第14話 スキャンダル Hana I Wa’Ia(Scandal)
脚本/Mike Schaub
監督/Larry Teng
【ストーリー】
ワイキキ・オーシャンラウンジ。
特別選挙が終わってからリラックスしてと女性は語る。チャン上院議員
が死んだショックを引きずっているのだというジョシュは、落ち着いて
くれば指示は集まるという。2週間後D.Cにかけるか次の仕事を探すか
だという。オフィスに戻って数字の処理をするというと、明日早朝にね
と語る。セリーナの元にダーティマティーニだとして、向こうの客から
のものだという。セリーナは一緒について行く中、知っている事は全て
話したので撃たないでと懇願する。
家庭裁判所。
ダニーの元にスティーブがやってくる。軍服を着てやってきたのは
全てダニーの為だという。これってクリップ式のタイなのかと問う。
触れられる事を嫌がるスティーブだが、ネクタイが曲がっているので
直してやるだけだという。ハワイはノータイかと思っていたとする
ダニーに基本はそうだが軍服ではノータイは禁止で罰を受けるという。
ダニーはそんなスティーブに今日は来てくれてありがとうと語る。
グレイスを取り上げられたら死ぬというダニーに絶対にないという。
そんな中ウィリアムズ対エドワーズの親権裁判が始まる。ダニーの
弁護士はまずは依頼人が話したいことがあると語る。しかしスピーチ
は元々別れた妻・レイチェルに向けるものだったが欠席したので意味
が無くなったとして用意してきた紙を丸めて捨てる。
ダニーは判事に対して私は以前ニュージャージーに住んでいて幸せ
だったこと。だけどハワイに来て正直違和感が有ったこと。ここには
ウンザリだという。でも慣れるようにと必死に頑張ったこと。それは
娘がいるからで、それなのにまたラスベガスに引っ越しするなんて
無理だという。なぜならば家はここ、ハワイが家ですとし、娘は私の
全てで生き甲斐で命だという。父と娘だけでも家族であり、それを引き
離すことなんてあり得ないと語る。最近娘さんの前で撃たれなかったか
という判事の質問。するとスティーブは性格証人として突然起立する
と、彼は最高の父親だと語る。
そんなスティーブの元にデニング知事から電話が鳴る。
知事からカハラの邸宅で遺体が見つかったこと。身元は調査中だが
警察ではなくファイブオーに捜査を一任したいという。迅速な解決、
そして内密にやって欲しいという。何故この事件に興味を持つのか
と知事に尋ねる。家の持ち主に私の親友たちが住んでいるのだという。
現在彼ら(ウェンディとパトリック・デューガン)はネパールに登山中
で連絡が付かないのだという。連絡は逐一報告し秘書を通さず直接
連絡をくれという。
ダニーはスティーブにこれって仕事なのか厚意で行っているのか?
と問う。おかしいことだらけだろうと。そもそも家の持ち主は誰なのか?
その人は知事の選挙でかなり貢献したとか。友人をかばうために俺たち
をかり出したのかとするダニーに、元々知事の捜査機関として立ち上が
ったのだという。何故目隠しされながら雑用をするのかとして、
俺たちはオモチャの兵隊ではないと語る。前の知事に逆らいロリは
ハズされたのだとして、反対すれば次に何をされるのかと。
チンは現場の家の持ち主はウェンディとパトリック・デューガンの2人
で先週からカトマンズに行っているという。家には侵入の可能性が
ないこと。合鍵は管理人のみだと。マックスの見解は?と尋ねると、
首のアザから絞殺だろうと言っているという。左の鎖骨に粉が付着して
いたという。現在鑑識に回しているとのこと。コノは被害者の身元が
分かったとしてセリーナ・アンドリュースだという。データベース
で検出されたとし売春の罪だという。知事の友人の邸宅で売春婦が
殺されたことを知事は知っていたのか。
セリーナのルームメイトに話を聞くと、昨日は戻って来ていないが
よくあることだという。ルームメイトとなったのは6ヶ月だという。
彼女が売春で捕まったことは知っているのかと問うと、一年以上前
のことだという。あなたは売春しているのかと問うと、私は学生だと
いう。今一晩の相場は2、3千ドルなのか?と問うと、自分の体を
どう使おうが勝手だと語る。セリーナはフナカイ通り3500で殺されて
発見されたのだと語る。その場所を知っているのかと。セリーナは地元
の客とは決して寝なかったとし、観光客とか学会の客を取っていた
のだという。インターネットでそれらをやりとりしていたとのこと。
最後の客が分かれば手がかりになるのだというチン。本名は使われて
いないハズ。セリーナのパソコンを鑑識に出してIPアドレスを探って
もらおうと。そんな中チンはコノに2台後ろに3km前から黒のSUVが
張り付いている事を語る。
■今回の事件の概要
・デニング知事からの勅令でカハラの邸宅で見つかった女性絞殺事件
の捜査を行う。しかし知事は捜査を命じながらもまるで捜査を妨害
するような行動にファイブオーとしては疑問に感じる。
・DNA検査は知事によって阻止され、チンやコノの車には政府の公用車
が張り付いていた。
・DNAは上院議員間近のクリス・フリード下院議員のものかも知れない
為に、デニンクとしては特別選挙に影響が出ることを懸念しての行動
だった。
・議員事務所にいくとまた対応が不自然であることに気がつく。
なかなかフリード議員に遭わせてくれないのである。
・そんな中コノはDNAが判明したとしてライアン・ウェブという
オハイオ准教授のものだと分かる。ミステリサー作家大会に来ていた
人物の物だった。
・しかしライアンは殺害を否定。夕べはエルモア・レナードの討論会に
出てその後みんなで「ゲットショーティ」を見たという。被害者と
性交渉を持ったがバーのトイレで性交渉したことを認める。
・パワーズ議員候補は何故フリードが討論会をすっぽかしたのかとして
フリード議員の事務所に来ていた。約束は11時だということでアリバイ
が鍵になっていく。
■感想
ある意味では政治が絡んでいるので大きな事件かも知れないけれど、
寧ろその背景に忘れて掛けていたウォー・ファットがいたという
辺りが何とも言えない。この人、スティーブの母を追いかけていた
のではなかったのか?
何故島に居るのに突然彼女を襲わなくなったのか。
そして何よりもダニーの銃の腕が下手すぎる(笑)
あれだけマシンガンをぶっ放したのにまるでウォー・ファットに
当たる気配がない。映画に於ける銃撃戦状態で、一体何発の銃弾
を無駄にしているのだか・・
スティーブがヘリコプターを操縦せずに狙撃手側に居たら倒して
したのだろうな。それ程ウォー・ファットって重宝すべきキャラ
なのか・・。相手の狙撃手は一発でエイミーを殺していたぞ(笑)
チンはよく尾行に気がついたね。
この辺は流石だけど、相手が政府の公用車だと知り、流石に深くは
追跡しなかった。
遺体に付着していた粉は赤外分光法で調べるとコーンスターチだと
判明。手術用手袋で使うヤツだということ。
またエイミーの不自然な行動は脅されていた事が判明する。
冒頭で会話していたのはエイミーと議員かと思わせたけど、実際には
アリバイの流れ、カメラ映像からジョシュだと判明。
脅されていることが判明し盗聴器が付けられていることを知った瞬間
にエイミーはハンターによって射殺された。
その犯人が車で逃げようとするところを乱射して倒していた。
フリーズをハメて一番得するのがパワーズだということで、その流れ
を追う。
ウォー・ファットを取り逃すことにはなったけどフラット議員を
助ける事は出来た。ブラッドを逮捕する時の爽快感はそれなりに
遭ったかな。
最後はスティーブとダニーで寛いでいたところに知事が現れ、
信頼関係を築くために必要なことを語り合っていた。それは何よりも
正直に話すこと。
また冒頭でゴタゴタしていた親権問題。
ダニー側の勝利だった。スティーブが軍服着た効果が有ったのかな。
現在「ダウントンアビー」で貴族を利用してアメリカの裁判で
加勢しようとする流れが有るんだよね。
スティーブの軍服姿って相当珍しいけど、やはりビシっと決めると
より男前だな。ネクタイが曲がっているとして直すシーンを見ると、
ちょっとホモっぽい(笑)
しかしダニーの傍にグレイスを置いておいても大丈夫なのかな。
子供に引っ越しばかりさせるのは酷だけど、このドラマ家族が狙われる
ということも有るからなぁ。しかもダニーは9時5時の仕事じゃないし
ね。
■使用された曲
・Hawaii Five-0 Main Title Theme by Brian Tyler
・Spectrum (Say My Name) by Florence and the Machine
■出演者
スティーヴ・マクギャレット (Alex O’Loughlin) 元シールズ部隊
ダニー・”ダノ”・ウィリアムズ (Scott Caan) 刑事
チン・ホー・ケリー (Daniel Dae Kim) ホノルル警察の元刑事
コノ・カラカウア (Grace Park) チン・ホー・ケリーの従姉妹
Dr.マックス・バーグマン (Masi Oka) 検死官
カマコナ (Taylor Wily) 友達、エビ店
sgt.デューク・ルケラ (Dennis Chun) 警察官
キャサリン・ロリンズ (Michelle Borth) 海軍情報局・大尉
チャーリー・フォン (Brian Yang) 科学捜査、指紋照合
ウォー・ファット (Mark Dacascos) 犯罪者
ジョシュ・ラウリー (Robbie Jones) 下院議員の広報担当
エイミー・デビッドソン (Stephany Jacobsen) 下院議員の統括秘書
ライアン・ウェッブ (Patrick Fischler) オハイオ州の准教授・DNA
モリー・ベネット (Alicia Ziegler) セリーナアンドリュースのルームメイト
ブラッド・パワーズ (Greg Wrangler) クリスの対立候補
クリス・フリード (Wiley M. Pickett) 下院議員、デニンクの友人
サム・デニング (Richard T. Jones) 知事
カリン・ヒドコ (Joy Minaai) 判事
— (Skyler Kamaka) ウェイトレス
— (Percival Scott III) 弁護士
— (Melissa Puana-Martin) アシスタント
—- (Keali’i Reichel) Hunter
— (Alixzandra Dove) Campaign Assistant to Brad Powers
デレク・キング (Nathan Pelle)
チャン上院議員
ウェンディ
パトリック・デューガン