Major Crimes ~重大犯罪課 シーズン3 第16話 自殺願望の男 Leap of Faith

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第16話 自殺願望の男 Leap of Faith

脚本/Damani Johnson
監督/Jon Tenney

【ストーリー】

プロペンザはフリンに電話して会話する。フリンは車に乗っていたが
渋滞にハマっていた。プロペンザはパトリスと過ごしたクリスマスは
素晴らしかったしロサンゼルスもまんざらじゃなかったというが
別れようと考えているという。
フリンはみんなこの町が好きらしいとし、休暇で何人町を出ようが
このド渋滞だと呆れる。フリンはオレと警部の関係は天と地の差が
有り、あなたらの関係とは違うという。プロペンザはシャロンのことを
いつ警部と呼ぶことに戻ったのかと問う。上手く行っているから
別れようなんて馬鹿げているぞというフリンはもしシャロンとデートして
る関係なら遭うのを辞めたりはしないという。過去に誰かを失望した
経験が有ってもだという。繰り返してしまう癖があったら?と。「オレは
いつも女を傷つけてしまう。分からないんだ。終わると知って付き合
う理由が」というプロペンザ。そんな中フリンは対向車がやたらと騒
がしいことに気がつく。プロペンザにまたかけ直すとしてフリンは
サイレンを鳴らして現場に行く。

現場でフリンは何が有ったのかを尋ねると男が宙返りを決めようとして
いるのだという・・・高速道路に向けてと。今専門のカウンセラーを
待っているところだという。陸橋で自殺志願者110号線を閉鎖させるの
だと報告する。
フリンは陸橋から今にも飛び降りようとしている男性に近づくと話せ
ないかと語る。名前だけでも教えてくれというと、ビルだという彼は
放っておいてくれと。フリンは自分以外の人を傷つけたくないだろう
とし、お前が飛び降りれば下で大事故が発生し無実の人が死ぬのだと
いう。それでも良いのかと。ビルはオレは何もしていないんだというと
フリンはオレが力になってやるという。オレも似た経験があるのだとし、
全てを捨てたくなったこと。でもそれじゃ解決はしない。人生はいつか
終わるが死んだら永遠にそのままだという。永遠に明日は来ないとい
うフリン。オレの手を掴んでくれとすると彼を安全圏に引き上げる。
よく耐えたなと。次は二歩目に進もうとし、名字は何かと問うとジョ
ージだという。身分証は?トラックの中にサイフがあるという。
警察や消防は引き上げを図る中、トラックの荷台に袋に被せられた
ものを目にする。フリンは嫌な予感がするが・・

重犯課が現場にやってくる。
タオは容疑者はウィリアム・スコット・ジョージ(31歳)。性犯罪の
前科有り。未成年者との性交で州立刑務所で2年2ヶ月服役している
という。調書では16歳の少女にこっそり酒を飲ませて自宅に連れ込んだ
と有るという。「とんだ子羊を救ったなフリン神父」とプロペンザ。

被害者の身元はビルは知らないという。
サイクスはIDも所持していないという。ケンダルは硬直が始まった
ばかりなので死後3、4時間だとし死亡時刻は午前4時45分から5時45分。
外傷はないし防御創もないという。左の手首に縛られた跡が有るのを
見つけると拘束を疑うが、右にはその跡は無かった。死因と思われる
外傷は今の所はないという。バズは自然死の少女が原因で自殺する?
というとケンダルはムッと来る。サンチェスはこれを撮影してくれ
と頼むと楽しむのが好きらしいという。用意周到だとして荷物には
大人のオモチャが沢山入っていた。

オフィス。
フリンはサンチェスに言ってトラックをガレージラボに運ばせる前に
運転席の下からこの駐車券を見つけたという。日付は昨日(2014年12
月28日)だった。プロペンザはヤツの隠れ家なのか。性犯罪の前歴者
は全ての住居先を州に報告する義務があるというシャロン。
ブロペンザはヤツが被害者の身元を明かすよりも自殺を選んだ理由は
知り合いの娘だからだと”いつもの”予言をする。バスはもしくわパジ
ャマ姿で近所を歩いていた被害者を拉致したのではないかと。
シャロンは取引前に事情を聞かないといけないと語る。

フリンとシャロンは取調室にいくとビル・ジョージに対して約束通り
あんたの力になるという。その為にあんたにもオレとシャロンに力を
貸してくれという。ホントに被害者が誰なのか知らないんだというビル。
あんな子はみたことがないと。真相が見た目通りとは限らないのは
分かるとし私たちは死因さえ突き止めては居ないという。睡眠中に
発作死したのかも知れないし自然死かも知れないというシャロン。
しかしビルはここで何を言おうが聞いてもらえないだろうとし最初から
信じる気がないんだという。オレはあんな女の子は知らないんだという。
荷台にいた理由は?とシャロンは尋ねる。オレは夜中に新聞配達の仕事を
していること。他の仕事もしているが毎週月曜は”LAセクシー”が刷り
終わったらAM3時から6時半までの間に契約者全員に配達しなければ
ならないのだという。今朝も配達して家に帰るとあの子が居たのだとし
ベッドの上にあの姿でと語る。タオは雇われていたかどうかの裏取り
をするという。フリンはどうして通報しないのかと問うと気が動転して
いたのだという。毎日肩身の狭い思いをして暮らしているとし、家の
窓に石を投げつけられる事も有ればタマゴを投げつけられるという。
前科者の性犯罪者だとして警察に頼れるハズがないという。少女の遺体
を運んで駐めて有ったトラックの荷台に積んだこと。何処へ運ぼうと
したのかと問うと分からないが思いつかなかったという。それで自殺
しようとしたのかというフリン。自分で殺した訳でも無いのに・・
おれはあの女の子は知らないし見た事も遭ったこともないという。家の
中を記録して状態を把握させてというシャロン。

■概要

・クリスマスが終わりロサンゼルスから旅行に出る人も多くいたが
それでも渋滞が留まらないのがロサンゼルスの町。
・フリンは出勤途中でプロペンザと会話しているとサイレンが騒がしい
ことに気がついて現場に向かうとそこには陸橋から高速道路に投身自殺
しようとしている男性を目にする。フリンはそんな彼の自殺を思い
留まらせる中、名前などを調べようとして彼が乗ってきた車を調べる
と少女の遺体がトラックの荷台にあることが分かる。
・自殺志願者のビルはその少女のことは全く知らないことを訴えるが、
彼のことを調べると未成年者に対する性犯罪歴が有り服役していた
事を知る。彼は警察官だけでなく人間不信に陥っていて、どうにも
彼の発言には信憑性があるのかどうか図りきれないものが有った。

■感想

今回は結婚・離婚に於ける「セカンドチャンス」、犯罪の前科者に
於ける「セカンドチャンス」、被害者に於ける「セカンドチャンス」
をそれぞれ取り上げたものだった。

セカンドチャンスがない世界っていうのは息苦しいものなんだろうね。
ただセカンドチャンスが必ずしも与えるべきではない人が居るのも
確かな訳で・・・

特にドラマでは離婚している人が多い。
レイダー家のシャロンもジャックと離婚していてフリンがその関係
を気にしている最中だし、プロペンザも同様。

警察とか検察だけは先入観を持って捜査をしてはいけないのだろう
けど、性犯罪とかドラッグに関してはどうしても再犯率が高い為に
疑わざるを得ないところがあるのだろう。

プロペンザは今回先入観たっぷりの役割を持って捜査に挑んだキャ
ラクター。対照的にフリンだけが容疑者のビルの味方の立場として
存在している。

ただプロペンザが語る様に、
「オレは腐りきった犯罪者が横行する世界を渡り歩いてきた。その世界
で性犯罪者がシングルを好む率が高い説がある。子供たちの事は
より好むから」だと。

そのプロペンザ式統計によると、彼が別れる確率・付き合う確率に
置いて彼は常に40歳未満の女性と付き合っていた為に、今の彼女との
関係が上手く行くか心配している姿がある。

心理カウンセラーのジョーに助言を求めたかったみたいだけど、
単刀直入に「嫌いなら別れたら?」と言われる。
ただこう言っては何だけど、40歳未満の子と付き合っていたからこそ
ここまで離婚率が高いってことだって有る訳で、ある程度の年齢になる
と日本でもそうだけど「夫は邪魔だから外に行って欲しい」と考える
夫人は多そう(笑)

■前科者の環境的要因

犯罪者が色眼鏡で見られるのは仕方が無いけど、それでも更生しようと
している人は必ず居る。環境によって再犯せざるを得ないという人は
居るはずで、それだけ犯罪歴に於ける就職率の悪さや社会生活に
於ける不自由さというのは存在するのだろう。

今回の容疑者のビルに対して、関係のない人を巻き込んでも良いのかと
して他人を巻き込んで自殺することに異議を唱えていたフリン。
ビルは未成年者に酒を飲まして関係を持ったということで他人を
傷つけてしまった訳だけど、その後の彼の性格や態度を見ると、
他人を傷つけたくない思いが強そうで、繰り返し自殺のタイミングを
図っていた。

今回ラスティが被害者の立場で公園で売春していた過去がストロー事件
の流れから浮上してきた。
ラスティの場合は母親が依存症で誰も頼りに出来ない少年だったこと
も有ってそうせざるを得なかった。

シャロンはラスティが陳述書を書く中で、2つのことが引っかかるとして
語っていた。

公園にいたことを恥じているが環境がそうさせたのだとして人間性とは
関係がないこと。あの時は未成年だったとして選択肢がなかったことも
語る。
またシャロンはエマが取引の件を軽率に話したことを怒っていたが、
実際にはラスティの先入観で誤っている事実が含まれていた。

■完璧過ぎる物証

今回の事件、何と言っても被害者の家は生活感がない程にキレイに掃除
されていた。侵入の形跡は無く、窓にも鍵が掛けられていたこと。
遺体を運んだのであればどのようにしてベッドの上に運び入れたのか。

ビルは自分のせいで愛しているケンプ家の親子のことを巻き込みたくない
ところが有ったし、何よりも自分の性犯罪の前歴を知られたくなかった
ことも有る。

ただビルの賢いところは、決して学習していない人物ではないこと。
刑務所仲間からは出所したら全てのものを取っておくのだということで
何もかも残していたことが後に自分の嫌疑を晴らすことになっていく。

■障害児を本当に愛せるのは肉親だけか

レイがジェンと別れてしまったのは、完璧な子ではなかったということ
で、被害者の少女のアニーは自閉症を持って生まれてきたことが要因
のようだ。ただ人間には完璧な人は居ない。

娘の為なら人生をかけても良いと考えているのは母親だけで、再婚した
クリスは、まさかここまで人生を犠牲にされるとまでは想像出来なか
ったのだろう。そう考えたのであれば妻に相談すべきであったと
思うしなかなか難しい問題だ。

最近は日本の医療費高騰故のことからなのか会議施設を襲うという
痛ましい事件が発生していたよね。

突発的に怒りから枕で押さえ込んでしまうという一瞬のノイローゼ
状態は有るのだろうけど、ジェンの場合計画的犯行だったことも有り
凶悪に写ってしまった。

「他人の人生を奪い取る少女だ。囚人のように閉じ込められているの
は寧ろ僕の方だ。」

■その他

・ホッブス検事

エマ検事に比べるとホッブス検事は頼りになる。

取調室に於いて再び目撃者がいると嘘をついたシャロンとサンチェスに
対して
「そんな人、本当に居るのか」と語っていたホッブス。

そのホッブスは
「特別な人しか援助を必要とする子は救えない」
とした際にはラスティの方にカメラの焦点が当たっていた。

・ストロー事件は2週間が勝負

今回の事件を見ると2014年12月28日から30日くらいの事件だった。
やはり警察や検察に正月も大晦日もないのかな。

最後にシャロンは
「ラスティ・ベックが裁判長なら何を科すか?」と問われていた。
取引して逃がしたら怖いことになるだろうに・・

■使用された曲

■出演者

シャロン・レイダー (Mary McDonnell) FIDから重犯課へ
ルイス・プロペンザ (G.W. Bailey) ベテラン
アンディ・フリン (Tony Denison) プロペンザの相棒
マイク・タオ (Michael Paul Chan) 分析力
フリオ・サンチェス (Raymond Cruz) ギャング捜査に強い
バズ・ワトソン (Phillip P. Keene) カメラ
エイミー・サイクス (Kearran Giovanni) 特捜班から異動
ラスティ・ベック (Graham Patrick Martin) 母親が失踪中
モラレス (Jonathan Del Arco) 鑑識
ラッセル・テイラー (Robert Gossett) 新本部長
ケンダル (Ransford Doherty) 検視官

アンドレア・ホッブス (Kathe Mazur) 検事
Dr.ジョー・ボウマン (Bill Brochtrup) 精神科医
ロビー・オデルノ (Brandon Barash) 失踪課の刑事
ビル・ジョージ (Chad Lindberg) 元性犯罪者
クリス・オハラ (Erik Jensen) アニーの継父
ジェン・オハラ (Paula Marshall) アニーの母
アニー・オハラ (Baileyana Elm) 16才、自閉症
リサ・ケンプ (Sarah Lafleur) ビルの恋人、シングルマザー
ケーラ・ケンプ (Katherine Landry) 13才、リサの娘
ジェーン・ルイス (Rose Abdoo) ビルの公選弁護人
— (Jarrod Crawford) Officer
— (Joel Shock) Police Officer

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