メンフィス・ビート ~南部警察 人情派~ Memphis Beat 第2話 消えたトラック運転手 Baby, Let’s Play House

リンク広告 テスト




第2話 消えたトラック運転手 Baby, Let’s Play House

脚本/Sean Whitesell
監督/Kevin Dowling

【ストーリー】

「たまにキレることもあるが俺たちそうだろ?モー」。
ホワイトはチャーリーに対してそう呟くが、オレはモーじゃないと
いう。ホワイトはセリフの練習だというと、アン・マリーから
舞台に出ろと言われているのだという。イタリア訛りも上手いだろう
と。どんな役を演じるのかと問うと悪くはないとし、恋に殺人に裏切り
も有る「ラ・ファミリア」という作品だという。
そんな二人の前に看板には大きくスプレーで「サツはドーナツ食って
ろ」と書かれていた。青年たちは菓子を食っている間に犯人が逃げる
ぞとしてホワイトとチャーリーをバカにする。チャーリーは真ん中に
いる男を見てこの人物が落書きしたのを知り追いかける。柵を乗り越
えて逃げるが、犬に追い立てられてまた戻ってくる。ホワイトは
待ったぞこの野郎!やったぞオレが捕まえた・・健在だと語る。

ドワイトは元妻のアレックスと過ごしていた。
アレックスがカーテンを取り付けるが、彼女の仕事が中途半端な
ことに気がつく。二人はソファーで静かに寄り添っていたが、
ドワイトはカーテンが気になって仕方がない。すぐ直せるから
直すというが放って置いてと告げる。後でママとランチがあると
するといつも母の言いなりなのかという。そんなの耳を貸さなければ
良いんだというが、アレックスはドワイトに約束を忘れたのか
として、「余計な事をしない友達として見守る」と言ったこと。
忘れていないがカーテンの修理もダメなのかと問うと、お節介な元夫
だと語る。私がやるというアレックス。

再びドワイトは相棒のホワイトと仕事へ。
アレックスに振り回されているのかと問われると、一筋縄では
いかない女だという。今回は何日続くのかというホワイト。ジジィ
は冷めているなとして、アン・マリーが気の毒だと語るドワイト。

二人が呼び出されたのは小学校の校長・グッドマンからだった。
二人の生徒・スコッティとマイクがケンカばかりで困っているとし、
今日で4回目だという。手を出すのは小さいスコッティの方が先だ
という。もしかすると家庭の問題があるのかも知れないという。
何故ケンカになったのかと問うと、「嘘つき」だと言うのだという。
マイクにケンカの原因を尋ねるとスコッティのは自分の父をFBI
だと言うのだという。本当はトラック運転手なのに・・。
マイクには校長室に行ってもらい、スコッティと会話する二人。
ケンカもウソももう辞めておけというホワイト。将来ろくな大人に
ならないという。監獄にぶち込まれても良いのか?と問う。
それにパパはどう思うかとドワイト。おじさんたちがパパと話すよ
と語るとそれは無理だとして、昨日の夜にテロリストに誘拐された
のだという。ボクの野球の試合までに助け出してと語る。ウソじゃない
というスコッティは昨日の夜に叫び声を聞いたとし、兄ちゃんの
ベッドの下の銃で撃とうと思ったという。でも今日になってパパが
消えていたという。探して欲しいのかと問うと、スコッティは
お願いと語る。

ライトフット巡査に対してドワイトの母は罰金を滞納していただけで
逮捕はしないでと語る。
そんな中そこにいるのがドワイトの母・ポーラだと知ったターニャは
自分は警部補のライスだと語る。息子から話は聞いているとし、
こんな美人だなんてと語る。前の警部補とは大違いだわと。
あなたも素敵なシーンズだとすると、ポーラは若作りしすぎか?と問う。
スキニージーンズっていうらしい事を告げしかもガードル付きだと
語ると画期的だという。ターニャはポーラをオフィスでお茶に誘う。

スコッティの家にいく。
すると妻のクレオが対応に出てくる。スコッティが父親がテロリスト
に浚われたと言っていた事を語る。スコッティは長男のトロイとじゃ
れ合う中、兄弟仲は言いのだという。スコッティは勉強は苦手だが
能力のある子だという。ドワイトはご主人は無事なのか尋ねると、
ビリーとは夕べ借金のことでケンカしたことを語る。銀行はテロリスト
と同じだとしてローンを滞納したら家を取り上げる気だと言っていた
だけだという。問題はないのかと問うと、きっと夫は普段通り仕事中
でトラックで綿を運んでいるという。そんな中室内の電気が消えかかる。
配線が悪くて電気がよく消えるが少し経てば元に戻るとのこと。
ビリーは仕事ばかりをしているので今朝も早朝に出かけたとのこと。
ドワイトは照明はご主人に修理を頼んだ方が良いと語る。

二人は外に出ると長男の指にはヤニがついていたとドワイトは指摘。
ハッパだろうとしてオレも若い頃やっていたが今は喘息で辞めた
という。
アレックスからメールが届く。運転中は見ないでというもの。
なんと彼女のエロイ写真だった。仕事用の携帯なのに・・奔放な
女性に惚れたなと語る。
そんな中スコッティがやってくると、助ける約束しただろうと告げる。
ママに説明してもらえというが彼はドワイトの腹を殴って家に戻る。

ドワイトはターニャに今回の件を報告する。
何かがおかしいこと。亭主のことを聞いたら妻は落ち着かない感じだし
借金のせいかも知れないが、長男の態度も怪しいものだったという。
ターニャはそれなら父の居場所を探ってという。ターニャは先ほど
貴方のお母様が来ていた事を告げ。凄く気が合う人だという。私たち
通っているジムも同じだと。

■感想

久しぶりに見たJuliette Lewisさん。2016年現在42歳だけど
とても綺麗な方だ。

子供がついたウソから始まった今回のエピソード。

ドラマとしてのテーマとして考えてみると「ウソと真実」が
浮かび上がる。

多くの家庭で夫が暴力を振るっているという現状があるのだろう
けど、そういう家庭の事情が子供の態度にも乗り移って出てきて
しまうところもあるのだろう。

このドラマ、殺人事件解決のドラマとしてみると今時のドラマ
としては物足りなさはあるけれど、音楽が町に浸透している
メンフィスという町の中で起きている人間模様として見て居ると
とても良い感じの雰囲気が有り、刑事が町の一部として溶け込んでいる
辺りの事情を見るととても憎めなさがある。
刑事が子供の問題を解決する為に学校にまで足を運んでいくのだからね。
そして子供が発している奇っ怪な行動に対して、その意図を掴んでいく
のだから・・。日本だと刑事の仕事というよりも生活安全課の仕事
なのかなと思うけど、予想外に殺人まで絡んできていたので、
彼らが担当するのも間違いない。

私生活では元妻との関係に於いてもドワイトがグダグダさを引きずって
いるところは何とも言えないけど、ドワイトの母親がメンフィス署まで
足を運んで警部補と仲良しになるところなど、ボストンを舞台に
している「リゾーリ&アイルズ」っぽさがある。けれど、このドラマでは
南部色が強くて、殺伐とした感じがしてこないところがまた
悪くない。

しかしドラマでは少しずつ一つの家庭が抱えている状況が浮かび上が
ってくる。ウソに次ぐウソの証言によって、騙されそうになるも
その辺はドワイトの優秀さが最後にドラマを上手く締める様な
展開が用意される。

子供たちの母親を守る気持ちを利用しての殺人の罪を着せたのか。
それとも次男を守る為には仕方なくそのような行動を取ったのか。

ただ本当に虐待があったのであれば、正当防衛や情状酌量などが
加味されないだろうか?母親だと終身刑だとしていたけれど、
虐待を見過ごしているところはやはり批難できないところもある。

最後はライス警部補がトロイのことを説得するためにネゴシエート
した。まるで「クリミナル・マインド」のホッチみたいだけど、
子育てした母親の気持ちというのを理解しているからこその苦労
というものが投降への説得に繋がっているのだろうね。

犯罪者に銃を転売することを「わらの売人」としていたけれど、
本当にそういうものなのかな。
「続・夕陽のガンマン」が引き合いに出されて、ガンショップで
バラバラにするシーンが描かれた。
また「ダーティ・ハリー」を引き合いに出して今度は44マグナムを
分解するぞと脅すところも何とも言えない。
「ゴッドファーザー」のセリフの引用も有ったのかな。

■使用された曲

・You Can’t Judge a Book by It’s Cover (Single) by Bo Diddley
・Trust in Me by Etta James
・Candy Man by Mississippi John Hurt

■出演者

ドワイト・ヘンドリックス (Jason Lee) メンフィス市警
チャーリー・ホワイト (Sam Hennings) “ホワイトヘッド”、ドワイト相棒
ダヴェイ・サットン (DJ Qualls) メンフィス市警・制服警官
ポーラ・アン・ヘンドリックス (Celia Weston) ドワイトの母
Sgt.JC ライトフット (Abraham Benrubi) メンフィス市警
レジナルド・グリーンバック (Leonard Earl Howze) メンフィス市警
Lt.ターニャ・ライス (Alfre Woodard) メンフィス市警・警部補

クレオ・グローヴス (Juliette Lewis) 妻
トロイ・グローヴス (Devon Werkheiser) 長男、15歳
スコッティ・グローヴス (Matt Lintz) 次男
アレックス (Sunny Mabrey) ドワイトの元妻
トニー・ベリュー (Daniel Hugh Kelly) ポーラと仲良し、お隣さん、詐欺
マニー・サッド (Gralen Bryant Banks) 自動車整備?
グッドマン (Shelley Calene-Black) 校長
マイク・カード (Camille E. Bourgeois III) スコッティとケンカ
マーティン・フリン (Earl Maddox) 武器の販売員
— (Buddy Joe Hooker) Band Member
— (John Calvin McCann) B-Boy
— (Brent Bernhard) B-Boy
— (Thomas Vita) 俳優
クルーズ (Alexander Eldimiati) 捜査官
— (Terry Lee Smith) 学校の教師

スポンサーリンク
レンタグル大336

シェアする

フォローする

スポンサーリンク
レンタグル大336