第5話 脱出計画 Exit Plan
脚本/Michael Horowitz
監督/Marc Roskin
【これまでのストーリー】
CIAのストロングと取引でマイケルは彼が狙う組織に潜入する。
バークはキューバに秘密施設からソーニャ・レベデンコを脱走させる
としてサムとジェシーもマイケルの協力で手助けすることになる。
バークはソーニャが大事だとして自分の体に爆弾を括り付けて
施設の壁に穴を開けてソーニャの逃げ道を作る。彼女は拷問され
鎮静剤で牢獄の中に入れられていた。
ジェシーは彼女を車に乗せて船が停泊されている海に逃げてくるが
マイケルたちを待つ間にジェシーはソーニャによって頭を殴られて
逃げられてしまう。マイケルは彼女を見つけ出そうと語る。
【ストーリー】
『森の中で誰かを追跡する為には足跡や折れた枝など手がかりを
見つけてそこから相手の行動を読んでいく。』
『手がかりを見つけた時こそ気をつけろ。』
三人は折れた枝を見つけると、この先の道に抜けられたら逃走され
るという。しかしマイケルは3km近く足跡一つなかったのに急に
枝が折れているなんて変だという。この辺に何処か隠れているのだ
ろうと。まだ鎮静剤も効いているのではないかというジェシー。
マイケルは道路へ向かう振りしてあっちに行ったのだろうとし二人
はダマされた振りをして道の方へ探してくれという。
マイケルだけ現場に残るとソーニャが木の上から降りて来てマイケル
に銃を突きつける。マイケルに銃を捨ててと語る中、彼はオレは君の
味方だと語る。あなたは有名なスパイのマイケル・ウェスティンで
しょというソーニャ。ソーニャはマイケルに靴紐を解いてとし妙な
マネをしたら撃つという。オレは君を助けに来たのだというと、
捕まえて拷問する気でしょという。私はアメリカ人に恨まれている
という彼女に、オレはCIAを追い出されそれでバークと組んでいるの
だという。ドミニカで落ちぶれていたオレを拾い酒を止めさせて仕事
をくれたとし、俺たちはセラーノを吐かせて君を助けに来たのだと
いう。バークは居ないじゃないという彼女に、君を逃がす為に自爆
したのだという。それは都合の良い話だとソーニャは死人に口なし
だという。バークは大事な仲間・・というよりも命の恩人だとし、
証拠は何も無いが、アイツを信じて組織の為に働いてきたという。
アイツは君の事をこう言っていたとし、
「ソーニャが未来を握っている」と。信じてもらえないかという
マイケル。
サムとジェシーも合流して船が停泊している海岸に行くが、既に
キューバの警察が不審な船だとして調べていた。C4爆弾が残って
いるのでドカンとやって引きつけている間に岸壁まで泳げば良いの
ではないかという。しかし怪しい船があるって無線で知らせている
ハズだとし、武装ヘリが飛んでくるだけだという。ここは島国で
あり封鎖されたら出られないという。
ソーニャは密輸業者に頼むという。名前はルーベン・エルナンデス。
ハバナで葉巻の店をしている人物で銃を密輸で運んでいるので港
に顔が利くという。人も運べるのかというマイケル。私の頼みならば
聞いてくれるというソーニャ。
ソーニャの罠ではないのかというジェシー。マイケルはソーニャに
殴られて頭に来ているのは分かるが今は信じるしかないという。
それよりもジェシーはスパイ防止チームにいた頃、ロシアの女スパイ
がアメリカにいるという噂が有ったという。金髪で20代で言葉に
訛りはないこと。まさに該当していないかと。サムもまたNSAの機密
を盗んだと聞いているとし、アメリカのスパイを暴いて大勢が殺され
たという話だという。それがソーニャなら俺たちも殺されるという。
あの女をトランクに押し込んでCIAを呼んだらどうかというサム。
マイケルは投げ出すわけにはいかないとしバークょ捕まえる任務は
テロ組織を潰せに変わったのだという。ソーニャが居ないと組織に
近づけないという。サムやジェシーが嫌なら俺一人でも任務をやり
遂げるという。サムは手伝っても良いが任務が終わったらCIA長官
から感謝状とモヒートを贈らせろよと語る。
ルーベンは昼過ぎに店を開けるそうだという。
サムとジェシーは別の車を調達してきてくれとし私とマイケルで
店の中のルーベンと遭うという。
『スパイと組んでた協力者は疑り深い性格になってしまう。こうな
ると恋人にも嘘をついていないかと目を光らせる。』
『監視から逃れるにはまず誰が監視しているか突き止めろ!』
『ロシアとキューバの結びつきは冷戦時代ほど強くはないが捜査機関
は今でも協力し合っている。』
『急ぎでバリケードを築くにはオンボロの車を並べて道をふさげば
いい』
『スパイにとって敵の作戦指令室はまるで夢の国だ。敵の弱点が
分かり戦力の配置も分かる。』
『整備中の飛行機で逃げなきゃいけない時は贅沢を言わずポイント
を絞ること。航空技術は難しいが空を飛ぶ原理は簡単』
『偽の攻撃作戦で大事なのは被害は少なくて良いから恐怖心を与える
こと。』
■感想
ドラマとしては緊迫感に溢れていて面白かった。
このドラマをみて居ると、こういうピンチのシーンは何度か目にした
けど、舞台がHOMEマイアミではなくキューバという完全AWAY感漂う中での
シナリオが展開しているので何処まで出来るかだよね。
日本と同様に島国のキューバからどうやって逃げるのか。
バークは組織の為、そしてソーニャの為に自爆してまで彼女を助けた。
ソーニャはマイケルのことを知っていたけど、マイケルが元々CIA
諜報員であることも知っているようで、アメリカの敵であるソーニャ
としてはマイケルが仲間であるとは信用出来ず、肝心のバークが
死んでいる為にどのようにして信用を得るのかということが第一の
ポイントとなった。
気になるのはソーニャという人物はロシア所属でもないし、その割りに
ロシアで訓練を受けた時のことを話している。オクサナにはエストニア
で身元がバレてMI6のスパイは逃げようとする間もなくオクサナに見つ
かって殺されたとしていたし、今回はマイアミのハッカーによって
身元がバレたということで殺害に来たみたいだけど、何処に属する
人物なのか。
アメリカ人だけど、アメリカのNSAから情報を盗んだ女。
でもなんだかこのパターンって実はマイケル・ウェスティンの女性版
のようにして誰かにハメられたスパイだということはないのかな。
マイケルのことを研究したというソーニャ。
「あなたの作戦は何故犠牲者が少ないか仮説が有った。教官は「恐怖
を与える為」生き残ったものが噂を広めて評判をあげるとしていた。
どうしても手を汚さないといけない時だけ手を汚す。研究するウチに
あなたは本物の悪党しか殺さないと気がついた。」
ソーニャが本当の悪党で、彼女が属している組織が悪党だとしたら
マイケルが手を汚すことは想定しているのではないのかな。
■キューバ脱出
オクサナもマイケルの前に立ちはだかる強敵の一人かと思ったけど、
これまでに出て来た捜査官や諜報員とさほど変わらない。
この土地がキューバで彼女の周りには多数の支援があるということを
除いては正直見た目ほど怖い人物ってことでもなかったな。
マイケルたちは滑走路の飛行機は盗めないと知り、格納庫の飛行機での
脱出を試みようとするが、すぐに見つかってしまう。
対応の早さはビンテージカーが町を行き交うキューバとは思えないほど。
キューバは外から外車の輸入が認められない為に、ビンテージカーを
大切に使用している国でも有る。ただオバマ政権で目に見える功績の
一つとしてキューバと国交を回復したことも有るので、今後はキューバ
にあるビンテージカーはアメリカの愛好家たちに高く売られていくの
かな。
サムとジェシーが敵の懐に入る中、二手に分かれたらどうやって
合流するのか気になっていた。
しかしオクサナという人物は極論が過ぎて、敵がいると分かれば
戦力をみんなそこに運んでしまうところも有る。
上手いことジェシーが警察署の外に爆弾を仕掛けて、マイケルたちが
飛行場ではなく近くに居るということを見せかけた。
恐怖心を埋め込む方法論は上手かったかなと思うけど、ジェシーは
一人だし相手から外のジェシーに対して行動を起こそうとは思わなかっ
たのかな。攪乱させて相手を誘導させる。これってこれまでの
このシナリオの中でもやってきたことだよね。
■マイアミ
マイアミではフィーとカルロスがニューオーリンズの仕事をしようと
してマイアミから出て行こうとする。しかしストロングは当然それを
認めようとしない。マイケルはフィーたちを助ける為の条件と引き替
えに今の仕事をしていること。
しかしその条件はマイケルだけに留まらずテロ組織の壊滅をしなけれ
ばまたみんなが牢獄に戻されるということ。正直それを聞いたら
フィーはマイケルの元に戻るのかなと思って期待したのだけど、彼女
の心はマイケルに対する嫌悪感しかなく、ストロングに求めた要求を
聞くと寂しい限り。
フィーの心がマイケルに戻るということはあるのだろうか。
少なからずこのドラマを見守って来た人は二人が結ばれる形の
エンディングを期待したい。
この状況を打破する為にはカルロスが敵であったり、彼が任務
中に巻き込まれて亡くなるなどのことが有れば、その可能性は有る。
カルロスが電話していたルーは敵ではないのか。カルロスはそもそも
どんな人物なのかが気になるね。
■その他
・ママさんは電話だけで登場
今回は電話とか無線機が役に立ったよな。
フィーはママさんを暫く一人にするけど大丈夫かとして電話していた。
チャーリーの誕生日には戻って来てと語る姿。
マイケルとフィーを結ぶのはマデリンだけになっているので、貴重な
存在だね。
・サイコロマークの敵
ソーニャがマイアミに戻った時には既に車が用意されていて、サイコロ
マークが付いていた。果たしてどんな人物が組織に関与しているのか。
■使用された曲
・
■出演者
マイケル・ウェスティン (Jeffrey Donovan) スパイ
フィオナ・グレナン (Gabrielle Anwar) 元・彼女”フィー”、武器商人
サム・アックス (Bruce Campbell) 元相棒
マデリン・ウェスティン (Sharon Gless) マイケル母
ジェシー・ポーター (Coby Bell) 民間の警備員
アンドリュー・ストロング (Jack Coleman) CIA?
カルロス・クルズ (Stephen Martines) フィーの新しい相棒・恋人
チャーリー・ウェスティン (Wilson Pennell) ネイトとルースの息子
ソーニャ・レベデンコ (Alona Tal) バークの仲間?
オクサナ・ジルコフ (Marina Benedict) ロシア情報総局、大佐
ルーベン・エルナンデス (Julio Oscar Mechoso) ハバナの葉巻・武器密輸
— (Anthony Belevtsov) Lieutenant
— (Rod Ball) Jailer
— (Chris O’Connor) Sergeant
— (Zay Zay Aquino) Policeman
— (Jason Andis) Cuban Cop-Airport Scene
— (Elizabeth Grace Becker) Club Patron
— (Massiel Checo) Cuban Cop
— (Ricardo Finnis) バーテンダー
コメント
http://itawind.web.fc2.com/2007/aibo619.htm
相棒 シーズン6 第19話 黙示録
野元学二は「コイン商店主」です
http://toho-ent.co.jp/actor/profile.php?id=5065
ドラマ好きさん、書き込みありがとうございます(^^)
作品が古いことも有り、今すぐに確認が出来る状態ではないので確認次第直さ
せていただきます。
ただ現在サイト運営に関してやる気を失っている状態なので、時間がかかるかも
知れませんがご了承下さい。