クリミナル・マインド FBI行動分析課 Criminal Minds シーズン7 第8話 ホープ Hope

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第8話 ホープ Hope

脚本/Kimberly A. Harrison
監督/Michael W. Watkins

【ストーリー】

ガルシアは自ら被害者の会を主催していた。
そんなガルシアは自分のことを語る。今まで誰にも言わなかったこと。
ある夜門限を破る。週に2回目だった。午前3時に自宅に戻ったら
両親の姿はなく、電話が鳴って人生が止まったこと。親は飲酒運転
した車にひき殺されていた。私を捜して出て行ったところだった。
もし私を探していなかったら・・と。心の傷を癒したいでしょとし、
通い続けて思いを語ればいつかきっと少しずつ治ると語る。ガルシア
はモニカ・キングストンの様子がおかしいことに気がつき声を掛ける。
私は時が経つほど弱っていくという。2・3週間前娘とよく行ったパン屋
へ行きブロンドでツインテールの子を見たら誘拐された娘の面影を
見たという。ビルはそんなモニカの肩に触れて慰める。ガルシアも
今夜はここまでにしようと語り来週また遭おうと語る。モニカに
対して少し話さないかとガルシアは声を掛ける。しかしモニカは今週は
少し疲れていると語る。月曜日だよと語ると、昨日ちょうどホープ
が居なくなった日だから・・と。また今度誘ってと語る。
車に乗るホープは手紙に目を通す。「警察には言わないで、手紙を
書いたのがあいつだとばれたら殺される」と。そんな中ビルがモニカ
の車にやってくると、君もこれをもらったのかとしてチラシを見せる。
行方不明のホープのことが書かれたチラシで、モニカの車にもそれが
フロントガラスのワイパーのところに挟んで有った。誰が置いたのか
と問うと男と女が置いているのを見たというビル。僕の車で追いかけよう
としてビルは彼女を車に乗せる。

ガルシアは駐車場にいくとモニカの車が置かれたままになっている
ことに気がつく。

ビルはモニカを乗せて車に走る中、残念だけど男女は消えてしまった
と語る。昨日は辛かっただろうとしあの手紙が来て100回は読んだ
だろうと語る。モニカは何故手紙のことを知っているのかと問うと、
ボクがホープを取ったんだという。

ガルシアの通報を受けて巡査がやってくるがこれだけでは失踪とは
認められないという。モーガンがやってくると後は任せてくれと語る。
ガルシアは絶対に何かが起きたとすると、彼女をまずは落ち着かせる。
モニカが誰かと出かけた可能性は無いのかと問うと、昨日彼女の娘
が誘拐された日でもう5年も経つのだという。犯人はまだ捕まって
おらず娘の手がかりもないこと。捜査は打ち切りになったとすると
自殺の可能性を問うが、ガルシアは彼女は強い人なので絶対にないと
語る。モニカの車には鍵がさしたままだった。バッグも置いたまま。
手紙も置かれていて差出人がホープになっているという。

モニカはビルに対してどういう意味で取ったというのかと問う。
彼女がどうなったか知りたくないかという。最初から説明しないと
いけないという。警察に言ったら二度と会えなくなると語る。
このガソリンカタンドを覚えているかと問うと、ボクが初めてホープと
遭った場所だという。君はあの時チョコバーが欲しいと言ったホープ
に棚に戻してくるよう言っていたとすると、夕食前だったからだと
いう。あの子は知らない人からお菓子を受け取らないこと。それで
決めたのだという。
これは君が決める番だとし今すぐにここを出て行くかボクと来るのか。
あの子の所に連れて行くとすると今もあの子の好物だとしてチョコ
バーを渡す。モニカが先に決断したように彼の車に乗り込む。

ブリーフィング。
ホッチはガルシアの変わりに概要を説明する。
7年前の昨日、ヴァージニア州マナサスでホープ・キングストン(8歳)
が自宅前で浚われたとし、ホッチは恐らく生きて居ないと語る。
数時間前に母・モニカが姿を消したこと。ガルシア主催の被害者支援の
会の後だという。犯人が被害者家族と接触した例はヨラン・ファンデル
スロートなどがあるというモーガン。ロッシは2件の事件に関連は
有るのかと問うと、モニカの車にホープからの手紙が有ったという。
自殺の可能性を問うロッシにそれはあり得ないと語り彼女はホープが
生きて居ると信じていたという。JJは父親はどうしたのかと問うと、
ホープが生まれる前に交通事故で亡くなったという。手紙は切手も
消印もないので直接届けたのだろうとし、ホープ本人が書いたかどうか
文章を鑑定してくれという。名前の隣にチョウチョが書いてある
とし意味がありそうだというリード。
プレンティスは自発的かも知れないとし、今もホープを捕らえていると
言われてついていったのではないかと。モールのすぐソバで人を浚う
のはリスクが高いという。最後に彼女を見て居る私だというガルシア。
ホッチは同一犯だろうと語る。

モニカは何で前の家に行くのかと問うと、なれそめを話したいという。
あの子は何時間も外を走っていたとし、風と戯れるチョウチョのよう
だったという。8歳の時のホープが仲良しのヘザーと遊んでいる姿を
想像する。あの子に見とれていたんだと。

そんな会話をしていると突然今の家の持ち主であるディーンが車の窓
を叩く。モニカに何か用なのかと問うと近くに来たので寄ってみた
だけだという。大丈夫かと問われると、もう帰るところだと語る。

プレンティスは行方不明の親が引っ越しするのは珍しいというと、
ロッシはホープを探すのに金をつぎ込んでローンが払えなくなったの
だという。元の家の近くに居たくてすぐソバに家を借りて玄関マットの
下に鍵を隠し、タイマーで電灯がつくようになっているという。

■感想

今回の事件はガルシアが主催していた被害者の会が事件発生のきっかけ。
そういう会に来る人は少なからず弱っている事が多いので、それを
狙ってくるような人も居るのでしょうか。そうだとしたらかなりの鬼畜
って感じがするんだけど・・

ガルシアが気がつかなければ、モニカは確実に死んでいたし、ガルシア
が最後までモニカのことを信じていて自殺ではないことを主張して
最後まで頑張ったところがあったな。
そして何よりも真っ先に駆けつけてくれるのがモーガン。
ガルシアにとってはありがたい存在。そして今回はガルシアのトラウマ
も何のその。彼が交渉人として中に入って犯人に投降を呼びかける
流れを作っていった。

ガルシア自身も両親が失った時のことを語っていた。
今のガルシアからはあんまり想像が出来ないけど、門限を破って遊んで
いた結果、両親はそんな娘を捜しに行った際に飲酒の車に轢かれて
しまったようだ。

■人を操る気持ちが悪い奴

何と言っても犯人のJack Colemanの不気味な演技が目立つところだった。
Jack Colemanといえば「HEROES」のノア・ベネットでも当初は不気味
な役所だし、色んな役に出るけど、この役では瞳孔が開いたままで
妄想の中に生きて居るような人物像でとても気味が悪かった。

決して逃げられないわけではないところで、巧みに逃げられないように
見えない鎖で繋いでいるところなど相手の心理も巧みに掴んでいる
んだよな。

元々小児性愛者のようなのに、何故その趣向が変わったのか。

■事件自体はそう難しくない?

誰がモニカを連れて行ったのかは明らかだったし、見つけること自体は
訳がなかったと思う。ただモニカが自主的に車に乗っている映像
を見ると普通の警察ならば捜査はしないんじゃないかなと思わせた。

犯人がガルシアの被害者の会に参加しているとしって思い出す為に
催眠術のようなものを利用し、当時の状況を一言一句つかみ出すという
ことを行う。目撃証言って宛にはならないと言われるけど、一度見て
居るものは脳に刻まれているので深層のところまで入り込めれれば
正しい答えというのは導き出されるのだろうか?

■誘拐の予兆

詳しく話を聞いていくと、ビルはホープが誘拐される半年前には12歳
の女の子が学校帰りに知らない男に写真を撮られて3週間後には
自宅の窓が覗かれ、泥棒が入り、盗まれたものは服だった。
犯行の手口はエスカレートしていくという、いつも通りの犯人の
傾向が必ず存在していた。

7年前の彼は性癖型児童性虐待者だとされていた。
その性癖が色情型妄想に発展。

当時ホープと一緒にヘザーという似たような子と遊んでいる姿が有った
けど、何故ホープが狙われてしまったのか。

■ホープの死

ホープが死んだ為に新たなホープを作ろうとしている姿が有った様子。
その為にモニカを誘拐して彼女との間に子供を作ってホープと
また関係を持とうとする。しかし当然ながらホープという人物が
形成されたのはビルとの間に関係を持って出来た子供ではない。
そもそもモニカとの間に出来た子と恋愛ごっこするのであれば、
近親相姦になる。
ホープが亡くなったのは、彼との間で妊娠したことがきっかけだという。
それがきっかけで自殺したというのを見抜くBAUもやっぱり凄い。

しかしビルがホープを望んでいたのであれば、モニカを殺すハズは
絶対にないとは思うんだよね。

■ラスト

結局ビルは観念して銃を下ろしたけど、モニカが彼を許すはずもなく、
彼女が射殺することになった。

しかしモニカは夫も失いそして娘も失い不幸すぎて見てられないって
感じだったな。

■使用された曲

・Come On by Mushroomhead

■出演者

デビッド・ロッシ (Joe Mantegna) BAU創設に携わったベテラン
アーロン・ホッチナー (Thomas Gibson) リーダー
デレク・モーガン (Shemar Moore) 爆弾処理が得意
スペンサー・リード (Matthew Gray Gubler) ドクター
ペネロープ・ガルシア (Kirsten Vangsness) 解析
ジェニファー・ジャロウ (A.J. Cook) 国防総省
エミリー・ペレンティス (Paget Brewster) BAU

ウィリアム(ビル)・ロジャース (Jack Coleman) ホープを運命の相手と妄想
モニカ・キングストン (Brigid Brannagh) ホープの母
ヘザー・ウィルソン (Hayley Chase) ティーン
ディーン・ミラー (Ted Heyck) 元モニカの自宅に住む男性
ホープ・キングストン (Erin Sossamon) ティーン
アンダーソン (Brian Appel) 捜査官
ホープ・キングストン (Reganne Sheely) 若い頃
ヘザー・ウィルソン (Caroline Labrum) 若い頃
— (Sean Hemeon) 捜査官
— (Lauren Stone) Support Group

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