HAWAII FIVE-O シーズン3 第4話 危険な占い Popilikia(Misfortune)

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第4話 危険な占い Popilikia(Misfortune)

脚本/Stephanie Sengupta
監督/Christine Moore

【ストーリー】

ハワイのチャイナタウン。ビリー・キーツとニコール・カーは
二人で占い師の店にいく。占い師からは恋愛は楽観主義、心が傷つい
ている、心のバランスを乱していると言われるニコール。
そして死のカードを引いてしまう。何かの比喩的ことなのかと問う
ニコールに対してただ死という意味だという。死が近づいていると
し、アナタにだという。

カハラ・マドセン家の練習フィールド。
ニコールは馬のMr.リンカーンの手入れをする。ニコールは彼に
脅される中、ビリーは馬に乗ってポロの練習を行う。しかし
突然馬に乗っていた彼は首が吹き飛ぶのだった。

マクギャレット自宅。
スティーブは寝ていると下で物音が聞こえるとして銃を手にする。
隣で寝ていたキャサリンもバッドを持って共に確認に行く。
すると下の階に居たのはスティーブの母・ドリスだった。
銃など振り回さずに朝食でも食べたらどうかというドリス。
キャサリンは仕事に行くとして席を外すのだった。

スティーブはドリスに何でここにいるのかとするとドリスはあの
時島から出なかったのだという。逃げることにはウンザリだとし、
消えたのは時間が欲しかったからだという。話しても賛成しない
でしょと言うと、ウォー・ファットはまだ野放しなのでここにい
ては安全ではないという。ドリスは心配しすぎだとして自分は
守れることを語る。そんな中スティーブに事件を知らせる電話が
鳴る。

スティーブは現場に行く際、ダニーに母親が朝黙って家に入り料理
をしていたことを語る。変わっているところは似たもの親子だからな
というダニー。母親はあれだけ逃げててウンザリしたのだという。
20年終われてお前の母さんはヤツを撃てるチャンスを放棄したのだ
ぞという。

そんな中コノは被害者の男性はビリー・キーツ。ダイヤモンドヘッド
ポロクラブのスター選手だという。島にもポロクラブがあるのか
というダニーに5つのクラブがあるという。オーナーはスペンサー・
マドセンで富豪だという。厩舎も練習場もマドセンが所有していること。
遺体にかけられたシートを取り除くと頭がないことを知り嫌な顔を
するダニー。練習に出たのは今朝で30分後に馬が遺体を引きずって
来て首無しだったという。マックスは頭を見つけたとして頭だけ
もってくる。どう切断されたのかと問うスティーブは剣なのかと
問うとマックスは正確な切断だという。凶器は空中の高いところに有
ったとし、馬にまたがる被害者の首の位置に有ったもので血痕を
たどると首が跳ね飛んだことが分かるという。マックスに対して
その凶器の仮説はどうなっているのかと問うと、マックスは自分の杖
を使って実演してみる。すると振り下ろす杖は二つに切れてしまう。
ワイヤーが張って有ったのだとし、しかも被害者の首の位置に
有ったこと。練習スケジュールを知っていた人物の仕業だろうとし
スケジュールを調べる様告げる。殺し方が明確なメッセージとなって
いるのか。

被害者の恋人のニコール・カーに話を聞く。
彼とはずっと一緒と思っていたという。婚約はまだだったが、数ヶ月
の付き合いとのこと。ビリーがミッドシーズンから移籍して前は
アイランドブルークラブにいたのだという。最近何か変わったことは
無かったかと尋ねると、チャイナタウンの占い師の予言通りに
なったとし、私に「死が私に触れる」と言われたという。私のことか
と思ったとのこと。
コノとダニーはチャイナタウンに向かう中、情報源は水晶玉ではない
というコノ。詐欺師は洞察力があるので何かに気づいたのかも
知れないという。

占い師のエスメラルダに逢う。
するとダニーとコノが恋人同士だと勘違いした彼女は二人の関係は
強い。お子さんに恵まれるという。私たちは占いに来たのではない
とし、あるカップルのことを聞きに来たという。「死が触れる」と
言ったカップルについて、あなたは占いに尋問テクニックを使って
いるのでしょと。ビリーは殺されたのだとして話すよう協力を求める。
話して欲しいならばその分金を要求する占い師は、50ドルを要求。
スティーブが払ってというコノは私よりも高い給料をもらっている
でしょという。すると占い師は彼氏は彼女が占いする間中ずっと
電話が鳴っていてそれに出ようとしなかったこと。とてもナーバス
な感じで画面に表示にはかけてきた相手の名前・アルと有ったという。
占いの後、男は女に支払うから先に出ていろというと、秘密があるん
でしょとし、彼は知っているのか?と聞いてきたのだという。

ドリスの元にチンがやってくる。
ドリスはチンのことを覚えていて昔フットボールを見た事を語る。
スティーブが貴方のプレイを勉強したいと言ったので連れて行ったの
だという。チンはスティーブから朝食を届けろと言われたとし、リリ
ハベーカリーのココパフだと知る。それを知るとドリスは上手い作戦
だという。昔日曜日にはこれを買っていたこと。CIAに居て覚えたこと
が一つあるとし、本質から目を反らせたい時には陽動作戦するもの
だという。息子に伝えてくれとし、あの子が認めるかはベンツにして
あの子が生まれる前から私は自分で自分を守ってきたのだという。

ダニーとコノ。ダニーが霊感を信じていることに驚くコノ。
ダニーはエスメラルダに霊感があるとは言っていないという。
昔これはっていう女性がニュージーランド州に居たとし霊感持ちだ
ったという。その時ホーボーケンで女の子が失踪したこと。7歳の子
で手がかりはなく、その女性がキャンドルをして女の子の服に触れたら
居場所が分かったのだという。するとコノはそれは犯人の一味だから
ねと語る。幽霊は信じず霊感は信じるのか?と告げる。

■今回の事件の概要

・ポロのプロリーグのスター選手ビリー・キーツが練習中の馬上で
ワイヤーによって殺害される。
・かつて競走馬のオーナーにデルモルフィンを処方して捕まった獣医
のアルによる馬のドーピングに絡んだ脅迫・口封じに関連した
事件かに思われた。
・現場の靴跡はどれもスペンサーのチームがあつらえたブーツ。
そのブーツの紋章とデザインはスペンサーの妻・アマンダがデザイナー
と共同制作したもの。
・ジェイクはビリーが死んだことで、本来自分が乗るハズだった時間
帯であり、練習を交代したのが狙われたのは自分ではないかと考える。
・ジェイクは10年前に誘拐された過去が有り、身代金2千万ドルを要求
され、指を切り両親に送られていたことが有ることが判明。
・その犯人のランディ・ソープは2ヶ月前に刑務所を出所し、更正施設
からも行方不明になっていることからも、ジェイクを狙う可能性を
考えるが、マドセン家に到着すると同時にアマンダが乗ろうとした車
が爆発する。

■感想

母親・ドリスが島にいることは分かったけれど、なかなか見つけ出す
ことが出来ずにいる中で、自らの方から出てきてしまうという衝撃
の展開から始まった今回のエピソード。

スティーブはなかなか聞きたい事、言いたいことが言えずにいるという
状況は今回の被害者・加害者家族のそれと似た感じで、結局コミュニケ
ーションの取れない家庭は破綻するしかない。しかも勇気を出して
聞き出したものの、もみ合って銃がパパーンと暴発したというのは
明らかなウソであり、そもそもウォー・ファットほどの人物ならば
警察官が何人来ようとも本当に殺したい相手を目の前にすれば確実に
殺すのである。

ちょっと前回の組み合わせで懲りたのか、ダニーとコノ、そして
スティーブとチンでペアを組んで捜査するというシーンも有り、
ダニーの性格を垣間見られるシーンも新たに見られた。
コノに対して語った過去のエピソードを通して見る、ダニーの霊感
を信じている性格。
どうしてもコノとダニーって、二人が並ぶとコノの方が大きくなって
しまうので、あんまりペアとして組ませなかったところがあるんだ
ろうけどね。

乗馬中に殺されたものだけど、そのターゲットは自分ではないかとする
ものたちが次々入れ替わったという点は興味深かったかな。

ランディという過去に誘拐した犯人がパラダイスモーテルに居る事を
知り捕まえに行くが逃げだし、そこをスティーブがタックルして体を
張り水の中に水から突っ込むところなどは如何にもスティーブって
感じだったし、その後自分で破傷風の注射を打つ所など凄いなって
感じだった。

結果的にターゲットとされていたのはアマンダだった。
そしてその被疑者はジェイクだった。
ホノルルキングスメディカルセンターで入院中のアマンダが死亡。
点状出血から見て枕を押しつけられて殺されたであろう事を知る。
防犯カメラにはジェイクが写っていたので逃げることの出来ない
証拠となった。

この家族、妻は夫を愛しておらずその上で結婚。
妻は子供さえも愛しておらず、誘拐された時には身代金の要求に対して
断ったのも母親だったこと。
ただその母親が語るように身代金を払ってしまうとまた同じような犯行
が起きるとしていたけど、それよりも身代金を払えば子供は寧ろ殺され
てしまうのではないかという感じがするので、そんなに間違った判断
ではなかったのではないかという感じにも思える。

しかしドイルが戻って来たのってやはりスティーブが持っていたあの
フィルムを取り戻す為なのか。あのフィルムには何が写っていたのか
気になるな。

■使用された曲

・Hawaii Five-0 Main Title Theme by Brian Tyler

■出演者

スティーヴ・マクギャレット (Alex O’Loughlin) 元シールズ部隊
ダニー・”ダノ”・ウィリアムズ (Scott Caan) 刑事
チン・ホー・ケリー (Daniel Dae Kim) ホノルル警察の元刑事
コノ・カラカウア (Grace Park) チン・ホー・ケリーの従姉妹

Dr.マックス・バーグマン (Masi Oka) 検死官
カマコナ (Taylor Wily) 友達、エビ店
sgt.デューク・ルケラ (Dennis Chun) 警察官
キャサリン・ロリンズ (Michelle Borth) 海軍情報局・大尉
チャーリー・フォン (Brian Yang) 科学捜査、指紋照合

ドリス・マクギャレット (Christine Lahti) 母、元国防総省下の諜報員
スペンサー・マドセン (Jere Burns) ポロクラブオーナー、大富豪
ジェイク・マドセン (Guy Wilson) 息子
アマンダ・マドセン (Sara Finley) スペンサーの妻
エスメラルダ (Bai Ling) 占い師
ニコール・カー (Arielle Kebbel) ビリーの彼女
ビリー・キーツ (Robbie Amell) ポロクラブのスター選手、被害者
アル・ラインゴールド (Kevin Carter) ゼネナルマネージャー
ランディ・ソープ (Jack Dimich) 服役、出所

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