戦争と平和 War & Peace 第7話 Episode #1.7

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第7話 Episode #1.7

脚本/Andrew Davies
監督/Tom Harper
原作/Leo Tolstoy

【これまでのストーリー】

アンドレイに婚約を解消され心を閉ざすナターシャ。ピエールは彼女に
思いを寄せるが伝えられず。再びフランス軍の侵攻を受けるロシア。
ピエールは戦場へ向かいアンドレイと再会する。
ピエールはアンドレイに対して「死ぬ時は死ぬ。怖がって何になる。
失う物はない」と語るとアンドレイも同調する。

【ストーリー】

砲撃の音で目覚めるピエール。ついに攻撃が始まったのか。当番兵は
ピエールのテントにやってくると馬を用意してある事を告げ、クトゥー
ゾフ将軍も1時間前に出発した事を語る。何で起こさないのかという
ピエールに対してアンドレイの指示だという。
戦場にいくピエールはクトゥーゾフ将軍に挨拶する。するとピエール
は将軍に対して戦火の激しい所に遣わせて欲しいと語ると将軍も止めず
紙の加護をと祈り彼を送る。
青年将校たちはピエールに危ないとするが、ピエールは何かを手伝わ
せて欲しいと語る。

一方アンドレイたちの部隊は砲撃を受けつつも隊列を組んで行進して
いた。近くに砲撃が何度も有り兵士たちもダメージを受ける。中佐は
当たれば木っ端みじんだとして退却すべきではないかというが、
アンドレイは今は堪えるのみだとして怯むなと鼓舞する。

大佐に砲弾はあと8発だと報告が入る。予備の砲弾を持ってこいと言われ
ピエールはボクも運ぶのを手伝うと語る。そんな中先に若い兵士が
弾薬の元に行くが目の前に砲弾が着弾してピエールも吹き飛ばされて
少なからずダメージを受ける。ピエールは意識がもうろうとする中、
先ほどまで会話していた兵士が体を引きちぎられて死亡しているのを
目にして悔しさをにじませる。ピエールは弾薬は箱毎吹っ飛んだとして
報告する。

一方フランス軍側。
将校はナポレオン陛下に対してミュラー将軍からの要請で援軍が欲しい
としていると語る。もう一個師団で敵を粉砕出来るとしていたこと。
しかし左翼からの攻撃が激しすぎるとして今送ることは出来ないという。
近衛師団を投入しては?と問われるがナポレオンはダメだと告げ、退却し
て再編成すると語る。その間にも砲撃を続けるよう語る。打開策は他に
あると。

行進を続けていたアンドレイたち。
こんな戦場にも犬が走り去る姿に一瞬心がゆるむ。しかしアンドレイ
たちの前に砲弾が飛んできて今にも爆破しそうだった。一同伏せるよう
に声を掛け合うがアンドレイだけは何故かその場に仁王立ちし、爆発
の衝撃を受ける。

後方では軍医がテントで治療を施していた。アンドレイも重傷として
運ばれてくる。隣で痛みと痙攣で横たわっている人物があのナターシャ
を奪おうとしたアナトールだと知る。アナトールは脚を無くしてしまった
というと哀れんでくれという。そんな彼にアンドレイは手をさしのべ
二人は握手する。

クトゥーゾフ将軍は敵の攻撃を耐え抜き撤退させる。
ナポレオンを立ち直れないほどの痛手を与えたハズだという。ベニ
グセンはフランス軍の士気は地に落ちているハズで攻撃に転じるべき
だとするが、将軍はそれを否定して退却だと語る。ボロジノで軍の
半分を失ったこと。残る半分の兵を大事にしないといけないという。
ベニグセンはモスクワを捨てるのかと問い戦わずして都を捨てるのか
と問う。

モスクワでは略奪と暴徒で混乱していた。
成長したペーチャは伯爵夫人に対してみんなが逃げ出していることを
告げ、あちこちで略奪が起きていること。僕らも逃げようという。
しかしロストフ伯爵は焦るなとして時間はあるという。噂は飛び交って
いるがモスクワ総督のラストプチンが来るという伯爵。しかしペーチャは
総督自身が逃げたのだというと何故いつも手遅れになるまで何もしない
のかと父に告げる。ロストフは何とかなるよと語る。

ナターシャは撤退するものたちの姿を沿道で見て中佐に声を掛ける。
何処から来たのかと問うとボロジノだという。何かご入り用かと尋ねる
と水と食料が欲しいと訴えられる。歩けない負傷兵屋敷の中に入れてと
いうナターシャ。ご主人の許可を取った方が良いとする中佐に対して
父も許してくれると語る。
ナターシャはソーニャと共に撤退する時に何を持っていけば良いのかと
して荷物を片付けていた。ソーニャは居る物なんてもう全部手に入れて
いるでしょというと、兄はあなただけを愛しているという。
一生一人で居るのはあなたより私だというナターシャ。あんなことを
しでかしてしまったがまだ友達だと思っても良いのかとナターシャは
ソーニャに尋ねると当然だという。酷いことを言ってしまったとして
ナターシャは謝罪する。私はあなたとピエールさえ居れば良いという
ナターシャ。しかし逢えるかと心配する彼女にソーニャはきっと会える
という。
フランス軍が来たら負傷兵たちはどうなるのかと問うと、ソーニャは
野蛮人が来るわけではないという。しかし置いてはいけないとして連れ
ていく事を告げるナターシャに対して夫人は子供に受け継がせる物まで
諦めろというのかと問う。負傷兵の世話は政府の仕事だとするが、政府
は無くなったという。夫人は宝を置いてまで負傷兵を乗せていくなんて
嫌だとし正気ではないことだというと、ナターシャは母に対して
人として恥ずかしくはないのかと語る。夫人はウチは破滅だとして
勝手にしなさいと憤怒して出て行く。

ロストフ伯爵はみんなに最後に屋敷をよく見ておけと語る。戻るのは
いつになるか分からないと。諦めた時に物事は上手く運ぶというと、
夫人は楽観的過ぎるわと語る。

ナポレオンはいよいよモスクワが見えるところまで来ていた。
あの美女を生かすも殺すも我々次第だとし、余が号令すればあの美しさ
は永遠に失われるという。だが助けようというとそれだけでなく正義を
もたらそうとし真の文明を教えるのだと語る。
「余は争う気は無い。諸君の降伏は余には重要だ。臣下の降伏同様。
ロシアの新しい夜明けだ」と支配者たちに慈悲を見せるつもりだと語る。

■感想

今回のNHKの放送はオリジナルに於ける5話目の48分目の所から始まり
6話の38分程度の所で終わるという内容だった。オリジナルの6話は
先週も書いたけど、80分以上有るのでその続きは来週の最終話に
続くというもので、時間にして単純に計算しても42分は残されている
のでちょうどカットなく描かれるかな。

戦争は・・
フランス軍/ナポレオンとロシア軍/クトゥーゾフ将軍の対決という
感じで、前回のラストではフランス軍をモスクワにまで侵攻させない
為にも、ボロジノが主戦場になるとして待機しており、戦争の前夜と
いう中で、今まで因縁にあったものが手を握ったり、「失う物がない
ので怖いものなどない」
として戦地にやってきたピエールが、そこで
アンドレイと気持ちの共感を図っていた。

翌朝になると戦争が始まる、ピエールが寝ている間に既に部隊は前線
で戦っていた。しかしロシア軍はフランス軍の砲撃によって相当数の
ダメージを受けていて、後ろで戦況を見守る大将同士の構図が有り、
ピエールはなんとか協力したいとして砲撃が飛び交う現場で手伝いを
することになる。
一緒に居た兵士が惨い死に方をしたりする光景、そして何よりもロシア
人に取っては心の拠り所とされるモスクワでの酷い状況は生き延びた
ピエールにとっては覚醒したところがあるのだろう。
愛する相手ナターシャとモスクワから逃げようとするピエールがすれ
違うシーンが有ったけれど、ピエールの心はここらあせずという感じ
だった。

■激戦

今回は随分と主要メンバーが亡くなってしまう所が有ったな。
爵位あるものでも亡くなる時は亡くなる。

砲撃の凄さが有り、ピエールもまた爆薬で吹き飛ばされる姿が遭った。

映画「西部戦線異常なし」のような塹壕戦ではなかったけど、
それでも何処に落ちるか分からない砲弾に対して、恐怖を感じないもの
など普通は居ない。

驚くべきは怯まずに行進を続けるアンドレイらの師団。
この死を意識しても歩いて行進する姿って昔の映画の「大日本帝国」
だったかを思い出すな。撃たれても撃たれても抵抗するために前に
歩いて行く姿。別の映画だった可能性も有るけど、記憶では確か
この映画だった気がする。

アンドレイは砲弾を撃ち込まれて逃げることも出来たのに何故か
自殺するようにして何時までも座ることなく立ったままで居た。
このまま死んだら犬死にじゃないかって感じもするんだけどね。
負傷したアンドレイは医療テントで衛生兵に治療を受けるが隣にいた
のはあれだけ殺したいと思っていたアナトールだった。アナトール
は死よりも辛いであろう脚を失い苦しむ光景が有って、アンドレイは
今まで彼を憎んでい気持ちは失われた様だ。

そういえば犬が戦場を走る姿が遭った。
この犬、来週にはまた登場するハズ。オリジナルでは出てくるので。

■クドゥーゾフ将軍の戦術

スキンヘッドのベニグセンと将軍は作戦会議の場でも意見を違わせて
いたけれど、将軍の決断は絶対とはいえ、モスクワを捨てるという
行為にどれだけ納得出来たのか。ベニグセンとはその流れで内部分裂
していくのかなと思ってヒヤヒヤする所が有った。

ナポレオンはモスクワを美しい女性のようにして表現していたけれど、
この混乱を招いたのはロシア市民自身なのか。混乱に乗じて略奪する
姿が遭ったり女性を襲う姿が遭ったのはフランス兵士だったよな。

ピエールが火災の中から子供を助ける中、助けを求めていた母親の事
を兵士が襲っているという酷い惨劇。ピエールがそれを助けようとして
ナイフで襲いかかっていた為に捕まってしまう。

クドゥーゾフ将軍の戦術では、ナポレオンはモスクワの厳しさを知らない
ということで食料が尽きるし、その寒さに耐えられるハズもないと
考える。退いた所が攻撃の機会だとばかりに「待つ」ことの必要性を
唱えていく。

■ロストフ家

ナターシャとソーニャは仲直り。
そして撤退のタイミングを見計らっていたけど、負傷兵たちも多く
通りにいたために助けることに・・。
「ダウントンアビー」でも屋敷を開放して負傷兵の為に臨時の医療
施設にした事が有ったよね。
そしてモスクワから馬車を使って撤退することになるが、なるべき
私物は最小限にして、負傷兵を連れて行こうというナターシャ。
夫人は反対したけど、ナターシャか非国民め!!とばかりに人としてどう
かと思うと語ったことで、夫人も認めざるを得なかった。

そしてロストフ家はヤロスラヴリへと避難する。
そこでナターシャはアンドレイが負傷兵として馬車に乗っていること
を知る。その知らせはニコライを通してマリアらボルコンスキイにも
伝わった。

ナターシャとアンドレイは互いに犯した罪を認めて謝罪し合う。

「全ては単純明快だ。世界は愛されたがっている。何も難しいことは
ない。囁く声が聞こえた。微かな音楽のように・・それは部屋の中を
飛んでいるハエだった。ハエは僕に愛されたがっていた。だからボクは
愛した。それで人は全てを愛せることを知った」

■ソーニャの失恋

今まで何処かでニコライとは結ばれると感じていたのかな。
夫人からは全てを失ってしまったとして泣きつかれてソーニャに対して
すべきことは分かるでしょと言われて結局ニコライとは約束という名の
呪縛から解き放った。ニコライはマリアと良い感じの関係に有り、
今回もアンドレイが生きていることを報告に行った際には二人の顔は
笑顔が満ちていた。

手紙を出して一人で涙するソーニャの姿が遭ったけど、現状とは別に
花が咲いていて辺りはキレイなんだよね。

■アンドレイの死

とても切ないけど最後はみんなが見守ってくれた訳だからね。
幸せと言えば幸せだ。
マリアからもらってお守りを形見として渡していた。

最後はアンドレイはナターシャとの出会いを思い返していた。
夕陽に沈む光景もキレイだった。

■その他

・ペーチャがおっきくなっちゃった!

よく分からないけど、ボロジノでの戦いの間にペーチャがもの凄く成長
していた気がする。そして話を聞くと陸軍に入隊したみたいな感じだし。

・ロストフ伯爵の精神状態は?

夫人は夫がおかしくなってしまったようなことを口にしていたけど、
そんなに変な風になったようには思わなかったな。
楽観主義者で人が良くて良い人だよね。

・ピエールの行動

モスクワで一度捕まり銃殺刑に処せられそうになったけど、そうなる
直前にピエールはその刑を免れていた。彼が爵位有るものだということ
が分かったのだろうか?

またピエールが屋敷に戻るとランバル大尉という人物が屋敷にいた。
第4猟騎兵連隊だとし、この屋敷はフランス陸軍の名の下に徴発されて
いるとしていたけど、ピエールは一方的だとしてナポレオンに対する
怒りを振るわせていた。このドラマの冒頭ではピエールはナポレオン
を崇拝していたところがあったのにね。明日の夜にクレムリンの正面
階段から演説するので今は宮殿にいるとしていたけど、近寄るのは
難しそうだ。

それよりも一ヶ月前にポーランド人の軽騎兵の命を助けた時にその兵士
は妻を差し出したとしていたけど、これってエレーヌじゃないよね?

■使用された曲

■出演者

ピエール・ベズーホフ (Paul Dano) 名門貴族ベズーホフ伯爵の息子
アンナ・ミハイロヴァ・ドルベツカヤ (Rebecca Front) ボリスの母
ボリス・ドルベツロイ (Aneurin Barnard) ニコライ兄妹の幼馴染
アンナ・パーヴロヴァ・シュレーラ (Gillian Anderson) 公爵と仲良し
ワシーリィ・クラーギン (Stephen Rea) 伯爵、ピエールの面倒を見るが・・
アナトール・クラーギン (Callum Turner) ピエールの友人。クラーギン公爵の息子
エレーヌ・ベズーホヴァ (Tuppence Middleton) ピエールの妻・クラーギン公爵の娘
アンドレイ・ボルコンスキイ (James Norton) ピエールの親友、公爵家の息子

ブリエンヌ (Olivia Ross) ボルコンスキイ公爵家で預かる娘?独身
マリア・ボルコンスカヤ (Jessie Buckley) アンドレイの妹。ボルコンスキイ公爵の娘
ニコライ・ボルコンスキイ (Jim Broadbent) 公爵
バクシン (David Sibley) ロストフ伯爵の会計士
イルヤ・ロストフ (Adrian Edmondson) 伯爵
ニコライ・ロストフ (Jack Lowden) 長男
ソーニャ・ロストワ (Aisling Loftus) ナターシャのいとこ、ニコライ好き
ペーチャ・ロストフ (Otto Farrant) ニコライの末の弟
ナターシャ・ロストワ (Lily James) ニコライの妹
ナタルヤ・ロストフ (Greta Scacchi) 伯爵夫人、ニコライを見送る

ナポレオン・ボナパルト (Mathieu Kassovitz) フランス軍
アレクサンドル1世 (Ben Lloyd-Hughes) ロシア皇帝
— (Guillaume Faure) Napoleon’s Adjutant
グリーシュカ (David Quilter) ボルコンスキイの執事
ニコーレンカ (Matthew Stagg) アンドレイの息子
(Sakalas Uzdavinys) Smolensk Innkeeper
(Oscar Pearce) Lieutenant Colonel
(Andrew Papkov) Elderly Serf
— (Edward Dogliani) Angry Peasant
イリイン (Harry Lister Smith) Lieutenant /
ビリービン (Rory Keenan) 社交界でアンナと仲良くする

ミハイル・クトゥーゾフ (Brian Cox) ロシア軍の元帥
— (Edgaras Zemaitis) Russian Officer, Borodino
— (Lukas Malinauskas) Soldier, Russian Camp
— (Edgar Bechter) French Officer
カイソロフ (Jolyon Coy)
— (Will Attenborough) Artillery Officer
— (Tom Lorcan) Artillery Soldier
— (Paul Bentall) Colonel, Borodino
— (Marc Arnaud) French Officer
— (Jean-Baptiste Puech) French Officer
— (Yitzchak Averbuch) Borodino Doctor
— (Justas Valinskas) Dressing Station Orderly

ベニグセン (Terence Beesley) ロシア軍
— (Vsevolod Chubenko) Moscow Man
ランバル (Thibaut Evrard) 大尉、ピエールの自宅に居る第4猟騎兵連隊
— (Antanas Surgailis) Rostov Coachman
マーヴラ (Vesta Grabtaite) Rostov Maid
— (Katherine Manners) 娘が火災の家の中に居るという母
— (Renan Carteaux) French Firing Squad Soldier
アニースカ (Julija Savickyte) モスクワで妹が火災の中
— (Giedre Giedraityte) Moscow Woman
— (Dainius Jankauskas) Andrei’s Orderly
— (Samuel Brafman-Moutier) French Firing Squad Officer
— (Mindaugas Cerniauskas) Voronezh Servant
プラトン・クラタエフ (Adrian Rawlins) Platon Karataev
サシェンカ (Samba)
リーザ・ボロコンスカヤ (Kate Phillips) アンドレイの妻(回想)
— (Manuel Severi) French Guard
— (Tim Dewberry) 囚人
— (Daniel D’Alessandro) イタリア人医師
— (Guillaume Delorme) French Sentry
コサック (Gary Oliver)
— (Irmantas Bacelis) Pierre’s Valet
大人になったニコーレンカ (Ashley Gyngell)

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