クリミナル・マインド FBI行動分析課 Criminal Minds シーズン7 第19話 悪魔の花嫁 Heathridge Manor

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第19話 悪魔の花嫁 Heathridge Manor

脚本/Sharon Lee Watson
監督/Matthew Gray Gubler

【ストーリー】

ヒースリッジ館1996年。
キャサリンはベッドに寝る子供に騎士と魔法使いの話を聞かせる。
しかしそんな中、医者たちがやってくるとキャサリンに注射を
打ち連れて行ってしまう。母は息子に対して妹を守るのよと語る。

マイクとアビーは閉鎖された聖ボールドウィン精神科病院にカメラ
を持って侵入する。不気味なところで壁には「お前はここで死ぬ」
と書かれていた。アビーは怖がるマイクとは余所に先に施設内に
入ってビデオカメラを回す。なかなか来ないマイクの方にいくと
彼は悲鳴をあげる。そこにはベッドの上に遺体が眠っていた。

ガルシアは遅刻した理由をシステムが働きすぎでダウンしたのでペル
セポネのお腹に潜り込んで機械語で何とか宥めたと語る。

ブリーフィング。
被害者はエマ・ベイカー(38歳)、オレゴン州メドフォードの数学教師。
17日前に行方不明になり昨日遺体で発見されたという。場所は元
触法精神障害者の施設だった聖ボードウィン。メドフォードからは
370kmの距離だという。JJは写真を見てあのドレスは特徴的だと語る。
プレンティスはルネッサンスフェアの仮装みたいねと。足を縛った跡
があるというガルシア。失踪当時はジーンズとTシャツだったこと。
モーガンはこの置かれ方は儀式の生け贄みたいだとするとロッシは
明らかにその演出だろうという。ホッチは死因はまだはっきりして
いないとし性的暴行も仮だの切断もなく爪の一部が欠けたりしている
だけだという。リードはペンシルベニアの精神病院で悪魔教の儀式を
やっている噂が合ったという。落書きから忍び込む人はいるようだ
というモーガン。爪の間からは石灰岩が検出されこの病院が建てられた
頃には使われていないというリード。犯人は被害者の地元から数百km
運んできているとすると、ホッチはまず理由から調べようと語る。

アリスは穴に入れられ、定期的・自動的に水が井戸のような穴に入れら
れる仕掛けになっていた。アリスは何でもするので助けて欲しいと
頼むが・・

移動中の飛行機。
エマは数学教師だったこと。離婚して子供はなく、今の交際相手は
ゴスバンドのドラマーだというガルシア。Facebookには二人で
参加している写真が掲載されているという。バイパイヤナイトにゴシッ
プフェスの写真が掲載されていること。人格は2面性かというモーガン。
彼氏はステージパフォーマンスで血糊をまき散らしているというリード。
二人は悪魔崇拝者かも知れないというプレンティス。彼はは一ヶ月
バンドでアジアを回っているという。ロッシはルネッサンスフェアとの
関わりも有るかも知れないと語る。ドレスを見る限りオカルトよりも
歴史に関係しそうだというプレンティス。ルネッサンスフェアは16世紀の
イギリスを再現する祭りで60年代から盛んに開かれているというリード。
それを聞いたガルシアはコスプレターキー食べるだけじゃないよと語る。
“別の時代”が犯人にとっては重要だというホッチ。

ホッチとロッシは市警のガスナーに遭う。
被害者はボールドウィン病院の跡地に合ったこと。98年に東棟が焼けて
閉鎖となったこと。遺体が有ったのは女子病棟の娯楽室だという。
ロッシは被害者の寝かされていたベッドはここまで引きずられてきている
事を指摘。この部屋の真ん中に起きたかったのだろうと。犯人はこの場所
を知っているとし、元患者かも知れないという。ガスナーは現在壁の
落書きを分析させているとし、新しいものと古い物を見分けていると
いう。中には犯人が書いたものが有るかも知れないというホッチ。

※キャサリンのことを思い出す息子のジェームズ。妻たちは強くなる
こと。守り手に選ばれたのは名誉だよねというと、名誉であり呪いだ
として、これが私たちの神聖な使命で、注意と怠らずに隙を見せない
ことと警告を送っている奴らに私たちの強さを見せるのだという。ダマ
される前に倒すのたというキャサリンに対してジェームズはやるよと
語る。

検視官のボンズによると死因はニコチン中毒だという。顔の白塗りに含
まれていたものなのかと問うJJに対して、ボンズはおしろいは殺害後
に塗られたものだという。着ていたドレスにニコチン系の殺虫剤が
染みこませて有ったとし、皮膚から吸収したのだろうと。汗が流れ
呼吸困難になり、そして心不全に陥るという。ドレスは脱げなかったのか
と問うと、コルセットは胸にあざが付くくらいにきつく締められている
こと。ドレスの合わせ部分の縫いつけているという。足は布に包まれて
いないとし、厚くはった皮膚と膿腺形成の兆しから殺される前に長時間
水の中に入れられていたのだろうと。モーガンは殺害前に拷問だなと。

リードはこれって古い手だという。服を使った毒殺の元祖はギリシャ神話
のネッサスでヘラクレスを殺したとJJに説明する。
するとルイスがやってきてこの布地は市販用のものではないという。
一つ確実なのはこれは二重構造の錦織だから特注品で高価だという。
ドレス自体はどうか?というJJに対してホームメイドだという。縫い目が
不揃いで情事名お針子ではないこと。リードはお針子というと女性なのか
と問うと、小さい手じゃないと出来ない作業も入っているという。
二人組の可能性を予感させるものが有った。

■概要

・聖ボールドウィン精神科病院で遺体が発見される。
被害者はオレゴン州メドフォードの数学教師のエマ・ベイカー。
独特の中世のドレスに身を包んでおり、足縛った跡が見つかる。
・性的暴行はなく、身体の切断もないこと。悪魔教の儀式なのか。
・検死官によると死因は衣装に塗り込まれていたニコチンを皮膚から
吸収したことによる死亡だという。また足の皮膚が厚く膿腫形成の
兆しが見られることから殺される前に長時間水に入れられていた
のではないかとされる。
・現地捜査官のガスナーなどと協力して、現場の病院の落書き跡や
衣装などの出所などを調べていくことになる。

■感想

先日8月3日は、「はちみつの日」=「熊のプーさんの日」でしたが(誰も
知らない(笑))、本日8月9日は、Dlife『クリマイ』スペンサー・リード
特集の日。

リード役のMatthew Gray Gublerさん来日記念。
とはいえ来日したのはもう2ヶ月前だけどね。

特集と言っても過去のエピソードをメインとして構成されたものだけ
ど、リード先生が監督したエピソードとリードがメインとなるエピソ
ードで構成されたというもの。

因みにこのエピソードもリード役のMatthew Gray Gublerが監督した
エピソードで、どちらかというとリードは母親の病気(統合失調症)から
精神世界に興味を持っているところが有り、このエピソードを描いたのも
リードとは違った形で母親のことを思う子供のエピソードを描いた
のかなとも思える。

普段吹き替え版でしか見ないので、たまに俳優さんたちの地の声が
聞こえると驚く。「リードの日の特集」でも
TV LIFEさんが取り上げている様に、
http://www.tvlife.jp/2016/08/03/68730
思っている以上に声が高い方なので驚く。

■捜査

先週のエピソードも子供たちが親の虐待によって悩まされるという
エピソードだった。
何年も監禁されて可哀想な子の気持ちをモーガンが解きほぐしていく
というものだった。

今回の事件では子供ではなかったけれど、監禁の形で誘拐した女性
たちを穴倉の中に閉じ込める犯人の姿。助けを懇願するも精神的に
別次元にいるので当初から助ける気などないところが絶望的状況
だった。

事件の顛末が発覚し、井戸の中の水につけられていることを知って
ロッシとリードが語る姿が有る。

「死を以て浄化している」
「セイレムの魔女裁判か」
「じゃあ潔白か否かを水に沈めて決めた。死ねば潔白、生き延びたら
魔女」
「酷いね、どう転んでも助からない」

10年前に母親が連れて行かれた際に妹を守れと語るように、母親の
精神的疾患が息子に乗り移ったというところなのだろうか。相当熱心に
母親は子供に悪魔によって殺されたような内容の本を読み聞かせしていた。

妹は母親によって当時猟奇的行動によって腕を失っている。遺体に欠損
はないのに自分の娘は身体に欠損をさせているという矛盾。それ以前にも
舞台で
「ウィンザーの陽気な女房たち」の演技する前に女優を刺すという行動
を取っている。

精神疾患でも薬を飲んでいれば押さえられるのだろうけど、妊娠して
いるとやはり薬は止めることが多くなるので、こういう事態が発生
してしまうのだろうか?

皮肉にも親は繊維会社を経営していて富は莫大。
亡くなってしまった後に二人居る子供の親は当然母親が面倒を見ていく
ことになる。富が有っても閉鎖された大きな屋敷の中でしか暮らせない
なんてことは富豪ならば有るのかな。

妹はこの家の呪縛から離れて学校に行きたがっている。
兄は何を以て悪魔がいると思っていたのか。

リードはこういう状態のことを「二人組精神病」と語っていた。
親密な二人が精神病性の障害を共有するもので家族間に起きるものだ
という。

妹は何処まで兄のしていたことに気がついていたのか分からないけど、
手助けさせていたところを見ると、人が亡くなることについては目に
しているのだろう。
ただ最後に悪魔ではないという人を殺害したということで、妹は
兄を警察に通報しようとしていたところが何とも言えなかった。

■プロファイル

・被害者の化粧や着せられていた衣装から見て犯人は入り組んだ空想
の世界に生きており自分を悪魔の為に働く特別な人間と考えている(プレン)
・被害者を殺害する前に数日間水につけて苦しめている。慎重で我慢
強い(JJ)
・想像力がたくましく衣装から見て歴史オタクかシェイクスピアファン
だ(モーガン)
・ニコチンでの毒殺は非常にユニークで博識なのか他に指導者がいる
(リード)
・興味の対象が独特、社会的には独立した存在(プレン)
・一見普通で警戒されない。犯行の原動力は性欲などではなく悪魔で
幻想と思い込み(ロッシ)
・遺体で見つかった2人の他、被害者はもう一人いる。恐らく2月に
失踪したクリスティン・トレス(ホッチ)
・犯人の年齢は推定しづらいが恐らく20代から30代(モーガン)
・2人の被害者の殺された場所が離れている。ターゲット選びには特別
な拘り(JJ)
・女性または未成年の共犯者がいる(リード)

■連続殺人犯

あの施設に数字の番号と共にクリスティン、エマ、アリスの名前が
有った。いずれも被害者の名前で、エマは冒頭で発見された数学教師、
アリスは穴に埋められ水責めに有っていた人物。そしてクリスティン
は一番最後までオレゴン州ユージーンで行方不明になった40歳の主婦
だとしていた。

誘拐された時系列と行事・・・全ては数字に記されていた。

・2月28日がクリスティン。
・3月19日はエマ
・3月22日はアリス。

・3月1日は聖アイヒシュテットの日
・3月21日は春分の日
・3月24日は魔獣の宴

全ては悪魔教で生け贄を捧げる祭日だという。
11は大魔王ルシファーのシンボル。

聖金曜日、イースターイブ、一番重要な祭日は4月30日のヴァルプルギス
の夜で、聖金曜日の2日後だという。その日にまた生け贄が捕まるだろう
として急いで捜査が開始される。

■彼は絵に描いたものを殺す?

絵に描いたものと似た人物を捜して殺してて居たのかな。
絵があまりに下手クソだったので分からなかったけど(笑)
しかし流石に最後に腕のない絵が出て来た時には妹を示唆していたので
怖かったな。

結局ホッチとジェームズが争いになり、ホッチは井戸の中に彼を転落さ
せていたけど、足のすねの部分を棒で殴られていたホッチは相当
痛かっただろう。

金持ちなので妹のララには後見人候補が沢山出てくるとしていたし、
彼女最後には妊娠していたように見えたけど、妊娠することでまた
次の悲劇が始まる信号のようになっているのかな。

■その他

・知識の泉です

ガルシアがロッシからの電話に出る時の言葉。

・チョコレートマッチョくん

ガルシアがモーガンに話した呼び名。親しい人でないと黒人系の人を
チョコレートなんて言うと問題じゃないのか?

・所長はDr.リードみたくハイテク嫌い

カルテが電子化されていないとした際のガルシアの言葉。
夜にわざわざカルテを探しに行くというのだから怖い。
何かのホラー映画かと思った。

・キャサリン役のJuliet Landau

「バフィー 〜恋する十字架〜」「エンジェル」でドゥルーシラ役で
登場。

・ジェームズ役のKyle Gallner

「ヴェロニカ・マーズ」ではビーバー役。シーズン2のラストで凄い
ことになるけどね。過去にも何度か取り上げたので以下略。

■使用された曲

・Smoke Gets In Your Eyes by The Platters

■出演者

デビッド・ロッシ (Joe Mantegna) BAU創設に携わったベテラン
アーロン・ホッチナー (Thomas Gibson) リーダー
デレク・モーガン (Shemar Moore) 爆弾処理が得意
スペンサー・リード (Matthew Gray Gubler) ドクター
ペネロープ・ガルシア (Kirsten Vangsness) 解析
ジェニファー・ジャロウ (A.J. Cook) 国防総省
エミリー・ペレンティス (Paget Brewster) BAU

ジェームズ・ヒースリッジ (Kyle Gallner) 兄・26歳
ララ・ヒースリッジ (Madeleine Martin) 妹・16歳
キャサリーン・ヒースリッジ (Juliet Landau) 母親、繊維会社を引き継ぐ
ガスナー (Robert Englund) 捜査官
Dr.ボンズ (Sean T. Krishnan) 検視官
ルイス・シルス (Ezra Buzzington) 洋服の布地を鑑定
サラ・ギャモン (Kimberly Westbrook) 27歳、グラフィックデザイナー
アリス・プリチャード (Georgia Dolenz) 22歳、ポートランドカレッジ4年生
ティファニー (Teddy Vincent) 劇場の関係者
クロエ (Lora Plattner) ララの友達
アビー (Michaela Carrozzo) 遺体発見者
マイク (Everette Plen) 遺体発見者
— (Robert Allen Mukes) Male Visitor
— (Gary Brintz) バーテンダー
若い頃のジェームズ (Chase Mouser)
リック (Jett Dunlap) FBI捜査官、技師
エマ・ベイカー (Kerry Finlayson) 38歳オレゴン州メドフォード数学教師

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