戦争と平和 War & Peace 第4話 Episode #1.4

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第4話 Episode #1.4

脚本/Andrew Davies
監督/Tom Harper
原作/Leo Tolstoy

【これまでのストーリー】

ピエールは妻の愛人と決闘するが空しさだけが残る。悪びれることの
ない妻・エレーヌに別れを切り出すピエール。傷ついたピエールは
自分の為ではなく人々の為に生きる道を選ぶ。戦場から戻ったアンド
レイも妻を出産で失う。彼もまた新たな生き方を選ぶ事に。世に役立つ
仕事をしたいと考える。

【ストーリー】

1809年・春。アンドレイは田舎のボグチャーロゲオに家を構えて過ごして
いた。庭には大きな大木がありその前に立つ。
ピエールはそんな場所に行くと、執事のピョートルにアンドレイは居るか
と尋ねる。驚かせたいので直接いくというピエール。
アンドレイと久しぶりの再会。よく来てくれたなというアンドレイに
対して現在領地巡りの途中で立ち寄ったことを語る。農場の効率的な経営
や農場で働く人たちの暮らしの改善の為だという。でも本当は何のため
か分かっていないというピエール。君は元気かと問うと、元気だが大した
ことはしていんいという。
一緒に軽食を取る二人。
パンとチーズと程ほどのワイン。これぞ人生だなとし、社交界なんて
クソ喰らえだというピエール。君は昔のままだというアンドレイ。
自分では良い方に代わった気がしているというピエール。結婚のことは
聞いたというアンドレイに対して、破局のことや決闘のことも聞いた
かと問う。災難だったなと。あの男を殺さないで済んだことだけは
良かったという。だが卑劣な犬は死んだ方が良いというアンドレイ。
人の命を奪うなんて許されないだろうというピエール。
アンドレイは現在自分には2つの苦しみがあるという。病気とそれから
自責の念だという。リーザが死んでからずっと自分自身を責め続けている
という。リーザに辛く当たってしまったこと。そんな彼女は亡くなった
為に償うことも出来ないという。あれから僕は地を這うようにして生きて
いるという。これからは自分の為に生きていきたいとし、出来る限りは
人と関わらず誰も傷つけないで暮らしたいと。そんな生き方はむなしい
ことを語るピエール。僕も自分の為に生きてきたが破綻したというピエ
ール。今は人のことを考え役に立つよう努力しているから前より幸せだ
という。第一自分の為というが妹、父親、息子がいるだろうと告げると
家族は自分の一部だと語る。外の世界とはなるべく関わりを持ちたくな
いという。領地を経営し妹と息子の面倒を見て後は父と地域の民兵組織
に参加するというアンドレイ。陸軍には戻らないのかと問うと、
アウステルリッツで懲りたという。戦いで得られる栄光なんて反吐が
出るという。唯一まともな祥宮クトゥーゾフまで降格されたんだと。
君は素晴らしい人だとして再婚したらどうかというと、また女性を
不幸にしろというのかという。君が結婚を勧めるとはなとし、お互い
失敗したのに・・とアンドレイ。
君は人生が終わった口ぶりだがまだ若いこと。これから良い事はある
とし、僕もフリーメイソンの一員になってから自信が持てるようにな
ったという。僕には生きて人を愛さないといけない、そして信じるべき
だと。地上には僕らの命だけでなくもっと大いなるものが存在している
というピエール。そうなら良いなというアンドレイはピエールに息子
と逢ってくれと語る。何年も父や妹にも逢っていないだろうと。

アンドレイは父の住む屋敷へいく。
息子のニコーレンカ、そして妹のマリア、そしてブリエンヌと再会する。
ピエールは隣に座ったマリアとアンドレイについて会話する。彼は
どうかとすると、マリアは心配しているという。今日はあなたが来て
くれたので明るくしているが幸せとは言えないこと。だけど何もして
いない訳では無いと語る。しかし魂が抜けたみたいだというマリア。
そんな中、父のボルコンスキイ公爵が帰宅する。

食事の際にボルコンスキイ公爵はもう戦争は無いというのか?としてそれ
は愚かな考えだという。フランスとの平和条約は長くは持たないこと。
すぐにまたナポレオンと戦うことになるという。ピエールは、まさかと
言うと人間は臣下すると語る。公爵は人間は変わらないことを語る。
人間が人間である限り戦争が無くなるハズはないという。ピエールは
バァさんみたいなことを言うが理想を追う人間がまだこの世にいて良か
ったという公爵。父はアンドレイにオトラードノエに行くよう告げる。
あそこのロストフ伯爵は要求した半分の兵士も寄越さないという。今は
平和だが戦いへの備えはしておかないといけないという。ロストフと
逢って活を入れてこいと。面識は有るかと問うとアンドレイは無いという
がピエールは面識があり良い人だと語る。

ナターシャたちは同世代の女性たちと綿摘みをしながらはしゃいでいた。
馬車で通りかかるアンドレイはそんなナターシャに一瞬で目が釘付け
になる。
ロストフに逢うとアンドレイに対して全力を尽くして兵士を揃えると
伝えてくれという。怠けて申し訳ないというと、節約の為に田舎へ移っ
てきたのにモスクワにいた時よりも金がかかるという。客は次々と泊ま
りに来るというと、アンドレイは負担になるので自分はこれで失礼する
というが、それは話は別だとして泊まっていってくれという。年寄りと
話すよりも若い女性と話した方が良いだろうとして、ロストフはナター
シャやソーニャを呼ぶ。二人はピアノの前で会話していた。
ロストフはアンドレイに娘のナターシャを紹介する。彼はアウステルリ
ッツの英雄だという。お見かけしたような気がする事を告げると、
あなたは睨んでいたと語るナターシャ。あなたがピエールがよく話して
いるアンドレイなのか。ピエールは親友だというと、彼はあなたのことを
憧れの存在のようにみて居る事を告げる。最近逢いましたか?と問うと、
ピエールは悪くないのに不幸なことばかりが起きているという。来る前に
逢ったが過去とは決別し、心の中では壮大な計画と隣人愛で一杯になって
いるという。ピエールらしいというナターシャは幸せになって欲しいと
いう。アンドレイはそんな彼女を見てピエールは君と似ていると語る。

夜、ナターシャは月明かりで眠れずソーニャと共にバルコニーで歌う。
アンドレイも眠れずに月明かりを見て佇んでいたが、その歌声を聞いて
益々ナターシャを神聖化していく。
ソーニャはナターシャに対して眠れないのは月明かりのせいではない
のではないかとしてあの方が好きなのではないという。ボリスよりもと。
ずっと好きだけどとても哀しげな所があり少し怖いという。
あの方が領地へ帰って私たちがペテルブルクに発ったらもう逢えない
とし、空を飛べたら良いのに・・と語るナターシャ。

1809年冬・サンクトペテルブルク。
ピエールはフリーメイソンのバズジェーエフと逢う。

■感想

戦争は終わっていないけど、それぞれに人の生死そのものが価値観を
変えていき、これまで通りの自分の中の価値観とか感情を優先して、
それを貫いていくのかで色々と三者三様の道・選択をしていく。

現在の所メインとして取り上げられているのは、ピエール、アンドレイ、
そしてニコライの流れ。

ピエールもアンドレイもニコライもそれぞれに一度は生死を分ける様な
戦いや身内の死などを経験している。それを踏まえて人を命に対する
考え方や、身内を気遣い、周りを気遣い、人を許すということを覚えて、
人を殺める戦争に対して虚無感のようなものに繋げていく。

ナターシャを巡ってはピエールが幼少期の頃から好きな相手で、それ
でも叶わぬ夢だと感じている。告白しても本気とは取られなかったし、
とても友達の域を超える相手には見られなかったのだろう。
ただこのドラマ、身内でもニコライは従姉妹と関係を持っていくし、
エレーヌは兄との関係に於いて、歪な関係を貫いている。

ピエールは叶わぬ恋はアンドレイにその身を委ねた感じにも思える。
ナターシャを初めて見た時のアンドレイの衝撃というか一目惚れする
気持ちはよく分かるような作りになっていて、一緒に同世代の子たちと
畑ではしゃいでいる姿はまさに天使のよう。
「クイーン・メアリー ~愛と陰謀の王宮~」で王女と4人女官が笑顔
で戯れている姿を見るとグッと惹かれるものがあるよな。

何よりもロストフ家を尋ねた際にバルコニーで聞いたナタリーとソーニャ
のアカペラの歌声を聞いてアンドレイの気が惹かれている様子が
描かれる。

まさに今回はナターシャのかわいさを全面に出す意図ばかり感じの
シーンが多かったな。踊りに歌に全ての場面でナターシャを登場させ
絡ませていた。

■ナターシャの社交界デビュー

1809年のサンクトペテルブルク。
爵位あるものにとっては社交界にはデビューしなければならないもの
なのだろうか?大抵この社交界でも似たようなところがあるな。
より金のある人物を求める女性たちの姿。これは男性にとっても同様の
事。ナターシャは元々ボリスとの婚約に進むかと思われたけど、
ボリスはロストフ家の財政状況を知って一瞬にしてナターシャからは
背を向けた。
そのボリスはジュリィに声を掛けている。

ひたすら男性から声がかかるのを待つしかないけど、金を持つ人物から
声がかかることが、家族にとっても本人にとっても命題のようになって
いる。
これは「クイーン・メアリー ~愛と陰謀の王宮~」の中でも爵位も
なく金も無いグリーアがそれを求めてて居たよね。

ナターシャはその場で声がかからないか心配して待っている。
そしてついにやってきたアンドレイの姿。

ただアンドレイも再婚だし子供がいる身だし、何よりもアウステルリ
ッツでは横から兵士に刺されて相当な障害を負っている。
アンドレイだけでなくナターシャも彼に一目惚れだったことも有り、
それを乗り越えれば容易に結ばれるのかと思ったけど、
父親はナターシャと結婚する気ならば一年間離れて暮らしてそれでも
気持ちが残っている様であれば結婚することを認めるとしていた。

■ピエールは?

冒頭ではピエールの方が元気だったし、アンドレイの方が影のあるよう
な引きこもり生活をしていた。しかし徐々にピエールの方が人生に
空しさを覚えていて迷走している。
この人、相変わらず人助けをしているような口ぶりだけど、何もして
ない(笑)。もう少し口だけでなくちゃんと行動を起こせばいいのに・・
彼が求めたのはフリーメイソンのバズジェーエフからの助言。

「人生を変えようと努力してきた。では自分自身はどうか?」
「今は自分嫌いじゃないが幸せではない。眠れず恐ろしい夢を見ては
飛び起きる。」
「自分の周りを変えても自分自身を変えていないから。許したのか?
自分を傷つけたものを。」

ただ正直エレーヌを許したところで、私的にはピエールが幸せになれる
とはとても思えないところが有った。寧ろこういう人からは遠ざかる
べきではないのかな。

でもピエールのことをブリエンヌがちょっぴり興味を持ってみて居た
ところが気になるな。

■田舎での暮らし

舞踏会後にナターシャがアンドレイからの求婚を待つシーンが有り、
ようやくやってきた彼だったが、結局父親からの許しを得るためには1年
のインターバルが必要。その間に彼はスイスに1年いって療養と共に
子供の教師を見つけること。それをナターシャに話した。

そうしている間に1810年冬・半年後が経過。
ロストフ家は破綻の危機。母親はニコライに対してジュリィとの結婚
を勧めるが、彼は従姉妹のソーニャを選ぶ事になる。

叔父のミハイル家は慎ましくも楽しそうに暮らして居る構図が有り、
何よりもミハイルと同居している女性とは結婚していない状況である
事を知る。この辺はフランスナイズドされた価値観がロシアにも
影響を及ぼしているのか分からないけど、いざ再度戦地に向かう前に
ニコライは自分の気持ちに正直になった。
今まで父親はもの凄い寛容さを持ち合わせていたけど、母親は
ソーニャと一緒になると聞いて恩知らずの子として怒っていた。
ニコライは戦場にいくから良いけど、残されたソーニャは相当厳しい
ことをされるかも知れない。

ミハイル家から帰る際に、ナターシャとニコライとソーニャの三人は
子供のままで居たいと馬車の中で語っていた。少なくとも今夜はその
ままで居られるというところがまた切ない。ニコライは嫌いなキャラク
ターだけど、このシーンだけは好きになれたな。
それ以外はまぁ父親の影響でゆとりに育ったのだろうね。
そのお陰でナターシャという心優しい子も育ったのだから非難出来な
い(笑)

■その他

・ペーチャの成長

誰かがペーチャを見て大きくなったなと語っていた姿が有ったね。
前回までは演じていた
Kit Connorくんから、Otto Farrantに俳優も変更されて美男子に成長
している。

・エレーヌはボリスと浮気

次々とピエールの友人と関係を持っていくな。エレーヌはそれこそ
全員のものたちと関係を持っていくのではないか。
エレーヌもピエールからの手紙を受けたばかりなのに何をしているんだ
かね。

■使用された曲

・Vasily by Marin Phipps

■出演者

ピエール・ベズーホフ (Paul Dano) 名門貴族ベズーホフ伯爵の息子
アンナ・ミハイロヴァ・ドルベツカヤ (Rebecca Front) ボリスの母
ボリス・ドルベツロイ (Aneurin Barnard) ニコライ兄妹の幼馴染
アンナ・パーヴロヴァ・シュレーラ (Gillian Anderson) 公爵と仲良し
ワシーリィ・クラーギン (Stephen Rea) 伯爵、ピエールの面倒を見るが・
アナトール・クラーギン (Callum Turner) ピエールの友人。クラーギン公爵の息子
エレーヌ・クラーギン (Tuppence Middleton) ピエールの妻・クラーギン公爵の娘
アンドレイ・ボルコンスキイ (James Norton) ピエールの親友、公爵家の息子

フェージャ・ドーロホフ (Tom Burke) ピエールの友人。エレーヌと・・
アレクセヴィチ・バズジェーエフ (Ken Stott) フリーメイソン
ブリエンヌ (Olivia Ross) ボルコンスキイ公爵家で預かる娘?独身
マリア・ボルコンスカヤ (Jessie Buckley) アンドレイの妹。ボルコンスキイ公爵の娘
ニコライ・ボルコンスキイ (Jim Broadbent) 公爵
バクシン (David Sibley) ロストフ伯爵の会計士
イルヤ・ロストフ (Adrian Edmondson) 伯爵
ニコライ・ロストフ (Jack Lowden) 長男
ソーニャ・ロストワ (Aisling Loftus) ナターシャのいとこ、ニコライ好き
ペーチャ・ロストフ (Otto Farrant) ニコライの末の弟
ナターシャ・ロストワ (Lily James) ニコライの妹
ナタルヤ・ロストフ (Greta Scacchi) 伯爵夫人、ニコライを見送る
ジュリイ・カラーギナ (Chloe Pirrie) ニコライが仲良くしている夫人

ミハイル (Kenneth Cranham) ロストフ家の叔父、田舎に住む
アニーシャ (Kate Fleetwood) ミハイルと住む。結婚はしていない
— (Kamilja Tekle Cizaite) Peasant Girl
ニコーレンカ (Matthew Stagg) アンドレイの息子
ラスプーチン (Jay Villiers) 公爵
ピョートル (Valerijus Jevsejevas) ボルコンスキイの召使い
— (Anastasia Semanskaya) オペラ歌手
— (Janina Matekonyte) ドレスメーカー
ジョージ (Edith Vernes) 独身貴族
— (Dovile Kundrotaite) ナターシャのメイド
グリシュカ (Tauras Junevicius)
— (Vesta Grabtaite) ロストフ家のメイド
ビリービン (Rory Keenan) 社交界でアンナと仲良くする

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