第6話(18) クリスマスの災難 The Other Side of the Mall
脚本/Zev Borow
監督/Peter Lauer
【ストーリー】
リチャードとレイチェル、そしてジョエルは車を走らせながら、
会社にバレている事を語る。毎日上司のミーチャムから当てこすり
を言われていること。新薬のプロジェクトが葬られたら君もただ
じゃすまないと言われ、告発を撤回させようとしているという。会社
は新薬に賭けているのだという。レイチェルは食品医薬品局への
告発は正しいと語り、匿名でやったのでしょという。そんな中、
ジョエルに後ろから車が付けてきている事を語る。クレマーは
二人の殺し屋に対してブツを奪ったら殺せと指示する。後ろから
リチャードの運転する車にぶつけて横転させる。殺し屋たちは
スウェーデン語で何か語り合う。
ウィンストンはチャンスにオハヨーと語る。
オフィス内に誰か作業員がいるのを知り誰なのかと問うと配達業者だ
という。備品を届けに来たというと、チャンスはクリスマスグッズ
だろうとし、毎年辞めろと言ってるだろうという。昔からクリスマス
は嫌いなんだというチャンス。ウィンストンがまん丸のサンタの格好
をしてもダメだというと、ツリーは仕事に役立つという。チャンスは
オレにくだらないクリスマス精神を植え付けようとしているのだろう
として批難する。お前も子供時代が人並みに幸せならば好きになった
ハズだという。
そんな中困っているとして客がやってくる。
リチャードは自分が勤めているホクストンモス製薬がコレステロール
の新薬について問題点を隠蔽し売り出そうとしていると報告したら
命を狙われるようになったという。警察は証拠不十分だとして扱って
くれないとし、もし襲撃が会社の報復だと判明したら家族全員が証人
保護プログラムの対象になると言われたという。今までの人生を消さ
れるとして、助けて欲しいと語る。今から彼が幾つか質問をいると
してチャンスはウィンストンにその場を任せる。
チャンスはイルザが出かけようとしている事を知り声を掛ける。
留守電を2回残し、メールは3回送ったでしょという彼女は今夜
ウガンダに発つという。新年は向こうで過ごす予定だとしプッチ
財団にが設立した慈善団体がいくつかあり、毎年この時期は人手
不足なのだという。お手伝いにいくとのこと。それを聞いたチャンス
はクリスマスを避ける為だろうとし、大切な人を亡くした後の
休暇というのは辛いものだという。オレもクリスマスは苦手だと
すると、彼女は今週の出張に夫とは関係はないという。来年も一緒に
仕事をしましょうという彼女はハッピークリスマスと語ると、チャンス
はメリークリスマスと返す。その言い方は嫌いだという彼女。
ウィンストンは俺たちも遠征だと語る。
4人でアップルバウムが住む郊外の住宅街へ。
クリスマス時期だということもあり、辺りはクリスマス色で一杯。
エイムズはここは何処なのかと問うとチャンスは地獄だと語る。
その頃レイチェルはジョエルにパソコンは置いて行くよう告げる。
読書会があるしブログ更新もするのだという。あれはボクのパソコン
だとし、もうブログは辞めてくれという。父もゴシップなんて
書くなと告げるとあれはゴシップではないと否定する。
ウィンストンは3人にそれぞれに護衛を付ける事を告げ、これからの
方針を語る。チャンスはリチャードと一緒に会社に行き臨時社員として
潜り込むという。ジョエルの護衛にはエイムズ。エイムズは学校だけで
なくモールのバイトにも同行するという。ウィンストンは奥さんと
読書会で護衛するという。
ホクストンミス製薬にいくチャンスとゲレロとリチャード。
あれが上司のニック・ミーチェムだという。告発前に相談したら余計な
ことを話すと困った立場になると言ったとし明らかな脅しだったという。
ゲレロは清掃員として潜り込んでいた。
■感想
今回はクリスマスに起きたエピソード。
ここにいる人たちは少なからず過去に於いて家庭の問題を引きずって
いることも有り、クリスマスに対する嫌悪感が存在している様だ。
イルザでさえも夫を亡くしている手前、なかなかクリスマスを祝う
気分ではなく、ウガンダに出国しようとしていたみたいだけど、
最終的には戻って来た。チャンスと良い感じの関係になりそうな気配
は有るのだけど、アメコミの主人公の彼は、「誰のものでもありません」
という井森美幸さんばりの特定人物を作らない意図があるのかな。
この仕事をしている手前、失ったときのことを考えると深い関係になれ
ないという事情も分からないでもないのだけどね。
しかし今回のエピソードは正直シナリオが意味不明だった。
結局ゲームにウィルスを仕込んでホクストンモス製薬の情報を盗もう
としていた人物クレマーが犯人だったけど、元ゲームデザイナーの
男がギャングとか殺し屋としての肉食的一面を持っているとも思えな
いし、単なる脅しで行ったのかも知れないけど、この件で受け渡しが
上手くいかなくてもずっとアップルバウム家を狙うとしているのに、
捕まえようとしてしまっていることでそもそも解決したのか
よく分からない。
アップルバウム家の少年・ジョエルはジェイミーと良い感じの関係に。
ちょっぴり年上だけど、二人の気持ちを汲んでエイムズが活躍する。
勝手に抜け出したことで怖いことになりそうだったけど、あんなに
あからさまにスウェーデン人殺し屋がやってきたら、目撃者も多く
て相当ヤバイような気がする。
ラストはモールでの攻防。
ゲレロが二度目の清掃員をしていたことで、またなのかと呟く所が
笑えた。ウィンストンは冒頭でフラッグが立っていたけど、結局
モールでサンタの格好をして警備をする。
チャンスはモールを滅茶苦茶にしつつ犯人が持ち逃げしたパソコンを
取り戻したけど、あれは本来持って行ってもらっても良い物ではなか
ったのか?データなんてコピーして取っておけば良い訳ですし、
あそこで捕まえたら、またいずれアップルバウム家は狙われないのかな。
クリスマスのモールで派手に攻撃する映画って昔ジャッキーチェンの
映画とか、シュワルツェネッガーの映画で見た事が有る気がする
んだけど、派手に戦ったもんだ。
ジェイミー役のMarie Avgeropoulosが可愛かったですね。
カナダのオンタリオ出身の子みたい。
ワーナーさんのドラマ「THE 100 / ハンドレッド」でオクタヴィア
という役を演じている。名前がアヴゲロプロスなんて何処の民族系
の名前なんだろうか。
宿り木の前でキスするのを両親が見て居た。
「上手くやるさ、私たちの子だ」。
ゲレロさんは配管工と会うとしていたけれど何処に行ってしまったの
か(笑)
■使用された曲
・Jingle Bells Blues by ‘The Joel Evans Quartet’
■出演者
クリストファー・チャンス (Mark Valley) ボディガード的な
ウィンストン (Chi McBride) 元サンフランシスコ市警
ゲレロ (Jackie Earle Haley) 元ハッカー
イルサ・プッチ (Indira Varma) 依頼人、マーシャルの妻
エイムズ (Janet Montgomery) イルサから指輪を盗む
リチャード・アップルバウム (John Michael Higgins) ホクストンモス製薬
レイチェル・アップルバウム (Rebecca McFarland) 妻
ジョエル・アップルバウム (Taylor Boggan) 息子、高校生
セベレンソン・クレマー (David Orth) ゲームデザイナー、ウィルス作成
ニック・ミーチェム (Chad Willett) ホクストンモス製薬の上司
ジェイミー・ハートロフ (Marie Avgeropoulos) ジョエルと気が合う
— (Nickolas Baric) Thug with Gun
エリック (Michael Brock) ショーンの友達
ショーン (Alexander Calvert) エリックの友達、チャンスの戦いに惚れる
ジョシュ (Brandon Cook)
ジョック (Brandon Colby Cook) ビリーのパーティーの入り口にて
— (Natalie Gibson) Terrified Book Club Woman
— (Tom MacNeill) Shopper
— (Liliane Leila Juna) Aid Worker
ビリー () パーティー主催者