Major Crimes ~重大犯罪課 シーズン3 第14話 裁けない罪 Trial By Fire

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第14話 裁けない罪 Trial By Fire

脚本/Ralph Gifford
Carson Moore
監督/Stacey K. Black

【ストーリー】

バス停で黒人の青年男性が銃殺される。
バズは現場を撮影。タオは血だまりの上を何かが通っているとして
被害者の両膝を映し出してくれという。彼は助けを求めたのだと
して彼が動いていたことを語る。サンチェスは9mm弾の薬莢が6個発見
したと語る。サイクスは残りは容疑者の車の中だろうと語る。
フリンは銃撃痕は18箇所だとし、現場は広範囲に渡って撃たれていた。
タオは「数で勝負式か」と語る。

法廷でホッブス検事はタオに対して「勝負式とは何か」を尋ねる。
他のことに気をとられ標的に狙いを定めることが出来ず数を撃つこと
だという。気をとられていたというのは車の運転だという。車内から
は狙いが定めづらいとしギャングに銃の名手は居ないと語る。
ホッブスはモラレスから検視報告を証言させる。
被害者には3発銃弾が当たったこと。2発は左脚上部と右腹をかすめて
一発が首にめり込んでいたという。被害者のカーティス・ワイアットは
出血多量で亡くなったのかと問われると、最後に撃たれた弾は被害者の
内頸静脈を切り裂きその結果肺に血が流れ込んで自らの血で溺れ死んだ
状態だったと語る。
ホッブスは被害者の父親・ジョー・ワイアットを証言台に立たせる。
息子さんはギャングに興味が有ったのか。ジョーはそれを否定し、
常に避ける努力をしていたこと。毎週火曜日を除いて・・・「月とは
無縁の太陽の子だった」と語る。暗くなるまでには家に帰るという
意味だとし、毎週火曜日だけは授業が多い日で帰りが夜9時前になって
しまうのだという。

被告側弁護士のドナ・アルバラドはジョーに質問する。
息子はギャングと付き合いは?と尋ねると、ジョーは無いと断言する。
あんたの依頼人とは違い、息子は人を傷つける子ではないと。
リッジランド裁判長は余計な事は言わないよう告げる。
アンドレ・ジョンソンはルイス・ナバロについて質問される。
ルイスは俺たちのシマを車で女を乗せて走っていたこと。安物の車の
ホイールにドルマークなのですぐに分かるとし、まともなヤツなら
乗らないと馬鹿にする。傍聴席では大笑いが巻き起こる。
アンドレに対してルイスがカーティスを撃つのを見たかと問われると
それは否定する。女性の名前はと問われるが、それも分からないと
して答えなかった。
リッジランド裁判長はランチの為に一時間半の休廷だと語る。

法廷の外では重犯課の面々がホッブスが出てくるのを待っていた。
サイクスとサンチェスがクローディア・ゴメスを迎えに妹の家へ
行ったが赤ちゃんを預けたまま消えたという。シャロンは妹さんは
居場所を知らないのかと尋ねると、気分が悪いので一人になりたいと
して出て行った様だという。ルイスの仲間が接触したのでしょうという
サンチェス。ルイスがカーティスを撃ったというクローディアの目撃証言
がなければ不起訴は免れないというホッブス。シャロンは休廷の延長を
申請してというと明日までがせいぜいだと語る。

そんなところに裁判の傍聴人のエドがやってくるとギャングは加減を
知らないのであと2、3人は保安官代理を増やしたらどうかと語る。
エドは傍聴歴5年のベテラン。休廷だと聞いて証人が居なくなったで
あろうことをすぐに悟る。

クローディアは法廷に行かなかったからって娘が急病なんて嘘を妹に
付かせることはないでしょとしクリスマスなのに何を考えているのか
と語る。ルイスに自分の犯した罪を償わせたいのだというシャロン。
あんたもそうだろうというフリン。クローディアが取調室で証言した
VTRを再生するとそこでは確かに殺したのはルイスだとしてもしも
証言したら殺すと言われたが証言すると語る。あの黒人の子はバスを
待っていただけで撃ち殺されたのだとし、そんな世界で自分の子を
育てたいかと問うシャロンに対して、それは嫌だというが、でもこの
世界で生きるしかないのだという。しかし証言しないと殺人共犯で
刑務所行きになるのだというプロペンザ。そうなったら誰が
娘を育てるのかと問う。

法廷。
クローディアは証言台に立つ。
3月13日に被告人のルイスと一緒に居ましたかとホッブスは彼女に尋ねる。
するとクローディアはルイスに睨まれて何も答えることが出来ずに居た。
裁判長に呼ばれてホッブス検事とアルバルト弁護士は話し合いをする。
シャロンはルイスがカーティスを射殺したというクローディアが証言
した時の音声が残っているとするが、弁護士はそれが証拠となり得る
のは二つの場合のみだという。

1) 法廷での証言が疑われる場合
2) 法廷に於いて証人の記憶があやふやになった場合

証言拒否は明らかに弁護側による手の込んだ妨害だと主張する。
ルイスは無防備な青年を躊躇なく撃ち殺したのだという。
しかし判事はどうすることも出来ない事を告げ、ただしもし弁護側
が故意にこの混乱を招いたことが判明したらただでは済まさないと忠告
する。

陪審員長は第一級殺人容疑に対してルイス・ナバロに無罪の評決を与え
る。ルイスは大騒ぎして喜ぶが、シャロンはルイスに怒りの視線を
向ける。その視線に気がついたルイスはシャロンに対して銃で発砲する
仕草を見せて徴発するのだった。

■概要

・バス停で3月13日に殺された17歳の高校生・カーティス・ワイアット
の殺害について、被告でギャング団のルイス・ナバロと検事局の
ホッブスが法廷で争うことになる。殺されたカーティスの父・ジョー
は息子はギャングとは無関係だったと主張。敵対するギャングの
アンドレはあの日”まともなヤツは絶対に乗らないような安物ホイール”
をつけたルイスの車を目撃しているが発砲しているところまでは見て
居ないという。
・この法廷によって頼りになるのはクローディア・ゴメスの目撃証言
だったが、ルイスは証言すれば殺すと脅していた為に、どうしても
話す事が出来ず、その結果陪審員は無罪判決を出す。
・しかしそんなルイスも後日車が燃焼促進剤によって燃やされるという
事件が発生。ルイスが殺害されたとなればギャング団の抗争に発展
するとしてマスコミ対応、そして情報には細心の注意が必要だとされ
るが・・・

■感想

今回のドラマ、「クローザー」を見たことがある人ならば比較して
見るのが楽しい部分が有ったりするのではないか?
ギャング団の男は明らかに犯罪を犯していたのに罪に問えないことを
知ってクローザーに於けるブレンダは、そのギャングが狙われる
ことを知って自然に町のギャング団に処分してもらおうとして
ダークヒーローに期待を込めて釈放する流れが有った。
今回のシャロンはそんな行動には出なかったけど、明らかに犯人だと
される事件も裁けないことへの憤り感の強い内容だった。

ドラマとしての時期は明日がクリスマスという状況の中で、本来なら
ば家族で過ごすものなんだろうけど、被害者のことを考えれば
そうも言っていられない。といっても重犯課でクリスマスを楽しむ
家族が居る人ってどのくらい居るのかな。

プロペンザとサイクスがクリスマスムードたっぷりの服を着ていた
けど(笑)、もう先週にはクリスマスエピソードは終わったのかと思って
た。

ドラマでは3月の事件を扱っているという時間的なギャップが有った
けど、ドラマをみて居ると法廷・司法制度の限界が現れた感じの
エピソードだった。

アメリカの弁護士を見れば悪人と思えって感じで、今回はルイスの
弁護士・ドナ・アルバラドだけでなく、シャロンの元夫のジャックまで
登場するのだからよりその思いは強くなる。
このドラマでは元々法廷に持ち込むことを避けて、迅速な解決を求める
というのが趣旨だったけど、法廷に持ち込まれると弱いね。

ルイスが無実になること。
流石に刑事に復讐する程馬鹿じゃないのだろうけど、シャロンと
目が有っていた時の火花の散り合いからして、ラスティが危険な目に
合わないかとちょっと心配だった。

そんなルイスが殺された時には「ざまぁ」って感じだったけど、一人の
死によって抗争が始まるという危険な状況も漂っていて、今回は特殊作戦
部(SOB)本部長補佐が初めてその職についての仕事も有って、未然に
防ごうとして神経質になるフリッツの姿も有る。そんなフリッツが
心筋梗塞持ちだという事を知っているタオは、寧ろフリッツに気を
使って、取調室の監視カメラの場では席を譲り、捜査に行く時には
気をつけるように声を掛けていた。

■目撃証言、証人は当てになるのか?

アメリカでも当然こういう報復の構図で証言出来ないという事情が
あることは百も承知なので、現実的には何か対策を施してはいると
思うんだよね。

今回は犯人に対して目撃証言したりアリバイ証言するものが複数現れた。

どれも嘘だったり真実を知るものは嘘をついている。
守るべき価値があるものなのかという感じで、価値がないと思った
ものの一人が今回の犯行を行っていたことが判明していく。

1) カーティス殺害を目撃したクローディア

この人は一番可哀想だったな。目撃してしまった余り証言しなければ
ならず、証言を拒否すれば殺人の共犯で服役するという状況。
そんな状況でもやっぱり何度も話すべき、話さないべきとの葛藤が
有って結局ルイスを目の前にして話す事は出来なかった。
それで娘とは離ればなれにされるだけでなく共犯の罪で服役ですよ。
ルイスはのうのうとしているのに・・・

「こんな世界で子供を育てたいのか?」
とシャロンたちは説得していたけど、
「この世界で生きるしかない。違う世界などないんだ」
としてクローディアは語っていたけど、ギャングの報復の怖さとか
貧困層に於ける悪循環を最も知っているサンチェスがもの凄く親身な
感じで彼女をみて居た。

2) ルイス殺害を目撃した匿名の通報者

匿名の通報では信憑性の問題も有るし、都合良く情報を操作されている
可能性は有る。通報内容では
「3人の黒人ギャングがメキシコ人に銃を突きつけて殴りまくっていた。
動かなくなると車のトランクに入れて走り去った。ホイールにドルマ
ークをつけていた。”ホントだ嘘じゃない”」

結果的にこの言葉の癖から、通報者が裁判の傍聴人であるエドだという
ことが分かるんだけどね。

エド役を演じていたJude Ciccolellaは「24」で大統領補佐官・マイク・
ノヴァクを演じていた。

3) ジッポのアリバイを偽装する母

身内のアリバイ証言って証拠になるのか?って感じだけど、これまで
に彼はライバルのギャングを殴り殺し車のトランクに入れて燃やした
前歴がある。放火容疑としても3度容疑が掛けられているが、その都度
母親とテレビをみて居たという偽証だけで不起訴になっているという
ところがなんとも言えない。

■結論

シャロンはルイスを捕まえられずにいたところに相当頭に来ていたね。
ただ彼女は元々内部監査をしていて法務のことは熟知している。

「法で善悪は裁けない」
「文明社会に沿う解決法を提示するだけ。司法制度を機能させたいなら
不本意だが判決が下っても従わなければ・・・」

それが出来なかったエドが結局「正義のバッジ」ではなくダークヒーロー
的役割を果たして、世直しを行おうとしていたようだ。

ただ彼はマスコミにも情報を漏らしていたことで、この町のギャング
たちを抗争させて一掃をすることを図っていたところがあるのかな。

■その他

・退職願

サイクスはコピー機の上に退職願が置いて有るのを見て、真っ先に
プロペンザを疑った。そしてプロペンザ自身は今回の件で一番
親身になっていたフリンが退職しようとしているのではないかとして
疑う。結果としてタオがドラマ監修のギャラと年金関係の件で
必要な書類を提出しようとしていて、タオは年金を早期に受け取るの
ではなく満額で受け取ろうとしていた様だ。それを聞いてフリンが
またタオが幾らもらっているのかを気にしていた。

・ベッキンと母さん

いよいよラスティがジェフを連れてきた。
こういう時にモラレスでも同席していれば良かったのにな。

ジェフはラスティのことをベッキンと呼ぶ。
「ベック&コール」の略で、みんなの手足という意味だという。
凄い働き者で文句を言わず明るく常に前向きで大人気だという言葉で
二人の関係は良い感じに思えたけど、結果として8歳の年の差が有り、
告白したけれど、振られてしまった様だ。

ラスティはジェフに複雑な事情を話すことを省略する為に、シャロン
のことを初めて母さんと呼んでいた。ちょっぴり嬉しそうなシャロンで
有ったが、ジャックが出て来たことでそれも台無しか?

・ジャックの取引

娘のエミリーにウチに泊まりに来るようシャロンに言ってくれないか
としていたジャック。

・ジャックとラスティ

当然だけどこの二人の間にもわだかまりが有る。

「ロス市警のオリバー・ツイストじゃないか。」
「メリー・クリスマス、Mr.スクルージ」

ジェフは彼はダレなのかと問うとラスティは思わず
「母さんの前のダンナさんだ」
と語った。まさに事情は複雑。

悪人をMr.スクルージと語ったシーン、昨日放送の「HAWAII FIVE-O」
でもダノが語っていたような気がする(笑)

■使用された曲

■出演者

シャロン・レイダー (Mary McDonnell) FIDから重犯課へ
ルイス・プロペンザ (G.W. Bailey) ベテラン
アンディ・フリン (Tony Denison) プロペンザの相棒
マイク・タオ (Michael Paul Chan) 分析力
フリオ・サンチェス (Raymond Cruz) ギャング捜査に強い
バズ・ワトソン (Phillip P. Keene) カメラ
エイミー・サイクス (Kearran Giovanni) 特捜班から異動
ラスティ・ベック (Graham Patrick Martin) 母親が失踪中
モラレス (Jonathan Del Arco) 鑑識
ラッセル・テイラー (Robert Gossett) 新本部長

ケンダル (Ransford Doherty) 検視官
アンドレア・ホッブス (Kathe Mazur) D.D.A.
フリッツ・ハワード (Jon Tenney) 特殊作戦部(SOB)本部長補佐
ジャクソン・レイダー (Tom Berenger) 弁護士、シャロンの元夫

クレイグ・リッチウッド (Steve Tom) 判事
ジョー・ワイアット (Glenn Plummer) カーティスの父
エステル・ワイアット (Tiffany Adams) ジョーの妻
エド・ウィンズロー (Jude Ciccolella) 法廷傍聴マニア、元教師
ジェフ・バリヤー (Mitch Ryan) 「正義のバッジ」のスタッフ
ドナ・アルバラド (Roberta Valderrama) ルイスの弁護士
クローディア・ゴメス (Leana Chavez) 目撃者
モーリス・ワシントン (Alfonso Christian Lover) “ジッポ”、ギャング
— (Lu Parker) リポーター
ルイス・ナバロ (Jose Abril) ギャング、殺人犯
アンドレ・ジョンソン (Melvin Diggs) 証言者、ギャング
ジム (David Wells)
— (Denise D. Williamson) Clerk
— (Philip Michael) Normandie Gang Member
— (Coco Marie Schneider) クローディアの姉

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