第1話 家族の絆 It Takes a Village
脚本/Erica Messer
監督/Glenn Kershaw
【前回までのあらすじ】
JJは異動はいつかと問うとホッチは今週末だという。BAUの面々はJJの
異動にいきなりだなんて・・と語る。プレンディスは潜入時ドイルから
の信頼を経て自分の子供を育てろと言われる。あなたみたいになるよう
にするのかとして私には無理だと断っていた。プレンティスはBAUに
就任した後、ドイルに捕まりそこの隅であの子は死んだのでお前も
そこで殺すと銃を突きつけられる。その写真の件であなたが知らない
ことがあるというプレンティスは銃を持っていたからって撃ったとは
限らないとして、死んだ様に見せかけたのだと語る。
プレンティスはそれでもドイルに撃たれて、それを発見したモーガン
たちは救急病院に運ばれるが、オペの途中で亡くなる。さよならも
言えなかった・・・仕事なんて辞めてプレンティスを殺したヤツを
追いかけたい事を吐露するモーガン。FBIは大幅な組織替えを考えている
とし残留の意思を聞かれるハズだという。ロッシはJJに対してこないだ
の件を考えてくれたかとすると私は戻ると語る。
【ストーリー】
聴聞会でクレイマーはBAUの職員たちから事情を聞いて回る。
FBIに戻ってどのくらい経つのかと問われるJJは三ヶ月半だという。
BAUには長期休暇で人事異動で人が減り、4人だけだったこと。
ロッシとモーガン、JJとガルシア。しかし4人だけでも14週間で17件の
犯人を捕まえた実績が有った。その短期間にあなたは職場に復帰し昇進し
停職処分になっていること。これは新記録だと語る。
会議場の外ではなんでJJだけが聞かれるのかというリード。
我々への威嚇だろうというロッシ。これが上のやり方だよというモーガン。
ストラウスはあまり状況がよくないと言っているという。リードは
長引くだろうねと。
JJはクレイマーに対して今回は例外だったとし、問題が込み入っていた
事件だという。何故他の部署に協力を仰がなかったのかと問われ時間が
無かったのだという。容疑者を見つけ次第に動く必要が有ったというJJ。
— 2週間前 —
モーガンとJJは、犯人の潜伏場所へと足を踏み入れるとダクトから
屋上に逃げただろうことを知る。すぐに屋上に追いかける中、モーガンに
対して狙撃手はいつでも撃てるというが、モーガンは撃たずにオレに
任せろという。そこに居たのはドイルだった。
— 聴聞会 —
インターポール、ユーロポーロ、CIAのどの機関もドイル
を見つけられなかったのにモーガンは見つけた。それだけ困難なことを
やり遂げたのだという。彼は最初の数ヶ月武器売買のルートを洗った
が何の成果もなく、武器ルートからの捜査を諦めてドイルの立場に
立って考えた結果息子を捜すと確信したのだという。
— 2週間前 —
ガルシアはモーガンに対してプレンティスはドイルの息子・デクラン
を別人に仕立てたということは信頼出来る人に任せたのだろうとし、
ドイルはそれを調べていたのだという。リードは?というJJに対して
射撃訓練場だという。プレンティスが亡くなってから毎日のように
行っているとのこと。JJはモーガンたちが新しい事件に取り組んで
いるのを知り何か手伝おうかと問うが、今はまだ何も見つかって居ない
ので後々頼むことになる事を語る。ホッチはこの件で調べているのを
知っているのかと問うとモーガンは、彼はオレの性格を知っているので
ジッとしている訳がないと理解していると語る。内緒って気持ち悪い
というガルシア。そんな彼女に無理に捜査に付き合わなくて良いという
モーガン。
— 聴聞会 —
JJからモーガンの聴取が始まる。
JJへの信頼を尋ねられ有りましたと語る。ガルシアと捜査した理由を
尋ねられると彼女の技術に期待したからで、正義の為だという。
司法に任せずに解決しようとしたのかと問われると、この時はまだ
ドイルに動きはなかったのだという。
— 2週間前 —
デクランは国内にいるのだろうという。死んだことにした時にプレンテ
ィスはアメリカにいたこと。ボストンとかに居るのか?いやもっと
足の付きにくい場所だという。プレンティスはそもそも何のためにBAU
に入ったのかというモーガン。マトモに暮らすため?とガルシア。
何処でもやって行けたのにD.Cを選んだこと。母親に近いからではない
かというが、それは口実だという。全ては子供を守る為の行動のハズ。
D.Cでデクランの傍に居たかったのだろうというモーガン。
関係者でD.Cで亡くなっている人は誰が居るのかと問うと、ベン・コレリ
というパスポートの偽造屋が死んでいるというガルシア。プレンティス
の仲間と共に殺されていること。私物は押収されているというガルシア。
コレリの荷物を調べる中、子供用のIDは少ないだろうと尋ねると、結構
あるという。ヴァージニアのレストンにもプレンティスは暫く居た
形跡があり、BAUの前に一軒家を借りていたという。マシュー・サッチャー
と書かれたパスポートがあり、金髪で青い眼をした子だった。恐らく
髪の毛は変えているだろうこと。ルイーズ・サッチャーという家政婦
がまだヴァージニアにいるという。デクランはスタッフォード郡の
寄宿学校にいて、家政婦は5分のところに住んでいること。成績優秀で
ラクロスでも活躍しているというガルシア。
■今回の事件
・プレンティスたちを殺害したと思われたイアン・ドイルの事件の
解決に辺り、聴聞会が開かれる。議長のクレイマーからこの事件の
解決に関わったBAUの面々の事情聴取の形で、今回の事件の顛末が
描かれて行く。
■感想
いよいよ始まりましたシーズン7。
何と言ってもこの手の長期に渡るドラマの場合、人事の異動だったり
チームとしての形がどうなるのかという疑問から始まることが多く、
このシーズンでも例外なくその件に触れられた。
そして何と言っても死んだと思っていたプレンティスをどんな形で
復帰させるのか。JJに関してはシーズン6の最終話の中で思わず顔見せ
チラ見せしていたので戻る予感は有ったのだけど、ことプレンティス
に関しては、現在Dlifeで見て居る「ナンバーズ」のS3からS4に
橋渡しする際のコルビーのエピソードと同様に身を守るためとは言え
仲間に嘘をついて死を偽装していた流れを見ると、チーム間に於ける
信頼関係に今後影を落とさないか不安を残す初回だった。
ドイルの流れで信頼を失ったのはホッチ、JJ、プレンティスなのだ
ろうけど・・・
■シーズン6から7に向けて・・
チームの予算縮小というあおりを喰らって、BAUとして稼働していたのは
僅かに4人。ロッシとモーガンとJJとガルシア。
本当に最小の構成人数って感じ。
6から7に至るまでは3ヶ月半が経過したということになっているのかな。
・ホッチ
パキスタンの特殊捜査班としてまさかの戦地で軍事関係相手に戦略指揮
を執っているとは思わなかった。国外の仕事ってFBIの分野ではなく
CIAじゃないのかって感じがするんだけど・・・
・リード
彼も長期休暇をしていてその間銃の訓練をしていた感じ。
今回彼はラストでその訓練の成果を発揮していたけど、リード無くして
よくBAUも捜査を続けていたね。
ストラウスが公聴会前にリードと会話する際に、戻ってくれて良かった
と語ると、リードは冷たい感じで「そうかな」と語る姿が有った。
・JJ
もう既に前回の段階からFBIに戻って捜査官をしていたみたいだけど、
彼女今までFBIに居た時には広報官の活動だったし、司法省に異動した
ので何するものぞって感じだったけど、今回の捜査では彼女は銃を
構えて前線で捜査している流れが有ったね。今までJJが銃を持って
部屋の中に踏み込んでいた。そのウチJJが「FBIだっ」と名乗ってドア
を蹴り飛ばして室内に入るシーンが見られるのか。プレンティスは
過去有ったけど、何だかJJのそんなシーンってあんまり想像出来ない(笑)
・プレンティス
やはりプレンティスの登場はBAUの面々にはインパクトが有っただろう
ね。彼女の葬儀に17400ドル、医療費に64万2千ドル払っているとして
クレイマーが語っていた。現在「ホームランド」S4を見て居る私として
はMark Moses演じるクレイマーが何か言うとお前が言うなと小一時間な
感じだけど、違うドラマなので仕方がない(笑)
モーガンはみんなに「ごめんね」と告げ、特にモーガンには謝るしかない
と語っていた。
ラストはプレンティスが望めばチームに戻れるとした際には、ちょっと
考えさせて欲しいとしながらも、「戻ります」と語る姿。
ガルシアからはセルジオを返すとして歓迎されている感じだったね。
■デクラン探し
モーガンとガルシア二人だけでも十分捜査ができてしまうな。
この二人だけである意味ではドイルのしていることを理解して、
彼が何を目指して動き、何処に現れるのかを当てていた。
しかしデクランは誘拐され、現場で彼を守っていたFBI捜査官は殺されて
家政婦も殺されていた。
デクランを連れ去ったのは誰なのか。
モーガンに捕まったドイルを問い詰めるが、誰だか分からないという。
それだけ恨みを感じている人が多いのだろう。
ただ産みの母親が誰かということになり、デクランの髪の毛の色とか
目の色とか考えると、ブロンドの人かと思ったけど、黒髪のクロエ
という女性だった。彼女は子供を産みたくないのに、ドイルが産みたい
為に7ヶ月の間ベッドに縛り付けの状態だったということで、
恨んでいる。またドイルに兄を殺されたマクダーモットが彼を恨んで
いた様だ。
■飛行場に集まる
アメリカはこういう個人空港から容易に海外に入出国出来るものなのか?
マクダーモットは貿易業をしていた関係で容易にそう言うルートを
持っていたのかな。
最後はにらみ合いの状態になり、ドイル、クロエ、モクダーモット、
そしてBAUの面々が集まっていた。機内でマクダーモットがクロエ
に銃弾を喰らわせていたが、クロエが外に出てきてドイルとマクダー
モットを射殺。リード先生がクロエに対して射殺していた。これまで
長い間射撃訓練していた甲斐があったか。
・JJがクレイマーを説得した言葉
「私はアメリカ合衆国の憲法を全面的に指示し国外及び国内のあらゆる
敵から守り抜きます。また憲法に心から忠誠を捧げ義務の遂行を惜しむ
ことなく疑問を抱かず逃れようとすることもなくこれからも職場と
なる連邦捜査局のつとめを忠実に全うすることを神に誓います。」
■使用された曲
・Hallelujah by Rufus Wainwright
・Breakdown by Guns N’ Roses
■出演者
デビッド・ロッシ (Joe Mantegna) BAU創設に携わったベテラン
アーロン・ホッチナー (Thomas Gibson) リーダー
デレク・モーガン (Shemar Moore) 爆弾処理が得意
スペンサー・リード (Matthew Gray Gubler) ドクター
ペネロープ・ガルシア (Kirsten Vangsness) 解析
ジェニファー・ジャロウ (A.J. Cook) 国防総省
エミリー・ペレンティス (Paget Brewster) BAU
イアン・ドイル (Timothy V. Murphy) 犯人
クレラマー (Mark Moses) 聴聞会・議長
エリン・ストラウス (Jayne Atkinson) BAUの部長
クロエ・ドナヒー (Ursula Brooks) デクランの生みの母
ラクラン・マクダーモット (Robin Atkin Downes) 兄をドイルに殺された
デクラン (Conrad Bluth) ドイルとクロエの息子、マシュー・サッチャー
ルイーズ・サッチャー () 家政婦
リチャード・ジェレイシー () 三流の武器証人
ジャック・ホッチナー () アーロンの息子
ジェシカ () ホッチがパキスタンでの特殊班勤務中預けているヘイリーの妹
トム・コーラー () デクランを預ける
ウィリアム”ウィル”ラモーンテンjr () JJの夫
アシュレー・シーヴァー () FBI元BAU
アンディ・スワン () FBIチーム、シーバー
ジミー・マクダーモット () アイルランド系