第7話 センレッド王の罠 The Castle of Fyrien
脚本/Jake Michie
監督/David Moore
【ストーリー】
モルガーナの世話が終わり彼女が寝たのを確認した後、侍女のグウェン
は自宅に戻る。するとグウェンの家には何者かが侵入していた。
抵抗しようとするが後ろにも仲間がいて口を押さえられたまま連れ去ら
れてしまう。その光景をモルガーナはキャメロット城の自室の窓から
眺めていた。
マーリンはアーサーを起こしに行く。朝ですよ起きて下さいというと
アーサーは毎回同じで飽きたと言い出す。するとマーリンはそれならば
として”さあ起きろ、いくぜ。デイジーはいかが?”と語る。白けたのを
知ってマーリンは却下ですねと語るとアーサーは物を投げつけてくる。
ウーサーはアーサーに対して下町の建設工事が遅れていることを指摘
しているとモルガーナがテーブルにやってくる。モルガーナの様子が
おかしいことに気がついたウーサーは理由を尋ねるとグウェンが今朝
来ないというのである。王は来ないのであれば変わりの侍女をつける
というが、アーサーはすぐに戻るよと語る。
しかしアーサーはその裏でマーリンに対して家まで行って様子を見て
来る様告げる。
マーリンはグウェンの家にいく。
室内を調べるが異変と言えば布きれが落ちていることだった。臭いを
嗅ぐと異常が起きていることが分かる。
その頃グウェンが連れて行かれた先は古ぼけた城跡で、そこにはモルゴ
ースとセンレッドの姿が有った。ミルガーナに聞いていた通りの場所に
居たのだというモルゴース。
グウェンはセンレッドの前へ連れて行かれる。
繋がれていた手首のロープは切られ旅は楽しんだのかと問われる。
お前に逢わせたい男がいるとし、そこに居たのはエリアンだった。
姉弟の再会は感動的だなと語る。一体何が目的なのかと問うといずれ
分かるというセンレッド。
二人は牢獄に入れられる中、グウェンは弟のエリアンにあなたは一体
何をしたのかと問う。誓って何もしていないとし奴らが突然鍛冶場に
来て引きずられたので為す術無しだったという。センレッド王の目的
は何なのかと問うが見当も付かないと語るグウェン。
その頃弟の苦しみを知れば必ず俺たちに協力するだろうとセンレッド
は考えていた。
マーリンはアーサーの元に行くとグウェンの家に有った布を見せる。
彼女は裁縫をするので布きれくらいあるだろうというアーサー。
臭いを嗅いでくれというマーリン。嫌がるアーサーだったがグウェン
を助ける為ということでアーサーも渋々嗅ぐ。すると突然意識を失う。
その布にはホグスウォートとバレリアンの混合物が塗られていた。
グウェンはセンレッドに対して弟を何処にやったのかと問う。お前の
話が先決だとしてオレたちに頼みを聞いてくれという。アーサーを
ここにつれて来いというと、グウェンは召使いの私に王子を動かす力は
ないという。手段は問わないのでつれて来いとし、一週間の期間をやる
という。従わないとお前のみて居る前で弟の心臓をえぐり出すと語る
センレッド。
アーサーは王やモルガーナにグウェンのことを話す。
衛兵が帰宅するのを見たきりだとし、恐らくグウェンは誘拐されたの
だという。捜索隊を出して欲しいとするが、王は認めないという。
ただの召使いだとするが、アーサーは姫の侍女だと語る。では衛兵
に下町の捜索をさせろとし、しかも昼間だけだという。守るべきは
王国であり召使いの為に兵は費やせないという王。
翌朝グウェンはモルガーナの元に戻る。
昨日はどうしたのかと問われグウェンは気分が悪かったと語る。
マーリンもグウェンに対して探したことを告げアーサーも心配していた
という。風邪を引いたというグウェンだが君の家まで行ったが留守だ
ったという。手首に傷跡が有ることを知ってマーリンは誰にやられた
のかと問う。大丈夫だかららとして涙するグウェンを慰める。
アーサーが君の事を好きだと何故知っているのか。彼は誰を守るにも
命をかけるというと、君には僕たちが付いているとし一人で悩むなと
語る。アーサーのことは巻き込めないというグウェンだが、マーリンは
逆の立場ならば助けるだろうと語る。
アーサーに話すとグウェンがセンレッドに閉じ込められていたのは
フィリエン城だろうという。商人のフィリエンがメレドア海岸に建てた
もので貿易の拠点にしていたが、戦争で貿易が途絶えて城は見捨てられ
たという。隠れ家には最適だが、侵入には困難だという。弟は必ず
助ける・・俺たちが・・という。センレッドの目的はあなただという
マーリンだが、ヤツは何年も前からキャメロットを狙っているという。
わざと罠にかかるのかというマーリン。そんな会話をモルガーナは
聞いていた。
そしてモルガーナは深夜になるとモルゴースと森で会う。
アーサーは作戦通りに彼女の為なら命をかけるとし軍隊は動かないと
語る。同行者はグウェンとマーリンだけだという。王子の命を奪った
も同然だとすると、彼の死後どうするのかと問う。ウーサーの子は
あなただけだとし時が来たらあなたが王座を継ぐのだというモルゴース。
■感想
最近ドラマではそれぞれの家族・血族の再会が多いけど、今回は
グウェンの弟であるエリアンが登場するエピソード。
グウェンが誘拐されて連れて行かれた先・フィリエン城には、
センレッド王、モルゴース、そしてエリアンが居た。
二人はグウェンに対してアーサーをここにつれて来いと要求。
つれて来なければ殺すとして脅してくる。
ウーサー王は相変わらず召使いの為だけに兵士を動かすことは出来ない
と語るし、国の為には当然といえば当然だけど、そこがウーサー王が
愛されない理由でも有る。
グウェンは戻ってくるが、マーリンは彼女が何か悩んでいることを知り
話を聞いていくことになる。
当然マーリンからアーサーにその事が伝わり、助けにいくことになる
が問題はウーサー王がアーサーが行く事を許さないということ。
一方で相変わらず夜になると赤い服着て出て行くモルガーナの姿が有り
モルゴースと作戦を練る。
アーサーがどんな形で城にやってくるのか。
モルゴースはモルガーナに対して指輪を渡すと、それを使ってアーサー
の行動が分かれば伝えて欲しいとのことだった。
そろそろキャメロット城も門番を置いて外出禁止にしてくれと小一時間。
アーサーがウーサーに外出する目的として説明するのは、モルガーナと
賭けをして負けた為に、姫が要求するという手に入りづらい用尺の絹を
2着分手に入れること。それを探すという名目で城から出ることになった。
■内通者はモルガーナ姫?
元から分かっていたことだろうと小一時間なんだけど、アーサーと
グウェンが恋心があるということを知っているのは数少ない。
今回犯人がグウェンを使ってアーサーを呼び出す中には、二人の関係
を知っているものだということでモルガーナではないかと語る。
しかし王の姫を非難すれば大変なことになるということで、一応ガイアス
の耳に入れることになった。
■エリアンを助けに行く
馬を走らせる中、アーサーとグウェンは思い出話に花を咲かせていた。
昔は森が怖かったとか、風がユーレイのように思えたとか・・
そんな中、薪拾いをしていたのは珍しくモルガーナとマーリンだった。
マーリンはモルガーナの素性を知っていることも有って、疑いの目を
向けていた。
そんな中でアーサーとグウェンが二人きりになる機会が有り、マーリン
に対して空気を読めとして薪拾いしてこい的圧力をかけていた。
この辺はマーリンとアーサーのいつもの漫才。
火をつけようとしたアーサーだけで付けられず。グウェンが付ける。
私は鍛冶屋の娘ですから!ということで・・
■抜け道
かつてデナリアの戦いで、敵のカーリーオンがウーサーに負けた
ことが有り、フィリエン城に退却を余儀なくされたという。その際に
城の地下に秘密の通路がありフィリエン城は海への抜け道があり、
トンネルを掘って秘密で貿易していたことが有ったとのこと。
しかしそれを話した途端、モルガーナはモルゴースにもらった指輪を
使って合図を送ってしまった。
夜な夜なモルガーナが出かけるのをマーリンは見ており、寝不足かと
尋ねるシーンが有る。
マーリンはモルガーナの乗る馬の前に蛇を出して馬から振り落とすように
仕向けた。
■内通者
モルガーナがモルゴースと密に連絡してアーサーたちのことを報告。
センレッドを焚きつけて相変わらず攻撃させようとする。
海岸側から城に入る方法が有る。
アーサーはそこからトンネルに入れは敵の不意をつけるとするも
マーリンは反対する。
「俺の戦闘経験より、お前の直感を信じろと?」
モルガーナが指輪をトンネル前に置いたことでモルゴースへの合図と
なった。
カーリーオンの兵が待ち受けていて罠だと判明。
アーサーは何故我々の居場所が分かるのかと驚いていた。
モルガーナが居るかーらだと思わず韻を踏んで突っ込みたくなるけど
マーリンがモルガーナの実態を知りつつアーサーに言えない姿は
もどかしいな。
■牢屋に投獄される
牢屋に投獄される中、グウェンは弟のエリアンと会話していた。
父親の死や葬式の時にも放浪していた弟。4年間生死も分からずに
放浪していたみたいだ。弟としてみると連絡する時機ではないと
思ったみたいで・・
■門番をダマして逃走する。
イマイチどうやって逃げたのか覚えていない。
アーサーは先にグウェンたちを逃がしたのだっけか。
アーサーとモルゴースがどういう形で対峙したのかこの辺の流れを
ちょっと覚えてない。マーリンが魔法を使って何かしていた気はする
けどね。
またどうやってモルガーナがまたアーサーの流れに合流したのかも
ちょっと忘れてしまった。
まぁ取りあえず全員無事に戻れたので良かった。
■使用された曲
・
■出演者
マーリン (Colin Morgan) 生まれながらに魔法の力を授かる
アーサー (Bradley James) ウーサー王の息子。武術の能力
ガイアス (Richard Wilson) 思慮深く賢い宮廷医師
ドラゴン (声) (John Hurt)
ウーサー・ペンドラゴン (Anthony Head) キャメロットの王
モルガーナ (Katie McGrath) ウーサー王が後見人となり王女
グウェン (Angel Coulby) モルガーナの世話係。
フィリエン (Jody Halse) フィリエンの城
エリアン (Tomiwa Edun) グウェンの弟、鍛冶屋、放浪
モルゴース (Emilia Fox) モルガーナの義理の姉妹
センレッド (Tom Ellis) モルゴースを好きな国王
— (Simon Blood DeVay) キュメロットの守衛