エージェント・オブ・シールド Agents of S.H.I.E.L.D. シーズン2 第9話 地下に眠る都市 Ye Who Enter Here

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第9話 地下に眠る都市 Ye Who Enter Here

脚本/Paul Zbyszewski
監督/Billy Gierhart

【前回までのあらすじ】

カルビンはレイナによくやったとしてオベリスクを持ってみろと
語る。ホワイホールに対してカルビンはこれを探しているのだろう
という。予言者に触れるものした街には入れないのだという。
当然街の中の聖堂にもだと。ウォードはシールドに関する知識がある
としてホワイトホールから受け入れられカルビンにも紹介される。
一方カルビンはオベリスクに詳しいので協力すれば成果を出せる
という。ボビーとハンターは距離が縮まる度に疑心暗鬼になる
ことを懸念するも、二人は愛し合う。コールソンはやってきたこと
は全てこれに繋がるものだとして、この地形と同じ場所を探そうと
語る。スカイに対して地球上に存在するなら必ず見つかるとするなか
ついに一致する場所が見つかる。

【ストーリー】

スカイは一人の状態になりコールソンの名前を呼んで走り回る。
みんな何処にいるのか。オルゴールの音が流れ始めると、あの音は
一体何なのかと疑う。スカイの目の前には箱が置いて有り、更に
後ろからコールソンが現れる。コールソンはこれが任務だとし、箱を
開けようとすると妙な感じだろうというが、スカイは開けてはダメだ
と語る。しかしスカイは突き飛ばすと箱が開いてオルゴールが鳴る。
その背後で赤ちゃんの声が聞こえる。
メイはコールソンに対して犠牲を払わなければダメだとし、毒の木
には毒の実がなると語る。コールソンは分かっていると告げ、
さようなら可愛い天使と語る。二人はそういうと赤ちゃんを置いて立
ち去る。箱を持っていたスカイは自分の体が黒くなっていくのをみて
助けを求める。

スカイの見た夢だった。
コールソンが彼女を起こしに来る。ついについたぞと。

マックは長官にあげるというラジコン模型を走らせていた。フィッツ
は何を貢いでも休みはもらえないとするが、本物の「ローラ」触りたい
アピールだという。ボビーとハンターが仲良くしているのを目にすると
嵐になりそうだと語る。フィッツはマックに手伝って欲しいというと
シモンズにケースを渡して来てくれないかという。いずれ話をしなけ
ればいけないんだぞというマック。

シモンズはトリプレッドと一緒に居た。運が良かったとし、もしも凝固剤
を使っていなければ今頃トリプレッドは・・。一週間はベッドで安静
にすべきだとするが大丈夫だという。あの医者が居たお陰で・・と
会話しているとスカイがやってくる。スカイは自分の父親のことを
話していると察して別に気を遣わなくともよいと語りどんな人だったのか
と問う。異常な人か?と問うと、遠慮しないで良いという。
父もウォードもオベリスクも街も全部が異常だという。なんだか凄く悪い
予感がしている事を語る。誰かに撃たれる予感なら、既にオレが
撃たれたぞというトリプレット。シモンズはポジティブに考えましょう
と語る。幸せのおまじないだとしてコンコンと机を叩く。

ヒドラの動きが活発だった。オペリスクもオペリスクの使い方を知るもの
も向かうの手にあるという。今のところオベリスクは非常に強力な
武器だということだというコールソン。ボビーとシモンズが潜入して
いた時にホワイトホールは大量殺戮兵器を作ろうとしていたとし、何百
万人も殺せるようなものだという。オベリスクがそれに該当するのか。
オベリスクを作動させるにはある所に運ぶ必要が有ること。
威力を解き放てる場所だというコールソン。街の中の聖堂だという
スカイ。街の場所は突き止めてあるとしヒドラは知らないことだという。
この間オーストラリアで軍の衛星ネットワークに侵入して地球全体に
多重スペクトルのスキャンをかけたとし、街の立体図と一致する古代の
岩石層を探したが見つけたのだという。それはバミューダトライアングル
なのかというトリプレットに、あの海の影響など我々が80年代に解き明
かしたというコールソン。じゃあアトランティスか?と問うと、コール
ソンはプエルトリコだという。垂直のトンネルが地表近くまで届いて
いるから地下都市への入りぢくらしいが殆どが海底に埋まっていると
いうスカイ。しかし例外はプエルトリコのサン・フアンだとし、ここ
から街に入りトンネルの構造を調べた後に聖堂を探すという。街ごと
吹っ飛ばすぞとコールソン。オベリスクはどうするのかと問われると
解決は一つずつだという。

カナダ・バンクーバー。
チャドはレイナと共に喫茶店に来ていた。チアウォーターを注文して
いる中、レイナは次の旅行は上海はどうかと語る。贅沢だなという
チャド。レイナはメイが尾行していることに気がつき声を掛ける。
私に発信器を埋め込んだのだからつけ回さなくても良いのではないか
という。しかしメイではなくメイの形をしたエージェント33だった。
レイナに対してホワイトホールがお呼びだと語る。外にはヒドラの
工作員たちがいた。レイナは店から逃げる中、ビリー・ケーニグは
次を右折した方が良いと語る。サム・ケーニグは説明は後だとし、
下心はないとして私はシールドだからと語る。ハグして離れない様に
じっとしていてくれと語るとケーニグは傘を開く。するとステルス
作用で周りから消えてしまう。これは長官の指示だとして、レイナ
のIDカードが必要なので写真を一枚撮る。

ビリーはメイにそっくりだったと報告。顔に傷が有ったとすると
それはエージェント33でありナノマスクでメイに変装したがメイが
電気で彼女の顔を焼いたというコールソン。ヒドラは何故レイナを
殺そうとしないのか。2人組が4チーム戦闘要員ではなく監視して
いたと語る。

■感想

今回もストーリーは二つの流れに分かれていました。
一つはレイナ回収を巡るカナダ・バンクーバーに行く流れ。
一つは軍事衛星から多重スペクトルのスキャンを掛けて見つけた
オベリスクが本来力を発揮させられる場所である地下都市・聖堂が有る
プエルトリコ・サン・フアンでの任務。

この手の古代遺跡ものや潜水艦もので毎度「ふしぎの海のナディア」
例に出して申し訳ないけど、ストーリーがもの凄く似てる(笑)
孤児として育ったナディアたちが活躍するもので、ブルーウォーター
を巡った争いが起きること。異星人のDNAを持たないものがそれに触れ
ると砂になってしまうこと。ナディアたちは自らのルーツを目指して
アフリカを訪れたけど、ここではプエルトリコが舞台のようだ。
ナディアのキャラクターにこのドラマのキャラクターを当てはめると

ホワイトホールはガーゴイル。
ナディアはスカイ。
ネモ船長はカルヴィン。

グランディス一味が、それぞれボビー、ハンター、トリプレットに
該当するのか。

ガーゴイルは神罰の光と称して世界中の街を破壊しようとしていた
けど、それと同様のことをやろうとしている感じにも思える。

結局ホワイトホールは街の中に入ろうとするがガーゴイルだと考えれば
異星人のDNAは無くて消滅するんだろうな。

■カナダ編

レイナを救出する為にメイを中心として救出隊が編成された。
ケーニグはメイ(騎兵隊)が来るのかとして喜んでいたけど、久しぶりに
メイが騎兵隊だと聞いたな。

既にあのステルスの装置が実用化されていて、バスだけでなく傘にも
応用されているところが驚く。

かつてコールソンはレイナを泳がしたりして色々と逆転劇を演じていた
けど、ここのところヒドラにやられっぱなしということで、最後に
実のあるものを取るところはヒドラになっているところはちょっと
切ないな。コールソンならバックアッププランを持っているかと
思いきや、最近はどうもそんな展開があまりない。

レイナを助けたかと思いきや実際には彼女につけた発信器が逆に
仇となりウォードがステルス化したバスの居所を掴んでスカイを
連れて行きました。

彼は本当にヒドラの味方になってしまったのかって感じですね。
ホワイトホールはウォードがバスを破壊しなかったことに激怒していた
ので、結局の所どちらからも睨まれる状態ですが、途中のスカイと
メイたちの会話の中で、ウォードを殺したいと語っていたシーンが
印象的。

またカナダといえば、フューリーが残したシールドの秘密基地
「プロヴィデンス」のある場所で管理していたのがケーニグ兄弟
なので彼らが出てきました。「プロヴィデンス」に関してはS1-18辺り
でしょうか。

第18話 逃亡 Providence 脚本/Brent Fletcher 監督/Milan Cheylov -----------...

ケーニグ兄弟のサムとビリー。互いに身長は自分の方が高いと思って
いるようで・・背の低い方がサムだよ、ビリーだよと言い合っている
様が笑えたし、そんな兄弟がメイと似た人が居るなんて不気味だと
語る辺りに笑いのツボが有ったのでしょうか。
兄弟は一体何人いるんだ?の質問に13人だよと語るが、ジョークと言い
つつ本当に居そうで怖い(笑)。双子の一人は殺されたハズじゃなかっ
たっけか。ウォードに恨み節で語っていたけど・・
「ツブセ、コロセ、コワセ」・・「宇宙家族ロビンソンだよ」との
こと。元ネタはちょっと分からないです。

逃走する際にホワイトホールがオベリスクを持っているのかという
レイナに対して「正解、ご褒美は花柄のドレスだ」と言われている
ところが有りましたね。

レイナが何処まで本当のことを言っていたかは分からないけど、
スカイには本音を語るようで、オベリスク(予言者)は異星人のテクノ
ロジーであり触った人のDNAを読み取って選ばれしものかどうかを判断
するのだという。
レイナが逃げようとした所に、ヒドラも追いかけてくる中、メイが
バンでやってきてヒドラをドーンと車で轢いていくところが凄かった
です。
またスカイパパとの出会いをレイナに尋ねると、レイナは観光客相手に
小銭稼ぎをしていた時にタイで出遭ったという。

■プエルトリコ・サン・フアン

ここに行く前にフィッツとシモンズが語り合うシーンが有りました。
フィッツとシモンズの間にはわだかまりがあり、告白された後、ぐだぐだ
のままになっていましたが、シモンズとしては恋愛対象に思えないけど
常に近くに居ないと違和感を覚えるところが有るようで・・実にもどか
しい関係です。ただ「大親友」だと語って痛ました。
それに引き替えボビーとハンターも似たような関係かも知れませんが、
こっちは大人の関係を貫いている感じ。
フィッツはシモンズに科学部門を任せる事を告げ、フィッツはマック
と共にバスのガレージに写るとのこと。

スカイは取りあえず最初にカナダのミッションをこなした後に合流する
ことになり、スカイがコールソンに強くハグしているシーンが印象的
でした。冒頭で見た夢が影響しているのか。まるで赤ちゃんスカイが
置き去りにされた時のシーンの再現って感じの夢でしたね。

さて久しぶりに調査の為に「ねぼすけ」が登場。
ボビーのツテでディエゴという政治家から図面を入手。市の公文書館
に有ったようで、サン・クリストバル要塞は、過去オランダ、
イギリス、アメリカなどを撃退したところだという。

ボビーとコールソンが初めてプエルトリコに上陸した時はまるで
観光気分でしたね。
名物バナナフライを食べよう。トストーネのこと?カニを乗せるんだ。
この帽子おれに合うのではないかみたいにしてコールソンもショッピ
ングを満喫。

フューリーなら島を壊していたけど、コールソンは最小限の被害に
留めたいと考えていたようで・・

要塞の中に入るとアナが開いていてかなり深い感じでした。
ここには幽霊が出ることで有名で1634年からそんな噂が出始めた
ということ。
ただ電波などがここでも通じず、中に居たものたちとの連絡は普通。
そして「ねぼすけ」も穴から制御不能に落下してしまいました。
マックが中に入ることになり、下の床に触れた途端に苦しみ出しまし
た。彼には入る資格がないということなのか。

■その他

予言者のこと

レイナがこの件に詳しいのは祖母から聞いた先祖代々の伝説が元に
なっているようだ。天から舞い降りた青い天使の話。先祖たちは
「クリー」と呼んだこと。クリーの目的は変化で、予言者はクリーが
残したものだという。選ばれしモノが街に入ったときに真の力を見せる。

マックとボビー

二人は何かを計画しているようで、ボビーは
「彼は何も知らないし言うつもりはない」と語っていた。
ハートリーを失ったことで、寧ろハンターがおかしくなったのではない
かという感じもしていたけど、何が有るんだろうか。

■使用された曲

・Agents of S.H.I.E.L.D. Theme Song
Written by Bear McCreary

■出演者

フィル・コールソン (Clark Gregg) S.H.I.E.L.D.の捜査官
メリンダ・メイ (Ming-Na Wen) 捜査官、エースパイロットで兵器の専門家
グラント・ウォード (Brett Dalton) S.H.I.E.L.D.のブラックオプスの専門家
スカイ (Chloe Bennet) ハッカーグループ「ライジング・タイド」
レオ・フィッツ (Iain De Caestecker) 捜査官、兵器技術を専門
ジェマ・シモンズ (Elizabeth Henstridge) 捜査官、生命科学に精通

ランス・ハンター (Nick Blood) シールドの傭兵
アントイネ・トリップレット (B.J. Britt) エージェント
アルフォンソ・マッケンジー (Henry Simmons) “マック”、メカニック
ボビー・モース (Adrianne Palicki) エージェント、ハンター元妻バーバラ

レイナ (Ruth Negga) オベリスクに触れる女性
ダニエル・ホワイトホール (Reed Diamond) ヴェルナー・ラインハルト
ビリー&サム コーニグ (Patton Oswalt) シールド
チャド (Jeff Corbett) レイナとバンクーバーに居た男
— (Brittnee Garza) Cashier
ディエゴ (Carlos Rivera Marchand) プエルトリコの政治家、設計図

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