BONES 骨は語る シーズン9 第11話 数式が導く人生 The Spark in the Park

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第11話 数式が導く人生 The Spark in the Park

脚本/Emily Silver
監督/Chad Lowe

【ストーリー】

ボニーとノーマンは雨の日に湖近くの広場で遺体を発見する。
妻は夫に取りあえず通報前に撮影して、死体を雨から覆って現場
を保つのが重要だとして傘をかける。しかしその直後に雷が傘に
避雷して遺体がバラバラに吹き飛ぶ。

カムはブースの元に駆けつける。
君は取り調べに来るべきではないとするが、私が彼女に個人情報を
盗まれたのだとし友達だったのに私の評判を落として裏切られた
のだという。アンジェラの助けがなければ今でもFBIは逮捕出来なか
ったと恨み節で語る。取り調べは一人でやるので遠くから見て居るん
だぞというが、ちょうどカムのクレジットカードを使いまくった
窃盗犯のヘイリーと鉢合わせしてしまうと、彼女はゴメンというが
カムは彼女を殴り飛ばす。そんな状況の中ブースに電話が鳴り、
アナ湖で遺体が発見されたというものだった。カムに遺体が発見された
ので行くぞというブース。ヘイリーは取調室で任せて置けば良いと語る。

現場に到着すると凄い臭いがしていた。
ブレナンは炭化した組織と骨の臭いだという。遺体が破裂して飛び散った
みたいだという。ブレナンは骨盤の入り口部から判断して被害者は女性。
ブレナンは本当に破裂した事を告げ、遺体が雷に打たれた事例が記録
されるのは今回が初めてだろうと。雷で遺体がどう破損したのか調べる
のはワクワクするというブレナン。カムは通常の焼死体りも刺激臭が
強いというと、ホッジンズは野生の麦に生息するカメムシのせいだ
としてコリアンダーの臭いがすると語る。ホッジンズはクロバエの
幼虫から見て遺体は3日前からここにあるとブースに語る。カムに
対して成りすました犯人に会ったのかと問うと殴ったというカム。
ホッジンズは嬉しそうに”やるねぇ”と語る。カムは胴体の大きさと
発達具合から被害者は思春期前の10歳くらいだとするが、ブレナンは
それには疑問が残るとし、被害者の第3大臼歯が出かかっていること。
歯根の発達はまだ未完成の段階だが摩耗が少ないところから見て、
16から17胃だと語る。遺体遺棄だというブースはタイヤ痕と引きずった
跡が見つかっているという。しかし遺体は何故成長が遅いのか?
ブレナンもこんなに骨折痕があると語る。被害者の肩胛骨には手術用
プレートが埋め込まれていて避雷で磁気を帯びていた。ブースのペン
を使ってそれを証明した為にブースはちょっぴり不機嫌だった。

インターンにはバジリ。
遺体が雷に打たれる確率は?というバジリにそんなことをブレナンに
話せば確率を割り出すよう言われるわよと語るカム。カムはホッジンズ
に遺体からロケットが見つかったと語る。ホッジンズが洗浄して中を
見ると両親の写真が入っていた。
頭蓋骨の損傷が激しいので両親の写真があればアンジェラも復顔が
出来るかも知れないというバジリ。ホッジンズは骨修復があるという。
尺骨の肘頭に剥離骨折が認められるとし、上腕三頭筋腱に反復する収縮力
が加わったことだというカム。腰痛の疲労骨折が認められ脊椎の分離症
だというバジリ。手首の骨端は癒合していること。骨端線に骨折が生
じていると早期閉鎖をするから背が低いというバジリ。月状骨への
血流が阻害され骨壊死が生じたのでインプラントを入れているのか
というカム。全身虐待されたみたいで、それに腓骨の骨折が完全に修復
されていないとし7週間前の怪我だという。肉親に殴られていたのか
というホッジンズ。

スイーツは遺体は丁寧に置かれていること。両手、両足を見ると
きちんと置かれているという。両親に虐待されて死んだ可能性もある
のかとすると、あらゆる可能性も考慮しないといけないという。
顔に布がかけてあることから犯人は被害者のことを知っているのだと
いう。ブースは愛している人を殺すなんて理解出来ないと語る。

骨にリヒテンベルク図形が見られるというバジリ。人間が雷に打たれる
とこうなるというカム。学会に発表したら名前が売れるのではないか
というバジリに私は名前を盗まれたのだというカム。犯人は捕まった
とすると、バジリは忘れる事が出来るかと尋ねる。キャロリンから
ヘイリーの私に対する個人的な悪意の証明が出来れば加重個人情報窃盗に
なるので刑期が3年は加算されるという。絶対に証明するというカム。
バジリは立ち直る第一歩は相手を許すことだという。私は復讐する
タイプだからというカム。服をホッジンズの元に持って行くというバジリ
に個人情報窃盗は一種の殺人のようなものだというカム。

アンジェラはパソコンを使って両親から子供の映像を再現し顔認証に
かける。ホッジンズがやってくると服の中にこれを見つけたとして君な
らばデータにアクセスして何のカードか調べられるのではないかと
いう。カードリーダーに入れるが雷によって磁気が消えていた。
そんな中被害者はアマンダ・ワッターズ(16歳)、父親はブキャナン大学
の教授で3日前に捜索願が出されているという。スイーツによると母親
が虐待の犯人かも知れないとのことだった。二人とも良い人そうなのに
とアンジェラもホッジンズも語る。

■今回の事件と流れ

・アナ湖近くで遺体が発見される。第一発見者は遺体現場の保存が
大事である事を知り、遺体が雨風にさらされないように傘を被せて
警察を呼ぶが、なんとその傘に雷が避雷して遺体が木っ端みじん
になってしまう。死亡時についた傷なのか、生前の骨折なのか、
はたまたそんな避雷によって傷ついた骨の損傷なのかを選り分けて
いく。被害者は生前から多くの骨折痕が有り、年齢に対して骨の
生育具合が悪いことから両親からの虐待がなされていたのではないか
とされる。頭蓋骨からの復顔は難しかったが、被害者が首から
下げていたであろうロケットが第4頸椎に挟まって発見され、両親の
顔から復顔して被害者が16歳のアマンダ・ワッターズだということ
を突き止める。アマンダの父親・レオンはアメリカでも有名な物理学者
で現在ブキャナン大学の教授をしているとのこと。3日前に捜索願
を出している事が分かる。

監督はチャド・ロウさん。

■感想

普段の捜査では勘での捜査を否定しているブレナンだけど、今回の
一件では同じ学者同士気持ちが分かるとばかりに、ブレナンは被害者
の父親で教授のレオンの肩をもつ。捜査官のブースとしては虐待して
いたとする疑惑があるためにそんな父親が第一容疑者としての疑念
を払拭することは難しいとすることで、二人は衝突していく。

「私や教授みたいな人は感情を上手く扱えない。だから仕事に逃避する」

同じ学者と言っても人類学者と物理学者では全く違う分野だよな。
学者として仕事に向き合う気持ちには共通項が合っても、物理的公式
を見てブレナンがその意図を掴むというのはちょっと滑稽すぎる所が
あり違和感が有ったけど、最後にブレナンが教授の様子を見に行きたい
(いよいよブレナンも他人の様子を気にするようになったか)とする際
に、何と言って近づくか口実がないとした際にとしてブースが彼女を
送り出す言葉が

「君たちは同じ言語を話す仲間だろう」

とした辺りの展開が良かった。

それ以前にブースはブレナンに対して
「イカレた科学者に厳しく当たったから怒っているのか」という言葉に
ブレナンは「今もやっている」として、今回は教授を責める言葉の全て
がブレナンに同期して彼女が受け止めては反論するところが何とも言
えないところだったね。「君は彼の弁護士か」と思わず突っ込まれて
いたけれど、ブレナンは教授が生きる目的を失って自殺しようとして
いることも見抜いていたし、ブースが捜査の為とは言え厳しく責めた
ことがより被害者家族の傷をえぐって自殺に繋がったとしたら相当ばつ
の悪いことになったので、ブレナンのフォローは適切なものがあったの
ではないかと。

スイーツはそんな二人の間に入ろうとしたけど入る余地が無かった。
ブースとブレナンがヒートアップしていくのを見て、

「事実だけに焦点を当てて捜査に取り組もう」
としたのに
「貴方の仕事は主観性に基づいていて事実を考慮しないでしょ」
とあっさりブレナンに却下されていた。

今回のインターンはバジリくんだった。
先日の流れから、カムのクレジットカード/個人情報を盗んだ人物が
発覚。ヘイリーというカムとはルームメイトだった人物で、カムが
怒りを募らせ復讐しようとしていることに対して、怒りは何もならず
寧ろ許して前に進むべきことを語っていた。
ただヘイリーのあの言いぐさをみるとそんなバジリの言葉が吹き飛ぶ
程にただただ腹の立つ女で、今回は殺人事件の流れも含めて仲裁役の
存在が抽出された格好だけど、流石にカムの方は許すべき理由も
同情も見られず、ただ地団駄を踏むしかない状態だった。

「魂までは盗ませない」

とすることで収めるしかないのだろうけど、それにしてはゲスの乙女
だったね。
そんなヘンリー役を演じたBonnie Root。「コールド・ケース」でも
スコッティと関係を持つに至る検事補役・トマスを演じたけれど、
スコッティが関係を進めたいのに対して、彼女はどちらかというと
体だけの関係みたいな役所だったね。

■オマケの殺人事件

いつも通り色んな所の骨が折れていたので捜査は難航した。
気になるのはアマンダが殺されたのは3日前で、失踪届も3日前に出さ
れていること。時系列的に見るとやや違和感がないか?
仕事に没頭するとこの人はなかなか周りが見えない人だろうし、
居なくなったら即警察に届けるような人物なのかな。

アマンダは体操選手だったようで、それ故に体中が骨折していたこと
が判明する。
体操教室で話を聞くとアマンダはみんなと仲良くやっていたという
コーチに対して、人類学的には筋が通らないとし、ここは競争の世界だ
と語るブレナンの姿。

アマンダは体操選手の中でも一番の選手で将来有望。
しかしその陰で逃避していた事実も存在している。
その時知り合った女性・レイチェル・ハウズ。彼女もチェロ奏者と
して両親から期待を背負っていたが、辞めたいことを語りドラッグ
にハマってハイになったところを父親に殴られていた。

結果として磁気カードを四塩化炭素を塗ってバーコードの欠損部を
コンピューターで補い、カードを復活させてそれが何かを暴く。
そのカードが教授のカードだったこともあり、再びブースの視線は
父親が娘を殺害したとする方向性を持ってしまったけれど、
ブレナンとバジリが再び傷を精査した結果、頸椎の傷が過仲展
によって精進亜脱臼を起こしていることが分かり、厚板の上で
絞殺したから棘突起が折れたことが判明。
平均台の上で殺されたということが判明した為に体操関係者かと
思ったけど、結局レイチェルが殺害した事が平均台の嘔吐痕から判明
する。

■使用された曲

■出演者

テンペランス・ブレナン (Emily Deschanel) “ボーンズ”、法人類学者
シーリー・ブース (David Boreanaz) FBI捜査官
アンジェラ・モンテネグロ (Michaela Conlin) 骨格から似顔絵
ジャック・ホッジンズ (T.J. Thyne) 知識が豊富、実家が金持ち
カミール・サローヤン (Tamara Taylor) スミソニアン責任者、”カム”
ランス・スイーツ (John Francis Daley) FBIの心理学博士

アラストー・バジリ (Pej Vahdat) インターン

アダム・ハウズ (Mark Derwin) レイチェルの父
レイチェル・ハウズ (Cherami Leigh) アマンダの友達、チェロ奏者
メリッサ・ハウズ (Laura Niemi) レイチェルの母
デーヴィス・マキンタイヤ (McKinley Freeman) 体操コーチ
エリー (McKayla Maroney) 体操選手、NO.2
ヘイリー・ケント (Bonnie Root) カムのクレジットカードを盗んだ女
ジュリアン・アントン (J. Michael Trautmann) 19歳、ドラッグ販売
ノーマン・ジョンソン (Steve Monroe) 遺体発見
ボニー・ジョンソン (Nancy Stone) 遺体発見
レオン・ワッタース (Richard Schiff) ブキャナン大学・教授
アマンダ・ワッターズ (Morgan Obenreder) 16歳、被害者
— (Olivia Cannizzo) Gymnast
— (Harley Fothergill) Gymnast
— (Maria Jordan) FBI Agent
オーブリー (Brandee Steger)
— (Kevin Stidham) Store Clerk

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