第17話 裏切りの連鎖 Care
脚本/Logan Slakter、Braden Marks
監督/Felix Enriquez Alcala
【これまでのあらすじ】
ハンナはアレックスに対してあなたが正しいのに気づけなかったという。
ブースはアレックスに対して今度はオレが追求するので逃げられないぞ
という。シェルビーはケイレブに親が二人とも生きてた事を告げると
知っているという彼は教えなかったことを謝罪する。ウィルはシステミ
ックスを倒す任務ならばあるとしてケイレブに協力する。
ミランダはアカデミーが襲撃された一端が息子にありその件でレイナ
を利用した形になっていたことを受けて教官としてはお別れだとして
みんなに語る。アレックスに指示を出してきたボイスはこれで最後の
任務だとして語る。
【ストーリー】
— 現在 —
●ニューヨーク州ニューヨーク。
サイモンに接触するブース。サイモンはアレックスにバレたら殺される
という。だけどお前は来ただろうというブース。オレだってリアムに
知られたら不味いことになると。サイモンに対して「拘束されている人を
見つけて、重要人物が監禁された」とアレックスから指示されたという
ことを携帯のボイスレコーダーの音声をブースに聞かせる。また彼女に
頼られて手に終えないのだというサイモン。アレックスはイライアスは
ただの実行犯で真犯人は他にいるって探し回っているというれハンナも
アレックスに協力して失敗していること。拘束って誰のことなのか。CIA
の管轄で極秘扱い、性別も名前も不明で番号だけが分かっているとの
こと。2281だとサイモンはブースに語る。サイモンはボクはこれで抜ける
としアレックスは絶対に辞めないので君が止めない限りはと語る。
サイモンはダマされた振りをしてブースに発信器をつけていた。ブース
には仲間が居るとしリアムが町に来ていると語る。
— FBIアカデミー・クワンティコ —
リアムは朝、ニューヨーク、ワシントンD.C、シカゴ、ロサンゼルス、
以上は優秀な者が配属される支局だという。あと4週間の研修期間が
終われば56ある支局の何処かに行く事になるという。研修生たちには
みんなに配属希望の紙が配られていた。
●AM7:00 格闘技
ドリューはアレックスに君では相手にならないと言うが、彼女は私が
ニューヨークに行くのだとしてドリューを投げる。
リアムは支局を選ぶことでそこが第二の故郷となること。
家庭を持つかも知れないからだと。
・シェルビーは両親にメールしようとしていたが、書く言葉が見つか
らずにいた。ケイレブがやってくると自分たちがしてることをお前が
サマルから聞いたと知って両親が話したがっているという。シェルビー
は子供の頃は話したいことを想像しながら夢に見ていたが現実になると
難しいことだという。まずは電話で会話するのが良いのではないかと。
何処に勤務を希望するかで勤務地も変わる。薬物ならばマイアミ。
サイバー犯罪ならサンフランシスコだという。それとも潜入捜査が
良いか?というリアム。
・サマルに電話番号は?とメールする。
・ウィルはジョン・バスキンとして遭った後はどうなるのかとケイレブ
に尋ねる。送金するんだろうというと、ケイレブはシステミックスの
上級者の会にあげられるとしそしたら出世街道を突っ走り、敵の懐の
奥に入り込むのだという。しかし本当に大丈夫かとケイレブは確認する。
リアムは自分の希望を出せるがFBIが組織にとって最善と考える配属先に
決まるという。
リアムは個人的にニマとレイナを呼ぶと、ここではミランダは逆風だ
とし、問題視されている事を語る。双子の潜入も例外ではないこと。
君たちは処分はされないがこの実験はすぐに中止されるという。ニマは
この計画は重要なのに何で切り捨てるのかと問うが発案者のミランダが
停職中で事情も聞けずに引き継ぐ者も居ないという。
アカデミー生に対して今週末まで配属先の希望を出せとし、あとは祈る
だけだという。田舎町なら一生抜け出せないと。
アイリスはドリューに対してアレックスから肘鉄を食らったのかと問う。
大きな仕事の前にセックスは近視だとし、クワンティコは長い試合だと
いう。今までずっと集中してきたこと。終盤で何で台無しにしなければ
いけないのかと。アイリスは4週間経ったら何千kmも離ればなれになる
とし物にしたいならフィールドを駆け回るより早く動かないきゃと語る。
シェルビーはアレックスに対して機嫌がいいみたいねと語る。
今日はパスタの日だからだという。それっとドリューと”わんわん物語”
ごっこをいるっとことねというシェルビー。彼とはタダの友達だとすると
ブースと別れてから心が少し軽くなったという。気楽で自由だと。
それより私よりも大事なことがあるでしょというアレックス。まだ
あなたは両親と連絡していないのでしょとし居なくなった理由を知りたく
ないのかという。シェルビーは親が本当の事を話すと思うのかと問うと、
目を見ながらなら事情は変わるが危険を冒してまでアメリカに来てと
頼む訳にもいかないという。それなら遭いに行けば良いというアレックス。
研修を休めというのかと問うとダメだとし関わりたくもないという
シェルビー。
ニマはレイナに私たちでFBIに良い計画だということを証明しないと
いけないという。本当に出来るのか。失敗ばかりだという。ニマは訓練
してきたでしょというと、彼らに分からせるのだという。
●AM9:00 課題
リアムはこの地図が何を表しているか分かるかを問う。アイリスは
ベスト支局TOP20?と問うとマイアミよ待っていなさいと呟く。
リアムはこの地図は人身売買が横行している各都市だという。大勢の人が
強制敵に売られていること。今週は密入国の全てについて事細かに学んで
もらうという。実際に国境までいってもらうとし、税関と運輸保安局の
職員と連携して犯罪の実態を学べと語る。
●トルドー国際航空
●ニューヨーク・ブキャナン・CIA面会場所
●PM8:50 トルドー国際航空
■概要
・アレックスへのボイスからの要求は最後のものとなる。それは
CIAが拘束している囚人を引き渡すということ。しかし管轄がCIA
なので接触も容易ではなく番号2181だということしか知らされていな
かった。
・一方アカデミーでの課題は最終局面にさしかかり、いよいよ支局
への希望届けが出され、優秀な捜査官ほど主要都市であるニューヨーク
ワシントン、シカゴ、ロサンゼルスに派遣されるという。
研修が終わるまで残り4週間。最後の追い込みとなっていくが・・
■感想
今までにも散々ドラマは不条理な流れを作って来たけれど、
これまで練習してきたことを全て無意味にするかのようにして、
カナダからパスポート無しで最初に戻ってこられたものには希望する
支局に配属するということで、もう少しこれまでのテストとか成績を
考慮してあげるというのは無しなのか。
そもそも首にするというのも教官たちのさじ加減だったしなぁ。
ドラマとしては段々と全貌が見えてきた部分もあるのかな。
信じていたものに裏切られるシェルビー。
シェルビーの両親は娘に遭いに来た目的は結局娘の金が目当て。
ケイレブとかアレックスは嘘つきの両親に会わないと決断したシェル
ビーに対して、今逢わなければ二度と逢えないかも知れない・・・
またシェルビーを置いて逃げたことへの真実が聞けないかも知れない
として散々焚きつけてきたけれど、結局は逃亡資金が尽きたことで
金を援助しにきたこと。ケイレブとしては「オレはサマルを信じる」
としてカナダで遭う事をセッティングした手前、シェルビーにはまた
また真実を話す事が出来ず、自腹を払って両親にお引き取り願うという
状況を作ってしまった。
この両親は2001年9月11にはボストン空港の機内で離陸を待っていたの
は確かだった。しかし彼らの前の便が二つ目のタワーに突っ込んだ
ということで、情報機関にいる友人からビンラディンの仕業だと
聞いたという。90年代後半に会社が倒産の危機にあり、そんな時に
アフガニスタン政府とパイプを持っているという仲介者が従業員の
中に居たことで彼を頼って兵器システムのソフトを売った結果、1年経過
してそれがタリバンに渡っていることを知ったという。自分たちが
売った装備で戦争が始まると思いそうなれば売国奴とされ捕まること。
それで飛行機が突っ込んだ乗客員名簿を改ざんして自分たちを滑り込ま
せて、自家用機で出国し姿を消したのだという。
両親によるとサマルを通して色々とシェルビーの情報は受け取っていた
としていたけれど、果たしてそんな両親のことをシェルビーはどう
思うのか。
■今回の課題
課題はアカデミー生たちをクワンティコから連れ出して人身売買に
於ける不法入国者を止めるというものだったけど、実際にはカナダ
に出国後にみんなからパスポートを預かり、その状態でアメリカに
戻る為に行動を起こすことが課題となった。
色々とアカデミー内では密入国を見破る方法として偽造IDの見破り
方とか車での侵入方法に関して学んでいたけれど、その流れがまた
それぞれの件で上手く利用された格好だった。
■アカデミーでの各キャラクター
最終的には国境を越えられた捜査官は18人ということになるけど、
その順番は誰が一番となるのか。
リアムは任務が終わった後に君たちが簡単に国境を越えたなら犯罪組織
も越えられるということだとしていた。
アメリカから逃亡する犯人っていうのは大抵北に向かってカナダに
入国しようとするよね。そのせいかどうかは知らないけど、最近
カナダで日本人旅行者を殺害する案件が微妙に増えている。
・アレックスとドリュー
アレックスはブースと別れたが、リアムが新しい教官として連れて
来たのがブース。一体どんだけFBIって人材不足なのかと小一時間。
本当に身近な人たちでしかドラマが回っていない。
ドリューはアレックスと組むことに難色を示す。
アレックスのことが好きなので気が散ってしまう為のもの。
このアカデミー、ホントにバカみたいに性関係求めているよな。
特にアレックスとかシェルビーの性欲は留まることを知らない訳だけど
アカデミーの服がまた体にピッチリしていて妙にエロイんだよね。
アレックスとかアミン姉妹って胸が大きいのでもの凄く目に付く。
組み手なんかしたらそれはたまらんって感じですね。
アレックスはビリーと組むことになる。
全てはブースの意地悪から始まったとしていたけど最終的には
ドリューから真実を聞かされた。
「マッドマックス」風に行くか?としていたけど・・
二人は逮捕者と捜査人という形でゲートから堂々と出国しようとして
いたけど、そのアイデアはアイリスとウィルの方が先に使っていた
みたいだ。
結局二人は自力で国境まで行って乗り越えるみたいだった。
カナダ国境近くにあるバーモント州のフランクリン郡の町まで歩いて
いくことになる。ここってサイモンが雪が積もる中で一人浮き世なれ
して世間と隔絶して過ごしていた場所に近いよな。
・ニマとレイナ
ミランダが停職になった為に、FBIのシステムとして利用する「双子の
実験的潜入作戦」が頓挫に終わりそう。しかし今回の場合はなかなか
面白い形でこの双子の存在を利用出来た感じ。
一方をアカデミーに残して、パスポートを届けに一方が渡航する。
ニマとレイナが入れ替わるという作戦は、アカデミーの中でも始まった。
レイナが国境に行き、ニマはアカデミーに残っているとしていたけど、
実際には入れ替わり、パスポートも入れ替えて、色々とみて居る方として
もどちらがどちらか分からなくなりそうだったね。
・ケイレブとシェルビー
今回のこの二人は密入国の流れではなくシェルビーの両親に会う為に
行動を起こしていた。結局電話を使ってシェルビーの両親を盗聴して
二人が金目的だと知って失望する。ケイレブは自分が金を出すので二度
と遭わないでくれとして追い出す。提案を断れば警察に突き出すと。
ケイレブは父に頼んでチャーター機でカナダからアメリカに戻るという
ことになった。
・アイリスとウィル
ウィルがパスポートの偽造を作っていたけどそれを利用して戻ろうと
していたけど結局見破られたのかな。
最終的に取ったのは裸になり猥褻の罪で強制送還させるという作戦。
バカっぽいけど必死さが伝わるものだった。
アイリスとウィルってもっと出来そうな人物だけど実際に見てみると
思った程には出来ない気がする。
■テロ後の世界
ブースはここでもリアムから呼び出される。
リアムは気がつくと暫定副長官となり、ブースが元妻ハンナが手にして
いたテロ合同班主任を任されることになる。
この二人本当に怪しいよな。悪いことをしても査定に響かず、誰も彼ら
を告発もしない。
サイモンがブースと接触し、アレックスのしようとしていることを聞き
出す。CIAの囚人と接触しようとしていること。
サイモンはアレックスの要求にはこれ以上耐えられないということで
抜けると言い出すが実際にはブースを騙すための作戦だった。
盗聴器を仕掛けて最初にCIAのセーフハウスのような場所がブキャナン
リッジ通り74番地にあるということで、先回りしてサイモンとアレッ
クスが接触。なんとそこに居たのはウィル。
そして最終的に彼を渡した相手はシェルビーだった。
シェルビーが単独で行っているとは考えづらいけど、やはりケイレブ
と協力し、そしてウィルがシステミックスの件で内部に潜入して
いる流れを利用するのかな。ウィルはケイレブによってハメられた
人物なのかなと思っていた。
シェルビーもケイレブには振り回されているので、繋がりが無いとす
れば、彼らに復讐している感じだし、シェルビーの両親が軍需企業
だったことを考えると、爆弾の流れも繋がっていきそうな感じも
受ける。シェルビーの怒りの矛先がどちらに向いているのかにもよる
のだろうね。ただ当初のシェルビーは現在の世界に於いても協力して
いる姿が遭ったし、その辺の関係がハッキリしないな。
ウィルはアレックスに対して「君専属のトロイの木馬になる」として
いたけど・・
■その他
・計画はずれていく
ケイレブがシステミックスに潜入する為に寄付するハズの500万ドル
は今回シェルビーの両親のために使ってしまった。
またウィルも今回試験のようになったけど、自分がジョン・バスキン
となるべくパスポートを偽造する練習をすることは出来たけど、
アカデミー時代には見破られてしまっていた。
しかしウィルはケイレブと同じ銀行の口座に時前で貸金庫を作って
いて金を預けているようなことを語っていたね。どこから金を調達
しているのだろうか。
・本当のブースはどれ?
アレックスが最後に語っていた。
・空港で遭ったのは海兵隊のブース。
・クワンティコに潜入中のブースと遭って恋に落ちた。
・パーティーで元妻と一緒に居るブースにさよならを告げた。
・今度はここで教官としてのブースと話している。
ブースには色んな顔が有りすぎてアレックスにはパズルが終わらない
ことを語っていた。
■使用された曲
・Giving Up the Ghost by Alex Vargas
・Kamikaze by MO
・Bring Your Sweet Stuff Home to Me by The Pointer Sisters
・Falling Short by Lapsley
・Shackled Up by Alex Vargas
・Caught In The Fire by Sam Tennesz
■出演者
アレックス・パリッシュ (Priyanka Chopra) FBI研修生、父が捜査官
リアム・オコナー (Josh Hopkins) FBI特別捜査官・指導、シカゴで問題?
ライアン・ブース (Jake McLaughlin) リアムの部下、潜入
ミランダ・ショウ (Aunjanue Ellis) FBIアカデミー研修部次長
シェルビー・ワイアット (Johanna Braddy) FBI研修生、911で両親を亡くす
ニマ・アミン/レイナ (Yasmine Al Massri) FBI研修生、双子
ケイレブ・ハース (Graham Rogers) FBI研修生、父がFBIの偉い人
サイモン・アッシャー (Tate Ellington) FBI研修生、ゲイ?
ドリュー・ペラレス (Lenny Platt) 上級生、元NFL
アイリス・チャン (Li Jun Li) 上級生、上海生まれビバヒル育ち
ウィル・オルセン (Jay Armstrong Johnson) 上級生、元航空宇宙局局
ローラ・ワイアット (Kelly Rutherford) シュルビーの母
グレン・ワイアット (Kevin Kilner) シュールビーの父
— (Catherine De Seve) 空港の女性
— (Matt Langton) TSA Agent
— (Liana Montoro) Customs Agent
— (Amir Sam Nakhjavani) Customs Agent
— (Brent Skagford) CIA Operative
— (Kevin Woodhouse) Electrician
— (Carlos Clemenz) CIA Student
— (Jeremy Lacombe) NAT (New Agent in Training)
— (Stephen Walters) コロンビア大・学長