[N] 西海岸捜査ファイル ~グレイスランド~ Graceland シーズン2 第1話 新たな敵 The Line

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第1話 新たな敵 The Line

監督/Russell Lee Fine 脚本/Jeff Eastin

【前回までのあらすじ】

「グレイスランド」の名前の由来はここの元の持ち主が大のエルヴィス
ファンで彼の邸宅の名前を付けたのだという。フアンはマイクに対して
君に任じられているのはブリッグスの捜査の監督官だという。彼の
任務に加わる為に信頼を得ろという。マイクはブリッグスにベロの
捜査への参加させて欲しい事を告げる。マイクは海兵隊員としてベロ
に接近させる。カザカルテルも視野に入れて暫くベロを泳がせよう
というブリッグス。マイクはブリッグスは犯罪者じゃないとし、カザ
カルテルに捕まって拷問を受けて依存症にされて解放されたのだと
いう。その相手がジャングルズだったこと。フアンはマイクにブリッ
グスの逮捕に協力する様告げるが断るという。フアンは自らジャング
ルズを装ってブリッグスと接触するという録音データを残してから
海岸に居るブリッグスの元に覆面をして現れる。オレがジャングルズ
だとして銃をブリッグスに向ける中、二人はもみ合いブリッグスは
フアンを殺害してしまう。マイクはブリッグスに三ヶ月間あなた
のことを捜査していたが、僕の監督官が行方不明になっている事を告げ
FBIはあなたを疑っているのだという。ジャングルズは家に火をつけて
リサを殺していたこともブリッグスが固執する理由だということを
マイクはペイジから聞く。メキシコ連邦警察だと名乗るコルテスと
チャーリーは有るとき出会い、二人で協力しないかと語る。未だに
ジャングルズの顔の特徴も分かっていないこと。しかしそんな中
コルテスがジャングルズだと判明し、チャーリーを殺そうとしていた。
更にブリッグスのことも殺そうとしている中で、マイクがジャングル
ズに発砲して射殺するのだった。

クラークはもう君が容疑者ではないとし、ジャングルズがフアン
を殺害したということになる。ヤツが持っている鍵の意味は戦利品
であり、その中にはフアンの自宅の鍵も有ったのだという。チャー
リーもブリッグスもこの一件で過ちを犯し、互いに許せるのかと
見つめ合う。クラークはマイクに対してフアンが約束していた通り
に君をワシントンD.C行きが決定したことを語り、副長官特別補佐官
のポストについてもらうとマイクに知らせる。

【ストーリー】

グティエレスとロサーノはマイクを拷問する。
「どの路線だ?」「アメリカ野郎め、話す気になったか?」「路線を
見つけ出したのだろう」としてマイクの顔に袋を被して窒息死させ
る寸前の状態を繰り返し行う。

— 2週間前 —
ブリッグスは車に乗ってノリノリで港にいるレオンの元に行く。
ブリックズのことを腕のタトゥーから”サソリのポール”と呼び
手土産を見せてくれという。クーラーボックスに入っている巨大な
魚・フナダイを見て立派だという。その下も見てみろというブリッ
グスに対して、これはMRUD型地雷なのか?とすると、セルビア型では
なく本物のMI8クレイモアだと語る。ブリッグスは彼から青いクーラー
ボックスに入っている大金を受け取る中、ブリッグスはレオンが
クルーザーの中に一枚の写真があることに気がつく。そこに写ってい
たのはマイクの写真だった。話を聞くとそいつを知っていたら
凄い大金がもらえるのだという。カザカルテルの二人組が町中で
写真を配っているのだという。
その取引を遠隔地を見守っていたのは、ジョニーと新しいDEA捜査官
ウェイン・ゼランスキーだった。ジョニーはウェインにナイフには
機を連れろとして、いつでも狙撃出来る準備をさせる。ジョニーは
ブレッグスがなかなか合図を送らずにいたのでバレたのではないか
と感じていたが杞憂に終わる。

— テキサス州ラレド(メキシコまで6.4km) —
マイクとジェファーズFBI捜査官は、彼らのバスツアーがカルテル
の縄張りを通っていることに対して何故そんなことをするのか
としてアラシュとシャバンに問い詰める。いっそのことデュランゴ
に突っ切ればどうかというマイク。アラシュは家のルートがよくない
だけで犯罪だというのかという。密輸犯罪のしらべはついている
のだという。カルテルの縄張りで何か積み込んでいるのではないか
とすると、シャバンはもうバレているようだとして、語り始める。
アラシュはそれを止めるがシャバンは商売を初めて3年だが赤字スレスレ
だという。葉巻のキューバ産を週に30ケース扱って居るだけだった。

マイクはメキシコ-アメリカルートのバス路線の一つが該当して
いなかった為にバツ印を告げる。そんな中副長官が至急オフィスに
来るよう呼んでいるというシェファーズ。
そこにはクランストンやジェシカの姿も有り、ジェシカは皮肉混じり
に葉巻を口にくわえていた。勝利の知らせはもう届いているのかと
すると、クランストンは次はコニャックを頼むと皮肉る。
そこに副長官がやってくると、バスにはドラッグや武器が無かったの
かと問う。副長官はバスの捜査は中止だとして二日以内に私の補佐
に戻る様マイクに告げる。しかしマイクは得策ではないとして改めて
捜査の重要性を説明する。旅客バスには様々な利点があり商業用の
車両は国境の検問が別になるとし、麻薬捜査犬を使うことやX線検査
を使うこともないのだという。バスの積載量は乗客以外に6トンであり、
アメリカに密輸されるヘロインは年間10トン。バス2台で一年分の
ヘロインや好きなものを運べるのだという。タイヤに数kgを隠して
運ぶのとは訳が違うという。これらが新しい密輸ルートになるのだ
と主張する。しかし副長官は君の仮説に期待して捜査を認めたが
何の成果も出なかったとして中止だという。来週からは補佐に戻れと
いう。

ジェシカは援護したとするが、現場に出たのが間違いだという。
副長官が捜査を求めたのはあなたがグレイスランドでの功績が
有ったので特別だったとし、ロックスターだという。だから私を
落とせたのだという。あなたは補佐官であり、副長官になるには
ハシゴを登らねばいけないが、ゆっくりと着実に登るべきで近道
はないのだという。ペロの逮捕くらい手柄を立てれば別だと言うが・・

オフィスに戻ったマイクの元にブリッグスから電話がなる。
「権力の街で働く気分はどうか?」と嫌みを言われる中、逆に「グレイ
スランド」のみんなはどうかと尋ねると元気だという。ブリッグスは
休暇にこっちにこいと告げ、これはまだ誰にも話していないがカザ
カルテルはお前の命を狙っているのだという。何故僕なのかと問う
マイクに正確には狙いは”海兵隊員”のマイクだという。
お前とベロは商売の邪魔をしたのでその恨みからではないかという。

■いよいよシーズン2の始まり

シーズン1が「グレイスランド」に住む捜査官たちの命を張った行動に
よって解決に導く壮絶な戦いだったので、この緊迫感を保ったままで
シーズン2に移行できるのか。

早くもシーズン1に持っていた捜査官たちのモチベーションの差という
ものが今回現れていた感じだけど、一番の問題はマイクがワシントン
栄転されたことで、西海岸とはあまり関係のない立場に追いやられて
いことだったりするんだろうか。

グライスランドに住んでいる住民の間でもそれぞれ思惑の違いという
のもが存在していたので、ドラマとしては緊迫感を与えていた部分も
有ったけど、シーズン2では和気藹々とした姿も有ってその辺のギャップ
について行けるのか。

個人的にはシーズン1は字幕版で見て居たものだから、シーズン2に
なってから突然吹き替えで見たので違和感が有りすぎて困る(笑)
マイクの声なんてもの凄く幼い感じがするし、まぁ見た目が若いのも
確かなんだけどね。

■新しいキャラクター

今回はワシントンのキャラを除いて、グレイスランドでマイクの変わり
に補充された捜査官として、DEAのウェイン・ゼランスキー捜査官が
居た。益々軽い感じのキャラクターで、”ベーツ”という名前も、
張り込みの際に一人で車の中でマスターベーションをしていたから
という不名誉なあだ名を付けられている人物。

ただ3話しかクレジットされていないところを見ると大した役割では
なさそうだけど・・・

■グレイスランドの鉄の掟が排除

リーダー役だったブリッグスは捜査官のフアンを殺害している訳
だし、ブリッグスと共にジャングルズを追っていたチャーリーは
コルテスというテキサス連邦警察と協力体制で追っていた事実も
有り、最大のミスを犯していたことで二人は傷の舐め合いをして
いる状況だ。伝説と化していたブリッグスがフアン殺害に於ける
悪夢に魘されて、チャーリーはフアンの妻・ケリーの様子を夜な夜な
見守っている姿が有る。
現在のチャーリーはタトゥー店で潜入しているということで、
タトゥーアーティストとしての才能を発揮しているところがあり、
ブリッグスはグレイスランドのルールにはあまり関与しないままで
捜査を続けている感じ。

一階には銃を持ち込まないとか、同僚同士は関係を持たないみたい
な流れは一気に何処吹く風って感じ。

■グレイスランドの住民の変化

シーズン1の細かい設定を忘れているのだけど、ジェイクスって子供
が居たけど一緒に住むことになっているんだっけか?妻が育てていた
ような感じがするのだけど・・
そんなジェイクスは引っ越し先を見つけてそこで子供と住むような
感じ。まるで社交性を持たずに、何処か距離感を保っていたジェイクス
は意外と明るい人物となっていたところが有った。DJからハグされた
ことでマイクは驚いていた。

ジョニーは相変わらずだけど、家族の形態を保つためにグレイスランド
を必死に守っていたという印象があるので、現状をどう見ているのか。

ブリッグスによると
「確かに変わった。全てがカオスに向かっている。」
との事だけど、自分がカオスに向かっているだけではないのか。

マイクはジェシカという人物と「遊びの関係」と称して本気で付き合
っている感じがするけど、ペイジともちょっぴり良い感じになった
マイクとしては微妙な立場だ。
ブリッグスは上述したけど、チャーリーと関係を持っている。
しかもグレイスランド内で堂々と関係を持っていて、隠す様子もなく、
マイクにはチャーリーのパンティが落ちていたぞと言われていたけど、
そんなグレイスランドのカオスな状態は建物内でゴミが散乱している
状態が物語っている感じがする。

■密輸ルートの解明

シーズン2の流れとしてはメキシコからアメリカに密輸されるルート
の解明にある感じで、何処かの商業用の車両が麻薬を持ち込んでいる
のではないかという考えの元、捜査を開始する。
マイクが潜入した際に、二人のチンピラから密輸ルートは何処かと
聞かれていたので、既に解明されているものではないかとされていた
けど、FBIとしてもまだ実態は掴めていないというのが現状ではある。

チームを率いることなったのはマイク。
FBIとしても予算の問題を冒頭から愚痴るようにして語っていたので、
チームを送るよりもグレイスランドの人を使った方が安上がりと
感じたのか。

■カザカルテルはまだ勢力を高めているのか?

今回は肩すかしに終わったけど、カルテルがそう簡単に手を引くとも
思えない。何処かで必ず関与してくると思うけど果たしてどうなるのか。

■フアン殺害とオーティンの解明

この件はうやむやにされてしまうのだろうか。
いや何処かで解決するとは思うのだけどね。過去にグレイスランドの
住民が殺されていることがあるのを見れば、今の住民たちも気を引き締めて
欲しいところだね。

■使用された曲

・Feelin’ Alright by Farmdale

■出演者

マイク・ウォーレン (Aaron Tveit) “リーバイ”、FBI特別捜査官
ジョー・タトゥーロ (Manny Montana) “ジョニー” FBI特別捜査官
ポール・ブリッグス (Daniel Sunjata) FBI特別捜査官
デイル・ジェイクス (Brandon Jay McLaren) “DJ”、税関
ペイジ・アルキン (Serinda Swan) DEA捜査官
キャサリン・デマルコ (Vanessa Ferlito) “チャーリー”DEA捜査官

ジェシカ・フォスター (Emily Rose) マイクの恋人、D.CのFBI本部
ウェイン・ゼランスキー (Deniz Akdeniz) “ベーツ”、DEA捜査官
ケリー・バディリョ (Brianna Brown) 殺されたフアンの妻
レオン (Brandon Keener) 密輸業
— (Frank Licari) Deputy Director / 副長官
ジェファーズ (Ethan Henry) FBI捜査官、マイクと捜査
クランストン (Brendan Powers) FBI本部
ロサーノ (Gino Vento) マイクを拷問
グティエレス (Carlos Julio Molina) マイクを拷問
— (Craig Hurley) ホームレス、20ドルで車の情報
アラシュ (Fawad Siddiqui) キューバの葉巻密輸
シャバン (Richard Regan Paul) キューバの葉巻密輸
— (Eliezer Castro) Police Officer
— (Heather Ashley Chase) Police Officer
— (Frank Francisco) FBI捜査官
— (Ryan Gardella) FBI捜査官
— (Dave Jia) FBI捜査官
— (Austin Bollinger) FBI捜査官
— (Mike Calloway) FBI捜査官
— (Vignesh Raguraman) FBI捜査官
— (Alan Fritz) LAPD Officer
— (Chiko Mendez) Dog Fight Bettor
— (Robert Schlegel) TAC Team Agent
— (Christina Rodriguez) TAC Team Agent

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