西海岸捜査ファイル ~グレイスランド~ Graceland シーズン2 第12話 過去の残響 Echoes

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第12話 過去の残響 Echoes

監督/Russell Lee Fine 脚本/Daniel Shattuck
William Rotko

【前回までのあらすじ】

カルロスは空輸での密輸作戦を一週間後に出荷開始だと語る。
ルシアはジョニーに仕事は一度きりなのかと問うと、ジョニーは君に
鬱は付かないと語る。金が入ったら一緒にここから永遠に出ましょう
というルシア。銀行強盗をしてヤツも金が無くなれば動かざるを得なく
なるというマイク。いざ強盗するとアンバーはチャーリーを閉じ込め
あんたの尻ぬぐいをしているとし、あんたもグルなのかと問う。マイク
が金を持って逃げたという情報を遠巻きにブリッグスから聞いていた
為。しかしブリッグスはマイクが自分をフアンの件で脅していた人物
ではないと知り、マイクが打たれる前にブリッグスがアンバーに銃を
撃つ。マイクはシドに対してバカだったと思っているだろうとして
金は預かっておくというと、オレはまで手錠に繋がれていないぞと
強気に出るシド。マイクは施設への潜入の際、気に入ったもらうと
語る中、ペイジは最低のクソ野郎だと語るとスラに殴られる。それを
横目に立ち去るマイク。マイクの傷は額に一つ、コメカミに一つ、
手のひらに一つだとペイジはブリッグスに語ると何が言いたいのかと
問う。マイクが幾ら任務に厳しくても人を殺すヤツとは思えないという
とペイジは隠したのかもという。一人でも育てられるが嫌だとして
チャーリーはブリッグスに告げる中、彼女がブリッグスに対してフアン
特別捜査官とやりとりしているテープを彼に電話して流している本人
だった。一週間前に入手したとし、何故隠したりするのかと。話す機会
を何度もあげていたのだというチャーリー。

【ストーリー】

グレイスランドでブリッグスはチャーリーの部屋に行くが、彼女は
室内には入れずドア越しに語る。あの時も見捨てるようなことはしなか
ったとして君の傍に居る事を語る。しかし彼女はもう傍には居られない
とし、この家を出て行ってくれと語る。あなたに選ぶ権利はないとする
チャーリー。しかし君が取り上げない限りは権利があるというブリッグス。
本気で私にそれをさせたいのかと問うと、フアンを殺す気は無かった
ことを語る。しかしフアンのことではなくずっと嘘をつくことが私を
守ることだと思っていたのかと問う。ブリッグスは自分を守りたかった
だけだと語ると、チャーリーはお休みと語り会話を辞める。

マイクとジョニーとDJは砂浜に来ていた。
シドのあの顔と来たら必死でためた金を目の前にして手も足も出せない
といった感じで痛快だったというマイク。そんな中、銀行強盗事件で
使った証拠品を燃やすためにジョニーは大量のアルコールをかけて
燃やす。
思えば最初はバスの捜査から始まったこと。それがカルテルと汚職刑事
まで一網打尽に出来るところまで来たこと。信じられないよなという
マイクだが、俺たちの仕事ではよくあるというDJ。マイクが興奮している
というジョニーはDJと共にマッサージしてやるかと語る。あの一歩の
ところだぞというマイクに、その一歩が遠いのだというDJ。エサはまいた
がシドが食いついてこないこと。ヤツの300万ドルを奪ったのに・・。
でもアイツも分かっているハズで、動けばマイクに追われるのだという
ジョニー。DJはオレならそんな金は諦めるとし働けばいずれ悪くない
年金が入るのだという。しかしヤツは違うというと負けたままでは
逃げないというマイク。人生には勝つよりも大事な事があるもんだと
いうDJに、例えば生き延びるということだと語る。

カリフォルニア・モハベ砂漠。
蒸し暑い砂漠に輸送機から金が落ちてくる。DJとジョニーも作業に
かり出される中、砂漠は嫌いだというジョニーにお前はメキシコの
砂漠出身だろというDJ。ロングビーチの方だと語る。
男から2千万ドルを夜までにソラノに届けろと言われる。
少しはこの金をくすねたいと思ったことはないかと尋ねると、お前達
はソラノのことが分かっていないとし、逆らうと後悔するという。

シドは電話で新人を連れて来るとし、きっと気に入るだろうと語る。
取引方法は前と同じだが、一つ頼みがあるとしてカリートは立ち会わせ
ないでくれという。最近どうもアイツは信用出来ないという。
ブリッグスはシドの元にいくとみんな非番だという事を聞かされる。
街の犯罪も休みなのかと嫌みを言うと、明日みんなで遠出するので
ブリッグスも来てくれという。何処に行くのかと問うとメキシコの
テカテだという。ソラノとの契約は切れたのではないかと問うと、また
契約したいらしいという。お前は金を受け取って連中を守る気が有るか
と問われるブリッグス。もし数ヶ月前に同じ質問をされてたら答えは
違っていたかも知れないとし、子供が生まれるのだという。まだ妊娠
初期だがオレは子の将来の為ならば何でもするという。それなら
朝一番で出発だと語る。

DJとジョニーは受け取った大金をグレイスランドでマーカーを付ける
作業を行う。DJはこんな大金見た事が有るかというジョニーに質問する
と、偽金ならば・・という。それなら本物は見たことが無いんだろう
というと、本物同然の金だから見たのと同じようなものだという。
モナリザの絵を見たかと聞かれ、ポスターの絵を見て見たって答える
のと同じだというDJ。

■感想

何だか展開が混沌としてきて、残り1話じゃとても解決しないだろう
みたいな流れが形成されている。
特にシドが権利を元にわざわざFBIの支部にまで乗り込んできた流れ
は、大胆というか虚を突かれた感じなんだけど、あれだけの金を押収
したのにシドと金の流れの裏付け捜査はしないんですかね。違法に
取られた金なので幾ら犯罪の金でも調べられないとする自信が有る
みたいだけど、そもそもそれを言ったら潜入捜査って認められていない
権利も同然のような感じ。

あの盗聴器だかGPSを仕込まれたことに気がつかないマイクも
ちょっとどうかな。
せめてグレイスランドの入り口には何らかの電波チェックするような
装置でも設置したらどうか?

カリートの動きも気になるし、カリートが誰と精通しているのかという
ところもまた気になる。新しい仲間と政権交代の為に動きが有るの
だろうけど手を組んでいるのは誰なのか。

チャーリーとアンバーの関係も気になるね。
チャーリーは特に妊娠していることも有るので。
そして何と言ってもマイクはブリッグスがフアンを殺してしまった
事故についてどう処理していくのかも気になる。昔のマイクならば
確実に逮捕していたのだろうけど、潜入で現場の数々を体験していく
ウチに、書類仕事をしているものたちには分からない現場の状況が
有り、彼が必要だと見れば、またリナの件同様にもみ消そうとする
流れとかありそうだ。

しかし今回は何だか時間の流れに違和感が有ったな。
翌朝にはメキシコにいくというシドの主張が有ったので、クラークの元
にシドが居た時には、時間的感覚が見て居て狂ってしまったる

■各捜査官たちの動き

■ブリッグス

チャーリーからの信頼を完全に失ってしまった。
子供のためには何でもやるという彼の決意表明は良い方にも悪い方にも
受け止められる。

先日の銀行強盗の件で、ブリッグスの正体がシドにばれていないのか
とか、今回のマイクがGPSだか盗聴器を服のポケットの中に入れられた
件で、盗聴器ならばマイクとブリッグスの会話を聞かれていただろうし、
恐らくシドがグレイスランドに足を踏み入れたことからGPSだったのだろう
けど、一緒に写っている写真を見られてしまい、最悪の結果になり
そうな下地ができあがっている。

そしてチャーリーもまたブリッグスの殺人テープの件をマイクに託す
結果となったが、当時フアンからブリッグスをマークしろと言われて
いたマイクにしては、どうも煮え切らない態度を見せていたな。

■チャーリー

妊娠中なのであまりアクティブに動くのが難しい気がするんだけど、
アンバー捜索のために動くことに・・。

アンバーはブリッグスによって背中を打たれたハズだけど、
先週の「ホームランド」S4-10のタリバンのハッカリ同様に撃たれても
生きて居るという状態。しかもアンバーの場合、彼女のアジトを調べた
ら自らの手で背中の銃弾を抜いた様子。背中の銃弾をどうやると
自分で採れるのか?っていうか銃弾を取り除けば終わりだと思っている
のか、その後止血だけでなく薬物で感染症とか様々な病気の危険性
が待っているのにね。

アンバーが使用していたCO2、アルゴンガスなどがパシフィック工業
という会社である事を知り、その従業員のデュークに話を聞きに行く。
デュークは別れた妻が云々と語っていたけど、実はアンバーが元妻
だったりしないのかな。
「よく言うだろ、泳ぎの名人も水の流れに掴まる」。
無理矢理そんなことをいうデュークにアンバーの居場所を吐かせていた
けど、緊急用の新しい番号というのは、アンバーに取って本当に緊急の
意味を示すもので、リスクを知らせる為のものではないのかな。

チャーリーが捜査官だということがばれているのかどうか。
貸金庫の中で閉じ込められていたのに逮捕されなかったというだけで
十分相手に警戒されるだけのものがあるように思うけど・・

チャーリーと産科医の話はちょっと面白かった。
妊娠した子をピッナツとして例えていた。医者もこれから35週間は
ピッナツとあなたは一心同体だとして、あなたが苦しめばピーナツも
苦しむことを言われた。

最後はアンバーとその仲間達によって拉致されてしまった。

■ジョニー

今回はDJと行動を共にしていたシーンが多かった。

なんとかしてルシアを助けたい感じだけど、メキシコに戻ることが
出来るのか。今回のソラノカルテルの作戦ってどういう意味が
有ったのか分からないけど、モハベ砂漠に麻薬とか銃器を送ること
に成功したのかな?組織の男から金を受け取ってそれを仕込んで金の
流れを追おうとしているようだ。
金にマーカーを付けているシーンでは、ペイジが来たりブリッグス
が来たけど、忙しいとして手伝うことは出来ないとして完全に
スルーされていた。

ジョニーたちがメキシコに戻りカルロスらと面会した後に、ルシア
と遭っていたシーンでは何処かでカリートが見て居ないかかなり
不安だった。逃げる手はずを整えていて、明日の朝、2号線沿い
の古いホテルの9号室に来てくれとルシアを誘う。

この前見せてくれた馬”ラ・ソニャドラ”に人参を挙げて良いですか?
とカルロスに許可をもらっていたけど、何かの暗喩にも思えてしまう。

ルシアは父親から金の無心をしていたけれど、自由に使う金が
欲しければ働けと言われていた。金には結構厳しい父親なのね。

■DJ

今回はジョニーと行動しているシーンが多かった。

ジョニーが気を引いているウチに、DJがシドに渡す金を旧札のバッグと
取り替えていた。ただカルロスは一つはパートナーの分としか言って
いないので、ホントにシドに渡るのかは謎だなと思っていたら、後に
ルシアが逃走時に金を持ってきてしまい折角の苦労が水の泡に・・(笑)

金をいじっている時にカリートが近づいてきた。
オヤジが他人に金を触らせるとはなとして、DJに話しかけてくる。
カリートはDJを仲間に引き入れようとしているみたいだけど、
金をもらえればなんでもやるというDJのセリフを見ると、逆に金さえ
払えば簡単に裏切られることも意味しているので、カリートが信用して
いくのかどうか。少なくとも来週の最終話で何らかの形でカルロス
は殺されて、シーズン3に続くって形になりそうだから、どうなること
なのか。ジョニーが無事に逃げられると良いんだけどね。

■ペイジ

相変わらずリナの件でマイクとはギクシャク。
ジョニーとDJとの会話の中で、まだロシア少女(ウクライナ)を探して
いるのかとした際に、リナは死んでいるということをペイジは考えて
いる様子。私に知られたら施設は潰されると分かっていたので遺体を
焼いて失踪に見せかけたんだという。
ジョニーはマイクはそんなヤツではないと否定するが、ペイジはあなた
の知っているマイクは存在しないと語る。DJもまたペイジに加勢するよ
うに人間は状況次第で何でもするから・・と語っていた。

ペイジからマイクに質問が有った。
ペイジはあの時の潜入は無謀だったとして自分の非を認めつつ、
スラが私の顔を殴った時にはどう感じたのかというもの。

しかし潜入するのだから殴られるくらいのことは有るハズで正直
殴られることに憤りを感じ、それを助けてくれないとして文句を
いうくらいならば捜査官はしない方が良いと思う。

ペイジが今回は聞き分けのない人物のようで、普通の捜査官ではなく
自分たちが潜入捜査をしているということ自体を見失っているように
思うのは気のせい?

そして空港のCBP職員から空港でリナ・アロチェカ・ヴェセロフを
保護していることを言われて向かう。父が病気なので変わりに来たと
していたけど、どうやらリナと名乗る人物はイリーナというリナの
妹の様子。しかしよくそんなにアメリカに来る金を持っていたな。

手紙は確かにリナからのものだとしていた。
自分の事をザイチック(ウサギ)と呼ぶのは彼女だけだとし、手紙には
「女の人が助けてくれた。悪い男の家にいるがもう逃げた。奥さんの
欲しい男から逃げてトラックに隠れた。」

ペイジはイリーナに手紙の折り方について尋ねていた。
文字を書いた面が外側になっていたのかどうか。
ペイジはリナから聞いた話をマイクが書いたと思っているのか。
リナが奇跡的に生きて居たら良いんだけどね。
殺されるリナを火葬場に入れる際にマイク涙していたし・・

■マイク

今回のマイクは散々だった。
ペイジからは責められ、幼い頃の祖父の山小屋に行った時のキツネが
罠にかかった時の行動について例えとして、ペイジの話を当てはめて
説明した。

「ホントに辛いのは2つに1つの道を選ぶときだ。ただじっと死ぬのを
待つか、それでも自分の体の一部を犠牲にして紙ちぎって助かる可能性
を取るか。」

良い例かと思ったら、ペイジからは殴られたのは私なのに自分をキツネ
に例えるなんて・・と突っ込まれていた。

選択したのはマイクなんだから別に間違っていないし、ペイジだけが
傷ついているとは思うなと小一時間。

更にシドがFBIに乗り込みゲッティ銀行の捜査の違法性を説きにやって
くる。地方検事補にも訴えることを語っていたけど、そうなれば全ての
調査はシドにも及ぶはずなのに、なんか最前線では生死を賭けた捜査を
しているのに、マジでバックアップ無し。ホントFBIはクソですね。

シドのことをブルボッコしたけれど、結局実利を取ったのはシド。
服にGPSが仕込まれて、グレイスランドに足を踏み入れられてしまった。
もう少しセキュリティを何とかしろって感じ。

■使用された曲

■出演者

マイク・ウォーレン (Aaron Tveit) “リーバイ”、FBI特別捜査官
ジョー・タトゥーロ (Manny Montana) “ジョニー” FBI特別捜査官
ポール・ブリッグス (Daniel Sunjata) FBI特別捜査官
デイル・ジェイクス (Brandon Jay McLaren) “DJ”、税関
ペイジ・アルキン (Serinda Swan) DEA捜査官
キャサリン・デマルコ (Vanessa Ferlito) “チャーリー”DEA捜査官

シド・マーカム (Carmine Giovinazzo) マイアミ警察
アンバー (Brit Morgan) 技術班、ビリーの仲間、爆薬のプロ
アーチー (Coby Ryan McLaughlin) シドの仲間、マイアミ警察
カルロス・ソラーノDr. (Nestor Serrano) ソラノカルテルのドン
カリート・ソラーノ (Erik Valdez) 息子
ルシア・ソラーノ (Jamie Gray Hyder) 姉
イリーナ (Tina Ivlev) リサの妹
クラーク (Dameon Clarke) ADIC、マイクの上司?
マルティネス (Lynn Moore) シドの仲間
ホッジス (Charles Harrelson) シドの仲間
— (Rene Granado) Lieutenant
Dr.ハドソン (Chaz Mena) 産婦人科医
デューク (Bill Kelly) パシフィック工業
— (Keith C. Wade) CBP Agent
— (Cyndi Crotts) Bullpen Assistant
— (Jasonn Gonzalez) Amber’s Bad Guy
— (Galilea La Salvia) 少女
— (Loren Ferguson) LAPD
— (Robert J. Fox) Undercover FBI
— (Stephen McWilliam) Limo Driver

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