイトは捜査官ではない事を告げ、もしもの時は
エリックに責任がかかるのだと語る。エリックはそのことをケ
イトに告げると、他の人は解放するがバッシャーだけは連れて
行くと語る。彼が何かを話すとは思えないというが、誰にでも
弱点はあるのだと語るケイト。
電車がウォータールー駅に入ってくる。
車で先回りしていたジャックは駅に入るとクロエからは
5両目だという。5両目に乗ると確かにイェーツのスーツケース
を持った女性の姿を確認する。しかし女性の方も謎のアメリカ人
が追いかけてきている事を知る。女性は自らの太ももをナイフ
で切る中、駅に到着するとこの男に襲われたとしてジャックを
指さし捕まえてくれと叫んでその隙に逃げる。
人々をかき分けていく為にジャックは彼女を見失う。クロエは
他に出口がないか調べるとする中で、突然モリスとプレスコット
と似た親子が駅から出てくるのを見て思わず固まってしまう。
その隙にシモーネはクロエの監視をくぐり抜けて出て行って
しまう。ジャックはクロエに合流する中、どうして見失った
のかと問うと、モリスとプレスコットと似た人が居たので
目を奪われている隙に逃げられた事を語る。ジャックは知らない
かも知れないが二人は亡くなったのだという。モリスがプレス
コットをサッカー練習から拾って帰る際に信号待ちをしている
とトラックが突っ込んできたのだという。目撃者は一人でトラ
ックが走り去ったとだけ言ったとのこと。普段は毎日私が送り
迎えをしていたがその日だけはモリスに頼んだ事を告げ、本来
狙われていたのは私だという。ジャックが消えた日のことを知
っているからだという。ジャックは亡くなった人は決して戻って
はこないが、他の人を救うことで弔いになる事を語る。
無理強いはしないが、大統領たちが襲われれば大量の被害者が
出るので多行けて欲しいとし、攻撃を止める為力を貸してくれ
と語る。
マークの元にローンがやってくると、ジャックをロシアに引き
渡す方法を見つけたとし、それには大統領の署名は欠かせない
事を語る。今後もジャックの事は内密にしてくれと語る。そんな
中オードリーがやってきて何のことなのかと問う。オードリー
はマークが行った父親への仕打ちはあんまりだとし、あなたの
仕事は議会の演説をする準備を手伝うことだという。
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■ジャックとクロエはイェーツの女性を追う
しかしイェーツはあっさりと近くのバーのトイレの中に殺され
ていた。防御創が無いことからも犯人はプロだろうとしていた。
交通カメラや防犯カメラ映像からイェーツと一緒に居た女性
が怪しいこと。その女性が鉄道に乗って移動していることを
見つける。
■ジャックは捕まえ損なう
電車の中では流石に様子見だったけど、もう少し距離を近づ
けていれば良かったのに・・。
女性のシモーヌは自らの太ももに傷を付けて「この人チカン
です」もとい、この人が襲われたことを語っていた。
人間の心理として、そういう場合、周りの人は防御反応を示し
てまず捕まえようとする行動を取る人は居ないと思う。
一人が捕まえ始めると同時に心理的な集団行動が発生して
初めてジャックを捕まえようとするのだろうけどね。
■クロエも見失う
クロエが犯人を見失う過程の流れの中で、クロエは現在に至る
までの身の上話をし始めた。夫のモリスと息子のプレスコット
がトラックに轢かれて亡くなったこと。それは単なる事故では
なくて、ジャックの最後の日を知っている彼女を殺そうとした
人物による仕業だとして、本来殺されるべきは自分だったこと
を語る。そう考えるとクロエはジャックに対してある意味多少
は嫌悪感を持っているところはあるのではないか。
ただこのシーンは急いで犯人を捜さねばならない状況だったので
のんびり話していてもいいのかと思わせるところが有ったな。
■ケイトの活躍
このドラマとしては何としても隠密行動が色んな所で状況を
振りに追い込む。ジャックの存在や行動が明らかに出来ない
ようにして、ケイトが同盟国とはいえ英国内でCIAと称して
諜報活動していることは英国には知られたくない事実なのだ
ろう。
バッシャーがジャックのことやイェーツのことを知っている
だろうということでケイトは彼を拉致する。どんな拷問にも
口を割らないとしていたけど、昨年タミール人のグループと
問題を起こしているだろう事を告げ、そのグループのシマに
つれていくことで口を割らせることになる。
イェーツは無人機絡みの仕事をしていたこと。タナーという
人物の事を基地にしていたことを耳にしたと語る。
■アメリカ大統領周りのエピ
マークとしてはジャックをロシアに引き渡すことと、
ヘラー大統領を議会に出さず、一端帰国してダメージコントロ
ールをしてからまだ改めて基地協力を求めようとしていた。
その為にはオードリーに協力を求めるが、ヘラー大統領も流石に
マークが娘を使って説得するであろうことを想定していた
様だ。
■アルハラジ家の事情も明らかに・・
シモーヌのことはインターポールに手配写真で該当する人物
だとして判明した。EUの各捜査機関で手配されていること。
母・マーゴットはヨークシャーの出身で最初の夫は子供たち
が3歳と5歳の時に亡くなり、急進的になったのはアルカイダ
の指揮官のアフムード・アル・ハラジと再婚してからだという。
共に多くのテロを起こしていて、英国人36名を死亡に追い込ん
だカイロのマーケットの爆破事件は彼女たちによるものだという。
アフムードはアメリカの無人機で3年前に殺されていて、ヘラー
大統領が無人機派遣を命じていることが判明する。
益々「HOME LAND」みたいな状態になっているな。
マーゴットにはシモーヌだけでなくイアンという子供もいて
彼は主に基盤制作を行っている技術者なのかな。
驚くべきはシモーヌには結婚している相手のナビードがいる
こと。シモーヌが目的のためとはいえイェーツと寝ていたこと
にショックを受けていて、殆ど骨抜き状態になっていた。
シモーヌって殆ど瞬きしないし一見綺麗なんだけどなんか
不気味。
近年生粋のテロリストではなく生育環境に於いてもそういう
地域から生まれた人ではないのに、テロリストになってしまう
というところが怖い。
■ジャックはヘラーに直接無人機の件を話したい
ロンドン米国大使館前では相当アメリカに対する非難の声が
あがっていた。基地の使用問題はヘラー大統領が政治生命を
かけて取り組んできたことでも有るので容易に引けないところ
も有るけれど、無人機の件で相当な悪材が重なってしまった。
ジャックはエイドリアンの助けを借りて大使館内に侵入しよう
とするが、シェルが書き換えしようとした事に対して
エイドリアン本人は認証しないような数字を割り当てて、ジャ
ックを不審者として逮捕させようとする。ここでもケイトと
鉢合わせするけど、混乱を起こして逃走するというやり方は
奇しくも今回、シモーヌがジャックから逃走した方法論と似た
ところが有るな。
■議会に立つ大統領
凄い勢いで非難されていたな。この状態を果たして乗り切れる
のかという感じの怒号が飛び交う。
ただオードリーは議会に父親を送り出す過程で、マークに対して
自分のことを勝手に決めるような行動はしないでくれと語る
姿が有り、オードリーがある意味では完全に立ち直ったことを
意味していた。ジャックと逢った時にはどんな反応を示すのか
楽しみ。
それよりもまずはエイドリアンをなんとかお仕置きしないと(笑)
■使用された曲
・24 Theme
Written by Sean Callery
■出演者
ジャック・バウワー (Kiefer Sutherland) アメリカ人、
ケイト・モーガン (Yvonne Strahovski) CIAロンドン支局
マーク・ブードロー (Tate Donovan) 大統領首席補佐官
クロエ・オブライエン (Mary Lynn Rajskub) 反逆
ジェームズ・ヘラー (William Devane) 大統領、認知症
エリック・リッター (Gbenga Akinnagbe) CIAロンドン支局
ジョーダン・リード (Giles Matthey) CIAロンドン支局・ヒゲ
エイドリアン・クロス (Michael Wincott) ハッカー・リーダー
スティーブ・ナバロ (Benjamin Bratt) CIAロンドン支局・支局長
オードリー・ブードロー (Kim Raver) マークの妻、ヘラーの娘
マーゴット・アル・ハラジ (Michelle Fairley) 大統領を狙う
クリス・タナー (John Boyega) 中尉、無人機操作
ロン・クラーク (Ross McCall) 大統領府、マークの部下
シモーヌ・アル・ハラジ (Emily Berrington) マーゴットの娘
イアン・アル・ハラジ (Liam Garrigan) マーゴットの息子
デリック・イェーツ (Joseph Millson) 無人機ハッキング
ナビード・シャバス (Sacha Dhawan) シモーヌの夫
キャロライン・フォウルズ (Miranda Raison)
アラステア・デービーズ (Stephen Fry) イギリス首相
ドニー (David Avery) バッシャーの部下、首にロープの傷
— (Darren Clarke) Bartender
シェル (Mandeep Dhillon) ハッカー、アジア
ストッシュ (James Allenby-Kirk) ハッカー
ミック (Nabil Elouahabi) ハッカー
ピート (Charles Furness) ハッカー・帽子
バッシャー (Tamer Hassan) 麻薬密売
グレッグ・デノボ (Duncan Pow) Captain、クリスを疑い聴取
ベルチェック (Branko Tomovic) ジャックの逃走を助ける
— (Cynthia Garbutt) CIA Agent
— (Stephen Parker) CIA Agent
— (Zac Rashid) CIA Agent
— (Michael Haydon) Patient
— (Jorge Leon Martinez) U.S. Secret Service
— (Nick Chopping) Protestor
— (Lex Daniel) Protestor
— (Jay McDonald) Protestor
— (R.P. Edwards) Protestor
— (Rob Ho) Angry Protestor
— (Steve Saunders) U.S.Embassy Protester
— (John Cummins) Parliament Member
— (Terry Diab) Parliament Member
— (Nicholas Khan) Parliament Member
— (Jace Desay) Rival Gang Member
— (Muzz Khan) Rival Gang Member
— (Nicholas Marshall) Rival Gang Member
— (Ken Drury) Speaker
— (Paul Howell) Big Lad
— (Tim Seyfert) Checkpoint Marine
— (Chinna Wodu) Checkpoint Marine
— (Emmanuel Akwafo) 警察官
本人出演 (Kay Burley)
— (David Georgiou) ハッカー
— (Laura Hydari) Dignitary
— (Judit Novotnik) Commuter
— (Frida Zo) Commuter
— (Ed Pearce) Deacon
バンズグローヴ (Ian Seale) General Bansgrove
— (Michelle Somerszaule) President’s Aide
— (Jon Wennington) Presidential Staff
モリス・オブライエン
プレスコット・オブライエン
マフムード・アルハラジ