第20話 自信と過信 Drive
脚本/Jake Coburn
監督/Ron Underwood
【これまでのあらすじ】
ドリューはアレックスに手の震えの件を報告されてもう終わりだと嘆く。
クームズ捜査官/管理官は双子に対してテロ対策で役立つ人材である
ことを語る。シェルビーはケイレブは暴力的なだけでなくカルト教団
に関わっている本当は危険な人物だとリアムに報告するがまるで聞き
入れてもらえず。アレックスはブースのことが分からないと告げる。
ミランダは何でナタリーはアレックスと関係が有るのかとブースに
問うと最後にナタリーを見たのがアレックスだと。シェルビーとアレ
ックスは携帯を追跡して教会に行くとウィルが被爆した状態で現れる。
アレックスに近づくなというと、ボクは病気だとし「核爆弾」を作る
のを手伝ったと語る。それを探してくれと託す。
【ストーリー】
— 現在 —
ブースたちFBIチームはアレックスの逮捕令状を持ってブルックリン
の彼女の家にいくとそこに居たのはケイレブだった。アレックスなら
留守だとし昨日から戻っていないと語る。ニマは何処に行ったのかと
彼に問う。
アレックスはFBIに捜索されているのを知りつつ、教会に爆弾が有る
と通報してから6時間が経過したが未だに何も見つかって居ないみたい
だとシェルビーと電話で語る。シェルビーは何故なのかとして教会の
地下にある墓地で無理矢理ウィルは核爆弾を作らされたと言っていた
こと。シェルビーは持ち運びが出来るのかも知れないと語る。
もしウィルが目を覚ませばヒントが聞けるかも知れないというアレッ
クス。しかし彼は集中治療室(ICU)だと語る。最後の手がかりだとする
と、もしウィルと一緒に爆弾を作っている人が居れば放射線の影響を
受けているハズでウィルのような症状の患者が居るとし、シェルビー
は入院している人を調べたらセント・ルークス病院に身元不明の男性
が運ばれているという。178cmで髪の毛が茶色・・サイモンなのか。
— FBIアカデミー・クワンティコ —
●AM 7:00 近接戦。
リアムは生徒たちに対して、強いつもりでも素速くても常に上がいること
を忘れるなという。接近戦では強さや早さよりも状況に対する適応力の
差が物をいうこと。「技術が身を助け直感が命を救う」。そこでボックス
に入り閉鎖された空間での実戦でシミュレートするという。実戦では
時も場所も相手も選ぶ事は出来ないとし、今回の相手は教官たちだと
語る。
ブースはアレックスにさっきリアムが言っていた本だとして彼女にそれ
を持ってくる。「FBI心理分析官凶悪犯罪捜査マニュアル」。アレックス
は話す口実にしなくても良いという。
戦いではアレックスとブースが戦いブースが勝利する。
ブランドンは二人の戦いをみて居ると昔の二人をみて居るようだという。
アイリスは時間を無駄にしないのねとし、ドリューが去ってから20分?
でもうアレックスはブースに色目かと呟く。
アイリスはシェルビーに対してケイレブがまだ居るとして対処したので
はなかったのかと問うと対処したつもりだったと語る。
リアム対ケイレブではあっさりリアムが勝利する。
ニマとレイナにはポキプシーの組織の資料が渡る。クームズ管理官に
対してニマはこの組織が脅威とは思えないとし潜入は時間の無駄だと
いうニマ。レイナは姉はお試し期間は必要無いとしているようだと通訳
する。潜入なら規模の大きな組織にしてというニマ。私たちはアカデミー
を襲撃した組織を追いたい事を語ると、クームズは上と相談するが、
リスクは承知の上ねと語る。
練習が終わり練習生はシャワーを浴びロッカールームへ。
下着姿のアイリスとシェルビー。アイリスはシェルビーに配属の希望
について尋ねると変更するという。バッファロー、クリーブランド、
ミルウォーキーを希望するというシェルビーに対して何で田舎ばかりを
選んだのかと問うと、あなたはアレックスと共にニューヨークを希望
してたのではないかという。どの支局からも車でホンの数時間走れば
カナダ国境であり毎週末に両親に会えるのだという。ケイレブが戻って
気が動転しているのかも知れないが後悔する選択はしないでというと
シェルビーはあなたの希望と違っても間違っていることにはならない
と語る。
アレッマスとブース。
戦いの際にブースが見せた後方宙返りの術は何処で習ったのかと尋ねる
とアフガニスタンではそれで助かったのだという。2度アフガニスタン
にいったこと。それって本当だったのねというとブースはやっぱり謎だ
という。今のは本当だというと、それなら他のはどうか?と問う。
私が研修生ではなくなったら夕食をとりながら全部教えてくれるという
のはどうかと問う。2週間で対等の立場だとすると、卒業しただけで対等
ではないというブースだが、すぐに昇進するからという彼女。夕食一回
だけでは済まないとし謎だらけだぞと。
●AM 9:00 課題
リアムは、パニック発作、不安症、反抗、怒りの爆発、深刻な自信喪失。
卒業生が配属先で初めて出勤した時に見せた症状だという。新たな試み
として卒業前に支局を訪問するチャンスを与え実際に捜査官の下で事件を
追えという。ただし一箇所に集中出来ないのでグループ分けするとして
アレックス、シェルビー、アイリス、ブランドン、ケイレブ、アミン姉妹
はオレとリッチモンド支局だというブース。ディートリック、プラド、
イェリッチ、オスーナはボルティモア支局だという。
アイリスはケイレブに対してウィルの件もそうだがシェルビーが配属先
にバッファローに変更したのはあんたのせいなのか?と問う。両親の
ソバに居たいから国境近くに行きたいなんて嘘だとし原因はアンタだ
と語る。するとケイレブはアイリスにシェルビーを止めろとし、アイリス
の言うことなら聞くだろうと。アイリスはあんたを止めてやるとし、
親が誰で有ろうがキャリアを潰すとして覚悟しなさいという。
クームズは双子に対して今日テストするとし二人が支局にいくことを
ある担当者にだけ伝えたという。誰なのかはあなたたちには知らせない
とし、課題は他の捜査官に正体を明かすことなく担当者を見つけること。
正体を隠したまま担当者と接触してと。失敗したらポキプシーも任せ
られないという。
■概要
・いよいよアカデミーでの生活も大詰め。
実際に現場に出る捜査官/卒業生たちは配属先でパニック障害やPTSD
のような事態に陥ることがある為に、実戦も交えて徐々に捜査官への
道を歩ませようとする。
・アレックスたちが配属されたのはリッチモンド支局。
そこでもそれぞれに課題が割り当てられた。
・一方現実の世界では、ウィルが教会で被爆した状態で見つかり、
核爆弾を作る手伝いをしたのでそれを見つけ出して欲しいとアレックス
たちに託す。現場の教会の地下を調べたが爆弾はなく、小型化された
ものが有るのだろうと推察。
・シェルビーは似たような患者が居ないか検索したところセント・ル
ークス病院に身元不明の男性が運ばれている事を知る。
実際に行ってみると病院に入院していたのはドリューで、彼はブース
によって操られていた事を語る。ブースが何をしていたのか探るのだ
としてUSBメモリを手渡されるが・・・
■感想
このドラマ早い段階から伏線を張りすぎていたので、今更回収しよう
としても忘れているし、どういう謎が有ったのかも覚えていない。
あの時二人が決別しているような発言をしていた裏には何が有ったの
か。現在のアカデミー生たちの消息などは常に気になるところがある
のだけど、色んなところでそれぞれのキャラクターに葛藤が有り
対立の構図も有るので、正直何が何だかよく分かっていない。
誰が犯人でもおかしくはないけど、核爆弾を作るとなればそれ相応の
準備も道具もスキルも必要だし、こうなってくると最早アレックス
一人で何か出来るのかという感じもしてくる。
そもそも最大の謎は先日「アレックスに最後の任務を与える」みたい
なことを語っていたのに、またしても最後の任務が与えられるという
馬鹿みたいな状況に陥っていることだ。
アレックスの周りの人物が傷作っていっても、核爆弾に比べたら
そんな意味もなくなる訳で・・・
ドリューが自暴自棄になる理由はあるけれど、あの手の震えからして
そんな繊細なことが出来るとも思えないし、短期間でしかも個人で
これだけのことが出来るハズもない。
ドリューって最初から居たキャラクターじゃないしね。
最初からアレックスのことをみて居たとする犯人が居たので、やはり
ブースを疑ってしまうのは当然だけど、みんな怪しいといえば怪しい。
ただそれが即アメリカを攻撃する程のことになるのかって感じもする。
やはり最終的にはケイレブと高次レベルの捜査官がIS系組織と関わって
いる感じはするな。そしてサイモンもやっぱり怪しい。
元々爆弾の導火線の件で繋がりが有ったのはサイモンだし。
現在の世界ではアイリスが何をしているのかも気になるな。
■今回の課題
もう残すところアカデミーでの生活も2週間。ドラマとしても残すとこ
ろ、今回を入れても3話だ。
今回の課題は冒頭では近接戦の訓練をしていた。
この時はアレックスがブースに負けたのだけど、現在の世界でもまた
戦う機会が与えられて、そこでは再試合し勝利するという流れを作った。
そして今回のメインは、支局での捜査。
ただ支局での捜査と言ってもファイル整理などの雑用させる為の
研究なら何の意味も無い。実戦に出るまでのワンクッションを作った
格好だけど、双子だけはなんだかデカイ顔して、いきなり大きな組織
に入れさせてと前回の銃磨きの件も忘れていきなりメインディッシュ
から食べようとするタイプの人物故に未来は無さそうだなという
感じだった。
アレックスたちメインキャラたちは全員が同じリッチモンド支局に
送られた。
■各キャラクター
・アレックスとブースとケント
郵便局に強盗が入った件を調べさせられることになる。
ただし郵便局は被害が無く、目撃者を捜せとのケント支局主任捜査官から
全員に向けられた言葉。聞き込みの結果何かが分からないかとして
情報を掴んで行く。
この任務を任されたのはアレックスとブレンドンとアイリスだったか。
国勢調査じゃあるまいし電話で話を聞いて回るというのはアメリカでは
やっていることなのかな。時々無作為に選んだアンケートと称して
テレビ局で使われるアンケートの電話が鳴ったりすることがあるんだけ
ど。
アレックスがスコット・ウォーカーから情報があるという連絡を受けた
為にケントはアレックスだけを連れてウォーカー家にいく。
リンカーン通り961番。
ただケントは見ただけで善人か悪人かの区別はつくとして、それだけで
話も聞かずに出て行ってしまった。彼は元々監視対象だったようで、
それならそうと言えば良いのにね。ケントの不自然な行動が結果的に
アレックスたちから不審さを買ってしまい単独の行動を取らせることに。
今回の任務でケントはブースを見た途端既に知っている人物として
声を掛けていた。
ケントはシカゴの件が有ったのにまだブースがバッジを持っていること
に驚いていたけど、正直このドラマのFBIは問題児が多すぎて、
カルト教団に属していたヤツがFBIのバッジを持とうとしていたり、
敵国に武器を輸出してアメリカに多大な被害をもたらした両親が
いるのにその娘にバッジを与えようとしているのだから、別に驚かない。
リアムは依存症でFBI的三振法に引っかかっているのに、それでも部下
がその件をかばって未だにバッジを持っているどころか、出世街道
に乗っている訳だし、馬鹿でアホな組織としか言いようがない。
ケントはブースが事件の有った時に持ち場を離れた為に失敗したと
思っているが、実際にはハンナの件でブースは離れることをリアムが
了承していて、リアムが変わりの監視として来るハズが酒を飲んで
大失態を起こしていた事実があるようだ。その時リアムが遭っていた
のはミランダなのか??
この当時のアレックスはブースの謎を暴くとしていたけど、今はどう
なんだろうね。
・ニマとレイナ
今回はガーネットの下に就くことになる。彼はテロ対策を指揮している
人物だけど、事件を解決したばかりでアミンにさせる仕事はないと
された。早速デートに誘われることになる。
しかしアミン姉妹はクームズ捜査官から別の形で任務を与えられていて
支局の捜査官たちの中に今回テストすることを伝えている人物がいる
のでその人物を探り当てて欲しいというものがあった。
そこで探り当てなければもう一線で使うことはないとされる中での
ガーネットとの絡み。
最初はニマがガーネットと接触してリッチモンド支局の捜査官全25人
の捜査官ファイルを手に入れる。そしてレイナに変わってその後の
続きをしてもらうことに。
ニマはガーネットがその気で誘ってきているのでレイナには、もしか
すると色仕掛けで落とすチャンスがあるだろうとしてその役目を
託そうとしていたが、結果的にレイナが特別な捜査官(アロンゾだった)
を探り当てて、ニマは最後までガーネットが怪しい人物だと疑い、
探している人物だと思い寝たような感じだった。
・ケイレブとシェルビーとアイリス
シェルビーが突然両親が生きて居る事を知り、両親への思いから
ニューヨーク支局ではなくカナダ国境に近い支局で働こうと考える。
アイリスからその事実を聞かされたことでケイレブは彼女に止めて
欲しいことを語るが、アイリスはシェルビーのことよりもウィルを
病院送りにしたケイレブのことが許せないらしい。ただ今回未来の
彼は生きて居たので大丈夫だったんだね。
シェルビーは助けたいが本当のことを言えない辛さ。
しかし道を誤らないためには本当のことを言うしか無くなり、結局
は前回のアレックスが本当のことを話すことになった流れと同様に
本人の信頼は失うけど結果的には良かったのではないかという流れ
を作った。ただダマされた本人はそうは思わないのだろうけどね。
シェルビーは悩むことを辞めてFBIを辞める事を考えた。元々は911
で両親を殺されたが為にFBIに入ろうとしていたが、両親が生きて
いた為だった。しかしその両親も詐欺のような人物で、ケイレブが
壊れるかと思って守っている姿が遭った。ケイレブって仮面夫婦の
両親をみて居るからそう思ったのだろうか?
■テロ後の世界
いよいよ核爆弾の使用の可能性が出て来ました。
放射能汚染でウィルとドリューが感染。感染したお陰で二人との再会
が有った訳だけど、そもそもドリューとアレックスは過去のわだかまり
が解けているのかも疑問。その状態の中、ドリューからはブースが
この事件の首謀者であり、一応ドリューの言い分だとろ・・・・
「妹の子供たちの写真が送られて来ていて脅迫されていた。退学して
数ヶ月目警備の仕事をしていたところに接触してきて、車を借りて
ブロンクスのアーサーアベニューに止めろと言われた。その後は各駅の
ターミナル駅までの路線情報の収拾や町の防犯カメラの位置の確認
させられた事を告げ、相手の狙いは分からなかったが協力していた
ところで駅での爆発事件が発生した」というもの。
更に彼は一昨日爆弾用核燃料をヨンカーズ倉庫に運ぶ際に誰が来るのか
隠れて待っていたらブースだった事を語る。
ドリューのことは信用出来ないのは百も承知だが、は感染している為に
被害者意識を植え付けられている。ブースのパソコンを調べれば電話
時に使っている音声変換ソフトなどが見つかるとして総合検索システム
の入ったUSBメモリを手渡された。FBIの端末に刺すまでに自分のパソコン
で何が入っているのか調べろよな。忙しいのは分かるけど・・・
しかもFBIには警報装置が鳴り響く。
マグレガーワイアット社が既にセキュリティを設置している為に、
パソコンを捜査してPC/CPUを限界まで稼働させて煙を出させて警報を
鳴らした隙にアレックスを潜入させるというものだった。
そんなことするよりシェルビーが潜入しろと小一時間。
・どっちを信用する?
過去のアカデミー時代にはケントからアレックスは、ブースがシカゴ
の件で
「オレのせいではない。不運な偶然が重なった」とでも言ったか?
捜査官が「偶然」と言った時、本当の意味は「隠蔽」だとして、アカ
デミーで習わなかったのかとされた。
また現在の世界ではドリューを信用するのかブースを信用するのかで
葛藤が有る。そういう話がある為にアレックスとしてもブースの中に
ある人物像が掴みきれないことも相まって結局疑うことになってしまう。
しかし結果として見るとドリューが主犯で、ブースかアレックスに
罪をなすりつけようとしていたようだ。
・行き違ったニマとレイナ
この二人、結局捜査官としてはどちらが才能があるのかな。
レイナの特技は被害者・加害者に寄り添い、潜入するのが上手いこと。
今回の件でも実際にはレイナが「偶然」アロンゾであると掴んだ。
ニマはガーネットが犯人だと思い寝てまで掴んだ情報だったのか。
ただどちらも証拠はなく・・・
■使用された曲
・New Rush by Gin Wigmore
・Need You Tonight by Bonnie Raitt
・Nothing to No One by Gin Wigmore
■出演者
アレックス・パリッシュ (Priyanka Chopra) FBI研修生、父が捜査官
リアム・オコナー (Josh Hopkins) FBI特別捜査官・指導、シカゴで問題?
ライアン・ブース (Jake McLaughlin) リアムの部下、潜入
ミランダ・ショウ (Aunjanue Ellis) FBIアカデミー研修部次長
シェルビー・ワイアット (Johanna Braddy) FBI研修生、911で両親を亡くす
ニマ・アミン/レイナ (Yasmine Al Massri) FBI研修生、双子
ケイレブ・ハース (Graham Rogers) FBI研修生、父がFBIの偉い人
サイモン・アッシャー (Tate Ellington) FBI研修生、ゲイ?
ドリュー・ペラレス (Lenny Platt) 上級生、元NFL
アイリス・チャン (Li Jun Li) 上級生、上海生まれビバヒル育ち
ウィル・オルセン (Jay Armstrong Johnson) 上級生、元航空宇宙局局
クレイトン・ハース (Mark Pellegrino) FBI長官
クレア・ハース (Marcia Cross) 上院議員、副大統領候補
ブランドン・フレッチャー (Jacob Artist) アカデミー生徒
ポーリス・ガーネット (Eric Morris) FBI支局、テロ対策
スーザン・クームズ (Mandy Gonzalez) テロ対策
スコット・ウォーカー (Andreas Apergis) 元郵便局員、児童ポルノ
ポラード (Victor Cornfoot) Field Counselor
ジョーダン・ケント (Patrick Labbe) FBIリッチモンド支局主任捜査官
マイク・アロンゾ (Conrad Pla) FBI支局、窃盗犯罪、ハゲ
— (Carlos Clemenz) CIA学生
— (Jeremy Lacombe) NAT (New Agent in Training)