見えない訪問者 ~ザ・ウィスパーズ~ The Whispers 第9話 狙われた子供 Broken Child

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第9話 狙われた子供 Broken Child

脚本/Ubah Mohamed
監督/Brad Turner

【前回までのあらすじ】

レナはドリルに対して娘には関わらないでと告げ変わりに私が
話を聞くという。ミンクスはレナに対してドリルはその通りにすれば
頼みを聞くって言っていると語る。クレアはドリルは前にも
来ていたことを知る。1982年、父・ロンは次男のトーマスは
兄のエリオットを殺したのだという。ドリルの指示だと言っていた
という。クレアはトーマスの元にいくと、あなたの所に来たのは
息子・ヘンリーを救って欲しいからだという。トーマスはきっと
次の使者を送ったのだろうとし、僕の友達とは違うってことだと
いう。僕がドリルを殺したからだという。そんな中レナがドリルから
の命令でトーマスを銃で撃つ。彼はドリルの殺し方を知っているの
だとしてクレアは急いで蘇生し病院に運ぶ。

【ストーリー】

— 1982年 —
嵐の日、ロンは森の中に行ったトーマスとエリオットを探しに行く。
トーマスを見つけるがエリオットの姿がなかった。トーマスに対して
この血は何だと尋ねる。アイツのせいで仕方が無かったとしやるしか
無かったのだと語る。

— 現在 —
ジェサップたちはトーマスをマリアの居る病院へと連れて行く。
一体何が有ったのかと尋ねる医師のマリアだが、隣にはショーンが
居る事を知り、何でその人が居るのかと驚く。すぐに警備を呼ぶよう
指示するが、この人は記憶を取り戻しているとしてクレアは私の
夫だと語る。今はけが人を助けて欲しいとし、絶対に死なせないで
と語る。
ジェサップは発砲の事実はもみ消せないとし、既に発砲音を聞いた
住民が地元警察に通報している事を語る。いずれ警察がここに
来るだろうと。レナは私は人を撃ったとするが、ミンクスを守ろう
としたのだろうとしてウェスは慰める。親ならば誰でもそうすると。
今はあの人が死んでくれたらと思っている私は非情な人間だという
レナ。
マリアがやってくると安定はしたが出血が多いので意識は戻っていない
とのこと。
レナは警察に捕まってもミンクスには私がしたことを言わないでと
告げ、実家の母が倒れたので看病に行ったことにしてと語る。
しかしウェスは俺に任せろとし、俺なら特別扱いされるからとして、
自分が彼を撃ったとして病院に来た警察官に名乗り出る。レナは自分
も同行すると語る。

クレアは回復を待っては居られないとして、調べを続けようと語る。
ドリルを殺す方法を知っているのはトーマスだけで、家の中にはそれを
書いた日記などの手がかりがあるハズだという。警察にバレてフロマー
長官の手が回るのも時間の問題だという。しかしトーマスの見張って
いなければならないとすると、ジェサップが見て居るので何か有れば
知らせるという。

病院から出るとショーンは俺たちのせいでドリルを導いたと語る。
トーマスはずっと苦しんできたのに・・と。しかしそんなショーンと
クレアは捜査官たちによって囲まれてしまう。
レナもウェスも連れて行かれるのだった。

ジェサップはマリアに対して病室から全ての電子機器を取り除いて
くれと頼む。バイタルの確認などに機器は必要だとするが、そういう
ものがない時代から病院は機能していただろうという。昔のやり方
でやってほしいというと、マリアは詳しい事情を説明するよう求める。
患者の命を危険にさらすのだから知る権利があるという。
ジェサップは自分でも言っただろうとし、あの日原子力発電所で
理解を超える不思議なことが有ったこと。この件を解決する方法を
知るのはトーマスだけなんだという。この病棟から人払いをして欲しい
とし小児病棟を見たいと語る。

クレアやウェスたちを連れて行ったのはフロマー長官だった。
君たち三人は次々と問題を起こしているとして激怒。地元警察に
階級をあげるなどして口止めしないといけないという。クレアは
説明させてというが、根拠無い説明をされても解放はしないという。
クレアに対して息子が心配なのは分かるがここまでだとし、施設に
行ってもらうという。指示が有るまでそこで過ごせというと、解決
出来るのは私たちだけだという。手がかりを掴んだのだとしドリル
を消す方法を知っている人物が居るのだという。感情的で暴走している
のは子供たちが心配で巻き込まれているからで、犠牲にされるのを
黙って居られないからだという。敵を知るのは私たちだけで、使わない
手はないという。手がかりは確実だろうなと問われると、
今のドリルは2番目だと語る。1982年に危害が及ぶ前に消された
ドリルが居るという。私たちは敵ではないとし本当の敵は今でも何処か
で次の戦略を練っているという。時間がないというクレア。
一日だけやるので随時連絡をしろというフロマー。

■概要

1982年にドリルは存在していたが、確かにその際トーマスはドリル
を倒しており、今居るドリルはまた別の種の地球外生物だという。
どのようにして倒したのか気になる中、娘・ミンクスを助ける為に
レナがトーマスに発砲した為になかなかそれも聞けなくなる。
幸いにもトーマスは一命を取り留めて病院に入院するが、病院も
安全なところではなく、ドリルを倒したことを知る現在のドリルは
確実に彼の命を狙ってくるだろうことも有り、電気のない場所での
治療を求める。ショーンとジェサップがトーマスを見守る中、
ウェス、クレア、レナは何とかして倒す方法を見つけるべく、
トーマスの家や療養施設を調べにいく。

■感想

地球外生物も一匹見かければ、何匹いるのかって感じだし、原爆実験
によって地球にドリルのようなものたちを呼び寄せたにしても
どのようにしてやってきたのか。そして地球という場所がドリルら
の星にどれだけの情報が知れ渡っているのかなど気になるところが
多い。

前回のドリルの出現が1982年であり、今回は2015年なのか2016年なの
かは分からないけど、その二つの時間的スパンが意味することが
一体何なのか。

ドリル1号と2号はそれぞれ別々に地球にやってきたものなのか。
ドリル2号を倒しても3号が来ないとも限らない。
何の確証もなくドラマは進んでいく。

■人間はとことん他人を踏み台にする生き物

レナの行動は娘をドリルから引き離すための行動とはいえ、とても
正気ではないところが有った。そもそも理論的に解明されていない
し、人知の及ばぬ所で起きていることなのに、そんなドリルの言葉を
信用してトーマスを殺せば本当にミンクスからドリルが離れるという
保障も確証も何一つ無い。

途中で幾らでも自制心を取り戻すシーンは多かった。
人間ならば突発的とか瞬間的なことで自制心を失って間違いを
起こすことは有るけれど、あれだけ長距離の車を走って、しかも
何人もいてドリルを倒す事が出来る相手であることを指摘している
にも関わらず、レナは発砲した。

そして仕舞いには「親ならば誰でもそんなことをする」みたいな
流れでレナは免罪符を得ていきそうな勢いだ。ウェスは
「オレって特別」感を出して、罪から逃れようとしている。

■ドリルの都合の良さ

どうも実態がないので、不自然な行動を取る人間を見るだけで、
みんなドリルから指示を受けてのことをしているように見えてしまう。
病院を出たレイナたちが逮捕された時にも、この男達はみんな
ドリルによって何か取引によって操られるべき要素が有って行動して
いるようにも思えた。

ドリルが操るのは人間の心の弱さだ。

交換条件にはその人にとって都合の良いことが引き合いに出されている。
ただドリルが病気の人たちを常に治したりしているところが有るけど
そんな能力は何処から来るのだろうか。
脳には解明されていない部分が多いので、ドリルの電気信号が及ぼす
影響力が治癒力に結びついているのか。

■1982年の顛末・ドリルの退治方法

今回は1982年に何が起きたのかということが明確に描かれた。
トーマスがエリオットを殺したのではなく別の流れが有るのかと思った
けど、本当に殺していたとは思わなかった。
あの大雨の中で父親がトーマスを見つけた際に血が付いているとして
いたけど、あの雨なら流れ落ちるだろうとか思いつつ、トーマスが
殺したのはドリルに体を乗っ取られたエリオットだった。

■療養所を探す

今回はトーマスの部屋のジオラマが意味するもの。
そして療養所で撮影した写真とそれを撮影した人物。
「一本のロウソクがあれば闇と戦える」とするメッセージを残した
人物は誰なのか。

療養所は形を変えて残っていたが当時の職員は残っていないし、
カルテはデラウェア州の規則で7年分だけしか残っていない。
82年~92年までの10年間入院していたトーマスの記録が残っているハズ
もなく・・。
しかし改築前に小児病棟が2階であったことを耳にする。

レナは一人礼拝堂に行き、ラビのエズラに娘を守る為とはいえ
戻れないところに行ってしまったことを告白した。
そんなレナに声をかけた言葉が、トーマスの写真の裏に書かれていた
メッセージと同じもの。

トーマスが入院していた部屋を突き止め、写真からは鏡が有ったこと
を示唆するものがあり、その壁紙を剥がすとその下からは「デイブク」
と呼ばれる「人の魂に取り憑く悪霊」を意味するものが出てくる。

トーマスが殺したのはドリルが乗っ取ったエリオットだった。
トーマスは人工衛星を使って友達の信号を送る方法を見つけたとして
木の中に誘い込んで、エリオットを殺害していた。

ドリルは子供の体を乗っ取れる人物を捜しているという。
その人物は、大統領の娘・カサンドラになるのか、それとも
ミンクスになるのか、それともヘンリーになるのか。
大統領の娘というのが一番操りやすいんだろうけどね。

■使用された曲

・No One Would Riot for Less by Bright Eyes

■出演者

クレア・ベニガン (Lily Rabe) FBI捜査官
ウェス・ローレンス (Barry Sloane) レナの夫、国防総省の特別プロジェクト
ショーン・ベニガン (Milo Ventimiglia) John Doe
ジェサップ・ロリンズ (Derek Webster) FBI捜査官
ミンクス・ローレンス (Kylie Rogers) レナとウェスの子
ヘンリー・ベニング (Kyle Harrison Breitkopf) クレアの子、病気で手話
レナ・ローレンス (Kristen Connolly) ミンクスの母

Dr.マリア・ベナヴィデス (Catalina Denis) 医者、過去ショーンに拉致
フロマー (David Andrews) 国防長官
エズラ (Jay Brazeau) ラビ
ウィンタース (Martin Cummins) 大統領
カサンドラ・ウィンタース (Kayden Magnuson) 娘
トーマス・ハートコート (Jay Paulson) 一人で電機のない所で生活
若い頃のロン・ハートコート (Graem Beddoes)
若い頃のトーマス (Callum Seagram Airlie)
マイケル (Spencer Drever) ティナの兄、心臓病
ティナ (Ava Telek) 娘、ジェサップに注射
— (Olesia Shewchuk) マイケルとティナの母
— (Kathleen Duborg) Woman in Chair
— (BJ Harrison) Receptionist
— (Patrick Rinehart) 警察官
— (Alan Silverman) アテンダント
若い頃のエリオット (Logan Williams)

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