第7話 黄金の行方 Salvage & Reclamation
脚本/Jonathan E. Steinberg
Robert Levine
監督/Bryan Spicer
【ストーリー】
南米ラカヨ基地。
バートラムはダグ・スローカム博士の下にやってくる。
君は状況が分かってないのではないかとして君が見つけたのは
知っているという。ああいうのを見た時の人間の反応というのは
恐ろしいとし豹変し全くの別人になるという。君が見つけたものは
ただの落とし物ではないという。今までに出会ったことのない
危険なもの。パンドラの箱だという。私がやってきたので隠し場所
さえ教えてくれれば解放出来るという。もし場所を教えたらどう
するつもりだと問うと、神のお望み通りにするという。高値を付けた
ものに売るという。
そんな中チャンスは助けに来たとしてダグを連れて行く。
捕虜を移送するとして軍人に語るがそんな話は聞いていないという。
チャンスはみんな君のことを話しているとし、君の態度は最近身が
入っていないと。それに口うるさいとしてみんな君を輪から外そうと
しているとして動揺させる。車で連れ出そうとすると、途端に辺りに
サイレンが辺りに鳴り響く。バスケス大佐たちはチャンスの車に
向けて発砲するが・・・
ウィンストンに救出が完了したことを報告。こっちも燃料補給だけ
だという。今マリアの店に行って偽造パスポートを取ってくるという
チャンス。ゲレロは給油の手配をしてくれるそうだと語る。
ウィンストンは荒れそうだという。何年も音沙汰の無かったのに
マリアって女は突然仕事を頼んできたのだという。あまり良い
別れ方じゃなかったとして古傷が開くことになるかも知れないと
ウィンストンは語る。
ダグはチャンスにマリア・ギャレゴの店にパスポートを取りに行く
のか?と問う。カンティーナの交易所近くのバーで常連客がトラブルに
巻き込まれているので助けて欲しいと頼まれたのだという。彼女の
電話一方で飛んで来て軍の基地を吹き飛ばしたというのかとチャンス
の行動に唖然とする。マリアとは長い付き合いなんだというチャンス。
寧ろ君は何故ケンブリッジの人類学者がこんな事態になっているのか
と問うと山奥の古代の部族について調査していたのだという。そして
そこであるものを見つけたのだという。亡くなったフアン・サルドヴァール
は知っているかと問われるチャンスは10年近く大統領を務めていた人で
亡命の際に事故で亡くなった人だという。軍が墜落機の残骸を探したが
民間の救援団体なども加わって探したが見つからなかったという。
そんな中ダグは見て置いた方が良いものがあるとして価値があるものが
搭載されていたとのこと。
その頃基地では、大佐がチャンスたちを逃がしてしまった軍人に
対して侵入者に一発も撃たなかったとして激怒する。バートナム
はそんなバスケス大佐に近づくと自分が力になるという。探す必要
はなく捕虜が連れ去られる2時間前に3人のアメリカ人がレンタル機
で空港に降り立っていること。2人は今も空港に待機中だと語る。
一体何者なのかと問われるとバートナムは名刺を差し出す。救援・復興
支援という肩書きの付いた名刺だった。人の出入りを常にチェックする
のは基本だろうとして大佐は見逃した兵士を射殺してしまう。
サンヴァールは亡命時変わった荷物を積んで居て軍が来たので咄嗟
に格下ものだという。軍には渡したくないものだという。
バスケスはバートナムに見返りは何かと問うと発見した場合の取り分
を50対50にして欲しいとし、お互い協力するのが得策だと説得する。
627本の金の延べ棒が存在することを語る。4千万ドル相当。先物取引
委員会に気がつかれずに換金する方法など示唆するとし、今やアジア
市場が狙い目であることを語るバートナム。まずは空港のアメリカ人
を捕まえようという。サンカルロス空港にはアメリカ人が2名いる
としてただちの拘束しろと部下に命じる。
パイロットは20分前に給油の手配に行ったというゲレロ。しかし
ウィンストンは既に30分は経過するのに一体何処に行ったのかとして
まずいと語る。
問題が発生したとし、パイロットが捕まり飛行機は燃料切れだという。
ゲレロは飛行機を乗り換えようとして、貨物機のパイロット・アルベ
ルトに銃を突きつけて脅すと飛行機に搭乗して離陸する。
チャンスはパイロットに来たの山の中に行くよう指示してくれと語る。
場所はアンティグアだったか・・アンジーラの場所があるとし小さな
飛行場だという。そっちの飛行場からは190km北に行った場所で
前に反乱軍が物資の受け渡しに使っていた場所だという。到着したら
マリアから正確な位置を聞くという。しかしアルベルトはスペイン語
しか話せないパイロットだった。
マリアに頼りすぎではないかとし、逃亡犯を2人匿うなんて迷惑を
かけるのではないかというダグ。しかしチャンスは彼女から助けと
協力の申し出が有ったのだという。彼女は俺に会えば喜ぶよと語る。
■今回の任務
・情勢の悪い南米のラカヨ基地に捕らわれている人類学者スローカム
を助けて欲しいとする依頼が入る。
・依頼してきたのは反乱軍で過去にチャンスと恋人の様に良い感じの
関係のあったマリア。
・マリアはフエルサ・デ・ラ・レヴォルシオンの部隊長をしている
逞しい人物。
・かつてマリアとチャンスが手を組んで行ったのは、高官を狙った作戦。
サルドヴァール大統領が亡命する際に飛行機を墜落させたのはチャンス
だった。
■感想
70年代、80年代の冒険活劇ドラマって感じの内容って感じ。
テレビ放送枠の関係なのか、状況が分かりづらい部分が多いし、
「アンパンマン」のバイキンマンレベルに、バートナムという人物
が振り払っても振り払っても追いかけてくるというシツコサ。
バートナムには幾ら力があると言っても南米の情勢不安定の地で
やりたい放題のことをしているし、色んな組織と精通してあっさりと
信用されていたり、またチャンスらは車で逃走していて、彼らは
歩いて追いかけてきているのに、追いついてくるという辺りがまた
嘘くさい展開だった。
チャンスの過去の一端が描かれたのか。
マリアとの関係はともかく、サルドヴァールの飛行機を墜落させた
という任務自体が正しい行動だったのかどうかも背景が分からない
のでよく分からない。
作戦はとんでもないものばかりで、地雷源を切り抜ける際に、マリア
はスローカムの変わりに爆弾で吹き飛ばされたように見えたけど、
まるで傷一つ付いていない。
最後の脱出の方法にしても神がかり的流れが有り、二つの電波塔に
ロープを引っかけて、飛行機のフックで引っかけてもらい連れて
行ってもらうという方法論だった。
また悪魔の口と呼ばれる標高の高い山の付近をオンボロの飛行機
で通過する際にはウィンドシアと呼ばれる乱気流が発生していて
無事通過できるかどうかも分からない。ゲレロはこの機会に懺悔
したいとしていたけれど、ウィンストンはそんな言葉を受け入れる
だけの状況にはないとしながらも、ゲレロが過去に行ったであろう
児童養護施設の放火やモントリオールの修道女の件でも何か行った
ことを暴露していたけれど、その事件には何か裏がなかったのかな。
ゲレロは生粋の悪党だったということのままで良いのか。
チャンスとマリアの痴話喧嘩もなんだかイマイチ乗り切れない。
彼女はいつもビクビクしているとすると、今度はチャンスに対して
あなたはクモに怯えているとしていた。バナナスパイダーと呼ばれる
猛毒のクモだけが怖いのだとして、言い訳していたけれど、昆虫が
怖いという設定を見せると視聴者に親近感を持たせられるという意図が
あると思い込んでいるのではないかと。
結局彼女を連れて帰ることはせず、彼女一人だけを残していくこと
にも違和感は有ったけど、地元の人なので逃げるのは容易だった
のかな。
金貨も彼女に渡して、全ては国民の金だということで、結局海外に
持ち出さずに国民の為に使うのだろうか?
■使用された曲
■出演者
クリストファー・チャンス (Mark Valley)
ウィンストン (Chi McBride) 元サンフランシスコ市警
ゲレロ (Jackie Earle Haley) 元ハッカー
マリア・ガレゴ (Leonor Varela) 反体制派
ダグ・スローカム (Kris Marshall) 人類学者
バスケス (Bruce Ramsay) 大佐
バートラム (Kim Coates) 金塊を求める男
— (Tony Ali) Shady Local
— (Andy Canete) Mousy Soldier
— (Diego Diablo Del Mar) 兵士
アルバート (Luis Javier) パイロット
— (Noel Johansen) パイロット
パブロ (Frank Topol) マリアのバーに居る男
— (Jose Vargas) 農夫 / 荷台に乗せてもらう
フアン・サルドヴァール () 亡命、大統領
ヘスス・モントーヤ () 武器証人